愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

オバマ謝罪より核兵器廃絶への願い強調する広島・長崎の関係者らの反応を伝えるNHKだが

2016-05-11 | 核兵器廃絶

オバマヒロシマ訪問が核兵器廃絶の一歩になるか!

そのためには!?

あまり具体的ではない!

被爆者の話にも耳を傾けるか!

まずアメリカが率先して廃絶に向けた一歩を歩むか!

日本は憲法平和主義を使うか!

オバマ大統領広島訪問へ

広島・長崎の関係者らの反応

オバマ大統領広島訪問へ 広島・長崎の関係者らの反応

動画を再生する

アメリカのオバマ大統領が、現職のアメリカ大統領として初めて被爆地・広島を訪問することになったことについて、広島市や同じ被爆地である長崎市、それに被爆者でつくる団体の関係者らの反応です。

広島 松井市長「『ヒロシマの心』共有してほしい」

広島市の松井一実市長は「オバマ大統領の理性と良心に基づく英断を心から歓迎する。オバマ大統領には平和公園で被爆の実相に触れ、被爆者の体験や平和を願う『ヒロシマの心』を共有してほしい。そのうえで、プラハでの『核兵器のない世界の実現』に向けた決意を一層強固なものとし、世界の政治指導者がともに歩みを進めるような具体的な道筋を示してほしい。核兵器廃絶に向けた国際的な動きを前進させる歴史的な出発点となることを期待する」というコメントを出しました。

長崎 田上市長「力強いメッセージ期待」

オバマ大統領の広島訪問が決まったことについて、長崎市の田上富久市長は「さまざまな困難を乗り越えて大統領が英断されたことに心から敬意を表します。被爆地・長崎として、大統領の広島訪問を心から歓迎します」としたうえで、「被爆地から、大統領自身のことばで、『核兵器のない世界』の実現に向けた力強いメッセージが発信されることを期待します」というコメントを発表しました。

日本被団協 坪井代表委員「核兵器廃絶の一歩に」

日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の坪井直代表委員(91)はNHKの取材に、「われわれはオバマ大統領の就任当初からずっと広島を訪問してほしいと求めていたので、オバマ大統領の広島訪問の一報を聞いて『ついにこの日が来た』と思いました。オバマさんはよく決断したと思います」と話しました。そのうえで、「謝罪のことばはいいので、とにかく平和公園の原爆慰霊碑に献花をして頭を下げてもらいたいです。この訪問が核兵器廃絶の一歩になると思います」と話しました。

日本被団協 箕牧全国理事「被爆者にとって夢のよう」

3歳のときに被爆した日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の全国理事を務める箕牧智之さん(74)は「オバマ大統領は国内で反対意見もあるなかよく決断してくれました。私たち被爆者たちにとって夢のようです。原爆資料館を訪れて原爆被害や核兵器の恐ろしさを感じてほしいです。謝罪をするとか慰霊碑の前で頭を下げるとかということはおいておいて拍手で迎えて拍手で送りたい。訪問をきっかけに核兵器廃絶がさらに前進することを願います」と話していました。

被爆者団体 佐久間理事長「苦しみ知ってほしい」

広島県で活動する被爆者団体の佐久間邦彦理事長(71)はNHKの取材に対し、「ずっと気になっていたので訪問が決まったときは嬉しく思いました。私はオバマさんに謝罪をしてほしいというわけではありませんが、広島に来た際には原爆資料館を見学するほか被爆者の声を聞きどんな苦しい思いをしたのか知ってほしいと思います。そして、核兵器を持つことはいけないことなのだと訴え続けてほしいです」と話していました。

12歳で被爆した池田さん

「被爆者の生の声聞いてほしい」

12歳の時に爆心地から1.5キロ離れた場所で被爆して顔に大やけどを負い、その後15回にわたって手術を行った広島市安芸区の池田精子さん(83)はNHKの取材に対し、「長い間核兵器廃絶を訴えてきましたが、ずっと、広い海の中に石を投げているような気持ちでした。それが、やっと重い扉が少し開くような思いです。オバマ大統領は勇気ある決断をしたと思います」と話しました。そのうえで、「顔に大きな傷を負い、アメリカはなぜあんな兵器を落としたのだろうと思った時もありましたが、憎しみを憎しみで消し去ることはできないことに気づき、今は謝罪をしてほしいという気持ちはありません。オバマ大統領には、被爆者の生の声をぜひ聞いてほしいです」と話していました。

長崎の被爆者団体 川野議長「大きな前進」

オバマ大統領が被爆地・広島への訪問を決めたことについて、長崎の被爆者団体「長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会」の川野浩一議長は、「オバマ大統領の広島訪問は、核兵器廃絶を目指すうえで、大きな前進となる出来事になると思う。広島では、原爆資料館の見学だけでなく、被爆者の話にも耳を傾け原爆投下の過ちを二度と繰り返さないという気持ちを新たにしてもらいたい」と話していました。

長崎原爆病院 朝長名誉院長「今後の世界変える演説を」

核兵器廃絶に向けた法的措置などについて検討する国連の作業部会に出席するためスイスのジュネーブを訪れている被爆者で、長崎原爆病院名誉院長の朝長万左男さんは「日米の戦後の70年余りの歴史の中で両国の国民の感情が十分に成熟して訪問を受け入れたり訪問をするという決断ができる時代が来たのだと思う。いちばん大切なことは被爆者に会い、声を聞くことであり、原爆資料館で被爆の実態を見て原爆の非人道的な結果を理解し、今後の世界を変えていくような演説をしてほしい。広島市民だけでなく、テレビ中継で長崎市民も参加できると思う」と話していました。

ジャーナリスト「慰霊碑に花束手向けるべき」

10年余り前からアメリカの大統領の広島訪問を主張してきた、元共同通信ワシントン支局長でジャーナリストの松尾文夫さんは、10年余り前から日米の相互和解のため「アメリカの大統領は原爆の慰霊碑に花束を手向けるべきだ」と主張し、「オバマ大統領がヒロシマに献花する日」という本も出版しています。松尾さんは「広島訪問は核兵器のない世界の実現を掲げてきたオバマ大統領の責任を果たすことにつながり評価できる。世界の核廃絶に向けた道のりは厳しいが、今回の訪問は、その廃絶に向けた一歩だ」と述べました。また、「アメリカの大統領が、原爆の被害者に対して花束を手向け、追悼の意を表明することは、日米が共に戦争に対するけじめをつけるチャンスとなる。今回の訪問をきっかけに日本の総理大臣も今後、真珠湾を訪問し花束を手向けて過去のわだかまりを取り除くべきだ」と話しています。

慶応大 小沼名誉教授「被爆地を訪れる意義大きい」

アメリカのオバマ大統領が被爆地・広島を訪問することについて、長年、科学者の立場から核廃絶に向けた活動を続けてきた慶応大学の小沼通二名誉教授は多くの人を殺害する核兵器の現実がどういうものか頭で考えることと実際に現場で見ることには大きな違いがある。核保有国の首脳が被爆地を訪れる意義は大変大きい」と評価しています。そのうえで、「今回をきっかけに核保有国の首脳が被爆地を訪れるようになってほしい。一方で、日本の指導者もハワイの真珠湾を訪れるなどして、未来に向けて相互理解を深める活動をしてほしい」と話しています。

哲学者 梅原猛さん「原水爆使わない強い信念を」

アメリカのオバマ大統領が広島を訪問することについて、九条の会の呼びかけ人で護憲運動や平和運動に取り組んできた哲学者の梅原猛さんは「アメリカの世論は広島と長崎への原爆投下が戦争を終わらせ、その後の戦死者を減らしたという考え方に向いている。そのなかで、現職の大統領があえて広島を訪問し、犠牲者の冥福を祈るのだとすれば大変よいことだただ、今も核兵器を保有しているアメリカの大統領が広島を訪れ、平和を呼びかけるのは矛盾もあり、国際政治的な思惑も感じる。オバマ大統領には絶対に原水爆を使ってはならないという強い信念を持ってほしい」と話していました。(引用ここまで)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本の核兵器廃絶運動を隠ぺ... | トップ | 「核兵器抑止力=威嚇=均衡... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

核兵器廃絶」カテゴリの最新記事