2020年5月29日;星組『鎌足-夢のまほろば、大和し美しー』_思い出し日記
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/eba5d8bf1143df110be87cb802f78840
断片的な自己満足の備忘録、オンデマンド配信で幕開けから視聴して少年時代の鎌足と入鹿が出会った僧旻(そうみん)の開いた学塾にせおっち(瀬央ゆりあさん)が登場していることを確認。おしゃべりしていて僧旻の話をちっとも聴いていない子弟たちのひとり。去年の1月、宝塚大劇場『霧深きエルベのほとり』の客席降りで間近にみたせおっち、色白美人で以来気になるジェンヌさんのひとり。『食聖』でさらに力をつけていた姿が頼もしくこれからがますます楽しみだと思いました。『鎌足』では、鎌足が入鹿を討つ大義となる中大兄皇子を演じて紅ゆずるさんとわたりあっていました。一幕の最後で入鹿を討った鎌足に対して、「ゆるさない!」と憎しみをあらわにする母である皇極天皇の「鎌足とていつ裏切るかわからない」という讒言により、蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわまろ)を謀反の疑いあるとして鎌足に討たせ、さらには有間皇子(ありまのみこ)を討たせる冷酷さをもつ中大兄皇子、さらにはようやく平穏な幸せをつかんだかにみえた鎌足から結婚したばかりの与志古を奪ったのも自分の立場を守るためには鎌足が必要だったからでした。『あかねさす紫の花』で描かれる強い中大兄皇子像とは違い、人としての弱さが前面に出ていたと感じました。鎌足も入鹿も中大兄皇子も人としての弱さを持つが故に、気がつけば運命にあがらうことができなくなっていたという描かれ方だったと思います。
オンデマンド配信で視聴する『鎌足』ナウオンステージより、
中大兄皇子を演じたせおっち「中大兄皇子としては蹴鞠の場面から登場」「一幕の最後はただただ大和の国を思っていた純粋な青年がいろいろな人が悪知恵をいれることでどんどん自分に鎧をしていくけれど、鎌足のことが好きなんだ!」
鎌足を演じた紅ゆずるさん「これは別にふざけているわけじゃなくてほんとうなんですよ、お客様がそこばっかりにいくとよくわからなくなる可能性があるので・・・」
せおっち「全ては中大兄皇子が鎌足を自分のものにするために二幕はいろんなことがおきてきますので」
紅さん「自分のものっていうとおかしいけど、中大兄皇子が今の立場で君臨していくためには鎌足という人物がいないと自分の立場が危くなってしまうことをおそれて、ひきとめておいておきたいがためにということ」
せおっち「LOVEとかそういうことではない」
蘇我入鹿を演じた華形ひかるさん「子役時代を自分たちで演じるのはストーリーのなかで重要なことだと思う。芝居をつくっていくのに子役時代から始まるときちんと人生を演じきれるような気がしてとても大事につくっている場面。学塾いちの秀才も人生いろいろなことがあり、いろいろな道にすすんでいってしまう。入鹿は皇極帝と共に一幕で他の人物に圧力をかけて二幕でもネックになってくる、鎌足を苦しめていく人物として演じたい」
https://blog.goo.ne.jp/ahanben1339/e/eba5d8bf1143df110be87cb802f78840
断片的な自己満足の備忘録、オンデマンド配信で幕開けから視聴して少年時代の鎌足と入鹿が出会った僧旻(そうみん)の開いた学塾にせおっち(瀬央ゆりあさん)が登場していることを確認。おしゃべりしていて僧旻の話をちっとも聴いていない子弟たちのひとり。去年の1月、宝塚大劇場『霧深きエルベのほとり』の客席降りで間近にみたせおっち、色白美人で以来気になるジェンヌさんのひとり。『食聖』でさらに力をつけていた姿が頼もしくこれからがますます楽しみだと思いました。『鎌足』では、鎌足が入鹿を討つ大義となる中大兄皇子を演じて紅ゆずるさんとわたりあっていました。一幕の最後で入鹿を討った鎌足に対して、「ゆるさない!」と憎しみをあらわにする母である皇極天皇の「鎌足とていつ裏切るかわからない」という讒言により、蘇我倉山田石川麻呂(そがのくらのやまだのいしかわまろ)を謀反の疑いあるとして鎌足に討たせ、さらには有間皇子(ありまのみこ)を討たせる冷酷さをもつ中大兄皇子、さらにはようやく平穏な幸せをつかんだかにみえた鎌足から結婚したばかりの与志古を奪ったのも自分の立場を守るためには鎌足が必要だったからでした。『あかねさす紫の花』で描かれる強い中大兄皇子像とは違い、人としての弱さが前面に出ていたと感じました。鎌足も入鹿も中大兄皇子も人としての弱さを持つが故に、気がつけば運命にあがらうことができなくなっていたという描かれ方だったと思います。
オンデマンド配信で視聴する『鎌足』ナウオンステージより、
中大兄皇子を演じたせおっち「中大兄皇子としては蹴鞠の場面から登場」「一幕の最後はただただ大和の国を思っていた純粋な青年がいろいろな人が悪知恵をいれることでどんどん自分に鎧をしていくけれど、鎌足のことが好きなんだ!」
鎌足を演じた紅ゆずるさん「これは別にふざけているわけじゃなくてほんとうなんですよ、お客様がそこばっかりにいくとよくわからなくなる可能性があるので・・・」
せおっち「全ては中大兄皇子が鎌足を自分のものにするために二幕はいろんなことがおきてきますので」
紅さん「自分のものっていうとおかしいけど、中大兄皇子が今の立場で君臨していくためには鎌足という人物がいないと自分の立場が危くなってしまうことをおそれて、ひきとめておいておきたいがためにということ」
せおっち「LOVEとかそういうことではない」
蘇我入鹿を演じた華形ひかるさん「子役時代を自分たちで演じるのはストーリーのなかで重要なことだと思う。芝居をつくっていくのに子役時代から始まるときちんと人生を演じきれるような気がしてとても大事につくっている場面。学塾いちの秀才も人生いろいろなことがあり、いろいろな道にすすんでいってしまう。入鹿は皇極帝と共に一幕で他の人物に圧力をかけて二幕でもネックになってくる、鎌足を苦しめていく人物として演じたい」