監督 ジョニー・トー
出演 アンディ・ラウ(アンディ) サミー・チェン(キンキー)
2000年香港
当てにならない好き嫌いオススメ度 ★★★★☆85点
香港映画業界が下火と言われる中、気を吐いた映画らしいよ。
劇場では見ることができず、やっとビデオを見ることができました。
辣腕だが、女癖が悪く妻に去られた後はゆきずりの恋に甘んじる、もう若くはない孤独な営業部長、アンディ。
そこに配属されてきたキンキー(可笑しな、へんてこな、という意味があるらしい)は好きな男性にいいようにあしらわれている淋しいOL。
キンキーは地味で天然?だが、真面目で人がよくて実は可愛い性格だ。
動揺すると掃除を始めるという奇妙な癖がある。
アンディはキンキーを放っておけなくて、前の愛人フィオナの協力でキンキーに相応しい相手を見つけてやることにする。
アンディが選んだ男性は冴えない中年男。あはは~、キンキーに惹かれ始めたね。
しかし、フィオナが連れて来た男を見たアンディの顔。
『欲望の翼』でタイドを演じた頃のアンディ・ラウは香港映画界でブイブイ言わせた男であるが。
キンキーを待っていた男はフィオナの焼もちのせいで、若くてハンサムなロジャー。
淋しげなアンディの顔、自分を笑いの要素にするところは流石だ。笑
大富豪のロジャーがキンキーを気に入ったからさあ大変。
ジョニー・トーと言えば『逃避行』を撮ったことで有名な監督である。
キンキーが海外ウエデインングに拉致?され、アンディは慣れないバイクで追いかけようとするが、前に進まない。
そこへ白尽くめのタキシード姿(月光仮面風 笑)で現れたのは・・・
『逃避行』で死んだハズのチンピラ、ワァディ!うっそ~♪(ワァディは若い頃のアンディ自身が演じたの)
「愛する人の元を去るな。俺の二の舞にならないよう、愛し合う者同士を助けている。」
ワァデ~~~~~ィ♪ イグアスの滝涙;
『逃避行』のテーマが流れるだけで、涙が。この映画、好きなんです。
気恥ずかしいくらいの純愛映画ですからぁ~!
『烈火戦車』のパロディもあるよ。笑 映画館で見たかったゾ!
サミー・チェンが歌うテーマ「感情線上」が軽やかなメロディで良いです。
これ、サイモン&ガーファンケルの曲じゃないかな? ま、いいけど。 嗚謝
あとこの映画で広東語の”ビンゴアー”を覚えました。
香港映画のコメディって面白いよね。
「ピンゴアー」って「誰?」って意味だったかな?
最近香港映画あまり見なくなりました。
劇場で見たのは『インファナル・アフェア』が最後かな。
『Needing You 』は楽しい映画でした。
私が香港映画を見始めたきっかけは『欲望の翼』のアンディ・ラウに惹かれたからです。笑
それからトニーを知ってレスリーを知って。
香港映画は感動作からおバカなのまで全部がカラリとした感じ。笑
韓国映画とはまた違うよね。
香港が中国に返還されてから、ちょっと勢いがなくなって、また盛り返して欲しいなと思ってます。
今週はサミー・チェン特集。
掲示板はお休みなのですね。
ちょっとさびしいですけど。。
ところで、サミーはこの映画出演をきっかけに急に綺麗になりましたね。
痩せて洗練されました。
どこにでもいそうで、いない、庶民的な感じの女性ですよね。
香港、行きたいですね、でも、住むのにはちょっとどうかなと思います。アハ
はい、この映画のアンディは1から出直し!という感じでしたね。
バイクに乗れないアンディ!?
私もアンディが出てなくてもこういう楽しい映画が好き♪
いつもコメントありがとうございます。
『逃避行』に続いてまたまたTBさせていただきました。
ワァディが現われた時にはえ~っ!!でした。しかも白のタキシード(笑)
それでいてこの映画のアンディはバイクに乗れないという・・・。
このパロディは凄いですね。
香港映画では内輪ネタパロディで笑わせるというのが多いです。
チョウ・ユンファもよく自分の当たり役を演じてパロディしていますね。
アンディもやりました!
白装束(あの世からきたんですよね)って言うのがよけい可笑しい。
流石にアンディ・ラウも顔つきが変わったので、ヘルメット被ってるとワァディそのままです。
ご存知かもしれませんが、ここでウンチクを。笑
アンディの芸名は漢字で劉徳華です。
華弟と書いてワァディ(広東語で)と読みます。
香港映画って芸名そのままの役名が多いです。
華仔・ワーチャイ(ワーちゃん)、ワーなど。
面白いですよね。
アンディ・ラウの若い頃の作品は観たことがなかったので、『逃避行』ではその若さにまずはびっくりでした。
ジョニー・トゥ、どんなジャンルを撮ってもほんとに楽しませてくれますよね。
自分はやっぱり『ザ・ミッション』や『ヒーロー・ネバー・ダイ』系列が一番好きですが。
ウォン・カーウァイ以外の香港映画はほんとに初心者なので、ウンチクのお話大変勉強になりました。なるほど・・・。