安全保障関連法をテーマにした公開討論会が20日、東京都内で開かれ、同法に反対する識者から「野党が共闘し、政権交代を実現して法廃止を」との意見が相次いだ。

小林節慶応大名誉教授(憲法学)は同法が違憲であるのは明白として「政権交代をして集団的自衛権行使を容認した閣議決定を取り消し、法廃止を」と強調。「力を集中させて戦うべき時だ」と、来年夏の参院選を念頭に、野党が共闘する必要性を訴えた。

「柔らかなネットワークを結んでいこう」と呼び掛けたのは作家の落合恵子さん。護憲派の中でも考え方の違いはあるとしながらも「違いを言い立てて(野党勢力が)二分、三分しているような余裕はない」と語った。

評論家の佐高信さんも「いわば呼吸をするように(継続的に)反対の声を上げなければ、私たちが呼吸できなくなるような状況が生まれる」と危機感を表明した。

討論会はインターネットテレビ「デモクラTV」が主催した。(共同)(引用ここまで

他国から攻撃を受けた際

交戦権を否認している9条を使うということは

軍事権ではなく警察権なんですよ!伊勢崎先生!

軍事は戦争・武力行使を想定しているから!

そもそも日本が他国から攻撃?

軍事で対応する場合が想定されますか?

「政権交代へ野党結集を」9条めぐり公開討論会

東京 2015年10月21日 朝刊

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201510/CK2015102102000120.html

「新9条」提唱などについて意見が交わされた討論会=20日午後、東京・永田町の参院議員会館で

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解釈の余地のない新たな憲法9条を制定し、自衛隊の活動拡大に歯止めをかける考え方について意見を交わす公開討論会が20日、東京都千代田区の参院議員会館で開かれた。学識者らが、安倍政権による集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更や、安全保障関連法の制定を批判し激論を交わした。 (荘加卓嗣)

参加したのは慶応大の小林節名誉教授、評論家の佐高信(さたかまこと)氏、作家の落合恵子氏、東京外語大大学院の伊勢崎賢治教授。

伊勢崎氏は、他国から攻撃を受けた際、国内に限定して武力に訴える個別的自衛権の行使と、その場合の交戦権を新たに認める一方、自衛隊だけでなく在日米軍についても海外での武力行使を禁じる新九条の制定を提唱し、「(米軍駐留に関する)日米地位協定も同時に改定しないと意味が無い」と説明した

これに対し小林氏は「政権交代して安保法を廃止すれば、現行の九条は生きる」と主張。落合氏も「護憲派が分かれてしまう。現政権を代えることを使命にするしかない」と慎重な考えを示した。

また、安保法の廃止を目的とした連立政権の樹立を共産党が呼び掛けていることに、民主党内から否定的な意見が出ていることに対し、野党勢力の結集を求める意見が相次いだ。(引用ここまで