あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

魔界転生

2009-02-22 08:47:58 | 映画
※この記事はネタバレを含みます。未見の方はご注意ください。
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【ものすごく大雑把なあらすじ】
島原の乱で幕府によって滅ぼされたキリシタンの怨念を晴らすべく、黄泉の国から甦った
天草四郎時貞(じゅり)。
彼は自らと同じように現世に怨念を残し死んだ者たちを次々と甦らせます。
細川ガラシャ、宮本武蔵、宝蔵院胤舜、柳生但馬守、伊賀の霧丸を次々と甦らせ、彼ら
魔界衆の心を巧みに操りながら、幕府を崩壊へと追い詰めます。
最後は炎上する城を舞台に、柳生十兵衛(千葉真一)との死闘を繰り広げるのでした。
(終)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

数年前までじゅりのJの字もかすらない生活をしていたころは、魔界転生って言うと
「天草四郎って窪塚洋介がやったよねー。」って感じだったんですが、元祖天草四郎は
20年以上前にじゅり様がやっていたのでした。

これ、俳優陣が濃い(笑)。
宮本武蔵の緒方拳さんと柳生但馬守の若山富三郎さんが特に。
武蔵が果てるシーンなんて緒方さん、そんなに声を上げてるわけじゃないんですけどね。
おどろおどろしい不気味な武蔵なのでした。
あと前半で殺されちゃう松平伊豆守役の人(調べたら成田三樹夫さんとのことです)も
なんか知らんがすっごい濃いよ~。
おかげで主役のふたり(千葉真一さんとじゅりね)なんてまだ爽やかなほうかも・・
・・・全然そういう役じゃないんだけど。


「バテレン秘法髪切丸!」が炸裂。「苦しめ!もっと苦しめ!」との仰せです。
このドSな視線がたまりません。こんなふうに首絞められてみたいです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

話の設定はもう何でもありになってます。
「仲間になるなら甦らせてあげましょう」とまるで桃太郎のように1人、また1人と仲間を
増やしていく四郎様。そういえば、お衣装もちょっぴり桃太郎風・・・
それでなにをするのかと思えば最後は「勝負はまだだ。必ず戻ってくるぞ。」と、
池乃めだか師匠のように捨て台詞とともにさっさと退散するし。
アテクシてっきり、ここからクライマックスシーンが始まるのね・・くらい思ってたんで
「えっ、おわり~?」ってな感じでした。


あと、ウィキには特に目新しいことは書いてなかったけど、
「話題となった沢田研二と真田広之のキスシーンは、演出に無く沢田のアドリブであった
と言われている。」
って書いてあって・・・・いや、たぶん有名な話なんだろうけど、知らなかった。そうなのじゅり~。
えっと・・・あ、ありがと~。腐女子にサービスしてくれたのね。(←違

【09/2/23追記】
2/22時点でウィキペディアに上記の通り記載があったのは事実ですが、複数の方からコメで
「じゅりーのアドリブではないはず。」というご意見を頂きましたのでその旨追記致します。
どうも、台本にはなかったのを監督が発案したということのようですね。



真田さんも端正なお顔なのに、じゅりと並ぶとなんだか素朴な感じに見えてしまう・・・

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

アクションシーンでのシャキーンとかの大仰な効果音、稲妻のような閃光走る映像が、
普通の時代劇とまた違う、何とも不思議なイメージで心に残ります。
ちなみに霧丸と四郎様の戦闘アクションシーン、
殺られてしまう霧丸のほうが、どう見ても動きが機敏でキレがある
のがちょっと笑えます。
それでも勝ってしまう四郎様。これも魔の力でしょうか~。



炎を背負った1ショット。「たわけものが!」こんな冷酷なお顔で罵られてみたいですね。
この衣装に発想を得たタ○ジが「トカゲ」の衣装を発案した・・かどうかは知りません。



「島原信徒3万7千の苦痛を味わって死ねい!」家綱公を追い詰めて高笑いの四郎様。
とっても嬉しそうです。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ 

女優さんは、細川ガラシャ夫人役の佳那晃子さんが妖しい美しさです。
お色気シーンみたいなのもけっこうあります。
しかし、とにかくじゅりが妖艶すぎて、アテクシ的には女優さんはおまけですね~。
白塗りじゅりの何ともいえない美しさを見るだけでもこの映画を見る価値はあります。
(もちろん映画としても楽しめますけど。)

映画の公開は81年6月ですから、撮影中のじゅりは32才、曲で言うと「おまパラ」から
「渚のラブレター」のころみたいですね。
「太陽を盗んだ男」の城戸先生と比べると、2年間で結構ルックスがかわってますね。
少しむっちりとなさったような。

ともあれ、文字通り魔性の美しさ満開のじゅりを久しぶりに堪能したのでした。

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今日のipodシャッフル1曲目:君を許す


渡り鳥 はぐれ鳥

2009-02-20 17:08:08 | シングルレビュー
A:渡り鳥 はぐれ鳥
作詞:三浦徳子/作曲:新田一郎/編曲:井上鑑
B:New York Chic Connection
作詞・作曲:大沢誉志幸/編曲:井上鑑
(1984年4月25日発売)



このジャケ写、いい悪いは好みによるんでしょうが、何だかとっても不敵な笑み。
35、6歳にしては円熟しすぎているのでは・・・時代ですかね。
ぴょんぴょん跳ねて歌っている姿とのギャップがあります。
髪はあまりタイトにしないで欲しいです!

『NON POLICY』のラストに入っているんですが、この曲よりもっといい曲も中にあると
思うんだけどな。
セールスはもうあまり望めなくなっていた頃でオリコンは最高20位。
でも、必死に起死回生を狙っている感じが伝わってきます。
状況に対して斜に構えずに、頑張ってるところはカッコイイ。(それってじゅりのいいところ
BRASSTICSというブラスが共演で(良くも悪くも)存在感があります。ハイ。
エキゾとはこの曲が最後なんですね~。サイドギターの安田さんはもう既にいない模様です。


【サウンド】
曲構成は頭サビ+(Aメロ+Bメロ+サビ)×2回+Bメロ+サビ
繰り返しが多く「背中まで45分」と似た構成。(曲調は全く別)
結構アップテンポです。
いわゆるポップス系演歌で「どん底」よりさらに演歌寄りの曲調。
イントロからホーンセクションがガンガン鳴るんですが、この音が独特で・・・これ普通の
ミュート(エフェクター)を付けただけでこんな音になるんでしょうか?
もしかしたら何か特殊な加工がされてるのかもしれませんが映像では解りませんでした。
Aメロとサビは、ずっとずっ~と、
ベースがせわしないわりに単調な三連符を弾いていて、
抑揚のない曲になってるのはそのせいもあるんじゃない?と思ったり。
(建さんもきっと「ダッセ・・・」と思いながら弾いてたんじゃ・・・)
あと、間奏がギターじゃないのがね。残念。

一方じゅりの歌ですけど、上手いです。
この頃は声色も自由自在だし、ツヤのあるいい声で、ホントに上手い!

この曲、とてもいい曲だと思うし、アレンジもポップス系演歌と思えば斬新でいいのかも。
ただ、
「じゅり&エキゾ」というアーティストにはミスマッチ。
他にもっとこの曲にあった歌手がいないかしら~?(←誰だよ


【詞】
詳しい初期設定はよく解りませんが、字づらを追うとこんな感じのことが書いて
あるんですが、もっと深い意味があるんでしょうか。


風来坊っぽい主人公の男が、女性の元に久しぶりに帰ってきた。
 ↓↓
彼女の浮気現場(てゆうか新しい彼氏?)に遭遇しちゃた。
 ↓↓
そんでくるっと背中をむけてドア閉めて帰ってきちゃった。
 ↓↓
後から女が靴音ならして追いかけてきたけど「あんた誰。」ってカンジで
ちょっとムリして突っぱねた。
 ↓↓
でも実は結構傷ついてて「やりきれないドキュメント」が「名前をつけて保存」
になっちゃってるらしい。
 ↓↓
「しょせんわたり鳥のおいらだから、またどこかへ飛ぶさ。」とカラ元気で
言ってみた。


・・・・けっこうトホホな感じですね。
いちおう「キザ」を気取ってると言えなくもないけど、なんかビミョー。


【ビジュアル】
どん底より衣装はいいです。帽子もサンバイザーの10000倍いいです!

ただ・・やたらとせわしなく動きまくるのよね。
ハイジャンプ・・・は良いです~。さすが空手部!(1回だけならね)
でも・・・
やりきれない やりきれない♪ で見せる反復横跳びみたいな動き。
間奏のブラスとあわせたストップモーションみたいな動き(ダサ
サビの最後におしりをむけてジャケットのすそをぴらぴら・・・
なんつうか、だんだんガマンできなくなってくるんです。
すごい勢いで動けば動くほど痛々しくて。

じゅり・・・そんなに動いちゃ・・・イヤ・・・


・・・・ってバカ言ってないで映像です。

↓↓↓↓

レッツゴ-ヤング 白スーツ ハイジャンプはスゴイ
ttp://www.youtube.com/watch?v=dVqXtrftMxs     (←hをつけて
久しぶりに見たけど、じゅりのお顔、記憶よりも美しい


夜ヒット 柄ジャケット テンポ早め
ttp://www.youtube.com/watch?v=55cbeysuvX8&feature=related (←hをつけて


快傑の映像 上記2件の衣装をミックスで見られます 背中~のあと
ttp://www.youtube.com/watch?v=RzrQiwbjjQQ&feature=related (←hをつけて

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今日のipodシャッフル1曲目:君の笑顔が最高

じゅりとブログ

2009-02-19 17:11:22 | その他
じゅりを好きになる。するとじゅりについて何でも知りたくなる。
となれば当然検索しまくるわけです。

オフィシャルや動画サイトから始まって、有名どころのじゅりBBS、某数字の巨大掲示板
・・・・そして、いろいろ見るうちにブログに行き着きますよね。
一番旬な情報、コアな情報、深い考察がみられるのも、案外個人様の書いて
おられるブログだったりしますし~。


もちろん具体的なお名前はひみつ・・・ですが、アテクシも20件ほどのじゅり風呂さんを
お気に入り登録の上、毎日チェックさせて頂いてます。

ひれ伏したくなるようなマジメですばらしいサイトから、ゆるくまったり楽しめるところ
までいろいろあって楽しいことこの上なし
コメントは特定サイト以外してませんが、いろいろと楽しませて頂いとります!


それで。


今日は、じゅりサイトの端くれとして、自分のサイトを振り返ってみることに~。

最近、一般ブロガーが世間に影響力を持つと考えられる水準の目安
みたいなことが何かの本(たぶん)に載ってたのを見たので、それに回答してみようと
思います。(細かい内容は忘れたけどだいたいこんな項目だった)
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1)一日のPV数が500以上ある。

更新してない日でも500以下ってことはないから、とりあえずこれはクリアだわ~。

2)文章が長すぎず短すぎず、1000文字程に簡潔にまとまっている。

えー、ごめんなさい。
ずばり長すぎる、と。・・・特に曲記事、フォント加工前の段階でも3000字くらいあるわ~(汗
だって、文章をまとめる能力がノー力で(←クダラナ
まあ、今後は簡潔な文章を心がけたいと思います。(棒読み

3)内容的にある分野において一定水準以上の有益情報を提供している。

ある分野において一定水準以下の下世話な妄想を提供してる場合はいったい
どうなるんでしょうか~
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とりあえず、3問中1つしか当てはまってないので、世間への影響力は無いってことで、
今後もお気楽にぼちぼち更新しようと思います。(結局進歩ナシ)


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ところで、先週レビューを書くにあたって、「6番目のユ・ウ・ウ・ツ」について書いてる
あちこちのサイトを見たんですけども。
(また6番目のハナシ?って声が聴こえるような・・・ダッテダッテ・・)

6番目~のメイクについて、
「濃すぎる」「好きじゃない」「オカルト」「きつすぎ」「ちょっと苦手」・・・・
あんまりいい評判がないよ~
ギャル船長のほうがメイク濃いと思うんだけど。あれは女メイクだからイイの?
自分が最も愛するじゅりが、世間(もちろんファンの中での)ではあまり人気無いことを
今回まざまざと知ったので、何気に結構ショックを受けてま~す。
気にしなきゃいいんだけど、そこが秘かに好きなブログだったりするとガビーン、
みたいな。(←過剰反応ね~

曲レビュー記事のキャプは(6番目にしては)薄めのメイク顔を選んだけど、↓↓この
キャプのメイクくらいがたぶん標準だと思うのね。解りにくいけどアイシャドウとか。
(衣装も一番着てたっぽい、総ビーズ刺繍のやつだし)


好きな表情なんだけど・・ 


皆様、6番目のじゅりは正直、どうですか?
アテクシの美的感覚がおかしいのでしょうか?
(←たぶんそうだって


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今日のipodシャッフル1曲目:・・・・ipod家に忘れたなんちゅう日だ~

胸いっぱいの悲しみ

2009-02-18 17:03:44 | シングルレビュー
A:胸いっぱいの悲しみ
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:Harry Robinson
B:気になるお前
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:Harry Robinson
(1973年8月10日発売)



昨日に引き続き、というか昨日よりもっと若い頃の曲です。
作詞作曲はソロじゅり初期のゴールデンコンビのお二人。
オリコン最高は4位、セールスは25万枚超だそうです。
結構売れたわけですが、ロイヤルには73年の曲は特大ヒットの「危険なふたり」のみ
収録となっているので、この曲はアルバム『JULIE VI ある青春』の音源のみ
聴いています。(ライブDVDなんかもありますけどね・・・夫目が・・)

ざっと調べてみますと、73年のじゅりは例年にも増して目茶苦茶忙しかったようです。
日本一忙しい25歳だったかも。新作のスケジュールは発売順に、

1月「あなたへの愛」発売
4月「危険なふたり」発売
8月「胸いっぱいの悲しみ」発売
  アルバム「JULIE Ⅵ ある青春」発売
12月「魅せられた夜」発売。
  アルバム「JULIE Ⅶ THE 3rd 沢田研二リサイタル」発売

テレビ、ツアー、リサイタルもこなしたうえ、2月には「同棲時代」もあったし、
5月にはロンドンでレコーディング・・・いやー働いてます。
(ナベプロさん、儲かりまんな・・・)

しかし73年8月・・・
じゅりがこの曲を歌っていた頃に生まれたんだわ~アテクシって。
てっきり「危険なふたり」の頃だとずっと思ってたけど、そのころはまだおなかの中だわ。
オギャーと生まれて「ほら、お父さんですよ・・・」って
もしこんな壮絶美貌の若ジュリパパだったらどうする~~?
乳児じゃなにも出来ないけど、あ、でもとりあえず「抱っこ」してもらえるわ!
きゃ~
って、脱線してすみません。曲行きます。曲。


【サウンド】
曲構成はAメロ×2回+サビ
せつない恋の歌ながら、3分ちょいの短くアッサリした印象です。

伴奏の主役はオーケストラ。イントロど頭からの低音のティンパニがゴージャスです。
後に続くストリングスの上昇音階と、女声コーラスの下降音階が重なる部分は、
ベタなオケ曲っぽいですが、さほど大げさにならず、いい感じです。
Aメロの繰り返し(2回目)からバイオリンの高音が流れるような音色で加わり気持ちいいです。

ギターはコードを(ウン)ジャッ(ウン)ジャッ♪と裏拍で鳴らしますが、硬めというか、
短めに止める弾き方。(きっと専門用語があるんだろうケド、知ら~ん。
・・・おまパラのAメロと同じような弾き方ね。)
ギターのアッサリ感を補うようにベースが結構メロディアスな譜づらになってます。
このころはさりぃだね!
みーじかーいなーつの と音が上がっていくところ、ここもまた裏で女声コーラスが
フウーウーウーウーと下降音階を歌っていてイントロと同じ手法がとられています。

そして、じゅりの声なんですが、

聞けばまた 辛くなる
思いきり 抱き寄せて


ずばり、ここですよ、奥さん!このメロメロ感
胸がどきどきと言うよりは、神経系がやられて腰に来るカンジ・・・・
どういえばいいのか・・・一番近い言葉は「よろめき」かなあ?
腰砕けにされちゃうわけです。


【詞】
安井かずみさんの詞って難しいですよね。
まるで英語で作詞してそれを訳したかのようです。
この詞って倒置法だらけで、周知のとおり日本語不自由なアテクシにはサッパリ
わかんないのです。例えばなんですけど、

聞けばまた 辛くなる 
今更一人で
あの頃流行った歌には
あなたの楽しい思い出

↓↓↓↓
あなたとの楽しい思い出が詰まっているあの頃流行った歌を、
今更一人で聞けばまた辛くなるんだ・・ 

ってことですよね。(すでに不安・・・)
さらに問題なのがコレ、

落ち葉舞う 秋風に
わかるはずもない
ギターを弾く手を休めた
あなたの 面影しのべば


↓↓↓↓
1)落ち葉舞う秋風の季節になって、ギターを弾く手を休めたあなたの面影をしのんでも、
  今更わかるはずもないね・・・

2)落ち葉舞う秋風の季節になって、今更わかるはずもないあなたの面影をしのんで、
  ギターを弾く手を休めたんだ・・


のどっちなのか(あるいはどっちとも違うのか・・)わっかんね~。
いちお、1)だと思ってるんですが・・・第2の「白い部屋」事件にならないことを祈ります。


【ビジュアル】
20代、30代 40代・・各年代での歌唱を見られます!ああ、あってよかった「ようつべ」。


73年 たぶんテレビ 「あなただけでいい」のあと。ふるふるふる・・・
ボクちゃ~ん
ttp://www.youtube.com/watch?v=cCAvyc-FSRI&feature=related (←hをつけて

80年 スタジアムライブ 衣装が曲と合ってませんが でもステキ。
お兄様~
ttp://www.youtube.com/watch?v=f8aZqy1ANI4        (←hをつけて

92年「A SAINT IN THE NIGHT」すばらしい歌声!
おじ・・いえ、お兄様~
ttp://www.youtube.com/watch?v=IlV-CSA66tA&feature=related (←hをつけて

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今日のipodシャッフル1曲目:あの日は雨

白い部屋

2009-02-17 17:12:17 | シングルレビュー
A:白い部屋
作詞:山上路夫/作曲:加瀬邦彦/編曲:東海林修
B:風吹く頃
作詞:安井かずみ/作曲:加瀬邦彦/編曲:東海林修
(1975年3月1日発売)



前曲「愛の逃亡者 THE FUGITIVE」とはうって変わってベタベタな感じの歌謡曲です。
オリコンは最高8位、20万枚以上の売上げだそうなので、そこそこヒットした曲のよう
ですね。
ロイヤルの選曲には漏れてしまったわけですが、アルバム『KENJI SAWADA』に収録
されてます。
ジャケ写のネクタイがめっちゃ太いです!

【サウンド】
曲構成はAメロ×2回+サビ
イントロからトランペットの哀愁漂うそれでいて熱いメロディーで、テンションの高い
「ドラマティックな曲だぞ宣言」がなされます。
Aメロは雰囲気が「追憶」そっくり。まあ同じ作曲者ですからさもありなんです。
Aメロの最初はピアノの伴奏で静かに始まります。
途中からピアノの音域が1オクターブくらい上がり、リズムギターが入りいいカンジに。
後半はベースがあおって、それにストリングスがのってきます。
サビはストリングスとトランペットがソウルフルな熱演を聴かせます。

間奏はイントロと同じフレーズでペット+女声コーラス。
ちなみに女声コーラスは「ニーナ ハァ~」や「ジェニー フゥ~」に比べると
やや野太いカンジでございますよ~

ラストは長い時間をかけてフェードアウトするのですが、この曲、ここがキモです!
歌が終わった後、ベースがブンブン鳴ってるんですが、途中ティンパニのドコドコッ♪の後、
しばらくすると次第にギターソロがクローズアップされてきます
最後に見せ場が来るという(歌謡曲にしては)めずらしい曲。

じゅりの歌い方ですが、前半はつぶやくように、ここでも曲風と同様、「追憶」に近い
感じです。
うつろに冷たいばかりぃ~

等の語尾がフラット気味になる、お得意の表現方法が効いております。
あなたの あ い だけ~

のところなど、音程が危うい~の寸前で歌うんですが、ロングトーンの直前で絶対戻します。
(ぶっちゃけ、演歌歌手でもこういうのじゅりより下手な人けっこういますよね・・)
すごいわじゅり~~。愛してるわ~(←ドサクサに紛れて叫んでみた


【詞】
女性が出て行った情景、むなしい心情を、空虚な部屋になぞらえた歌詞。
文字で詞だけ見ると静かでしっとりとしたイメージが思い起こされます。
ここにあんなドラマティックな曲調を持ってくるって、よく考えたらすごいです。

朝の光にひとり目ざめて
なにげなしにあなた呼んだ


という冒頭の一文で、二人の関係がかなり深い(そしてある程度は長い)ものであったと
想像できます。
空気のようになくてはならない存在になりつつあった人の不在がムナシーわけです。

突っ込みどころは2つですね~

いつもコーヒー冷めてしまうと
僕をゆすり起こした人
それが今はかけがえのない
大事な やさしさと知った


やさしい人なら、「じゅり、コーヒー入ったよ」って
コーヒー入れてすぐ起こしてくれると思います。なんで冷めてからおこすの?
(※2009.11.10追記:すみません。日本語が不自由でした・・・「冷めてしまうと起こす」
じゃナイッテ。「コーヒー冷めちゃうわよ」って起こしてるんですね。ハイ。)


そこの揺り椅子いつもすわって
毛糸編んで唄っていた


子供の本なんかにもよく「ロッキングチェアーを揺らしながら編み物をするおばあちゃん」
って出てくるんですが、いっつも思うんですが、これ実際には難しいですよ?
実家にロッキングチェアーありましたけど、ゆれてる状態で本読んだり編み物したりは
動いちゃってすごくやりづらい。
その彼女、編み物進んでました~~?
どうもこの2箇所が引っかかって、せつな甘い妄想に浸れないんですよね。
出て行くアテクシを思って切ない気持ちを切々と語るじゅり・・・そんな妄想したいと
思うんですけど、どうしても変な方向に行っちゃうんですよ~。


妄想劇場--------------------------------------------------------------

あ「じゅり、はい。コーヒーあるよ」
じ「・・・なんやコレ、もう冷めとるやんか」
あ「そう?あはは~ごめんね」
じ「・・・・」 (←なんて気の利かないやつだ、と思っている)

あ「これ、あの時二人で買ったレコードじゃない。ねーねー一緒に踊ろうよ!」
じ「夜というのに派手なレコードかけると近所から苦情がくるやろ~」
あ「気にしない気にしない! しーさーい ばーん ごーばーん♪」
じ「・・・・」(←なんつう騒がしいオンナなんだ、とあきれている)

じ「あー寒い。俺のセーター、まだ出来ないのか。」
あ「いや~なんか椅子が揺れて目がチカチカしちゃってさー。まあ、気長に待ってよ。」
じ「・・・・・」(←どんだけガサツで神経図太いやつなんだ、とあきれ果てている)

あ「じゅり、どしたの?」
じ「出てけ」
あ「え?」
じ「お前なんかもう知らん。出てけー!」
あ「どうして~。アテクシがいなくなったら、心がうつろでしょ?お部屋が冷たいでしょ?」
じ「うつろでも冷たくも虚しくもないっ!せいせいするわ
あ「そ、そんな~
じ「さいなら」
あ「ああ~ ああ~ ああ~ ああ~♪(歌最後のところね)」


ガビーン・・・(←古っ
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どうしてもこんな話になってしまう


【ビジュアル】
この頃のじゅりは美しい!カッコイイじゃなくて美人・・・ていうか美女です。
長時間見てるとくらくらしてきますよ~

夜ヒット テンポ遅め
ttp://www.youtube.com/watch?v=S1W2yiTi-s4&feature=related  (←hをつけて
何度見ても絶句・・・どこの美女かと・・・
衣装は「白い部屋」らしく昔よくあった上下とも真っ白ファッション。

コレも夜ヒット(一部分のみ) テンポは速い
ttp://www.youtube.com/watch?v=6WhBsvZmpJw&feature=related (←hをつけて
良ちゃん帽子を被ってます。
「この年沢田研二はめでたくザ・ピーナツの伊藤エミと結婚」のテロップが・・

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今日のipodシャッフル1曲目:物語の終わりの朝は