狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

連載「お祭り物語」②

2017-12-05 17:07:36 | 狩江物語

 そうこうしているうちに、狩浜に車が着いた。夕ご飯を食べて、東京の叔母と、いとこと、

K子おばちゃんとで、門脇集会所に行った。

 私は、「今年もT君に会えるかも」と楽しみにして、プログラムを見てみたら、T君は、今年はお舟踊りに出ないことになっていた。

それで、少々がっかりする。あはは。聞いたところによると、今年はT君は、「牛鬼」を担ぐようだ。

ひゃー、お舟踊りが良かったのにぃ、と私は思ってしまった。あはは。

 牛鬼だと、どのあたりで担いでいるのかが、見えないので、分からないからだった。牛鬼のメンバーで知っているのは、

T君と、TT君だけだ。2014年に吉村作治先生が、狩浜のお祭りにやってきたときの、ビデオを見ているので、

T君は知っているのだった。2名を除いて、他のメンバーのことは、さっぱり分からない。

 やはり、知っている人が、牛鬼を担いでいると、嬉しい気持ちがするのだった。

 プログラムを見ると、小さい子が5人、大人が6人踊ることになっていた。私は、小さい子の踊りはかわいらしいとは

思うものの、大人の踊りのほうが好きなのだ。今年は、どんな大人の踊りがあるんだろうと、舞台をじっと見つめていた。

 集会所の、舞台の近くでは、B君とOおばちゃんがいた。K子おばちゃんと、東京の叔母といとこは、ずっと後ろの椅子に

腰かけたが、私はいつもの通り、一番前のほうで見ることにしたのだ。やっぱ、前がいいもんねー。

 小さい子のかわいらしい踊りを見て、私は、去年のお舟踊りを思い出した。姉妹で踊った去年の踊りがあるが、

今年もまたその姉妹が出ていた。やっぱり、なつかしい。

いよいよ大人の踊りが始まった。今年も、男が女に化けて踊る女形が嬉しい。私は、ひゃーと思ってしまった。

すごい色気が出ていたからだ。聞いた話によると、Iさんは、70歳のおじいちゃんなんだそうだ。わはは、と笑ってしまった。

目にお化粧をしているせいか、目をパチパチすると、とてもかわいらしかった。あはは。

 去年は、T君のファンになったが、今年はIさんのファンになってしまったのだった。あはは。

M君も、女形で踊った。Mさんのお孫さんのI君と同い年だそうだ。ふうむと私は思ってしまった。

 門脇は、芸達者な人が多いなあと思ってしまう。そういう土壌なのだろう。この先、お祭りのお舟は

消滅しないでいることを願うばかりだ。踊り手がいなくなっては、困ってしまう。

 私は相撲練りより、お舟のほうがいいなあと思っているので、是非ともお舟は、続けて欲しいものだと思っている。

 何人かが女形で踊ったのだ。今年も、大人の踊りは良かった。やっぱり、子供のかわいらしいのもいいけれど、

大人の踊りのほうがいいなあと私は思っている。

  楽しい時間は瞬く間に過ぎ、S家に帰った。27日の日は、H家とF家と、O家に行く予定で、11時からは、

春日神社の祭典を見る予定でいる。夜は、宵祭りを見る予定にしているのだ。

 

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿