歴史的に破たん済みの「脅威」論を現代に使う意味は何か!
安倍政権は辺野古基地建設、与那国島の自衛隊配備、集団的自衛権行使などを正当する際に必ず繰り返し強調しているは、中国の「脅威」です。テレビも、この「脅威」を繰り返し垂れ流しています。これが日本国民の「中国」観に大きな影響を与えていることは各種世論調査にも明らかです。
前号でも明らかにしたように与那国町の住民投票結果を報道する記事を視れば読売・産経ばかりでなく、その他の新聞においても、この中国「脅威」論を取り上げています。こうして中国「脅威」論を国民にスリコムのです。勝ってはソ連「脅威」論でした。そのことを通して憲法9条を形骸化してきたことは周知の事実です。
これは戦前の「鬼畜米英」論、「満蒙は生命線」論、「ABCD包囲網」論を垂れ流すことで、日本の大陸膨張政策・侵略主義は「自存自衛」であって「やむを得ないものだ」という思想と論理を国民にスリコムことと同じと言えます。
戦前の場合、こうしたスリコミの裏側で行われたことは、三井財閥・三菱財閥・住友財閥・安田財閥の、いわゆる四大財閥の利益を保証することでした。そして昭和になると、そればかりか理研コンツェルン・日産コンツェルン・森コンツェルン・日窒コンツェルン・日曹コンツェルンなどの、いわゆる新興コンツェルン、「新興財閥」が大きくなったことに観るように、国民の勤勉を利用して巨大な利益を独占したのでした。財閥http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B2%A1%E9%96%A5
これらは、国民の貧困を放置することではじめて富の集積が可能になったことを思い起こすことが大切です。現在に日本とリンクさせるべきです。同時に、これは国民の労働運動や農民運動などの生活改善運動、各種民主主義を実現する運動を弾圧しながら、さらには「国体・天皇制護持」を浸透させるために「教育勅語」思想を学校やマスメディアを使って徹底し、地域においては「青年学校」「在郷軍人会」「隣組」などの組織を使ってはじめて可能になりました。
このことは現在も同じです。現代のマスコミが執拗に垂れ流し「軍事抑止力」論を正当化する「世論」を創ってきました。戦前のような弾圧はありませんが、先日の結縄の事例などを視ると、肝心なところでは「弾圧」を行ってきたことは事実です。
もう一つあります。それはマスコミを使って軍事「脅威」を煽ることで恩恵を受けている勢力、軍事利益共同体のことです。しかし、これらの「軍事利益共同体」は、マスメディアを通して、巧妙に隠されています。以下ご覧ください。
軍事利益共同体の利益を覆い隠す「防衛装備」論のデタラメ浮き彫り!
武器輸出新3原則を閣議決定 企業の国際共同開発を促進 2014.4.1 10:43更新 http://www.sankei.com/politics/news/140401/plt1404010029-n1.html
「新しい武器輸出政策と日米欧防衛企業の対応」 - 一般財団法人 平和・安全保障研究所 - [PDF]
http://www.rips.or.jp/research/pdf/RIPS_PP_no16_Japanese.pdf
F35部品輸出を容認 武器輸出三原則の例外に 官房長官談話 2013/3/1 11:29 (2013/3/1 13:14更新)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS01009_R00C13A3MM0000/
武器輸出三原則の緩和と国民の意識 - 防衛省 - [PDF] http://www.mod.go.jp/msdf/navcol/SSG/review/4-1/4-1-5.pdf
I 我が国防衛産業・技術基盤の特色及び位置付けhttp://www.mod.go.jp/j/approach/agenda/meeting/bo-san/houkoku/01.html
軍事利益共同体を告発しなければならない!
軍事利益共同体は税金に群がるウジムシ・ハゲタカ・ハイエナ以下だ!
勤勉な国民の労働と血税を食い物にするな!暮らしに使え!
日本が「死の商人」にー安倍政権、武器輸出三原則撤廃を目指す
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shivarei/20130723-00026687/
税金を使って軍事産業を支援
安倍政権が武器輸出三原則の撤廃を目指す背景には、国内軍事産業の働きかけもある。 今回、F-35の部品生産、機体組立の参画企業として、三菱重工が選定されたが、同社の取締役相談役である佃和夫氏は2010年に経団連・防衛生産委員会の委員長として、「新たな防衛計画の大綱に向けた提言」を取りまとめている。同提言では、武器・兵器の国際共同開発に日本企業が参加できるよう、武器輸出三原則の見直しを求めていた。(引用ここまで)
赤旗 首相の海外セールス同行 軍需11社 自民に1億円献金 2014年4月5日(土)http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-04-05/2014040515_01_1.html
赤旗 沖縄 辺野古新基地·ゼネコン極秘受注/党県委が防衛局に抗議 2014年8月13日 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik14/2014-08-13/2014081302_02_1.html
辺野古移設工事に官製談合疑惑。翁長氏圧勝&赤旗報道で「どさくさ着工」もできず! 2014年11月20日 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/41148
沖縄県民の民意に反していないと強弁する安倍首相が固執するのは50数億円プロジェクトだから!(2015-02-19 08:58:20 | 沖縄)http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/ca1783d1faef8f1e76f1c0c813e79b57
政府の「理由」の中にみる大ウソをマスコミが報せない!
政府の言い分を垂れ流し既成事実化を謀る政府を応援している!
憲法9条を使うと言う意見も想定も排除している!
与那国町の「民意」と沖縄県・名護市の「民意」は別物か!
産経 菅官房長官「計画通り部隊配置進める」 与那国住民投票 2015.2.23 11:48更新 http://www.sankei.com/politics/news/150223/plt1502230014-n1.html
菅義偉官房長官は23日午前の記者会見で、与那国島(沖縄県与那国町)への陸上自衛隊沿岸監視隊配備をめぐる住民投票で、賛成が上回った結果について「計画通りに部隊配置を実現するために淡々と進めたい」と述べた。安全保障にかかわる自衛隊配備が住民投票にかけられたことには「国の安全保障は国全体で大局的観点から進めることが極めて重要だ」と指摘。沿岸監視隊配備の意義に関しては「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増す中、南西地域をはじめ島(とう)嶼(しょ)部の防衛は極めて重要だ」と説明した。(引用ここまで)
朝日 防衛相「計画通り進める」 与那国の住民投票結果を歓迎 2015年2月23日01時36分http://www.asahi.com/articles/ASH2Q7GP9H2QUTFK00F.html
中谷元・防衛相は22日、陸上自衛隊の沿岸監視部隊配備をめぐる沖縄県与那国町(与那国島)の住民投票で賛成多数となったことを受け、「すでに建設が進展し、2015度末の開設に向けて、計画通り引き続き着実に進めて行く」との談話を発表した。談話は「部隊の開設を支持、賛成していただいたことをうれしく心強く思う。我が国土、国民を守るため、地域の平和と安全、災害対応のためにも、部隊配置は極めて意義深く重要だ」としている。(引用ここまで)
毎日 与那国住民投票:中谷防衛相、予定通り配備計画推進 2015年02月22日 22時39分(最終更新 02月22日 23時04分)http://mainichi.jp/select/news/20150223k0000m010096000c.html
与那国町の住民投票で陸自配備賛成が上回ったことを受け、中谷元・防衛相は「自衛隊沿岸監視部隊の開設を支持、賛成していただいたことをうれしく心強く思う」と歓迎するコメントを発表。予定通り配備計画を進める方針を示した。
関連記事
与那国住民投票 陸自配備賛成が多数
尖閣から150キロ 活性化か標的の島か
与那国で説明会 住民「本当に安全か」
中谷氏は「与那国島の部隊配置は、我が国土国民を守るため、地域の平和と安定、災害対応などのためにも極めて意義深く重要だ」と強調。一方で、今後計画を進めるに当たっては「引き続き(地域の)ご協力と、地域と自衛隊の一層の連携をお願いする」としている。与那国島への沿岸監視部隊配備は、南西諸島の防衛力強化に向けた自衛隊部隊配備の第1弾。来年度予算案には、与那国島の沿岸監視部隊の宿舎整備費に加え、鹿児島県・奄美大島への部隊配備に向けた用地取得費を計上。沖縄県・宮古島や石垣島への配備計画も省内で検討を進めている。【飼手勇介】(引用ここまで)
「軍事抑止力」論ではなく、「非軍事抑止力」を使え!の声を!
「非軍事抑止力」論とは「対話と交流」=平和的解決のことだ!
中国の「脅威」を煽り、対話をサボる安倍政権を退陣させるべき!
憲法9条を使った「東アジア平和共同体」構築の議論を!
紛争は軍事ではなく非軍事的手段=対話と交流で解決!これ憲法9条の理念なり!憲法9条を活かすことこそ!2014-12-20 08:20:44 | 憲法を暮らしに活かす
http://blog.goo.ne.jp/aikokusyanozyaron/e/280b2d2f9169e655c6f53746833af99d
中日韓の産官学メディア界が「東アジア運命共同体」構築を提言 人民網日本語版 2014年12月24日14:24
http://j.people.com.cn/n/2014/1224/c94474-8827276.html
福田康夫元首相「日中は偶発的衝突を起してはならない」人民網日本語版 2014年09月28日17:59
http://j.people.com.cn/n/2014/0928/c94474-8789142.html
蔡名照氏「中日友好は人心の向かうところ、対話と交流を継続すべき」人民網日本語版 2014年09月28日15:49
http://j.people.com.cn/n/2014/0928/c94474-8789075.html
日中首脳会談首相と国家主席3年ぶり「日中首脳会談」開催 2014.11.10
http://www.iza.ne.jp/topics/politics/politics-5327-m.html