65オヤジのスタイルブック

映画 野球少女

画像24

映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回はプロ野球を夢見る高校生女子野球選手の軌跡を描いた韓国映画「野球少女」です。今回Netflixで視聴できるようになったので鑑賞しました。

 

梨泰院クラスでマイノリティの居酒屋スタッフを演じたイ・ジュヨン主演の本作、今回はプロ野球を夢見る女子高生野球選手役で登場し、チームメートには、「サイコだけど大丈夫」や「ヴィンチェンツォ」にも出演したイ・ジョンホ、彼女を支えるコーチ役にチェ・ジンテなど、選りすぐりのバイプレイヤーが出演しています。

物語は、天才少女と言われた高校野球女子のチュ・スイン、130キロ台の速球を武器に特例で高校野球チームの一員として活躍、幼なじみでチームメートのドンヨンと共にドラフト指名を待っていたのですが、ドンヨンは指名され彼女は指名から漏れます。

プロ野球選手を目指し野球を続けてきたスインは納得できずトライアウトを受けようとしますが、女性であることを理由に門前払い、150キロ台の速球を投げれないならプロでは通用しないと宣告されます。留年覚悟で野球部に残り投球練習に励む彼女にプロになれなかったジュニョクがコーチとして赴任してきます。スインにプロを目指すことを諦めさせようとしますが、彼女の熱意に打たれたジュニョクは、彼女に秘策としてあるボールを教えます。コーチとドンヨンの助けを受けスヨンは再びトライアウトに挑みます。

日本では女子野球チームが誕生し、高校女子野球の甲子園決勝戦が開催されるなど女子野球の存在がクローズアップされつつありますが、男子と交じり野球をすることはリトルリーグまで。水島新司原作の水原勇気が漫画で登場するくらいで、女子が男子と一緒にプレーすることは夢のまた夢でしょう。

しかし、この映画はひょっとして女子プロ野球選手誕生を野球通なら可能にさせるリアルな手法が描かれています。また、チームスポーツにおける男女共存の難しさと韓国社会を背景にした男女平等に与えられていないチャンスを呈示しています。このことは日本社会でも通じることですが、ふと思ったのは唯一パラリンピックでの車イスラグビーでの女子選手の出場で不可能ではないと思いました。

ラストでスヨンは、自らの主張を通してそのことを訴えています。果たして彼女の夢は叶うのか、その結果は皆さんの目で確かめてください。


映画レビューランキング


ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「【映画・ドラマ・演劇】」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事