総選挙に結集した7万の国民は日本の貧困と犯罪をどう考えるか!
7万の国民の関係者に認知症に罹ってしまった関係者はいないのか!
AKB総選挙 トラブルなく終了 6月7日 23時13http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140607/k10015053221000.html
人気アイドルグループ「AKB48」のメンバーの人気投票の結果を発表する大規模なイベントが7日、東京・調布市で開かれました。先月メンバーらが切りつけられた事件を受けて、厳重な警戒の中での開催となりましたが、特にトラブルなどはありませんでした。
「選抜総選挙」と題したこのイベントは、AKB48や姉妹グループのメンバーら296人を対象に、インターネットを通してファンによる人気投票を行い、16位以内に入ると次のシングル曲を歌うグループのメンバーになれるというものです。7日はおよそ7万人のファンが見守るなか、投票結果が調布市にある「味の素スタジアム」で発表されました。
イベントは先月、岩手県でメンバーらがのこぎりで切りつけられてけがをした事件を受けて、すべての来場者の持ち物などを金属探知機で検査する厳重な警戒の中での開催となりました。投票の結果、1位には渡辺麻友さんが初めて選ばれました。また、けがをした2人のメンバーのうち、16位に入った川栄李奈さんが事件後初めて舞台に立ち、「ご心配をおかけしました。こんなすてきな場所を用意して待ってくれたファンの方に本当に感謝しています」と涙混じりの笑顔で語りました。イベントは午後9時半ごろに終了し、特にトラブルなどはありませんでした。同じ会場では8日もAKB48のイベントが開かれ、7日と同じ警備体制が取られるということです。(引用ここまで)
驚きました!ま、この間もそうですが、またまたNHKがAKB総選挙報道を!愛国者の邪論は、ほとんど無知ですので、よく判りません!それにしても「総選挙」に、これだけの若者が参政権を行使したら、どうだろうか、と思いました。不確かですが、森元首相の言い方からすれば、この若者?たちが政治のことについては、眠っていてくれた方が良いのかも知れません。だからこそ!と言っておきましょう。
もう一つは、このAKBの◎◎さんたちを襲った事件です。これは直接には政治的な事件ではありませんでしたが、現在日本の社会の矛盾を反映した事件が起こったように思いました。そして、だからこそというか、金属探知機などを持ち込まなければならないような「総選挙」となったようです。これを視ていて、天安門事件25周年を警備する中国共産党を批判的に報道する日本のマスコミのおかしさを思い出しました。ま、こっちは政治と無関係ですが、それにしても、AKBの何とかさんを襲う若者が言っていた、「誰でも良かった」という妄言は、この間の、この種の事件の度に犯人が供述していたことと同じでした。
このような犯罪が起こる社会的背景について、解明されないまま、またこのような事件に対する「抑止力」論が展開されないまま、毎日毎日犯罪事件が繰り返されている、物騒な日本ということが言えるのではないかな、とも思ったのです。問題は、このような犯罪についての「抑止力」論です。対中朝「抑止力」論については、熱心な安倍首相ですが、国民が日々起こるかも知れないと恐れている?犯罪に対する「抑止力」論については、振り向きもしない!といったところでしょうか。ここに、安倍首相の本質が浮き彫りになっているように思います。
この「総選挙」ですが、今日の朝日の一面に写真入りで、出ていました。以下掲載しておきます。
その他、テレビ・新聞でも特集が!
残酷さ薄れすべて飲み込む物語に 私のAKB総選挙論:朝日新聞デジタル
さて、朝日の一面の記事の下にある以下の「天声人語」に興味ある記事が掲載されていました。以下ご覧ください。
天声人語2014年6月8日(日)付http://www.asahi.com/paper/column.html?iref=comtop_pickup_p
結婚式の2次会のように華やいでいた。5日夜、東京の表参道近くのカフェで開かれたパーティー。ドレス姿の女性たちが笑いさざめく。タキシードを着た男性の巨大な蝶(ちょう)ネクタイがおかしい▼催したのは「明日の自由を守る若手弁護士の会」、略称「あすわか」の面々だ。メンバーが書いた『これでわかった! 超訳 特定秘密保護法』の出版を記念して集まった。その趣旨の真面目さと、楽しい雰囲気との落差に斬新な感じを受ける▼もともと憲法を考える会として昨年1月に発足した。再び登場した安倍政権の下で改憲が実現してしまうのでは、という危機感からである。その半年程前に母親になっていた共同代表の黒澤いつきさん(33)が振り返る。「このままでは子どもを守れないと突き動かされた」▼護憲を言い立てるのではない。自民党の改憲草案の中身を多くの人々に知らせ、議論の土壌を耕すことをめざす。「知憲(ちけん)」だ。国民が国家権力を縛るはずの憲法を、権力が国民を縛る道具へと逆立ちさせる。そんな自民案の危うさをソフトに伝える▼メンバーは320人を超えた。特定秘密法、集団的自衛権とテーマも広がる。目を引くのは学習会などの活動での女性会員の働きだ。「とりわけ母親」と黒澤さん。深刻さを笑顔とユーモアで包み、おしゃれに扱うのが、あすわか流だ▼主権者としてのアンテナを研ぎ澄まし、権力にとって「めんどくさいヤツ」であり続ける――。彼らの決意は民主主義の真骨頂を示している。(引用ここまで)
どうでしょうか。犯罪や貧困などが頻発している日本!決して他国のことなど言えないことが判ります。そういう意味では、また憲法の前文をみると現在の日本は、けっして「平和」とは言えない日本です。それにしても戦争のない、アメリカのように戦争を起こさない「平和」な日本を憲法九条がつくってきました。ところが、安倍首相が、今それを崩そうとしている!
「残業代ゼロ」を目指すことで職場で、さらにカローシを増やそうとしている。今でも自殺者は3万人近くもいるのです。戦争がなくても不慮の死亡事件は毎日繰り返されています。それも政治の貧困によって。そして、今度は国家の政策としての戦争によって、国家公認の人殺しと、国家の命令によって戦死者がつくられようとしているのです。
そういう時に、大雨の中、しかも警報が出ていた?中、7万もの国民が「総選挙」に結集する!そして一方では、時間はズレているものの「明日の自由を守る若手弁護士の会」で国家の行く末について「集会」が開かれている。現在の日本を象徴しています。問題は、こうした現代日本の問題について、若者が、どのように意見表明をして、今ある「平和」と「平和でない現実」をどのように変えていくか、そのために、どのように連帯していくか、そんなことを考えたのです。
こうした問題意識をもって眺めて、「知憲」のためには、どのような情報を国民に報せていくかということをリンクさせてくれる記事にぶつかりました。以下の記事です。
三瓶明雄さん死去 「DASH村」で農作業を指導 2014年6月7日00時59分 http://www.asahi.com/articles/ASG67001GG66UCVL01W.html?iref=com_rnavi_srank
三瓶明雄さん(さんぺい・あきお=農業)が6日、福島県伊達市内の病院で死去、84歳。通夜は9日午後6時から、葬儀は10日正午から福島市泉下鎌15の1のさがみ福島ホールで。 日本テレビ系のバラエティー番組「ザ!鉄腕!DASH!!」で、アイドルグループTOKIOが同県浪江町で農作業などをする人気企画「DASH村」に出演。メンバーに農作業の指導をしていた。(引用ここまで)
三瓶明雄さんは急性骨髄性白血病で亡くなったことは地元の新聞で公表されているのにもかかわらず、朝日は、死因について触れていません。何故でしょうか?「美味んぼ」バッシングの「効果」でしょうか。「風評」「被害」の拡散を恐れたのでしゅうか。しかし、こうしたことをやることそのものが、何かあるのではないかという疑心暗鬼を拡散していくのではないでしょうか。この三瓶さんのことは、これまでの著名人の死亡記事などを思うと、テレビが放送していたように思います。それだけのことを三瓶さんはやっていたように思います。
以上の記事を読んでいて、現在の日本は、「改憲」「護憲」ではなく、「知憲」から「活憲」が鋭く問われているように思いました。