あいらのひみつ箱

2006年の年明けとともにジュリーに堕ちました。日の浅いファンが 勝手な思いを書き連ねるゆるいブログです。

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館⑦〔完〕

2012-02-21 02:00:06 | イベント・ライブレポ
※⑥の続きです。

MC
声援と拍手に応えて出てきたじゅりの第一声は、客席のあちこちに向いての感謝の言葉でした。

ありがとうございます!ありがとうございます!ありがとう・・・・

って、丁寧に何度も言っていたと思います。

1月24日は私たちにとっては、とても特別な日です。
今日、本当はタイガース全員で武道館に舞台に来たかったです。


と、前フリも無く、いきなり核心から語り始めたじゅり。

シローはやっと勇気を振り絞って、こうして出てきてくれました。
加橋かつみは僕のやり方が気に入らんと言って来ませんでしたが、
でも、決して諦めてはおりませんし、
全員がまた「全員で集まってやりたい」と思っていると、僕は信じています。
僕たちは命のある限り、
全員揃って初めてザ・タイガースです!


「初めて」というところで一段と語気を強めていましたね。
強い口調でしたが、決して感情的になって叫ぶような言い方ではなく、
まるで「宣言」するかのようなその語り口から、じゅりの強い信念が感じられましたわ。

そう簡単なことではないんですが、もう一度、ご破算で願いましてはということで。
小さいことからコツコツとやっていきたいと思います。
とは言いましても、もう皆若くはないですし、
シローはあの状態ですから・・・・今日で少し元気になってくれるといいんですが。
近い将来、それが実現することを心から願って、本日のご挨拶とさせて頂きます。
近い将来です!


だいたいこのような感じで、余計な話は交えず、核心の話題だけの直球トークだったと思います。
率直な思いをファンに向かって語ってくれる姿勢は、特別な日であっても変わらないのだなと、
変わらぬ誠実さとクソ真面目さ(笑)に、あーこういうところ、やっぱじゅりだわ~~ってものすごく納得して、
一人ウンウンとうなずきまくっていたアテクシでありました。


そして、鉄人バンドのメンバー紹介後、ゲストが一人ずつ再登場です。
登場の仕方はもう忘れちゃいましたが、ピーが登場すると、
「今日のこの武道館の中で、ピーだけが昔のままの体型です」
とか言うので、お客さんもみんな体型変わってる前提かい!(笑)って思ってしまいましたわ。
その後、アンコール曲へ行く直前に
「肉あげるゆうてるのに~」「いらん」「いらんらしいです」のやり取りがあって、直後に間髪入れず
(って、そういうことだけ覚えているのもナンですが)シー・シー・シーに突入したのでした。


~アンコール~

シー・シー・シー
ベースの音が鳴り響くと、キャー、待ってました!という雰囲気で会場のテンションが上がります。
皆様手拍子で煽る煽る(笑)興奮しまくりですわ。
中盤かなりテンポが上がってハラハラしちゃいましたが、「シーーーッ。ピー!」のところで戻して
・・・と思ったら、そこからまたラストに向かって突っ走る・・・
今までにないスリリングな展開で、勢いのあるシー・シー・シーにドキドキです。
かなりテンポの揺れがあるのに、阿吽の呼吸で流れるように音が一本に纏まってくところがすごいですわ。
最後の最後でドラムがケッ躓くというアクシデントはございましたが、まあそれはご愛嬌。
心浮き立つ楽しい気分を味わわせて頂きました。

落葉の物語
この曲開始と同時に、アテクシの左右のお姉さまが激しい横揺れ状態に突入したので、
挟まれたアテクシも問答無用の強制横揺れモードです。
だもんで、朗々と歌うじゅりの声にウットリしつつも、揺れの方向を間違えないようにしないと・・などと
余計なことを考えていたせいか、演奏があまり記憶に残ってない~(涙)
(ちょっと歌詞間違いがあったかしら?)
てか、アテクシの周りではカナリの皆様が合唱状態になっちゃってて、正直ちょっとじゅりの声が
聴きづらかったのよね・・・・でもまあ、それも特別な武道館ならではということで。

ラヴ・ラヴ・ラヴ
激しくうねるイントロが終わり、♪時は あまりにも♪とじゅりが歌い始めると、
歌声のバックに流れるピアノの3連符の伴奏がふうっと浮かび上がって、そのリズムがまるで
トクトクトク・・・と胸の鼓動みたいに聴こえてきました。
武道館にいる皆で、耳を澄まして一緒に一つの心臓の音を聴いているような感覚でしたわ。
2ターン目、3連符の2拍目にギターが入ってくると、それもまたドクン、ドクン、と
鼓動が激しさを増していく音のように思えました。
終盤、搾り出すような声で歌う姿がモニターに映し出された時、じゅりの表情が泣きながら笑っている
みたいになっていて、それを見たとき、今、どれだけの想いが彼の胸に去来しているのだろうかと
考えてしまって、その途方も無さにクラクラときてしまいました。
金色のテープの断片が舞い散る中、激しいドラム(スネアじゃなくてドコドコ(←バスドラ?)のほう)
の音が頭にジンジン響いていたのを覚えています。
そうそう、武道館のLの波は、東京ドームよりも綺麗でした。

Satisfaction
じゅりの「行くぞ!」で始まりましたわ~!
シロー・サリーの歌を入れた関係で前半のセットリストから外されていたこの曲を、
アンコールのアンコールでやってくれちゃうとは。うれじ~!
畳み掛けるようにフレーズを繰り出すじゅりの声が、挑発的でセクシーなことといったら・・・
サリー・タローに挟まれて、3人でシャウトするシーンがこれまた絵になってるし。
頼むからカバー曲もDVDに収録して~っ。


演奏をすべて終えたステージの皆様は、清々しい笑顔になってましたね。
最後はじゅりの掛け声で関東一本締めでした。
じゅりってばコレ、けっこう好きよね・・・・

無事に大千秋楽を終えようとしております。
皆さんも一緒に関東一本締め、ご唱和願います。

よ~~おっ、(パン!!)

ありがとうございました~!


とバシッと決まって、じゅりはありがとう、ありがとう~と幾度か繰り返してから、
退場していきました。





※武道館ライブから1ヶ月近く経ってしまいましたが、ようやくレポが終わりました。
 大変遅くなりましたが、これから少しずつお返事を書かせて頂きたいと思いますので
 今しばらくお待ち下さいませm(_)m

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館⑥

2012-02-14 03:05:25 | イベント・ライブレポ
※⑤の続きです。

割れた地球
ここから先は・・・キテましたね~
アテクシ自身、「きゃああ~~~じゅりーーーーーー!!」状態のノリまくり状態だったので、
ほとんど冷静な記憶が有りませんが、とにかく喉を裂くようなシャウトを連発するじゅりでした。
そして、じゅりも激しいけど、ピーも激しい!!
親の敵を叩きのめすかのように、ドラムをバッカンバッカンと打ちまくるシーンを見てしまったわ。
これでじゅりより2つ年上・・・・(絶句)
しかし、カメラさん本当にいいシーン撮って下さってます!(※この日のアテクシはモニター命)
だって、このピーもそうですが、さらに間奏では、爆裂する"赤いカズ"が、舐めるようなアングルで
モニターにばっちり長々と映し出されたではございませんか。
この時ばかりは、入院先の病院を抜け出して(※ちゃんと許可は取ってです)このライブに駆けつけていた、
カズさんファンの友達の顔が頭に浮かびましたわ。
まさか、入院加療絶食中でありながら、主治医に談判して出て来るとは・・・
でも、貴女なら来るような気もしていたわ。良かったね~~しょあちん。と変な方向に涙ぐむアテクシ。
"爆音テルミー"と"赤いカズ"と"はんぺん"の効果で、今は無事回復したようで何よりです。
そういえば、ライブ前は絶食中の人の横でビールぐびぐび飲んでごめん。

・・・・話が逸れましたわ。
後半激しく歌うあまり、息継ぎが遅れたのか(?)出だしで若干詰まってしまうシーンもありましたけど、
勢いが削がれることはなく、超カッコいいじゅりが炸裂!
サリーもノリノリで、下から煽ってくるような感じで痺れました。

怒りの鐘を鳴らせ
この曲あたり、じゅりはほぼ最高潮に声が出てたんじゃないでしょうか。
じゅりはいつも♪怒りの鐘を~♪の「怒り」の前に小さな「ぃ」がつく感じで、
♪ぃいかりの~♪って、フライング気味に歌うんですが、この日は更に前のめり気味に、
小さな「ぃ」の存在感がよりはっきりする感じで歌っていたと思います。
まさにふつふつと湧き上がる怒りがこもっているような、ド迫力ヴォイスでしたわ。
そしてそれに続く雄叫びで一瞬のけぞる姿がまたツボで、アテクシ、見逃すまいと首がもげんばかりに
モニターを凝視してしまいました。
おかげでコブシの突き上げがあまり出来なかったくらいです。
(疑問に思う方は試しにやってみて下さいまし。急な角度で上を向いたままコブシを挙げると、
前方が見えてないので前の人に当たってしまいそうな気がして、思いっきりは出来ないのです~
以上どうでもいい話でした。)

美しき愛の掟
この曲と言えば、11月の京都会館の神掛かったような歌唱が強烈過ぎて忘れられなくて、
どうしてもそれと比べてしまうんですが、武道館では感情表現を控えめにしたのかと思われるような、
"溢れ出る"というよりは"秘めた情熱"の歌唱という印象でした。
しかし、「とわに君だけを」のリフレインに入る直前の♪僕は離さない~♪だけは、ええ確かに、
とてつもなく激しく、狂おしい声でしたわ。
押さえていたものが一気に噴出したかのような歌い方で、その激しいギャップに心を揺さぶられました。
サリーののたうつようなベースが脳髄を直撃する中、突き出されたじゅりの手にアテクシ・・・・・いえきっと、
一万人以上の観客の魂が、その手のひらの中に吸い込まれていったのではないかと思います。

青い鳥
「タイガースは隠れた名曲も沢山ございますが~(中略)~次にお届けするのは名曲中の名曲。」と、
ツアーを通してじゅりが「名曲中の名曲」と紹介し続けてきた「青い鳥」です。
武道館ではいつもと違って、すっかり感極まってメロメロなのが随所で見て取れたじゅりと違い、
タローはいつもと変わらない雰囲気で、自然体で歌っているように見えました。
イントロのギターソロは綺麗に決まって、続く間奏のソロもバッチリ。大舞台に強いタロさんです。
ただ、たぶん前の「美しき愛の掟」でアテクシがメロメロになりすぎていたせいもあると思うんですが、
切ない哀愁系の曲のハズが、じゅりの声がいつにも増してツヤツヤしていたものだから、
(気のせいじゃないと思うんですが・・・・ここはTV放送でぜひ確かめてみたいところ)
どうもノスタルジーに浸るというよりトキメキよろめきまくってしまって・・・キャーごめんなさい。
清らかな乙女の定番「青い鳥」でよろめきを感じてしまうなんて、なんとも不謹慎ですが、
本当に艶っぽい声だったんです・・・・

シーサイド・バウンド
イントロのギター一発で、超ノリノリ歓喜の渦が巻き起こり、武道館が揺れる~!
皆さん、超踊ってるわ~~
じゅりサリタロはステージ前向きだけでなく、後ろを向いてシーサイド・ステップをご披露したりして
後方席は狂喜乱舞状態に。
そのとき見上げた後方席のうねりがものすごくて、アテクシ、客席から落っこちる人が出ないか
ヒヤヒヤしちゃいましたわよ。
・・・と言うくらいに盛り上がったんです!
ほんの短い曲なのに、あっという間に明るく楽しい雰囲気に会場が包まれ、
まさに心が"はづむ"ナンバーを堪能しました。

君だけに愛を
当日、一発目の♪君だけに~♪がキターーーーー!!と思った、そんな貴女はきっとアリーナA1ブロック。
アテクシのご近所さんだったと思われます。
自分は見えなかったけど、周りの席の人々がキャーキャー手を振っていたので「キタのね~」と解ったという、
ちょっと悲しい思い出ですが、でもきっと、じゅりの気持ち的には、アテクシのことを指さして
くれてたわけですから、そんなの別にいいんですの。(※反論は受け付けておりません)
じゅりの指差し先はスタンド中心で、アリーナな少なめだったかしら。
カズさんのソロはうねるようで、表現が不適切かもしれませんが、すごくGSっぽい音だと思いました。
夢中でモニターのじゅりを追い、演奏が終わった後は、たまらずジュリーコールしちゃいましたわ。

誓いの明日
イントロのアコギが奏でるリズムは、爽やかな未来への助走とでも申しましょうか、
それだけで晴れやかな気持ちになってくるから不思議です。
これはやはりライブならではの醍醐味だったと思いますわ。
モニターに映るじゅりの表情にも、わずかに微笑むような様子が見て取れました。
最後の繰り返し前のブレイクでは、武道館でも"終わり"っぽい拍手が起こってしまい、
そこだけちょっぴりがっかりしましたが(ゴメンナサイ。でも、皆さん曲は知ってるでしょうに~~って、
以前からどうしても気になっちゃってるだもん~)、
じゅりの先導する手拍子でステージと客席が一体になって、曲が終了したときには、思わずみんなの顔が
ニコニコになっているような、とてもハッピーな空気に武道館中が包まれていたと思います。


爽やかに本編が終わり、アンコールへ~
※⑦に続く。

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館⑤

2012-02-12 23:05:27 | イベント・ライブレポ
私事ですが、最近ある事情によりMYパソコンが壊れまして、先日やっと修理されて戻ってまいりました。
遅れているレポが更に遅れ、もうブログ界の流れから完全に置いていかれてますが、
(あのDY氏まで今日、レポ終わってるし・・・・)
パソコンが使えない間、多少ノートに下書きなどして進めていたので、遅くなっても頑張って最後まで
お粗末ながら自分の感性で受け止めた武道館ライブを書き留めておきたいと思いますわ。
じゅりの新譜やら、新しい話題もありますが、もう少しタイガースモードでいさせてくださいね。

※④の続きです。



Tell Me
「では次は、兄が歌います!」というじゅりの言葉にまたまた歓声があがりました。
サリーの生リード・ヴォーカルを聴けるなんて!スペシャルに次ぐスペシャルで興奮が止まらない!
サリーの声は、意外というか何というか、コーラスの時のビリビリ痺れる低音ヴォイスというより、
わりと柔らかい、優しい声だなと思いましたわ。
弟のシローに付き添う姿を見た直後だったからかもしれません。
そして、この曲でどうしても書き留めておきたいのは、じゅりのコーラス。
oh oh oh~♪っていう、少し胸を反らすようにして、首を左に傾けた格好での、シャウト系のコーラス。
もちろん、眉間にはググッっと高貴な皺が寄っていたハズ(モニターではそこまで見えませんでしたが)。
このポーズ、昔からよくやってますよね?(このセトリだと「Do you love me」で頻度高し。)
それが、この時のは一段とすごくすごく、カッコよかったんです~~!
いやもう、惚れました。

Justine
「それでは、40年ぶりにピーが歌います!~(中略)~それではピー先生、どうぞ!」
というじゅりの言葉でステージ前方に出てきたピーが「ジャスティーーン!」とシャウトしたあとは、
もう何が何だか(笑)お祭り騒ぎみたいになってました。
ピーは武道館でもいつもどおりの軽い身のこなしで、箒プレイもいつもどおり・・・・
「腹筋と背筋を使って!贅肉があることなんてすべて忘れて!大きな声で!」とじゅりから指導を受け、
アテクシも「ピー!」「ピー!」って掛け声を頑張りましたわ。
ちなみに間奏は最初泰輝さんで、次カズさんにソロを回しますが、武道館ではお二人とも
かなり気合が入っていたような。アテクシ思わず耳を奪われましたもの。
特に泰輝さんのピアノは、曲に洗練された華やぎを加えていて良かったですわ。
楽しくノリノリなだけじゃなく、音楽的な聴きどころもアリなジャスティンなのです!
じゅりもいつにも増して興奮気味で、「皆さんの声援が大きければ大きいほど~」という例の口上で、
「小さければ、瞳みのるの人生は、それだけのちっぽけなものになってしまうんですよ?」
の"ちっぽけ"は、リキみすぎて声が裏返っちゃったりしてました。か、可愛い・・・・
しかもその後、「瞳みのるの今後の発展と健康といやさかを祝して、お願い致しまーーーーーす!!」
って語尾、長っ!!そこでそんなロングトーンを発揮してどうするの(笑)ってくらいの声でしたわ。
一生懸命フルパワーでピーを盛り上げようとしているのがすごく伝わってきて、その後の
♪ピー♪ ♪ピー♪っていう裏声コーラスを聴きながら、アテクシは胸がキュンキュンしてしまったのでした。
じゅり~~好きだわ、好きすぎる!
曲のラストには、大量の銀色のテープが客席に舞う演出があり、大きな歓声とと共に
華やかに前半が終わりました。
(銀テープをおすそ分けしてくれたBさん、あじがとー!)

淋しい雨
休憩時間には、携帯でブログに「シローが来て歌った。サリーも歌った。」という速報を打って、
(携帯メールが苦手なアテクシには、休憩時間ではあの文章が精一杯)
いよいよ、好きな曲てんこ盛りの後半です。
いきなりですが、この後半1曲目のじゅりの声が良かったことといったら!!
細かいことはもう覚えてませんが、声の響きだけは今も鮮明に耳によみがえりますわ。
大きな会場での「淋しい雨」は、じゅりの声のふくよかさ(※あくまで声の話です)が、
とても引き立っていたと思います。
殊更ビブラートを効かせるわけじゃなく、ごく自然に伸びやかに発声していると思うのに、
ほんとグラマラスで(※声が、です)素敵な響き。
それでいて爽やかなのは、年月を経ても歌い方が変わっていないからかしら?
若い時のが「甘くて爽やか」なら、今のは「芳醇かつ爽やか」とでも申しましょうか。
フレッシュな特上ヌーヴォーワインが、40余年を経てヴィンテージワインとなって、
この記念すべき日に、武道館の観客にふるまわれたのでありました。

風は知らない
今回のツアーでは、コーラスとの音量のバランスを考えてか、じゅりがいつもより声量を抑え目に
歌う場面がよくありましたよね。
コーラスの美しさが肝心なこの曲も、ツアー中、今まではわりとそういう印象だったんですが、
この日に限ってはじゅり、やはり感極まっていたのでしょうか。積年の思いをぶつけるような
激しさを感じさせる歌いっぷりで、声がコーラスの層を突き抜けて響いてくるように感じましたわ。
「風は知らない」でこういうのは初めてだなと少し驚きました。
やはり1月24日は特別なのですね。
というわけで、爽やかというよりは情感たっぷりの「風は知らない」だったのでした。

散りゆく青春
ゴメンナサイ。この曲の記憶がいまいち残ってなくて・・・でも、胸の中がせつなさで
いっぱいになるような感覚だけは覚えてます。
この曲の持つ涙腺への破壊力ってば一体ナンなんでしょうね。
ああ、せつないわ・・・・なんか泣いちゃいそう・・・・・って、後追いファンでもそう感じて
しまうのですから、往年のファンの皆様はあにはからんや。
アテクシの周りのお席でも"ダム決壊"状態になっている方がいらっしゃいました。

花の首飾り
望み薄とはわかっていても、やはり一応、期待しますよね~~。
闘病中のシローだって来たんですもの・・・もしかしたらもしかすることだって、って。
でも結局残念ながら待ち人は来ずで、じゅりはそのことに触れるでもなく、前の曲との曲間短く
すぐにこのイントロが始まりました。
ツアー前半では、ガラス細工を扱うようにそれはそれはセンシティブに、それでいてオリジナルよりも
より情熱的に、この曲を歌い上げてきたじゅり。
ラストの武道館では、いっそ肩の力が抜けたかのように、柔らかい歌声で歌っていたように感じましたわ。
幻想的なコーラスの響きに耳を傾けているうち、時計の針がぐるぐると戻っていくような錯覚に陥りました。
この感覚って、この日のライブの前半にもあったんですけど、タイガース前期のすぎやま作品というか、
トッポ在籍期の曲で度々感じられたんですよね。
うまく説明できないんですけど・・・・
その時期のタイガースナンバーが持つ、特有のオーラみたいなものがあるような気がしたのでした。


そしてこの後、怒涛のロッケン・ナンバーへ。
※⑥に続きます。

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館④

2012-02-06 02:21:58 | イベント・ライブレポ
※③の続きです。

Because
正直、ボーカルがじゅりじゃないんで、わりとサラリと流して聴いてしまっていたと思いますが(オイオイ)、
時おりキーボードの流麗なタッチにふと意識が行って、「あら素敵」と引き込まれる瞬間がありました。
武道館でもいつも通り、温かい歌声の素敵なタローさんでしたね。
その声に寄り添うように、体を揺らしながら控えめなコーラスを添えるじゅり。
お客さんも皆、裏拍手拍子をしながらスイングして、会場がほんわかした雰囲気に包まれました。
この和み感はやはりタローさんのお人柄かなと思ったりして。
歌い終わった後も「タロー!」「タロー!」とあちこちから声が上がり、
ステージと客席がぐっと近づくような感覚があって良かったです。



さて、普通でいくと、次はじゅりの「サティスファクション」なんですが、
ここでマイクを持ったじゅりは、歌ではなくトークを始めたんです。

精神的にも肉体的にも非常に落ち込んだ状況を乗り越えて、
シローが、今日は来てくれました。


というトークの途中から起きた会場のざわめきは、すぐ悲鳴、歓声に変わって
じゅりの声さえもかき消されんばかりでしたね。
後方席の方には、舞台袖から出てくるシローの様子が良く見えていたみたいで
皆身を乗り出して、一点にグワーッと熱い視線を注いでいるじゃないですか。
やっぱりおいしいゾ後方席!
程なく、サリーに付き添われ・・・というかほとんど支えられながら出てきたシローは
相当弱っているように見えましたが、それでも車椅子ではなく自分の足で歩いての登場。
・・・彼は確かに、武道館のステージをその足で歩いていました。
もう、そのことだけで感涙。
その姿に、悲鳴と、それを上回るほどの大きな拍手の渦が会場に巻き起こりましたわ。

岸部シローです。

としかし、じゅりがシローを紹介し再びトークを開始すると、客席はサッと静まりかえりました。

もう、ずいぶん前に一度練習をしたりしてはいたんですが、
どうにか、ここまできてくれるという、気力が戻ってきてくれました。


と、シローと、そのすぐ傍に寄り添ったじゅりとのやり取り、すべてではないけれど
日にちが経った今もかなり印象に残っていて、まるで映画のシーンのように
頭の中で再生しては胸に感動が蘇ってきます。

J「シロー。1曲、いきまっせ。」
S「歌えるかな?」

(うんうん、と優しくうなずくじゅり。)
S「1曲といわず・・・2曲、と言いたいところですが・・・1曲。」
(飄々としたシロー節に和やかな笑いが起こる)

でもやはり久々の大舞台に不安そうなシロー。
S「まともに歌えるかどうか・・・」
J「・・・歌えるよ。」


というようなやり取りの後、シローがじゅりに向けてとも、客席に向けてともなく
S「練習したけど、出ないんですよ。」
と言ったんですが、それに応えてじゅりが言った、
J「出てた出てた。大丈夫。」
という声が、あまりに優しすぎてアテクシ、ものすごく切なくなってしまいました。
そして、シローがただ一度、声を振り絞るようにして力強い声で言ったひと言、

今日このステージに立てたのは全部ジュリーのおかげです。
ありがとう!!


アテクシはこの言葉を聞いた時、じゅりがこの日を迎えるために払ってきた、
それはそれは長い期間にわたる沢山の労力や、このステージに至るまでの紆余曲折、
そして何があっても貫き通してきた強い信念を思い、
そして、そんなじゅりを、シローはちゃんと解ってくれているという確信がここに重なって、
もうただ嬉しくて、涙が止まりませんでした。


若葉のころ
登場の時点ではあまりの弱弱しい雰囲気に、まさか歌うとは思ってなかったのですが、
シローはいざ歌いだすと、最初こそ緊張気味にテンポをさぐるようなところもありましたが、
まるで無垢な少年のような、柔らかく美しいハイトーンの声で、本当に驚きました。
曲の終盤に伴奏が消えアカペラになったところなど、神々しささえ感じる澄んだ美声で
圧巻というしかありませんでしたわ。
そこにいるのは、バラエティ番組でぼやいている岸部シローではなく、
まぎれも無く「タイガースのシロー」でした。本当にとっても素敵だった。
感動して、手が千切れそうなぐらい拍手をしましたわ。



歌い終わった後はホッとしたのかシロー、だいぶ口が滑らかになっていましたね。

じつは、この話を初めに聞いたのは1ヶ月ぐらい前で、
とてもじゃないけど歌えないと・・・(モゴモゴモゴ)・・・・
でもジュリーが「歌いたかったら1曲歌っていいんだよ」と言ってくれた。
それに歌えなくても、シローにはトークもあるじゃないか、って。


と今日までの経緯を話してくれました。
その後のトークで、

僕泣き虫なんですよ~
泣いてしまったら喋れないんで・・・・


などと弱弱しく言うシローに対して、客席から沢山の激励の掛け声がおこり、
その中の「頑張って~まだまだいける!」という声に、
「・・・どこがいけるの?」
なんて返す一幕もありました。

この後のショーの方がずっといけるよ。
僕リハーサルずっと聴いとったけど、ホンマに迫力あるね。
僕は点数には(?)厳しいからね。
(↑音楽には一寡言ある、というほどの意味だと解釈しましたが・・・良いかしら?)
この後もまだすごいことが起こりますが、恐ろしくて逃げ出さないで下さい。

・・・・まあ、こんぐらいで。


と最後までシロー節を披露し、サリーに付き添われて退場したんですが、
退場のときに、シローの腕を取ったサリーに「誰?」なんて言って、
「兄や、兄」とサリーが返すという、本気とも冗談ともつかないシーンがあって、
ちょっと笑っちゃいながらも、シローの体調のことを思うとせつなくもあり、
沢山の感情がない交ぜになって、まさに感無量!!!でした。


※⑤に続く。

LIVE 2011~2012 1/24 日本武道館③

2012-02-05 05:10:13 | イベント・ライブレポ
※②の続き、「坊や祈っておくれ」の後のMCからです。
 もうだいぶ記憶は薄れてるんですが、ライブ翌日に書きなぐったメモを書き起こしつつ、
 当日の雰囲気を思い出して書きたいと思います。

MC
ありがとうございます~
今日は後ろにもお客さんがたくさんいらっしゃいます!


という冒頭のじゅりの言葉に、超湧き立つ後方席。
歓声でじゅりのトークがかき消されちゃって、その後じゅりが何と言ってたのか
よくわからなかったくらいでしたが、とにかく、後方席のめくるめく興奮というか高まりが
アリーナにまでうねりとなってドドーンと押し寄せ、すごい迫力でしたわ。
ああ、なんかものすごくうらやましいぞ、後方席。と思ったアテクシでございました。
続いて、流れは忘れましたが、

今日はみんなで、八方美人になろう。
1月24日は八方美人の日です。


なんて、じゅりによる新しい記念日の制定も行われ(?)笑いが起きて場が和んだところで
真面目な口調で曲紹介を始めるじゅりです。

ここまで「僕のマリー」「モナリザの微笑」「銀河のロマンス」、
そして今の曲が、岸部おさみ作詞、森本太郎作曲、「坊や祈っておくれ」という曲です。
この曲はタイガース後期の曲でございまして、高貴な光を放っているわけです。
フフフフフフフ・・・・ハナで笑われてしまいました。


と、武道館でもこのオヤジギャグはいつもどおりやってましたわ。
じゅり的にはテッパンなのね~
まあこの「ハハハ」とも「フフフ」ともつかない、じゅりの"鼻笑い"
ある意味、映像で残しておくのもいいかもネ?

38回目のステージがついにやってまいりました。

と、力強く言った後、サリーの方にくるりと向いて、

岸部おさみという名で店に出ておりましたが、
その後、岸部一徳と名前を変えました。
今や貴重な、役者さんになりました!


といきなりメンバー紹介を始めました。
「貴重な」って言うのをものすごく強調して、まるで自分が手塩にかけて、
可愛がって育てた俳優さんを紹介するみたいに、嬉しそう~~に言ってましたね。
ホント笑っちゃうぐらい嬉しそうで、
実際自分でも、「嬉しい」って連発してました。

若い頃ベースを弾いていたことをご存知無い方も多いと思いますが、
久々に聴いてもう本当に・・あの・・・・嬉しいです。
サリーのベースと、低い声が・・・・嬉しいです。


って。どんだけ嬉しいんかいwwwwてか、どんだけサリー大好きなのよ、
と、じゅりのサリーに対する思いや、2人の絆が窺い知れる一幕でしたわ。

その後サリーのトークになったんですが、内容はあんまり覚えてなくて、
(ってか、ぶっちゃけ、じゅりのトークしかメモってないんで、
他の人のことはよくわからないんですの。ゴメンナサイ~)
覚えてるのは確か、

最近じゃ、サリーと呼んでくれる人もほとんどいなくなって・・・・・
(客席から「サリー!」「サリー!」の掛け声がいっぱい起こると)
・・・・そんな急に言われても。


という客席とのやり取りと・・・そういえば、野太い男性の声で
「一徳最強!」って掛け声があった気がする(笑)・・・挨拶の最後に言った、

このメンバーでやるってことが本当に楽しいなと、
音楽って楽しいなと、つくづく思っています。


という言葉が印象に残っていますわ。
その後、タローさんの紹介ではじゅり、

器用というんでしょうか、昔から色々なことをやってまして、
サパークラブ(?)の店長をやったり、喫茶店の店長をやったり、
借金取りのようなことをやったり(?!)、
最近では競馬の予想屋もやったりしています。
・・・ほとんどが冗談ですけどね。ヘヘヘヘヘ。


って無茶苦茶言ってみたり、

昔は「純情タロー」と言われていたそうで、
・・・・私にはどうもその認識はまったくございませんでしたが、
今では「毒舌タロー」と言われています。
ということで、今日も「毒舌タロー」で挨拶を。


って、挨拶しにくいっちゅうの(笑)
仲間内だからこその言いたい放題でしょうが、どう考えても
毒舌なのはじゅりの方だし~と武道館中の人が思ったに違いありませんわ。
タローのトーク内容はこれまた忘れちゃったんですが、

皆さんも、僕たちも、いい時期にお母さんが生んでくれて良かったですね。

という言葉だけはしっかり覚えてます。
ホント、タローさんの言うとおり!
じゅりと、タイガースと、一緒の時代を体験した幸せを、往年のファンの方は特に、
あの場でかみしめていらっしゃったことでしょうね。

続くピーの紹介は、まずじゅりがタイガース解散後のピーの略歴を語ったあと、
ピーとのやり取りに入ります。
恒例のピー先生による中国語でのご挨拶もあり、
じゅりの口からは放送禁止用語も飛び出し(笑)で楽しいトークでしたが、
悪乗りしたじゅりはピーがお茶目だということで
「瞳 お茶目」に改名しろとか言い出して、ピーがハイハイという感じで
「わかりました」と生温かい声で応える一幕なんかもありましたわww

そして武道館でもやはり行われた
「肉やるぞ!」「いらん」「また嫌われてしまった~」
のやり取り。DVDではカットしてくれないでしょうかねぇ・・・・

あと、個人的にツボったのは、じゅりがピーのトークライブの日程を紹介する時、
 「"ニーナ"と、覚えてもらいたいんですが」 
って言ってたことなんですよね~
ニーナとは言うまでもなく、「追憶」に出てくるニーナのことなわけで、
これは明らかにじゅり個人のファンに向けられた言葉だったわけですよね。
(ま、このステージはそもそも「沢田研二LIVE」なんですから当然かもしれませんが)

ピーのトークライブに行く人の相当数がおそらくは、
タイガース経由→その後自分のファン、ってたどった人たちだろう、
っていう前提の元に、なんていうんでしょうね、
「お前たち、ピーのライブにも行って、しっかり彼を盛り上げておいで」
みたいな、ピーの活躍を願う気持ちと共にチラリと垣間見えた、
じゅりの自信というか、揺ぎ無いスターっぷり、余裕っぷりが眩しくて、
アテクシはこの言葉に一人、身悶えていたのでした。


・・・・え、そんなのお前だけ?


ま、それは置いといて。
その後、タローの歌に続き、感動のシロー登場となるわけなんですが、
もう夜が明けそうなんでおやすみなさい。
(全然進まないよ~)