あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

訃報と引退と

2009-01-31 21:24:13 | その他
少し前のことになりますが、GS界でまた訃報がありましたね。
元テンプターズ、PYGのドラマー、大口広司さん。
ガンということですがまだお若くじゅりよりも年下です。

昨年のデイヴ平尾さんに続き、寂しいお話ですね。
奇しくもお二人とも、じゅりと「悪魔のようなあいつ」で共演されていました。

大口さん、元テンプということは、ショーケンとは芸能界入り前からの仲間って
ことだったんでしょうか。じゅりとさりぃみたいな感じで。

私にはPYGのドラマーというイメージしかありませんが、
当時の映像でみると、大柄でカッコイイ兄さんって感じでした。
(テンプ時代はわかりませんが・・)

ただただ、ご冥福をお祈りしたいと思います。


そして、ギタリストの井上尭之さんも引退されてしまいましたね。
私は今年、じゅりのソロデビューから80年代前半までの音楽作品をレビューしていく
という課題を勝手に掲げてブログを書き殴っているわけですが、当然毎日毎日、
曲を聴きまくっているわけです。

70年代の曲を大量に聴き続けるにつけ、どうしたってこの井上さんのギターというものに
ぶち当たります。毎日衝撃を受けてます。
何と言うか、井上さんのギターを聴くと

「早弾きできればいいってもんじゃない。」
「硬い音と柔らかい音、自在に操れてこそ真の弦弾きだ」

といわれているような気がしてなりません。
本当に一度でいいから生で聴いてみたかったです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こういうことがあると、私の好きなじゅりは還暦にして元気で歌ってくれている、
それだけで感謝しなくちゃならないことなんだ、としみじみ思います。

だがしかし、ファンとは欲張りなもの。
元気で、現役で活躍していて、歌声も衰えず、ドSトークも健在だというのに、

「あと少し痩せて欲しい」
「ラジオでかあちゃんかあちゃん言わないで欲しい」
「衣装であのカーディガンはやめて欲しい」
「早く私を茶話会に入れて欲しい」(←にわかバレ

など次々と要望が沸いてきてしまうもの。
でもそれも仕方がありません。
だってじゅりなんだもの。
アナタはただの芸能人じゃないんです。あきらめてスター道に精進して下さいまし。

・・・・ごめんねじゅり。
デイリーの写真見たら泣きそうになっちゃって。
見た目のことで一喜一憂する自分に腹が立ってしまいますね~。

でも、こんな後追いのライトファンでさえこんなに心乱されてるんですから~
贅沢を百も承知で、

ドームじゅりの ままでいて~♪
(昔、「アクアマリンのままでいて」という歌があったのだ。)

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気を取り直して来週の予定。
曲レビュー、ロイヤル1、2が終わったので3にいきます。

1.どん底
2.きめてやる今夜
3.晴れのちBLUE BOY
4.背中まで45分
5.6番目のユ・ウ・ウ・ツ
6.おまえにチェック・イン
7.麗人

(8.ス・ト・リ・ッ・パ・- )
(9.TOKIO)
(10.サムライ)
(11.勝手にしやがれ)
12.あなたへの愛

キタわー私の好きな82年!
4曲が既出なので8曲だけですね~。
月曜日にUPするので、前回好評だった(←ウソ)一曲目当てクイズに参加したい方は
それまでにお願いします。
当たった方にはタコグ・・・じゃなくて、
・・・・・・うーん、次回妄想話にHNで登場人物に・・・じゃ余計参加が無いし・・・
って事で特に特典はありませんが

勝手にしやがれ

2009-01-30 17:17:46 | シングルレビュー
A:勝手にしやがれ
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
B:若き日の手紙
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
(1977年5月21日発売)




世間一般では、やはり沢田研二と言えば「勝手にしやがれ」 。ということで
この曲をトリにもってきました。
(ほとんどの方が忘れてると思いますがこれで11曲目ですよ~)
4作目のオリコン1位曲でセールスは89.3万枚(オリコン調べ)。
受賞歴は、

第19回日本レコード大賞・大賞
第8回日本歌謡大賞・大賞
第10回日本有線大賞・大賞
第11回全日本有線放送大賞・大賞
第3回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭ゴールデングランプリ
第6回東京音楽祭国内大会ゴールデンカナリー賞
第6回東京音楽祭世界大会銀賞

うっわー、一等賞取りまくりだな~。

以後は、まさにじゅりの名刺がわりとなったこの曲。
反面、テレビから遠ざかってからも、固定化されたイメージの呪縛から逃れられず苦しんだ
時期もあったようですね。(なんかのトーク番組で言ってたような)

曲名や歌詞は、1959年に公開の映画『勝手にしやがれ(À bout de souffle)』
にちなんだものだそうですが、見たことありません。
・・・・え、じゅりファンの風上にも置けない?
(ところで、じゅり本人は見たことあるのかしら~)

フランスのジャン=リュック・ゴダール監督のヌーヴェルヴァーグ的作品で
主演はジャン=ポール・ベルモンドですって。
えーアテクシには、「はて、サッパリ」ですが、何か文学的つうか芸術的つうか、
そういうものだと思っておけばいいことにします。


【サウンド】
サラッといきます。曲構成はAメロ+Bメロ+サビ
歌謡曲ですがロックよりのサウンドで、シンプルな8ビート。
イントロ番長のピアノが、そのまま曲中を通して存在感を示しています。
アア~ アア~ のところはバイオリンの上昇音階が、昔やった教則本みたい
・・・じゃなくて、ドラマティックでステキです。
名曲ですが、何十回も繰り返し聴くのにあまり適した曲ではありません!


【ビジュアル】
レコ大:フルバージョン・・・赤ジャケ  見るの何回目だ自分
ttp://jp.youtube.com/watch?v=a0lh9hHFQ24&feature=related (←hをつけて

紅白・・・パンク  脇まで光ってる
ttp://jp.youtube.com/watch?v=q-ebSTKQdQE (←hをつけて

あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭・・・ クリームのスリーピース
ttp://jp.youtube.com/watch?v=MvJXRbJllRI&feature=related (←hをつけて

個人的には「快傑~」のシャツ姿も好きです。
(ラフだから、きっと実際のワンマンショーに近いのはコレ!)
帽子投げはご本人考案で、ラジオで逆さまにするとよく飛ぶと解説してましたね。


【詞】
以前勝手に命名した、やせがまん3部作の第一弾です。
「勝手にしやがれ」というフレーズ自体は歌詞の中に出てこないですね。

ところで、百恵さんの「プレイバックPart2」が「勝手にしやがれ」の
アンサーソングという話についてなんですが、
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「勝手にしやがれ」
寝たふりしてる間に 出ていってくれ

↓↓↓↓

「プレイバックPart2」
勝手にしやがれ 出て行くんだろう~
~坊や いったい何を教わってきたの

↓↓↓↓

「酔いどれ関係」
ねんねのくせしておいらのことを 坊やと呼ぶなどいきすぎだろう
--------------------------------------------------------

・・までは解るんですが、この後はないんでしょうか?
個人的には、阿久さんと阿木さんには、じゅり&百恵ソングの中で
延々とバトルを繰り広げて欲しかったです。
すっごく面白そうじゃないですか~~。

・・・・というわけで、続きを作ってみました!

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↓↓↓↓
「酔いどれ~」の次
ねんねのアタシに おんぶに抱っこで甘えてたのは 一体どこのどいつよ~
いい加減にして アタシあなたのママじゃない~

↓↓↓↓
「酔いどれ~」次の次
男にだって甘えたいときがあるのさ~ 
やさしく包む人が必要なのさ~
素直に言えればいいけれど それが男にはできないのだよ~

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・・・創作と7割のパクリをまじえて作ってみましたが如何でしょうか~。
イケそうなら作詞家への転身を本格的に考えてみたいと思います!(ウソです・・


しかし夜中にガンガン音楽鳴らしてる奴って超メイワクですよね~!
(リアルでうちのナナメ向いの○○○さん!お宅に言ってるんですよ~~)
一度でいいから抗議してやりたいです。
・・・・で、すみません。また・・・


妄想劇場(ワンマンショー抗議編)----------------------------------------

(派手なレコードかけてワンマンショー中のじゅり)
ピンポーン 呼び鈴の音が・・


じゅり 「はい、どなた」
隣の女「あの~、隣の部屋の者ですけど・・・夜中に大きな音立てないでもらえますか。」
じゅり 「わかりました。・・すみません。」

(怒られた子犬のようにシュンとした顔のじゅり)

隣の女「あ、あの、そんなにすごくって訳じゃないんですけど、ちょっと気になってしまって・・・」
じゅり 「いいんです。僕が悪いんです。ホントにすみませんでした。」

(やつれた顔に「フッ」と憂いのある自嘲的な笑みを浮かべるじゅり)

隣の女「・・・」 (思わず見とれてしまい思考がとまっている)
じゅり 「・・・あの、まだ何か?」
隣の女「い、いえ、別に。・・・じゃあ、失礼します。」

じゅり、バタン、とドアを閉じる。

隣の女
(お隣の人、なんだかとても哀しそうな顔をしていたわ・・・
きっとなにかつらいことがあるのね。
なんだかかわいそうみたい~(←ふみよ風に)私が何かしてあげられることってあるかしら・・・)

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ダメですね~。クレーム入れるはずが発情スイッチ入って帰ってきてしまいそうです。

ところで今日の記事、いちおう「曲レビュー」に分類したんだけど、よかったのかな・・

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今日のipodシャッフル1曲目:ただよう小舟

Wピ~~ンチ!

2009-01-29 17:02:34 | その他
えー、今ピンチです。
まず、先週、クレジットカードの明細が届きました。
えっと、次の引き落としは¥50,163ね・・・・って、ごまん?
アテクシそんなに買い物した覚えないです!

・・・・え、アマゾンさんですか?
ええ、確かに日ごろから仲良くしてますけど~。
でも1ヶ月だけでそんなにたくさんは買って・・・・・・・・・・・ました

見えますかね、この明細。

08/12/21 Amazon.co.jp ・・・・
09/01/04 Amazon.co.jp ・・・・
09/01/09 Amazon.co.jp ・・・・
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計¥50,163


えっと、どうも年末年始に、じゅり熱に浮かされてポチポチぽちぽちやってた
みたいですね~
・・・って、人ごとっぽく言ってみたところで何も解決しない訳です。
自分では1万円くらいだと思ってたんだけどな~おっかしいなー。
どうやって差額4万工面しよう・・・

特殊技能とか持ってないし、平凡な母ちゃんのアテクシにも出来るアルバイトとかって
何かあります?
・・・全然思いつかないよ~~。どーしたらいいんだぁ~~~


で、金策に気を取られてたせいかわかりませんが、昨日なんと、うっかり
出しっぱなしにしてたじゅりのCDをダンナが発見しちゃったよ

以下、そのときの夫婦の会話です・・・
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ダ「あいら、沢田研二なんて聴いてんの?」
あ「(ギク・・)うん。まあ。たまにねー。」      (←ウソ
ダ「・・・・・・・・なんで?」             (←何か理由がいるんですかね?
あ「いやー、なんでかな?けっこうイイよ?」  

ダ「でも、何で今どき沢田研二なわけ?」    (←ムカ1
あ「今どきって・・・今も新曲とか出してるよ?」 
ダ「ふーん(なまぬるい視線)
あ「・・・・・・」
ダ「変わった趣味だね。」              (←ムカ2
あ「そっかな~?」                


あ「試しにちょっと聴いてみる?」
ダ「や、いい。」(即答)

あ「まあまあ。ちょっとかけてみるね。」
ダ「・・・・・」

「ポラロイドGIRL」かかる・・(夫が発見したのは「彼は眠れない」だった)
イントロ終わって歌が始まる。


ダ「うわー、沢田研二の声だねー。」      (←どういう意味でっしゃろ?

1分くらい経過。ダーリンダーリン♪くらいのところで

ダ「・・・何かコレ、うるさいね。」          ←ムカMAX
あ「なんで?ロックなんだから、普通じゃん。(ケンカ売ってんのか?)

ダ「そういうもんかねー。(哀れみの視線)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

だいたいこんな感じだったんですけども。
何かバカにされたような気がしないでもない・・・・
CDとか持ってることはとりあえずバレたわけで、きっかけになったと思えば、
第一段階としては、まあこんなもんかな。
しかし、あの様子じゃ、家の中でCDかけるのはダメそうだ・・・・

実際は、CDやDVD集めまくって、会社休んでドームまで行って、毎日何時間も歌聴き
まくって、しまいにファンブログまで立ち上げて毎週(っていうか毎日に近い?)
更新してるって知ったら、どんな反応するんだろう。

なんか嫌がらせがある気がするんだよなあ~~~~

どういう風にカミングアウトしていったら
「じゅりーのコンサート?いいよいいよ行っといでー。子供は面倒みとくよ。」
みたいなステキ夫に成長してくれるでしょうか。

とりあえず、カードの明細このブログの存在だけは、死んでも
見つからないようにしたいと思います。

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今日のipodシャッフル1曲目:蜜月

LOVE(抱きしめたい)

2009-01-28 17:06:15 | シングルレビュー
A:LOVE(抱きしめたい)
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
B:真夜中の喝采
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:大村雅朗
(1978年9月10日発売)



このジャケ写大好きです。
この曲が収録されているアルバム『LOVE ~愛とは不幸をおそれないこと~』のジャケは
なんかビミョーなんですけど、このLOVEのはいいですよね~!

1978年のNHK紅白歌合戦で、ポップス系初の大トリを務めたのは言わずもがな。
歌い上げる系のこの曲は、まさに大トリにふさわしかったと思います!

第20回日本レコード大賞・最優秀歌唱賞
第7回FNS歌謡祭・グランプリ
第4回あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭・ゴールデングランプリ
第9回日本歌謡大賞・放送音楽賞

・・などなど、どれにどのくらい権威があるか私にはサッパリなんですが、とにかく色々
受賞しています。

セールスは48.8万枚(オリコン調べ)。
ベストテンでの最高位は2位でしたが13週とけっこう長い間ランクインしていたようです。
この頃は、ツイストの「銃爪」松山千春の「季節の中で」なんかがブレイク中で1位は
取れなかったそうな。
番組ではおしりを押し上げてもらったり、グラフをもって「チョウチョが~」とか言ってみたり、
一生懸命アピールしていてかわいらしかったです。 

そしてなんと言っても、レコ大での超不本意そうな最優秀歌唱賞受賞シーン
何度見てもたまらんものがあります。
美しい顔を歪める様が不謹慎ながらゾクゾクしてしまうのです。ごめんなさい。

ピンクの勢いはすごかったし、(第一売れたし)しょうがないと思いますけど、

彼氏もしかして宇宙人だし~
でも地球のオトコにも飽きたし~
オッケーかな?ウホ!

っちゅう奇天烈な歌にもっていかれたじゅりとしては納得いかなかったでしょうね。
じゅりったら、あの日家に帰ってきてからも、不機嫌で大変だったわ・・・・・ってなふうに
すぐ妄想が始まりがちですが、今日はやめないと。というよりそれ前に書いてるし。
それで突然なんですが、私、


好きなんだあこの歌~~~!!



世間(じゅりファン限定)では、「ジュリー祭り」で、セトリに「ダバダ」がなかったのが
納得いかないって人が多いようですけど、私にしてみれば、それを言うなら
どうして「LOVE(抱きしめたい)」が無いんじゃ~~~~ですよ!
70年代シングルでは「立ちどまるな ふりむくな」も入れて欲しかったが、こっちはまあ
入んないだろうと予想してたけど、まさか「LOVE~」が落ちるなんてぇ~~~
もう、生で聴くまでは死ねないから!


【ビジュアル】
基本、黒い皮のコートを着て、片手に血染めの包帯(あるいは黒い皮手袋)というカッコで
歌ってました。
雨を降らす大掛かりなセットで歌うバージョンもいいし、タキシード姿で歌うのも美貌が
際立ちステキです。
紅白やレコ大の画像は死ぬほど大量につべにありますんで、メンドクサイから今日は
貼りませ~ん。


【サウンド】
曲構成はAメロ+Bメロ+サビ。オーソドックスな歌謡曲スタイルです。
しっとりとした壮大なバラードですが、イントロはかなりゴージャスです。
歌に入る直前からグッと伴奏の音量が絞られ、思いつめたような声でじゅりが切々と
歌いだします。
Aメロはアコギの伴奏に、ため息のようなピアノの和音が時折挿入されます。

いけない女と 呼ばせくない
まず、呼ばせたくないの「た」のところでイキますね。(←下品でスマン

そしてサビでは高弦が流麗に響く中、それを良が、じゃない凌駕する声量でじゅりの
高らかな声が響き渡ります。

さよなら さよなら さよなら さよなら

さよなら×3回だと淀長さんになってしまいますが、4回ですから大丈夫!
2回目のさよならのあとに入るギターのキュ~ルキュゥゥン・・という音が切なさを誘い、
最後のさよなら~~~~~~~~~~~の低音の波動に合わせてこちらまで心臓が
波打つようです。


【詞】
30歳のじゅり、集大成となる最後の「僕とあなた」ソングです。相手は年上ですね。
フリンですね。

たぶんですがこの曲が歌われた1978年においては、「不倫」が現在に比べてもっと重く、
反倫理的に捉えられていたんじゃないでしょうか。

この曲の通奏低音としてある、暗く湿った闇のようなものを感じるにつけ、そんな風に思えて
きます。(ナース篠の出ていた不倫ドラマ「金妻」もまだやってないしね~)

でも、だからこそ指輪外して愛し合う二人の愛は純粋で、
純粋だからこそ彼は相手と相手の家庭(優しく包む人)のことを思い別れを選んだ
のだと思います。

ただ奪うことだけが愛ではない。

この曲の主人公の「僕」・・というより阿久さんにとって、こうすることが究極の愛(LOVE)だ、
ということではないでしょうか。

というか、そういう曲なんだと勝手に解釈して勝手に酔いしれて年中聴いてます!

惜しむべきは曲名のインパクトがやや弱いことでしょうか。
「LOVE」か「抱きしめたい」のどっちかだけじゃなぜイカンかったのか。
たぶんちゃんとした理由があるのだと思いますので、ぜひそこん所を聞いてみたいですね。
阿久さんがどこかで語っていたりしないでしょうか?

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今日のipodシャッフル1曲目:シャワー

憎みきれないろくでなし

2009-01-27 17:28:47 | シングルレビュー
A:憎みきれないろくでなし
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
B:俺とお前
作詞:阿久悠/作曲:大野克夫/編曲:船山基紀
(1977年9月5日発売)



ウィキによりますと、この曲って「勝手にしやがれ」がボツになったとき用
大野さんが作っておいた曲らしいじゃないですか!しかし、甲乙つけがたいくらいの
名曲ですよね。というか、個人的には「勝手にしやがれ」よりも好き。

【基本事項】
ベストテン第1回放送(1978年1月19日)に6位で出演したそうです。
セールスは(62.5万枚:オリコン調べ)と勢いのある時期です。
ヒットシングル目白押しの『思いきり気障な人生』に入っています。


【サウンド】
曲構成はAメロ+Bメロ+(サビ)  (←サビというよりは決めゼリフ?
軽快なロックサウンドのイメージがありますが、冷静に聴いてみれば、フルオケ、
女声コーラス付のクラシカルな編成で、テンポもそんなに早くありません。

しかし、硬めにギュインギュイン鳴ってるギターと、エフェクター付でバリバリいってる
ブラス(トランペット)の音が、突き抜けたカンジでロックです。
(個人的にはバイオリンがトリルで上がっていくところ、聴いてるだけで指がつりそうだよ~)
じゅりの歌声は「ろくでなし感」を演出すべく、

どこかで浮かれてぇ
楽しいだろうがぁ
ずるずるみんなをぉ

と、語尾を甘くかったるく歌います。

【ビジュアル】
最高に美しい29歳。基本はパンキッシュなバスガイド・・もとい、ポリス風で妖艶です。

まずは格調高くACT「ボリス・ヴィアン」版。間奏での視線がステキ
ttp://jp.youtube.com/watch?v=IJofeYz9gAo&feature=related(←hをつけて
  
有名な「ムー」のやつ。ろくでなしはなぜか「袖アリ」が好きだから
ttp://jp.youtube.com/watch?v=K2-wvPGW0qA        (←hをつけて

ろくでなし絡み集・・すがすがしいほど明快な編集目的です
ttp://jp.youtube.com/watch?v=FLeq_4gbEvo        (←hをつけて

【詞】
この曲はとにかく歌詞がすごい。
男女のせりふが交錯するドラマティックな世界。
こんな男に嵌ってしまったら地獄をみますよ~。

ということで、久しぶりに妄想劇場です。というより、
歌詞をつなげただけでストーリーになっちゃうんですよ。

↓↓↓↓↓↓↓↓

妄想劇場---------------------------------------------------------------

未明。朝帰りするろくでなしVer.じゅり。

あ「ねえじゅり。昨日はどこへいってたの?」
じ「うーん。どこかで浮かれて過ごした筈だけど、もう忘れちゃったよ。」

あ「そ、そうなの・・・でも、明日は私とうちに居てくれるのよ・・・ね?」
じ「明日なんてそんな遠い未来のこと、予想出来ないよ。」

あ「じゅりったら、そんな使い古しのせりふで、適当なこと言って・・・。
  私、すごく心細かったのに・・・・」 (←ウザ・・・

じ「ねえ、あんまり責めないでよ。それってお互い傷つけ合うだけじゃない?
  俺そういうの嫌いなんだ。」
あ「・・・なによ。そっちこそ、そうやってどの子にもいい顔して、みんなをひきずって、
  最後はいったいどうするつもりなの?」

じ「・・・・なあ、俺はこんなに真面目におまえのこと愛してるじゃないか。
  昨日とか明日とか、そんなの関係ないだろう?」    (←書いるだけでこっぱずかしいよ~~
あ「うん、そうだけど・・・でも不安なんだもの・・・」

じ「・・・・女ってすぐそうやって口先の約束ほしがるんだよな。
  俺そういうのわかんないや。
  今、お前が好きだからここにいるんだしさ。それでいいじゃん。」

ここで"憎めないスマイル攻撃" にーっこり   (←久しぶりにデタ~

あ「・・・(最後に疲れて帰ってくるのが私の所なら、それでいい。そう思わなくっちゃ)」

ダメ押しでキス。

あ「(ああ、私やっぱりこの人のこと憎みきれないんだな・・・)」

ハイ、昨日のお泊り問題うやむや~みたいな?
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きっと別れるまで、こんなカンジの無限ループが続くんだろうな・・・
それで、女のほうだけ消耗していくんだな・・・・

しかし、このろくでなし君、じゅり本人とはきっと似ても似つかないキャラですよね。

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今日のipodシャッフル1曲目:無事でありますよう