日本シリーズ第１戦、吉見を攻略してロッテが先勝

今日から開幕した日本シリーズ…って何かドラフトの後に日本シリーズって違和感あるな。。。
セリーグ優勝の中日と、パリーグ３位のロッテが対戦。
中日は吉見、ロッテは成瀬の両先発で始まった。

今日は両エースの対決だったのでそんなに動かないと思っていた。
が、米ワールドシリーズ同様、２回から試合が動く展開。

今日の試合を一つ決定付けたのはやはり、３回裏の里崎のバント処理ではないだろうか。
立ち上がりから良くないまま、３回を投げて３失点した吉見をあっさり見切って、代打に小池を送った中日。
その小池が期待に応えてライトへのヒットで出塁した。
２回表から得点が入り続けていて、味方打線に勝ち越してもらった成瀬にとっても嫌な展開。
中日はとにかく追い付きたい、ということで１番の荒木に確実に送らせて後続勝負を考えていたはず。
その４球目、高めの真っ直ぐを荒木はバントしたが小フライに。
この打球を里崎が飛び込んでキャッチ。そして両足が地面に着いた状態で１塁へ送球。
飛び出した１塁ランナーの小池を刺してゲッツー完成。これで中日の流れが切れた。

勿論、６回表に出たロッテのキーマンである西岡のタイムリーも大きかったが、
やはり里崎のダイビングキャッチだな、今日は。

ロッテは得点こそ５点だったが、先発野手は６番の金泰均以外のバッターがヒットを放って１３安打。
特に２番を打つルーキーの清田は流れを再び呼び戻す同点ホームランを含む２安打、
そして５番の今江。打っては３安打、１打席目にも先制点に繋げる送りバントを決めた。
でもやはりロッテは西岡がこのチームを引っ張ってきた。西岡がこれからも試合のカギを握るのは間違いない。

成瀬はクライマックスシリーズで投げた３試合より真っ直ぐが走っていた。
２回裏に和田、谷繁に一発を打たれてしまったが、その２点で５回を凌いだ。

そして６回以降はクライマックスシリーズでも見せた継投策。
薮田・内・伊藤の３人は６回から８回まで１イニングずつ投げ、それぞれ３人で片付けた。
西村監督はこの３人と小野に対して信頼しているからこそ、６回表に成瀬の打順で代打を出せたのだろう。

一方の中日。
今日は兎にも角にも吉見が悪過ぎた。
立ち上がりから真っ直ぐが走らないし、フォークは高めに抜けていた。
勝ち越してもらった直後の３回表に、高めに抜けたフォークを清田に打たれた。
今日の内容なら３回で代打を出されても仕方なかっただろう。

それよりも打てなかった打線。
特に和田の前にランナーが出なかったのが痛かった。和田が振れていただけに。
ただ、復帰してきた井端はノーヒットだったが、持ち味であるファールでカットするのが出来ていた。
今日の内容なら２番に戻してみても良いのではないだろうか。

さて明日の第２戦。
中日はほぼ間違いなくチェン、ロッテは中日に相性が良い渡辺俊を千葉マリンに回してマーフィーか。
いずれにしても先発ピッチャーのデキが勝敗を分けそうだ。