あかない日記

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ポーランド・アウシュヴィッツ収容所 110 アウシュヴィッツ収容所 

2018-08-08 | ポーランド紀行

 

 ビジターセンター

 



クラクフの西 54kmの町オシフィエンチムにある
ナチス・ドイツの強制収容所へ。


収容所は 1941年に造られ 1945年までの
短期間に100万人以上のユダヤ人が
虐殺されたといわれている。

跡地は 収容者の遺物や収容棟
ガス室 死体焼却炉などが残されて
現在 国立の博物館となっており
 当時の惨劇を今に伝えている。

 なお「アウシュヴィッツ」は この地のドイツ語の地名。
正式名称は「国立オシフィエンチム博物館」。


博物館になったのは 1945年の解放後
元被収容者であったポーランド人たちが
犠牲者の追悼と 家族の手がかりを求めて訪れる人々のため
施設の保護に動いたのが始まりであった。


1947年には最初の展示が行われ、
以来 戦争の悲惨さを後世に残すための記憶の場として

また 墓標を持たない多くの犠牲者の
墓地としての役割を果たし続けている。

この博物館を訪れる人は 後を絶たず
2016年の訪問客数は 200万を超えた。


このアウシュヴィッツは
入場料は徴収していない。


その保存・維持・修復・教育活動は、ポーランド政府
外国からの資金援助 ユダヤ人組織などからの
寄付金で すべてまかなわれているそうだ。

 2006年 ドイツ出身のローマ法王ベネディクト16世が
本人の強い希望で訪れ 犠牲者への祈りを捧げている。