たんぽぽの心の旅のアルバム

旅日記・観劇日記・美術館めぐり・日々の想いなどを綴るブログでしたが、最近の投稿は長引くコロナ騒動からの気づきが中心です。

これからタカラヅカスペシャルの金曜日

2017年12月22日 15時05分20秒 | 日記
 今日がほんとの金曜日、4日間の疲れが出てちょっとつらい感じです。訪問疲れで腰が痛いし、標準的な意味での普通ではない方々に連続でお会いするのは頭にどうしても残ってしまうようです。寝入りばなは熟睡していたみたいですが、歳をとってきたせいもあってかそんなには眠れなくなりました。かつてほど夜更かし生活をしなくなったことも大きいかもしれませんが休日も8時前後には目が覚めてしまいます。それから布団の中でうとうと、だらだら。この無駄な20‐30分が実は休みの醍醐味で貴重なのかもしれません。出勤日はやっぱり時間きちきちで疲れていますからね。斜め向かいのオッサンは安定の引きこもり。こうやって働かなくてもぎりぎり生活できてしまうのもどうなんだろうなって思うこの頃。福祉の充実がどこまで本当に必要なのかわからなくなってきました。そんな話はさておき、ライブビューイングに間に合うように腰をあげねば。

 色々と気になることがあるし、ちょっとつらい過去の手帳日記の振り返りをやろうとしていましたが時間切れとなりました。容量がなくなってきてしまい、自分の部屋ではネットをつなげないので今日はこんなつまらない記事で終わりかもしれません。

 今日も明日も外は青空ですね。なんか中途半端ですが、これにて・・・。

今日はわたしの金曜日

2017年12月21日 19時26分23秒 | 日記
 朝から青空の一日、いっこうに雨が降りませんね。午後は緊張しながら面談のあと、すぐに約束していた訪問へ。風が冷たいのでお手洗いがもたないし、平日の昼間なので当たり前といえば当たり前ですけどバスの中で高齢化社会を実感。場所がわかるかしらと不安でしたが、わからなくても人にきくことはできないので不安でしたが無事にクリア、なかなかに疲れました。一回、一回、不安と緊張の連続。最初の三カ月はすごく疲れると聞かされていると、同じ立場の方がお手洗いで声をかけてくれました。わたし、今年三か所目なので、名前とかごっちゃになっているからなおのこと疲れます。あー、疲れた。今日は木曜日ですが、明日が休みのわたしにとっては金曜日。6か月経過を待たずに有給休暇を使えるの、心の底からありがたいです。休んで息を抜きながらやらないと持たないです。わたしが一生懸命にやっていることは伝わっているみたいで、直属の役職者から、明日はゆっくり休んでくださいという言葉をいただきました。息抜きにココアをいただきながら、ネットをつないでいます。明日はすごく遠くに感じていたタカラヅカスペシャルライブビューイング、日曜日は星組東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイング。キラキラな世界にひたって現実を忘れます。なんかようやく。あっという間にいうには内容盛りだくさん過ぎて、心身のエネルギーそがれの、おなかいっぱいでへとへとなり。こうしてかろうじて普通の生活を送ることができている尊さをかみしめつつ、この三連休で心身のエネルギーをチャージします。訪問で坂をのぼったりおりたりもあり、個人情報をカバンの中に入れているという緊張感もあり、足腰が痛いんだ。マッサージに頼るよりも、スパでゆっくりお風呂に入りながらセルフマッサージした方が気分的にもすっきりするのですが時間的に無理かな。年末には行こうと思っているのですが、それまで年内残りの稼働日4日。来週また連続で訪問に行かざるを得ませんが持ちこたえることができるでしょうか。とにもかくにも、きつい仕事。一日早いですが、一週間、お疲れ様でしたね、わたし。

 6月11日の星組東京宝塚劇場千穐楽ライブビューイングの観劇日記を書けないまま、次がやってきてしまいました。ずっと気になっていますが、書けるときにぼちぼち書ければと思います。明日の朝、外階段のガンガンに起こされないといいな。引きこもりのおじさん、ひっそりしているけれど、平日も土日祝日もいかなるときもいるんですよね。気にしないようにするしかないです。眠剤に頼ると頭が休まらなくても眠れるなあというのはありますが依存にならないようになんとかバランスをとっていければと思います。日中のことがどうしても頭の中に残ってしまい、頭が完全には休まらないまま眠りにつく毎日。完全に洗い流すのは無理でも、夜洗い流して眠るためには舞台のDVDを購入するの、心の健康を保つことを考えれば安いもんかしら。『ハンナのお花屋さん』のDVDが待たれます。花組エリザも買っちゃおうかな。蘭ちゃんと明日海さんのトップコンビでもう少し作品があるとよかったなあとリアルタイムでは知らないのに思う毎日。『Pukul』は今日から大阪へ。こんなすごい舞台の記録を残さないの、もったいないよとひとり言でした。

 派遣だったのか、ハケンだったのか。結局ハケンでしかなかった13年間だったということがわかった悔しさが完全に払拭できたわけではありませんが、わたしが公に声をあげることはもうありません。大会社での苦しかった日々は過去。ハケンというねじれからくる半端なかったストレス、人生の時間には限りがあるので言うことは言ったし、もう忘れたい。忘れてあらたな役割に尽力するのみ。2年前、弁護士たちに踊らされたところもあったのかなあと冷静に振り返ってみると思ったりするこの頃。友人たちが心配して言ってくれたことがようやく素直にわかるようになりました。自分も人に対して同じことを言うだろうなと思います。

 今日も長々と徒然日記でした。

 

あっちもこっちもちっそく

2017年12月20日 19時51分46秒 | 日記
 晴れて乾燥した寒い一日、今日も朝からちっそくしそうな一日でした。次々とまた知らないことが起こり、知らない人がやってきてひとつひとつ疲れてしまい対応しきれずの一日でした。電車の中の混雑はほんとに非人間的。小さい私は圧倒的に不利で今日もでかい背中の後で押しつぶされていました。まともに立てるスペースすらありません。人がどっと降りる途中駅でカバンごともっていかれそうになりぶんばっていたら、「おりればいいのに」って言われている声が聞こえてしまいました。そんなこと言ったっておりないし、席とりたいじゃん、って。結局椅子取り競争にも負けました。昨夜はまた眠剤に頼って眠った分だけまだ体がいくぶん楽な感じだったのでまだよかったですがここで座れないと一日なおのこと疲れてしまいます、すごく大きいです。お昼休みはまた一日おきに入っているお店でハンバーグ、鶏肉と豚肉が食べられないわたしにはこれかおにぎりセットしかありません。なのでいつも同じ。ここにはおなじ課の人は来ないと安心していたら隣のテーブルでお会いしてしまいました。顔はわかってもどこの席の方なのかは認識できず、でも話す内容が聞こえてしまうのはすごくいやなので、ずっとスマホで音楽配信された『金色の砂漠』の楽曲を聴いていました。イヤホン使い過ぎてもう耳が痛いのですがなしではいられません。お昼休みの選択肢が限られているのでちっそくしそうです。今日は締め日で気持ち焦りながらも、ひとつひとつむずかしくてわからないことだらけ、確認しながら教えてもらいながらやっていくしかなく、そうしているうちに電話がかかってきたり窓口に人が来たり、これまたひとつひとつ知らないこと、わからないことが多いので確認しながらで、結局事務処理がなかなか進まずの繰り返し。頭の中、ぱんぱんです。疲れました。あと一日でタカラヅカスペシャルライブビューイング、実感ありませんがあと二週間で初の大劇場遠征。大丈夫かな、わたし。

 ネットの容量が昨夜一気に3G減ってしまい、残り3Gになってしまいました。パソコンで動画みていないし、月末に消化しようとがんばってもなかなか減っていかないのになんでや?先月末無理に消化しないで残しておけばよかった。1G千円で追加購入すればいいだけのことだけどなんだかあほくさくってやりたくありません。〇コモショップの前を通ったら、わたしがスマホを購入したときの店員が相変わらず口上手に営業していました。なんか吐き気します。生活のために成績をあげて儲けを出さなければならないですからね、仕方ないですかね。というわけで、帰りたいけど帰りたくない、ちっそくしそうな部屋に帰る前にネットがつながる店に寄っています。ちゃらい学生ばっかりで、こんな怪しげなおばさんがヘンですけどね、ブログを書けないのがいちばんつらくってがんばっています。一応みておきたい情報もチェック。清史郎君、日本にいるのか。また舞台で会いたいな。その時がやってくるまで生き延びねばね。

 明日も明後日も明々後日も雨は降りそうにありません。部屋を出るときは不安神経症とのたたかい。でもこうしてちゃんと折り合いがつけられているからいいんだよ。折り合いがつけられないとね普通の生活は営めませんから。

 今日も長々とグチ日記でした。午後はまた冷たい風が吹く中を訪問、その前に大変そうな窓口対応。明日もなんとか無事に一日が終わっていきますように・・・。

今日も朝からちっそく

2017年12月19日 21時59分08秒 | 日記
 ちょっとあったかな乾燥しきった一日、今日も朝からちっそくしていました。電車の中も駅も人が多すぎ、ほんの1分とか2分とか出遅れるだけで、列に二人目か三人目かだけの違いで電車の中で人に埋もれてしまいます。こわいです、ほんとに。朝も帰りもタイミングでとにかく人、人、人・・・。気持ち悪くなるぐらい人がいます。自分も人から見ればその一人ですけどね、なんだかすごく非人間的な暮らしをしているように感じてしまいます。来年の秋、こんな部屋の更新はしたくありません。引き上げるか、またお金をかけて引っ越すか、どうすればいいのか、迷うところです。大きな決断になるので簡単には決められません。今の仕事、連続して続けるにはきびしすぎます。時給がもう少し高いといいですが、決められた金額以上のものが出ることはなくこれ以上のことは望むべくもありません。それでも13年間も働いた会社からハケンだったばっかりにあっけなく使い捨てにされたところから、ずたずたになってしまった労働紛争を経てこうして次の道へと歩き出すことができているだけ、年齢と社会全体を考えるとマシなんだろうなと思います。場合によってはわたしのお給料よりも多いなあという現実をみてしまうとなんともやりきれない思いにとらわれることもありますが、こうして税金と社会保険料を払える自分でいられること、普通であることはかけがえのないことだと思うのでこれでいいのだと言いきかせます。国家資格をもっていなかったら次の道なんてなかったわけで、10年前かなりの無理をして国家試験に合格したことはわたしの人生にとって正解だったのかな、結果論なのでわかりませんけどね。資格を活かせばこうして安い給料で厳しい道を歩まざるを得ないのもひとつの結果。ほんとにきついです。普通の会話が成立しない方から何度も電話がかかってきて、そもそも電話で会話するのは無理なんですが聞き取れない話を聴きとり、全身のエネルギーを振り絞って大きな声を出さないとこちらの話が伝わらないので、一回一回エネルギーの削がれ方が半端ないです。省エネのコツがわからないのでものすごく疲れます。今日はそこからまた、一週間できていなかった、さらに別の、会ったことのない難しそうな方に電話をせざるを得ませんでした。経験と知識が足りないわたしでは対応しきれず途中で替わってもらいました。ことし三か所目、次々と普通の会話が成立しないことの多い方々と電話やら面談やら、そんなに対応しきれず涙が出てきてしまいました。全部一人でやろうとしなくっていいのよ、ってフォローしてもらえて涙が出てきてしまいました。会社で二人分労働が続いた7年余りの日々、社員が助けてくれるわけでも何でもなかった日々、孤独の中で一人歯を食いしばるしかなかった日々、人に助けを求めることなんて許されなかったのでそういう感覚をいつしかなくしていました。でも今の仕事は助け合わないとできません。みんなそう。こんなにきつくっても、お給料安くっても大会社よりはわたしにとっていいのかな。13年間を取り戻すことはできないので、そう思うしかないですよね。忘れ切ることはできませんが忘れていきたいので労働紛争関連書類休みのたびに廃棄中。労働局の真っ黒な「開示文書」も一応電子化はしてあるので、わたしのこれからの人生には必要ないので、今年中に廃棄するつもりです。まだ開封していなかったことに気づいた労働局からの文書はもうひとつのブログに載せてからにするかもしれません。考え始めればまだまだ悔しいですが、自分の中で一生懸命働いたという事実があるのだからそれでもういい。

 明日はまたリカバリーした自分でなんとか出勤できるのかなあ。降水確率ゼロ。落ち着きません。タカラヅカスペシャルのライブビューイングまであと二日。疲れていても無駄なダラダラ時間もないとほんとに窒息。ヘンの早く寝ようと頑張るとかえって寝られなかったり、でも休まねばね。今月まだあと12日もあるのにメモリがなくなってきちゃった。

 今日も気がつけば長々とグチ日記、失礼しました。

 

今週もまた月曜日からちっそく

2017年12月18日 21時46分43秒 | 日記
 朝から風の冷たい一日、いっこうに雨のふる気配がなく乾燥し切っているのが落ち着きません。昨夜はまた眠剤の力を借りて眠りにつきました。金曜日の夜も土曜日の夜も1時前に就寝したので大きくリズムをくずしてはいないはずですが、日曜日の夜眠れないとリズムがくずれてすごく疲れるのでそうしました。おかげで口がすごく渇くし、なんだか気持ち悪いようなヘン感じです。自律神経に働きかけるので仕方ないみたいです。一番弱いのを半分だけでもこうなんだから強い眠剤を飲み続けている人ってどんなんでしょうね。健康度の高い人ならそんなもん飲み続けることはできない、実際うつ病になって眠剤を処方されたもののレム、ノンレムの波がなくずっと眠り続けるのがつらくって飲み続けられなかったという方の話をきいたことがあります。その方はうつ病になった要因が過ぎ去ったら回復されました。これが回復する力のある健康度の高い方の姿。ずっと部屋にひきこもっていたら体を動かさないのだから眠れるはずもなく、眠剤を飲み続けるよりも働いて体を動かせば眠れるんじゃないですかって思うことがままあり、なんとも複雑な気持ちになってしまうこの頃。心の健康度が低いって数値でわからないのでむずかしいですね。メンタルヘルスチェックとかいって管理されるために数値化されてしまうのも、それはそれでいやだし、ほんとむずかしいと思います。なんだかそんなことばっかりだといやになっちゃって考えてしまいます。

 冷たい風がふいていると股関節の痛みが強くなるようです。腰も痛いなり。就労場所が、もともとの人数からどんどん増えてきているみたいで、人数にあわせて無理矢理もともとの人数にあわせたせまいスペースに椅子と机を並べているもんだから、せまってせまくってちょっと椅子を後ろにさげると後ろを通る人にぶつかるので思いっきり机にせまりながらいつも座っています。どこを歩いてもせまくってせまくって人や家具にぶつかります。ほんとにせまくってちっそくしそうだし、腰が痛いです。こんな冷たい風の中をバスに乗り坂道を歩いて訪問に行かなければなりません。腰が痛いです。どこをどうしても、あっちもこっちも昼休みもちっそくしそうな要因ばかりなり。それでも先のことを考えると途中で辞めるという選択肢は許されません。3年前の引っ越し代をまだ弟に返していないのに、このちっそくしそうな部屋にもいられず引っ越すとなるとまたお金がかかります。来年の12月、プリンス・エドワード島を訪れるツアーに参加するという夢が遠のくばかり、結局こうして仕事にブランクができて収入が安定しない状態ではどうにもならず、弟に対して肩身がせまいばかりです。生活の基盤が保障されている人ならこれでもいいですが、自分一人を食わせなければならないわたしにはブランクができるのは痛いです。かといってこの仕事をずっと続けるのもきついなり。一年後やっぱもう実家に引き上げようかなと思い迷います。実家に帰れば広い部屋で隣近所が気になるちっそくしそうな環境からは解放されます。こんな、お向かいの部屋から食い物の匂いが漂ってくるような環境、人間らしくないのでもうやめたいです。

 グチ日記、長くなってきたのでこれぐらいにしておきましょうか。タカラヅカスペシャルのライブビューイングまであと3日だよ。『舞妓はレディ』のプロモーションビデオ、すごく楽しそう、蘭ちゃんもふうかちゃんもすごくかわいい。博多座気合がはいっているみたいで、遠くなければいきたいですが博多座は遠すぎます、カナダにもヨーロッパにも行っているのに九州にいったことありません。お正月、国内線に乗るの十数年ぶり、初の大劇場遠征、楽しみと不安の背中合わせ。観劇を楽しみに、ちっそくしそうな毎日をなんとか生き延びる日々は続いていきます。ヘンなおばさんだけど迷惑はかけていない!どころか人のために働いています。チャラ坊ども、うるさい、っつうの。帰りの電車、途中駅で降りたオジサンがだれかにすごい物言いつけている声がきこえてドキドキしました。ストレスをはけ口にえいるの、大混雑の中、イライラしているヘンな人に遭遇しないように気をつけなくっちゃ、とほんとにこれでおしまいにします。

 長々とグチ日記、失礼しました。

『グレート・ギャツビー』思い出し日記(2)

2017年12月17日 21時39分32秒 | ミュージカル・舞台・映画
 足の疲れがきている日曜日、色々とありますが仕事がきついので自分のエネルギーがそがれるようなことは書けず、観劇日記をぼちぼちと書ければということで、もう少しギャツビーのことを書いてみたいと思います。

「『グレート・ギャツビー』の舞台となるアメリカの1920年年代は第一次世界大戦後の社会で、「狂騒の20年代」と称され、また「ジャズ・エイジ」とも呼ばれた「光と影」を持つ時代。

 当時のアメリカでは物価が上昇し、株価も急上昇。またニューヨークなどの大都市や開発ブームで沸くフロリダなどへ投機目的で金がつぎ込まれ、土地価格も上がった。だからニューヨーク・ウォール街の株ビジネスはこの時代を担う重要な仕事。作品の語り手ニック・キャラウエイが証券会社で働いているのも、時代を反映させた設定と言えるのだ。

 アメリカのこの10年間は「アメリカ的生活が出来上がった時代」と言われる。フォード社が「組み立てライン」を導入しT型フォード」を開発したことで、大量生産且つ低価格で、大衆が自家用車を購入できるようになり、アメリカは一気に車社会に突入した。だが道路整備や交通ルールは追いつかず、ストーリィにも関わる交通事故も起きる背景は理解されているとよい。

 土地投機はニューヨークのビル群建設に拍車をかけ、摩天楼を代表するクライスラービル、エンパイア・ステート・ビルなどの着工が続く。通信販売制度も始まり、電力がガスや石炭にかわるエネルギーとなる。メディアはラジオ放送が始まり、レコードが作られたがレコードは出始め。LPでもEPでもなく、蓄音機で聞くSPレコードの時代、それが舞台でも登場する。

 ハリウッド映画産業は傘下の映画館を次々と街に作り、一方ニューヨークではミュージカルがさかんになる。現在のミュージカルに貢献した伝説のレヴューのプロデューサー、フローレンツ・ジーグフェルドが作った大人気の「踊り子」たちのレヴュー「ジークフェルド・フォーリーズ」は、女の子たちの憧れの的だった。

 そして1920年代になると、戦時中、男性に代わり職場で活躍した女性たちに参政権が与えられ、社会進出もめざましく大学進学率も上がった。ここで登場した新たな若い女性たちが「フラッパー」で、「女性はかくあるべき」という古い慣習を排除しファッションから行動まで、自由にふるまった。断髪、口紅、スカート丈も袖丈も短くして肌の露出を増やし、煙草や酒も飲み、自由恋愛を楽しんだ。古い世代は眉をひそめたが、そんなことはおかまいなし。この女の子たちを世に知らしめたのが、何を隠そう『グレート・ギャッツビー』の作者フィッツジェラルドで、数々の短編を書き、言うまでもなくこの作品にも登場する。」

 公演プログラムより引用しました。アメリカが生み出した大量生産による均一化・効率化の波は、日本の高度経済成長期に押し寄せ労働の在り方を変えていきました。これがどうだったのかということを今さら考えても仕方ありませんが、さらに技術が進んできた現在、人間にかわってコンピューターとロボットが仕事をする時代はもうすぐそこまで来ています。それでもなおかつ生身の人間にしかできない仕事だけが生き残っていくのでしょうか。アメリカン・ドリームという言葉がありました。お金とモノをたくさん手に入れることが豊かなことだと考えれていたころのお話。ほんの一部のお金持ちとそのほか大勢の貧困層を生み出したころのお話。そんな中でギャツビーという男性は、歯がゆくなるぐらい不器用な生き方しかできなかったピュアな奴だなあと思います。すべてはデイジーのため、生まれもった身分格差を乗り越えてデイジーに似合う男になるため、裏社会で富と名声を手に入れながら、最後はデイジーの罪をかぶったまま、事実を告げることなく死んでいく。毒にまみれていそうで芯はまみれていなかった、いちばんかっこいい生き様と言えるのかもしれません。エピローグで少年時代のギャッツビーが登場し、毎日真面目に勉強する姿が描かれる場面、ギャツビーがピュアすぎて涙が出そうでした。演じていた石川新太さん、きれいな少年姿が似合い過ぎていて目を引きました。秋の『レディ・ベス』ではロビンの仲間達の一人を演じていました。今後に期待大。しがない証券マンなのに、デイジーのいとこで、たまたまギャツビーの隣に住んだことが縁となりギャツビーに惹かれ、共感していくニック・キャラウエイ。この舞台では語り手ではありませんでしたが、ギャツビーの言葉にしないところを客席に伝えていくような役割を担っていて、等身大の田代さんが素敵でした。あとエリザベートでトート・ダンサーのリーダーだった乾直樹さんが、クラブでギャツビーと張り合ったり、お鬚つけたり、牧師さんやったりしているのがなんだか不思議な感じでした。いずれもよくお似合い。

 貸切公演の挨拶、5月13日(土)のイープラスのイーってなに?で、『エリザベート』の時はエリザベートのイー(E)って言ってたんだよ、っていう井上さんと田代さんのやりとり。同じ大学の出身で共演が続いたお二人の信頼関係は、井上芳雄ByMySelfのライブビューイングの画面からも伝わってきたあったかい気持ちになりました。27日(土)は半館貸切だったかな。挨拶の時井上さん、どこで半分に分かれているんだろうって不思議そうな発言があったと思います。イープラスの宴会用の垂れ幕を借りてきたのだったかな、舞台上で広げてなにかキャッチコピーを考えましょうと。どういう流れだったか忘れてしまいましたが、井上さんが客席には大人しかいないよね、って言っていたら一階席の先方にお母さんと来ていた女の子がいたみたいで泣き出しちゃって、井上さんが「おじさんが泣かせちゃったの、ごめんね」みたいな感じで謝る場面もあって劇場は笑いの渦。井上さんのトークに、作品の余韻がいい意味でぶっ飛んだ楽しいひとときでした。エリザベートの観劇日記でも書いていますが、井上さんをルドルフデビューから拝見しているので、ここまで成長されたことに時の流れをしみじみと感じました。

 11月にはクリエであしながおじさんの舞台を拝見。同じ、スーツを着こなす背中が全く違っていて、ギャツビーもあしながおじさんも、どちらも役柄そのものでちゃんと井上芳雄。すごいミュージカル役者になんたもんだとあらためて思いました。ずっと舞台が続いていていつ休んでいるんだろうと心配になるぐらい忙しい井上さん。今度はどんな舞台で出会えるかな。あしながおじさんの観劇日記もいつか書けるといいなと思います。

 明日からまた厳しい一週間。金曜日はタカラヅカスペシャルライブビューイングのために休みを取ります。水曜日が定例のシステムの締日、事務処理を間に合わせなければならないのにエビデンスを揃えるのがすごく大変。木曜日は冷たい風が吹く中を迷いながらまた訪問に行かなければなりません。きついね。一日一日でなんとかやっていくしかありません。4日稼働と5日稼働は全く違うので少しだけ気持ち楽。タカラヅカスペシャルライブビューイングまであと4日だよ、なんとか、なんとかね。

 そろそろまた帰りたいけど帰りたくない、ちっそくしそうな部屋に帰らなければなりません。引きこもりって、外に出た時さらされるストレスと付き合える力がなく、それを理由に最低生活の保障があるから可能なんだろうなあって思うとなんとも微妙な気持ちになったりするこの頃、というのは余談。普通が一番なんだから、普通がむずかしいんだから、普通がいちばんとうといんだから、蘭ちゃんの笑顔と素敵なダンスを思い出しながら、ちっそくしそうな一週間をなんとか乗り切っていくべし!!


『Pukul』東京千穐楽

2017年12月16日 22時24分36秒 | ミュージカル・舞台・映画
 『Pukul』東京公演千穐楽、土曜日の12時30分開演に間に合うように出かけるのはきつかったですがなんとか無事に間に合うことができて、楽しんできました。一週間前は二階席、今日はリピーターズチケットで1,000円しか違わないのに一階席。ずいぶん違うと思いました。日本青年館、二階席は椅子が特によくないし、なんだかみづらかった。一階席はみやすくて座席ひろめだし背もたれは好きになれませんが居心地よかったです。壮大なスケールの内容で次々と繰り出されるダンスと歌のパフォーマンスに圧倒されてお腹いっぱい、濃かったです。蘭ちゃん(蘭乃はなさん)がとにかく表情豊かで可愛くてリフトされるときの動きがすごくきれいだし、ダンスはしなやかで、ずっとキラキラしていて華があり素敵でした。水夏希さんの青い地球と蘭ちゃんの黄色い月のダンス、なんだか禁断の恋みたいな雰囲気でやっぱり男役トップと娘役トップのデュエットダンスにしかみえませんでした。謝先生の想いがつまったもりだくさんの内容、それを体で表現できるプロフェッショナルが集まった、あるようでなかったオリジナルショー、書きたいことはたくさんありますが容量がどんどん減ってきているし、疲れちゃっているので明日以降少しずつ書ければと思います。観劇でなんとかまた心のエネルギーを取り戻すことはできました。とにかく訪問で冷たい風にあたらなければならないし、足が疲れているのがすごくわかって、がんばって日比谷にも行ったものの、力尽きて早々に帰りたいけど帰りたくないこの部屋に戻ってこざるを得ませんでした。仕方ないね。現実逃避して非日常的な世界に浸る時間をもつことができたよかったです。劇団四季と宝塚と東宝をいちどにみたような舞台、わたしの一日分の稼ぎより少しばかり安いお値段を払う価値は十分にあったと思います。

 終演後青年館のカフェでパン・ケーキをいただき、ふらふらと歩きながら外苑前の駅に向かっていたら神宮球場から男子学生たちがどっと出てくるのと鉢合わせになってしまい彼らの波を避けながら歩いていたら、なんと湖月わたるさんと遭遇。ファンクラブの方が運転される車かな、ちょうど乗りこもうとされようとしていたタイミングでわたるさんと目があいました。わたし、マスクしていましたが「湖月さんだ」って声に出したのが聞こえたかのように、笑顔で軽く会釈してくださいました。わたし、先週購入したプログラムを梅田芸術劇場のビニール袋に入れて持ち歩いていたから、『Pukul』の舞台みた人だってわかったのかな。なんかすごくいい人だなって感じました。20年以上前の星組時代からなんども拝見しているのだから、勝手に旧友に再会したような感覚になりました。背が高くって、お顔小さくって、足が長くって、美人でイケメン、素敵でした。同じ年頃の一般人はいわゆるおばさんと呼ばれるようになっているというのに、神様に選ばれし特別な方ですね。こんな素敵なおまけがついて、体はきつかったですが心のエネルギーチャージ、舞台はいいですね。

 タカラヅカスペシャルのライブビューイングまで気がつけばあと5日。


ようやく金曜日の夜

2017年12月15日 21時59分49秒 | 日記
 ようやく金曜日の夜、なんだかもう吐きそうです、すっごく寒いの、わたしだけじゃないですよね。午前中がんばって昨日予定したとおり訪問に出かけました。午後の予定が入ったので1件だけ。初対面ではないですがまあ普通の方ではないので場所がわかるかしらということも含めて緊張しながらで、無事に終えるとホッ。バスに乗る前にまたコンビニでお手洗いを借りて100円コーヒーでも買おうかと思って行ったら、会ってはならない担当の一人に会ってしまい、気がついた時には目が合ってしまいニコニコと笑顔で声をかけられるを逃れるわけにはいかずしばらく外に立ち話。外の風は冷たいし、内容にまともに付き合っては身が持たないしで、なんとかタイミングで逃れるとお手洗いをすませ飲み物はお店の人にいれてもらってそそくさとバスへ。バスがまた平日の昼間だというのに高齢者が多くってすごく混んでいて、あったかい飲み物をゆっくりいただこうとしたあてが外れて、どっと疲れました。午後もこの方に会ってしまったし、他にも夕方すごく疲れる方から電話がかかってきてしまい、でも対応しきれず電話口に出られないことにしてもらいました。こうしていると肝心の事務処理がちっとも進まず気持ちだけあせり、一日の終わりにはなんだかもう吐きそうな心持ちになりました。長い一週間でした。残り11カ月を切りましたがどこまで持つでしょうか。お給料の明細書をもらいましたが11月は稼働日数が13日しかなかったところへどっさり社会保険料等が天引きされているのでほんとにさみしい金額。でもこれだけ稼ぐだけでも大変なこと。来月からはようやく普通になるよ、無事に出勤できればね。なんだかほんとに疲れました。できていないことたくさんありますが土日は忘れるべし!
 
 明日は『Pukul』、千穐楽。12時半からは早い。こんな疲れた体で大混雑の乗り換えに耐え切れるかしら。ストレス耐久性が普通にあるからこその普通の生活なのだとよくわかったので、こうしてストレスにさらされながらも折り合いをつけながらやれている自分は大丈夫なんだということもよくわかったのですが、とにかくほんとにエネルギーの吸い取られは半端なく、でもだからこそ生の舞台と出会う時間は必要で、がんばっていければと。終演後は先週挫折した日比谷にも行ければと。キャトルレーヴで来年のカレンダー購入とシャンテの衣装展。楽しいことに頭を切り替えて現実を忘れませう。

 荷物整理も少しでもやりたいです。毎日今日は何とお別れしようかしらと見回す日々で棚の上の小物を処分しつつあります。大会社でお土産にともらったものや、何年も身に着けていない安いアクセサリーなんかもお別れしました。一番場所をとっている本はなかなかね。これが一番大変。少しずつ、少しずつ。

 動画を繰り返し見ていたら、月半ばだというのに半分以上使ってしまいました。速度制限いうやつにびくびくしています。今夜はほどほどにして休むことにしましょう。ようやく金曜日の夜、ちっそくしそうな一週間が終わりほっとしています。わたしも人から見ればかなりあやしいヘンな人ですがこうして大変な仕事をしながら稼いでいるのだから気にしない、気にしない。一週間、お疲れ様ね、わたし・・・。

ふらふらになった木曜日

2017年12月14日 21時48分51秒 | 日記
 長い一週間、寒い一日、今日も朝からドタバタしました。旅立ちの時が近そうだと連絡あった方が旅立ったとの連絡がはいり、色々と連絡調整し、手続きを確認。お金のことなので慎重の上にも慎重に進めていかなければなりません。ほとんど何も知らないわたしはひとつひとつ教えてもらいながら、電話を受けたり、こっちからかけたり。ふらふらになりました。人がひとりこの世に誕生するのも、この世から旅立っていくのも本当に大変なこと。詳しく書けませんが、わたしと弟という子どもがいて最期をみとり、告別式を行い、お墓を建て、法事をやって祀られる父と母は幸せなんだとわかりました。母の人生、不幸として思えませんでしたが、比べるわけではないですが色々な人生に出会ってそうでもないんじゃないかと思えるようになりました。そう気がついたたけでも今の大変な業務に携わる意味が、わたしにとってあったのかもしれません。ついつい父と母、それぞれの旅立ちのときのことを思い出してしまいました。結婚したことも子どもを生んだこともないわたしはどうなるんだろうなあ。旅立つ時は医者の目の前でないとあとが大変だということを母のときに知ったし、どうなるんだろうなあと思ってしまいます。まだ早いですかね。ちがう人間関係をこれからまだ構築していけますかね、どうなんでしょうか。
 
 あれやこれ、次々とふってくる毎日。なんかやるべきことがどんどん増えていっています。こりゃ、職員さんたちも処理しきれないの当然。省エネのこつがわからないので、特にエネルギーがいる人と接すると吸い上げられてふらふらになってしまいます。ほんとに大変な仕事。来年2月の母の七回忌、一番寒い時に実家を新幹線で往復するのきついなあ。三連休だけど前後にいつなにが起こるかわからない緊張の連続のこの仕事をしなければならないの、きついなあ。帰れないの許されないかなあ。ごめんなさいね、母。

 明日は都合で午前中から訪問、バッテリーもつかなあ。『Pukul』の楽屋は、宝塚OGさんが続々と観劇ですごくにぎわっていて楽しそう、蘭ちゃんが楽しそう。インスタやブログのお写真に癒され元気をもらっています。明日海さんのVISAメッセージは激動の一年だったことが伝わってきて、自分も激動の一年だったと気がつきました。朝もお昼休みも、容量どんどん減ってきているのにタブレット端末で楽しい動画を視聴。そうしないとバッテリーが切れて倒れてしまいそうです。依存でもなんでもこうやってエネルギーチャージしないと無理なんです。明日の夜あたりからようやく久しぶりに雨なのかな。乾燥しきっていてなんか落ち着かないので早く降ってほしいです。金銭管理ちゃんとしましょう、って言っている自分が実はできていなくって、天引きされるとみるみる少ないのわかっていますがお給料はいらないときびしいです。今年二度も仕事が途切れたのは大きいです。なんとかなっていくのかなあ。明日以降考えることにして今日はこれでおしまい。ちっそくしそうなこんな部屋でも休まねばね。またちょっとだけ動画をみたら休みます。

 明日は金曜日、あと一日じゃ・・・。

明日はまだ木曜日

2017年12月13日 21時53分03秒 | 日記
 朝から寒い水曜日、晴れて乾燥しきっているのがなんだか落ち着かず、緊張感が解けないので昨夜はまた眠剤の力を借りました、午後訪問なのに眠れではないのではきついのでね。おかげさまでまあまあの睡眠でした。かかりつけ医いわく、5時間眠ればなんとか回復できる。たしかに5時間はひとつの目安。でもそれではもたないのでもう少し多く眠るようにしています。今日もわからないことの連続で電話がかかってくるたびに理解しながら、確認しながら、バタバタとやらなければならず疲れました。午後は冷たい風が中を訪問。心配していたほど迷いませんでした。歩く距離も思ったよりも短くてすみました。すごく緊張していましたが今日のところはそんなに心配することなく無事にお約束していた分は終了。メンタルさんではなく普通の会話が成立するので気持ちは少し楽でした。なんか結婚したことも子どもを生んだこともなく、実は13年も働いた大会社から使い捨てにされてすり減りやっとこうして社会復帰した者の生活は不安定な自分が、最寄り駅に戻ってくればチャラ坊たちに気持ち悪いオバサンって言われてしまう自分が、さもわかったように、さも落ち着いているかのようにしているの、すごくヘンな感じでした。本当にいいのだろうかという気持ちにもなりますが、全てのことを経験できるわけではなく人は色々なんだし、なんとか今は普通に生活できているのだからいいのかな、どうなんでしょうか。普通ってほんとにむずかしいですね。

 明日はまだ木曜日、かんげいのランチ会があります。本当は一人で音楽ききながらじっとしていたいですが、仕方ないです。どこのお店に入っても聞きたくない会話ばかりがきこえてくるのも仕方ないです。土曜日はまた『Pukul』、午前中からお出かけなんだから、そなえなければね。少し雨ふってほしいなと思う水曜日の夜。少し動画で気分転換したら休まねばなりません、月初に調子にのってPCから動画をみたら、容量くいまくりでまだ13日なのに半分以上使ってしまいました。月末に残ってしまって消化しようとするときはなかなか減らないのでなんでなんだろう。28日までがんばればいいのだから気分転換に使う時は使えるだけ使います。明日もなんとか無事に出勤できますように、なんとか無事に一日が過ぎていきますように。喉がいたいです、普通の会話が成立しない人に大きな声を出さざるを得ず、そうしているうちになにが普通なんだかわかんなくなってきている自分がいることにふと気がつきました。いかん、いかん。ほんの少しの時間でも現実を忘れることは必要、キラキラな夢の世界に現実逃避。

 今日もつまらない徒然日記、失礼しました。