今も昔ながらのローマらしさを残す下町トラステヴェレ地区は、昼間はくねくねした細い小道を散策するに楽しく、夜はレストランやワインバーなどが立ち並ぶナイトスポットでもあります。そのトラステヴェレ地区の中心広場に立つこの古い教会は、美しいモザイク装飾でも知られています。
夜の教会前の広場。ここは観光客にも人気のスポットで、1年中イルミネーションがなされています。夏は路上エンターテイナーが多く現れ、夜遅くまでにぎやかな地区となりますが、冬のこの時期はとても静か。こういうのも悪くない。
教会の正面の窓のところの上の部分と、鐘楼の上部のライトアップされているところにモザイク作品があります。
近づいてみましょう。
聖母マリアの横に並ぶ女性たちの衣裳が素晴らしい。
さらに近づくと
王座に座した聖母マリア、その足元に小さく表わされている人物は教会への寄進者です。反対側にもう一人います。紀元14世紀初期のものです。
ライトアップされたところにはモザイクの聖母子像がありますが、光が強すぎて写真に撮れず。こちらは17世紀のもの。
さて、中に入ると床モザイクはコズマーティ様式のもの。大きな教会の埋め尽くすこの装飾は本当に美しい。
祭壇に近づいてみましょう。夜に行くとこのように暗いのですが、誰かが小銭を入れてくれると電気がつきます。またはごミサの時間に行くと今度は電気が眩しいばかりについてます。
電気がつくと、祭壇部分の贅沢な装飾がこんなにはっきり。
後陣のモザイク。(12世紀)
そしてさらに下にあるのがここの目玉。「マリアの生涯」を表したピエトロ・カヴァリー二作のモザイクです(1291年)。ピエトロ・カヴァリー二は画家でモザイク作家。
美術史コースでの先生の話では、写実的な画風、遠近法を用いているところが興味深いところとの記憶。
撮影した角度があまりよくないのですが、例えばこの聖母マリアの座る建築物的な王座。ただ遠近法といっても正確じゃないね~とのお話でした。遠近法を使おうとした試みはかいましょうというところですか。
(ピエトロ・カヴァリー二といえば、やはりトラステヴェレにあるサンタ・チェチリア教会のフレスコ画も必見です。このモザイクと同様に天使の翼の色が美しい。見学は教会の入り口の横にある多分修道院の入口のインターフォンを押して、見学をお願いすることになります。ちょっと勇気がいるけれど。確か午前中だけだったように記憶してます。)
さて、ここまでは教会を訪問して普通に目に入るので、関心のない方でも、「なんときらびやかな」ぐらいの記憶を持って帰られるでしょうね。
でもモザイクに興味のある方は、是非こちらもお忘れなく。場所は教会の聖具室に続く小さな部屋。祭壇の近く左側にあります。いつも開いているとは限らず、閉まっていればインターフォンを押して入れてもらいます。こちらもちょっと勇気がいりますが。
小さなモザイク2点です。紀元1世紀のもの。
パレストリーナにあるモザイクに由来しているのではとどこかで読みました。テーマはそんな感じですが、どうでしょうか?
こちらはガラスが貼ってあってうまく撮影できず。是非実際に目で見てきてください。
教会が建てられる前にここにあった食堂か宿屋にあったものではないかとどこかで読みました。
この広場に関するいろいろな話もなかなか興味深いものがあります。「石油が出た」なんて伝え話があるようですから。
この2点のモザイクとともにこんなものもありましたが、なんだかわからず。近くにいたカトリック僧のような方もご存じなく。
お帰りはこちらのジェラート屋もお薦め。Fiori di Luna
自然派ジェラートなので色は美しくないのですが、味は保証します。
夜の教会前の広場。ここは観光客にも人気のスポットで、1年中イルミネーションがなされています。夏は路上エンターテイナーが多く現れ、夜遅くまでにぎやかな地区となりますが、冬のこの時期はとても静か。こういうのも悪くない。
教会の正面の窓のところの上の部分と、鐘楼の上部のライトアップされているところにモザイク作品があります。
近づいてみましょう。
聖母マリアの横に並ぶ女性たちの衣裳が素晴らしい。
さらに近づくと
王座に座した聖母マリア、その足元に小さく表わされている人物は教会への寄進者です。反対側にもう一人います。紀元14世紀初期のものです。
ライトアップされたところにはモザイクの聖母子像がありますが、光が強すぎて写真に撮れず。こちらは17世紀のもの。
さて、中に入ると床モザイクはコズマーティ様式のもの。大きな教会の埋め尽くすこの装飾は本当に美しい。
祭壇に近づいてみましょう。夜に行くとこのように暗いのですが、誰かが小銭を入れてくれると電気がつきます。またはごミサの時間に行くと今度は電気が眩しいばかりについてます。
電気がつくと、祭壇部分の贅沢な装飾がこんなにはっきり。
後陣のモザイク。(12世紀)
そしてさらに下にあるのがここの目玉。「マリアの生涯」を表したピエトロ・カヴァリー二作のモザイクです(1291年)。ピエトロ・カヴァリー二は画家でモザイク作家。
美術史コースでの先生の話では、写実的な画風、遠近法を用いているところが興味深いところとの記憶。
撮影した角度があまりよくないのですが、例えばこの聖母マリアの座る建築物的な王座。ただ遠近法といっても正確じゃないね~とのお話でした。遠近法を使おうとした試みはかいましょうというところですか。
(ピエトロ・カヴァリー二といえば、やはりトラステヴェレにあるサンタ・チェチリア教会のフレスコ画も必見です。このモザイクと同様に天使の翼の色が美しい。見学は教会の入り口の横にある多分修道院の入口のインターフォンを押して、見学をお願いすることになります。ちょっと勇気がいるけれど。確か午前中だけだったように記憶してます。)
さて、ここまでは教会を訪問して普通に目に入るので、関心のない方でも、「なんときらびやかな」ぐらいの記憶を持って帰られるでしょうね。
でもモザイクに興味のある方は、是非こちらもお忘れなく。場所は教会の聖具室に続く小さな部屋。祭壇の近く左側にあります。いつも開いているとは限らず、閉まっていればインターフォンを押して入れてもらいます。こちらもちょっと勇気がいりますが。
小さなモザイク2点です。紀元1世紀のもの。
パレストリーナにあるモザイクに由来しているのではとどこかで読みました。テーマはそんな感じですが、どうでしょうか?
こちらはガラスが貼ってあってうまく撮影できず。是非実際に目で見てきてください。
教会が建てられる前にここにあった食堂か宿屋にあったものではないかとどこかで読みました。
この広場に関するいろいろな話もなかなか興味深いものがあります。「石油が出た」なんて伝え話があるようですから。
この2点のモザイクとともにこんなものもありましたが、なんだかわからず。近くにいたカトリック僧のような方もご存じなく。
お帰りはこちらのジェラート屋もお薦め。Fiori di Luna
自然派ジェラートなので色は美しくないのですが、味は保証します。