goo blog サービス終了のお知らせ 

愛国者の邪論

日々の生活のなかで、アレ?と思うことを書いていきます。おじさんも居ても立っても居られんと小さき声を今あげんとす

民自公新原発クーデター敢行=廃炉40年見直し修正 国民と国土破壊まい進!こんな政党は消滅させるべし!

2012-06-13 | 日記
多数の国民が反対している「大飯発電所3、4号機を再起動すべき」で「大飯発電所3、4号機以外の再起動については、大飯同様に引き続き丁寧に個別に安全性を判断する」という野田演説の舌の根も乾かないうちに、今度は野田演説を補強するとんでもないことが、「密室」で「合意」された。かつては料亭で行われていた「密室談合」が、今やテレビ・新聞によって堂々と紹介され、「決められない政治からの脱却」だ、「もっとやれ、もっとやれ」と励ましているのだ。

今テレビを見ていると、民主党内の野田派は善玉で、小沢派は悪者扱いだ。テレビの国民脳へのスリコミが毎日毎日おこなわれているのだ。自民党は民主党の分裂を目標に策を弄しているので、このままいくと、民主党野田派と自民党・公明党の大連立政権ができるかもしれない。

民主党の前原誠司政調会長の「どこまでやっても絶対反対の人が『手続きに瑕疵(かし)があった』と言うのは笑止千万」との発言は、彼の驕りだ。小沢一郎元代表に近い同党議員の行動は、国民の要求を反映しているのだから、前原氏には「どこまでやっても絶対反対」の国民の要望は見えていないのだ。マスコミも国民の切実な要望が見えていないのだが、これは恐ろしいことだ。世論操作と誘導だからだ。

そんな状況のなかにあって、何を勘違いしたのか、傲慢にも、国民への背信行為を3党が確認してしまったのだ。これまで30年を目安にしていた耐用年数を40年に延長使用としていた民主党政権だが、それすら壊そうというのだから、呆れる!こうした修正はそれ相当の国民的しっぺ返しがくるだろう。3党は未だ福島の失敗と国民の意識変化の意味を気付いていないのだ。これはカネをもらっている原発利益共同体の意向を汲んだ対応だということが、国民の間に浸透していくよい教科書だ。

以下「読売」の記事を掲載しておこう。

「廃炉40年」に見直し規定…民自公が修正合意(2012年6月13日21時02分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120613-OYT1T00905.htm
 民主、自民、公明3党は13日、政府の原子力規制関連法案の修正協議を行い、原子力発電所を原則40年に制限して廃炉とする政府方針に関し、見直しの規定を置くことで合意した。 新たな原子力規制組織として創設する「原子力規制委員会」が、原発の運転期間を再検討する。3党は修正協議をほぼ終え、これを反映させた法案を議員立法で今国会で提出、成立させることも確認し、規制委は8月にも発足する見通しとなった。3党合意では、原発の運転期間について、原則40年、さらに最長20年までの延長を認める政府案の規定を残した。そのうえで、規制委の発足後、速やかに見直すとした規定を法案の付則に明記することにした。見直し規定の導入は、自民党の主張によるもので、民主党政権が打ち出した「40年廃炉」は変更される可能性が出てきた。(引用ここまで)

老朽化した炉の危険 金属・熱疲労 侵食・腐食発生 原子炉に亀裂入りやすく
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-04-20/2011042016_01_0.html

全国の原子力発電所 運転開始年・経過年数を掲載しているJC-NETを紹介しておこう。
http://n-seikei.jp/2011/03/post-2446.html

それをみると、
1970年代に運転開始した原発は、18基、大飯1・2は1979年に運転が開始されている。運転年数は33年だ。
1980年代に運転開始した原発は、16基、
1990年代に運転開始した原発は、16基、大飯3は1993年に運転が開始されている。運転年数は19年だ。
200年代に運転開始した原発は、6基、
30年耐用年数とすると、21基の原発が廃炉となる。

こうした状況をみると、再稼動派の焦りがみえてくる。地震・津波・耐用年数をもクリアーさせてしまおうというのだから、「何でもアリ」ということになる。もはや原発の危険性はチャラに、しかもカネ食い虫であることなどどこ吹く風だ。それらがクリアーできたのは空々しい「国民の生活を守る」という言葉あるのみだ。

だが、すべてにわたって、ウソとペテンの原発だから、彼らの野望は必ず失敗するだろう。国民の命が奪われてしまうのは苦しいところだが、彼らは、国民の犠牲が生じるまでは、判らないのかもしれない。残念だ。そういう政党が、政党づらして国会に議席を維持していること、このことそのものが大いに問題になるようなマスコミと政治が求められている。だが、国民の犠牲者が出る前に、なんとしてしても再稼動を阻止しなければならない。その唯一、最大の課題は何か、それは目に見える形で動くことだ。まずやるべきことは国民に対して対話すること、再稼動派の理不尽を突きつけることだろう。それらを国民に報せていくことだろう。

こうした修正を許してしまうのは、福井県の皆さんは、福島の皆さんのご苦労な体験を他人事として見ているのかもしれない。このことは、福井の県民の皆さんだけに限ったことではなく、他県の皆さんも、自分のこととして想像できる能力を磨いていかないといけないのだろうな。まさに全国民的懺悔のなかで、創るべきプランを明確にして実績をつくるしかないのだろう!


原発の波の押し寄せ瞬く間放射線量如何に防がむ