あかない日記

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ポルトガル紀行122 カルダス・ダ・ライーニャ1   

2019-07-19 | ポルトガル紀行

  

  レオノール王妃像

 

ツアー5日目

ナザレから南約33km

温泉と陶磁器で有名な町 
カルダス・ダ・ライーニャへ

 

カルダス・ダ・ライーニャは
「王妃の温泉」という意味。


むかし、王妃が ここの温泉に入り
悪いところが 治ったことが 

名前の由来になっている。

カルダス・ダ・ライーニャは
ポルトガル王妃
レオノール・デ・ヴィゼウによって創られた。


1484年のある日
オビドスからバターリャへ
旅行中であった王妃は

道のそばにある異臭のする水に
入浴する農民の一団と出会った。


この変わった行動について
尋ねようと王妃は足を止め

農民らは水に病を癒す力があることを聞く。

王妃自ら水につかってみると
患っていた痛みからすぐに
解放されたのが分かった。


そして この地に
王妃は自分が感じたような
癒しを誰もが体験できるよう

温泉病院を建てるよう命じた。

王妃の温泉周辺の定住地が拡大し
やがて温泉と同名の
カルダス・ダ・ライーニャと
名乗るようになった。


1511年 公式に
カルダス・ダ・ライーニャは町となり

1927年には市になっている。

また、第二次世界大戦中には
ナチスによる迫害を逃れた多くの
外国人の避難場所
にもなった。