小言コウベイN

日々感じた風刺等について書いています。

仇討

2020-08-24 19:05:11 | 日記

    R  02.08.25  かたき討ち   NO.2754

    親が殺されリ、妻がなぶり殺しにされた場合(めかたき

討ち)、幕府に申し立てて「仇討ち免許」をもらって、そ

の宿敵を殺害することが、一種の美徳とも・義務とも考え

られていました。

日本人にはそういう「血」が流れているのかもしれません。

はなはだしきは、毎年年末になると必ず放映されるテレビ

番組に「忠臣蔵」があります。

主君浅野巧之守が殿中で吉良こうずけ之介に恥をかかされ

たことに、堪忍袋の緒を切り、禁断の掟を破って殿中で抜

刀し、吉良に傷を負わせたことで切腹を命じられた。

その遺恨を果たすために、大石倉之助以下臣下の47人が、

吉良を殺害し、その責任を取って全員切腹をした・・・と

いう話 、今どきでは考えられないような暴挙を、国民はか

たずを飲んで見ているのです。

刑罰は個人に変わって国家が行うことになっていますが、

それが十分に機能していない。 必要は発明の母というから、

そのうち中村主水(藤田まこと)が演じた「必殺仕掛人」

などという闇の仕事が生まれるかもしれない。

コメント
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