狩江のお祭りと文化論

~愛媛県西予市明浜町狩江地区のお祭りや、四季折々の風景、暮らしを独自の観点からお伝えいたします~

夜の練習風景(鹿の子組)

2007-10-16 22:22:31 | お祭り
今夜は大狩浜の練りである鹿の子組の練習を取材してきました。

が、今夜はミーティングということで、鹿の面を被って本番同様の
練習は20日過ぎからとの事。それで、ちょっと苦労話しなどを
聞いてきました。

今年のメンバーは36~45歳で、ほとんどベテランばかりです。
リーダーは真珠屋さん。お祭り当日は、鹿の子の順番が今年は一番との事。
朝7時には練りが開始されます。
また、鹿の子が朝、お宮に上がる時、本通りがあることを私は知りませんでした。
集会所を出て、まず、川に沿ってあがり、ぐるっと上の小さな道を通り
たろ店通りを下り、宮下の前を通ってお宮に上がるコースだそうです。

鹿は見た目以上に暑いらしいです。
踊り、歌い、太鼓をならし、かなり汗が出て喉が乾くようです。
途中ジュースを出してね~との事。

とりあえず今夜は英気を養うということで、まず、
景気付けに、一杯~!
がんばってね。

夕焼け山コンサートの話しの続き

2007-10-16 16:49:41 | 狩江の暮らし
前回の記事で新婚さんの話しをしましたが、ここ狩江地区では
すてきな昔からの習わしみたいなものがあるのです。

先日のコンサートでは、一番前のS席が設けられてあって
ここは春に結婚したばかりのM君夫妻の席でした。
実はこの新婚さんをみんなでお祝いすることも、このコンサートの旨で
ありました。新しく世帯を持ち、地区の一員としてスタートした新婚さんや
家族を自分の家に招き、今後ともよろしくどうぞ、といった意味を込めて
お接待するのです。そんな習わしがあって、私も20年前に
招かれた経験があります。自然に地区に溶け込んでほしいとの、地区の
あたたかいもてなしの心なのかもしれません。

四国のもてなしの心はこんな所にもあります。
ぜひ長く続いて欲しいものです。めろんぱん