28.04.10 ウ ナ ギ NO.1127
高価なものになりました。 一匹2000ほどもする。 決して昔から安いものではありませんでしたが、
乱獲とほとんど東洋人しか食べなかったのに、和食を世界に広めたために世界中で食べるようになっ
てなおさら資源不足を誘発し高価になってしまいました。
昔は、頭だけを串に刺して「半助」と称して寿司屋さんのカウンターなどに置いて、比較的安く販売し
ていました。 これを買って来て厚揚げや焼き豆腐などと煮込むとなかなかのもので、また、キモの串
焼きなどもビタミン豊富でちょっとした苦味がとても味よく、お酒やビールの当てには最適なものでした。
また、ちょっと気が利いた店では「骨」や「頭」をから揚げにしてバリバリ食べれるようにしてくれましたが、
最近ではそういう食べ方はしないのかさっぱり見かけません。
資源は不足する一方ですから、そういう骨の髄まで食べつくすことを考えるべきではないかと、スーパ
ーのウナギ売り場に行くと考えます。 こういう句があります。
*石麻呂に 吾もの申す 夏痩せに良しというもの む(う)なぎ 獲り食(め)せ 大伴家持
これに対して 石麻呂の返歌は
*痩せ 痩すも 命あらむは なにせんぞ むなぎ 獲るとて 川に 落つるな?
夏痩せ防止のためにウナギを獲って食べよというけれど、命があればどうって言うことはないのに、ウ
ナギを獲ろうとして川に落ちて命を落すようなことにあっては元も子もないじゃないか!。
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