あかない日記

写真付きで日記や旅行・趣味を書き留める

ポルトガル紀行116 ナザレ3 メモリア礼拝堂 

2019-07-13 | ポルトガル紀行

 

  岸壁上にある奇跡の場所に建つ小さなメモリア礼拝堂

   

             礼拝堂裏側の外壁

 

1182年9月の霧のかかった朝
ドン・ファス・ロピーニョという城主が
馬に乗って狩りをしていたが
獲物の鹿を岬の端まで追いかけて行くと
鹿は急に姿を消した。

馬は後ろ足のみで岩の上で踏ん張っていたものの
前足部分の下にはぱっくりと深海が口を開けていた。

そのとき突然聖母マリアが現れ

馬は奇跡的に後戻りし 九死に一生を得た。

その御加護に感謝して

城主はここに礼拝堂を建てたという。


その礼拝堂は 高さ110mもある
断崖絶壁上にあって身震いがするほどだ。


礼拝堂裏側の壁には 言い伝えのとおりの
馬に乗って崖から落ちそうになったドン・ファスと
聖母マリアの姿がアズレージョで描かれている。

 

 

 

 

 

 

礼拝堂の中にはキリスト像、
その右脇の階段を下っていくと、
幼いイエスに乳を与えるマリア像がある。

                      

天井までアズレージョ             地下のマリア像