エース同士の素晴らしい投手戦、日ハム―楽天戦

一昨日、昨日と連勝を飾った阪神だが、今日は予定通り（笑）中止：：：( ^^)T ：：： 雨だ
ということで、札幌ドームの日ハム―楽天戦を。
日ハムの先発はダルビッシュ、楽天の先発は岩隈。

昨日の予告先発が発表された段階で、投手戦になるやろな、とは思っていたが、その通りの展開に。
５回まで両投手ともノーヒットに抑え、フォアボール１つだけ。２塁を踏ませないナイスピッチング。

先にヒットが出たのは楽天。
６回ツーアウトから渡辺がライトへヒットを放った。
続く高須との間でエンドランを仕掛けたが、打球が伸びすぎてライトフライに倒れて得点ならず。

続く７回表。
ワンアウトからフェルナンデスがセンターへヒットを放ったが、続く山崎武司が６－４－３のゲッツーに倒れて無得点。

試合が動いたのはその裏。
ここまでノーヒットに抑えられていた岩隈から、先頭の森本がセンターへ初ヒットを放つ。
田中賢介が送ってワンアウト２塁。続く稲葉は敬遠で１・２塁。
高橋信二がフォアボールを選んで満塁。
そしてスレッジがレフトへ犠牲フライを放ち、１点をもぎ取る。

８回裏。
ワンアウトから鶴岡・紺田の連打で１・２塁のチャンス。
しかし、森本が４－６－３のゲッツーに倒れて無得点。

そして９回表。
先頭の藤井に代打・憲史を告げる。期待に応えてライト前ヒットで出塁。代走は高波。
続く渡辺が送ってワンアウト２塁。
しかし、高須が空振り三振、草野はショートゴロに倒れて、１－０で日ハムが接戦を制した。

今日は現在パリーグ防御率１位の岩隈、２位のダルビッシュとの投げ合い。
その数字通り、素晴らしい投手戦やった。

岩隈は途中の杉山ピッチングコーチの談話によると、あまり良くない方だったそうだ。
確かに何球か腕が下がる投球もあったが、それでも球威があった。
特にシュートがよく決まって、日ハムのバッターもかなり苦戦していた。

しかし、そんな岩隈の上を行ったのがダル。
真っ直ぐ、変化球のキレ共に良く、特に主軸打者に対してのインサイドのボールはかなり有効やった。

完全な投手戦の中で勝敗の差がついたのは、わずかな配球の綻びではないだろうか。
唯一得点が入った７回裏。
先頭の森本に打たれた、初球のシュートが中に入ってしまった。
そしてワンアウト１・２塁で迎えた、高橋信二との場面。
この場面、今日一番決まっていたシュートでゲッツーを取れれば最高。
ということで、高橋もシュートを意識していた。２球目にそのシュートが来て空振り。
しかしここから、シュートを１球も投げず、結局フォアボールで歩かせてしまった。これが痛かった。
さらに犠牲フライを打たれたスレッジ。
３球で２－１と追い込んだ。ここでインローへ真っ直ぐを投げておけば多分、見逃し三振で終わっていた。
しかし、キャッチャーの藤井が構えたのはインハイ。
これが真ん中高めの完全なボール。意味の無い球になってしまった。
結局、次に投げたフォークが高めに浮いて、レフトに運ばれてしまった。
今日の岩隈の球威なら間違いなく抑えられただけに、あの配球だけが勿体無かった。

逆にダルは、ランナーを出しても全く動じない。
９回表、ワンアウト２塁でバッター高須の場面。
初球にツーシームをインサイドへ投げた。ファール。
このボールを高須が少し体を広げて打ったのを見て裏を突く。
３球目、４球目とストライクからボールになるスライダーで空振り三振。
相手の裏を突く投球術は、エースらしい投球。

本当にエース同士の素晴らしい投げ合い。良い試合やった。
日ハムはこれで４連勝。
今日もヒットが３本と、打線は打てないが、投手力を中心とした守りがしっかりしている。
そういう意味では大崩れはやはり少ないのだろう。

楽天は逆に６連敗。
７連勝で一気に首位に上がったが、あっという間に最下位へ。
ただ、チーム打率はリーグ１位やし、防御率も3.09と悪くない。
１０敗しているが、開幕３戦目にソフトバンクの大場に完封負けを喰らった以外、全部２点差以内。
その辺を勝ちに持ち込めば十分上位に上がれる。
岩隈の復調は大きいと思うし、長期離脱と思われていた長谷部も５月くらいには復帰出来そう。
まだまだこれから。

まぁこれからも阪神の試合が無い場合は、パリーグの試合を書いていこうと思います。
さて、明日からハマスタで横浜との３連戦。
明日は…都合で見れない(●;＞_＜;●)ビェェン
ということで、アニキの２０００本安打は土曜日にお願いします(^人^)オ・ネ・ガ・イ