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ストリート・オブ・ファイヤー/ロックンロールの寓話

2005-08-06 13:49:24 | アメリカ映画 (40)

UJGD-34787
監督 ウォルター・ヒル
脚本 ウオルター・ヒル、ラリー・グロス
音楽 ライ・クーダー(サントラ:ビクターMCAレコード)
出演 マイケル・パレ(トム・コーディ)ダイアン・レイン(エレン・エイム)
    ウィリアム・デフォー(レイベン)エイミー・マディカン(マッコイ)
    ビル・パクストン(トムの友人)リック・モラニス(ビリー)
                          1984年、アメリカ
ウォルター・ヒル監督が贈る珠玉のロックンロールな物語。
オリジナル・サウンドトラックはここクリック

思いの外、この映画のファンって多いですよね。
私は残念ながらリアルタイムでこの名作を見ていない。
映画を見る余裕のない空白の時間があったから。(笑)

この映画、ダンアン・レインが歌う場面に使われている曲もガツンとパンチが効いてて気分がロックしてしまうけど、何より古き良き時代の匂いがする。
そう、西部劇!
そう言えば、J・ウェインの西部劇でビクター・マチュアがズボンにサスペンダーの格好をしていたな。
コーディの格好は西部劇時代の定番かな。

サブタイトルの「寓話」が示すようにお話はお伽話っぽいけど、見せ所を心得た最高に楽しい映画だ。

リッジモンドで歌うはずの歌姫がストリートギャング、レイヴェンに誘拐された。
レイヴェンのいでたちはは魚屋ツナギに口の中が真っ赤、爬虫類か?蛇?

大変なの、帰って来て、の姉の呼びかけにふらりと舞い戻ったトム。
ベビーフェイスにトレンチコート姿の(ヨレヨレだけど、これがアルマーニなんですと)マイケル・パレ!
文句なしにカッコいいです!
蒼い瞳が深い湖のように綺麗。

エレンを救いに屋根の上からライフル構える姿には惚れ惚れ。
何かで読んだけど、この人、上背があってロングショットより中ショットが一番美しい。
雨の歩道のエレンとのラブシーンは素晴らしい!

ヒル監督は歩道を雨で濡らすことでネオンや光を美しく演出したそうだ。
また、兵士上がり男勝りのマッコイ(エイミー・マディカン)がもうカッコいいったらない!
ちょっとトムに気があるようすで照れるマッコイが可愛い。
「よせやい」

映画中、彼女が一番、粋かな。(笑)
『フィールド・オブ・ドリームス』でもいい奥さんの役してたね。

ビル・パクストン リック・モラニスと言い、皆、後年名を上げた人たちばかりの豪華さ。
マイケル・パレは?あの人は今?と言うなかれ!
ちゃんと公式ファンクラブもあるでよ!(笑)
他に、スティーブン・キングの『フェラディルフィア・エクスペリエント』も面白かった。

『バージンスーサイド』(私は苦手な映画だけど)でも麗しいご尊顔を拝見しましたわん♪

市民たちがレイヴェンたちに一斉にライフルを向けるところでは黙って見てるのが惜しい。
総毛だちました♪

トムとレイベンの一揆打ちがまた、得物がハンマー!っていうのが平和でいい!
ナイフではなくハンマー!!金づち!!!

おまけ 
☆マイケル・パレ、ミニ情報☆
生まれも、育ちもN.Y.はブルックリン(笑)、セントラルパーク内の有名レストラン「グリーンオンザタバーン」で,
立派にシェフやっとりました。
美貌は人目を引き、バーでガールフレンドを待っているところを辣腕の業界人にスカウトされ、TVシリーズ、アメリカンヒーロでデビュー。

ここから結末に触れます。
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トム「俺はお前の衣装持ちをやる柄じゃない、でも俺の助けが必要ならいつでも帰ってくる」
「I"ll be there・・」人殺しな台詞!

歌うことはエレンの全て。
エレンの、トムの耳に届けとばかりの熱唱を後に、意を決して立ち去るトム・コーデイ。涙

しかし、その彼を車で待っていたのはそう!マッコイ!
マイケル・パレらしい無警戒な満面の笑みを浮かべたトム。
「今夜、くどくかな」
マッコイ
 「You are not my Type 、よせやい、オイラの好みじゃないね」

小粋なラストでした♪
続編撮って欲しかったゾ、ヒル監督!

macoy3

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