空のように…

空:広い。大きい。変幻と不変・・・
勝手にそんなイメージ持ってます。
まあ、空も怒りはしないでしょう。

宮部みゆきについて。

2006-08-10 22:37:48 | 雑学, 雑記, etc
参考書と読み物の本と。
読まねばならぬのがどちらかは分かっているんですが。
ついつい手が伸びるのは、他方の本なんですよね(笑)

今はまっているのは宮部みゆきの「ブレイブストーリー」。
映画で見てから無性に読みたくなって購入。
3度以上読み直したので、そろそろ脱却しないとなー。

この人のファンタジー系を読むのは初めてですが、うん、良かったです。
宮部みゆきは、好きな小説家のベスト5に確実に入る作家さん。
(はっきり5人、決めてみたことはないですが)
彼女の扱っているジャンルは現代物から時代物、ライトミステリから社会ミステリまで幅広く、それもすごいなと思いますが、人物描写や背景、構成がしっかりしていているのと、文の感じがすき。テーマの重さはそれぞれですが、重いものは本当に重い感じです(「火車」とか・・)。
軽く読みたいならライトミステリを、しっかり考えたいなら社会ミステリ系を、という感じでしょうか。個人的には、ミステリなら超能力を使ったものよりもロジックを使ったものの方が好きです。ブレイブストーリーは、ファンタジー仕立てだけれど、底にあるテーマはだいぶ大きいのではないかと思います。

ちなみに、私が特に好きな作品は、「魔術はささやく」と「ステップファザー・ステップ」。
「魔術はささやく」は、たぶん最初に読んだ宮部作品。祖父母の家から発掘したのが始まりでした。内容は、悪徳商法と殺人事件、それにいろいろ絡めた感じです。
「ステップファザー・ステップ」は、ライトミステリで、双子の子どもと泥棒が織りなす話です。二つとも、厚さはそこまでないので、興味を持ったかた、ぜひどうぞ☆

次読んでみたいのは、「模倣犯」と「ドリームバスター」。模倣犯は長いし、ドリームバスターはまだ文庫化されていない(気がする)し・・・
とりあえず、院試までは手を出さないでおこうと思います。
行ったり遊んだりの予定はすでにわりと詰まっているので、さらに本を入れるわけには・・・
読むのは参考書にしておこう(笑)