内海を打ち切れずに敗北、阪神タイガース

金曜日に読売に勝ってマジック２５が再再々点灯した阪神。
が、昨日はグライシンガーに封じ込められて競り負け。

阪神の先発は安藤、読売の先発は内海。
読売は２番に古城を入れる。

１回表。
先頭の鈴木尚にセカンドへ内野安打を打たれる。古城が送ってワンアウト２塁。
続く小笠原は見逃し三振に仕留めたが、ラミレスにはデットボール。
１・２塁のピンチだったが、李承を空振り三振に仕留めてピンチを脱出。

その裏。
ワンアウトから平野がセンター前ヒットで出塁。鳥谷がフォアボールで歩いてワンアウト１・２塁のチャンス。
続く金本の当たりは強烈な当たりだったが、ファースト李承の正面。
林も倒れて得点ならず。

試合が動いたのは３回表。
安藤は先頭の鈴木尚にフォアボールを与えてしまう。古城が送ってワンアウト２塁。
小笠原のライトフライで鈴木は３塁へ。
そしてラミレスに三遊間を破られて１点を先制される。

しかし４回裏。
ワンアウトから金本がフォアボールを選ぶ。
林・関本の連続内野安打でワンアウト満塁のチャンス。
矢野は空振り三振に倒れたが、続くバルディリスが押し出しのフォアボールを選んで同点に追い付く。

続く５回裏、６回裏とチャンスを作ったが、得点ならず。

回は進んで８回表。
阪神のピッチャーはこの回から３番手のジェフ。
先頭の小笠原にバットを折りながらセンター前にヒットを許す。
続くラミレスにもヒットを打たれてノーアウト１・２塁。
李承のセカンドゴロでそれぞれ進塁。
続く亀井の代打・谷にはフォアボールを与えて満塁のピンチ。
ここで阿部にフルカウントから押し出しのフォアボールを与えてしまい、１－２と勝ち越される。
坂本は空振り三振に仕留めたが、続くピッチャー山口の代打・大道に初球を右中間に３点タイムリーを許し１－５。

さらに９回表にも４番手のハシケンが、李承にタイムリーを打たれて１－６。
その裏の反撃もならずこのまま１－６で敗北。
優勝へのマジックナンバーは２５のまま。

今日はまぁ歯痒い展開のまま終わってしまったな、というのが感想。
もう中４日で内海が来るのは分かっていたやろうに、チャンスで打てんかった。
今日はこれに尽きるやろう？？

安藤は相変わらず毎回のようにランナーが塁上を賑わすピッチング。
それでも要所では良いボールが行って凌いでいたが、３回のラミレスへのシュートは少し甘かった。
６回裏、安藤の打順に代打・桜井を出して、桜井がライト前ヒットで繋いでも、赤星が三振…。

８回のジェフの失点についてはまぁ、今年のジェフの調子の悪さがそのまま出たって感じではないか？？
散々実況は「まさか、まさか」とホザいていたが、ずっと調子悪いやん。

読売はホンマ調子が良い、っていうのが分かる。特に李承は振れている。
凡打の内容も三振を除けば、しっかり捉えていたしね。
そしてベテラン大道の球に逆らわない綺麗な右打ち。試合を決めるにはあれで十分。
久々に相手チームのバッティングの上手さに唸ってしまった。

読売はこの３連戦で３タテせんと、逆転優勝は厳しいな、と思っていた。
その初戦に金刃を持ってきて「あ、終わったな」と思っていたが、しっかり昨日・今日と連勝。
直接対決は３つで６ゲーム差。４ゲーム差くらいになったら分からなくなってくるぞ。
阪神は今日の負けでウカウカしてられんくなったな、と思う。