65オヤジのスタイルブック

シュガーマン

今僕の中で、もっとも興味深く公開が待ち遠しい映画があります。先日の奇跡体験アンビリバボーでも紹介され、アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門でオスカーを受賞した「シュガーマン奇跡に愛された男」です。

かつての、天使の歌声として知られるジミー・スコット以来の衝撃を感じました。そのシュガーマンこと、シクスト・ロドリゲスが、2枚のアルバムを出しアメリカでまったく売れなかった無名のミュージシャンが、南アフリカで、反アパルト運動の象徴としてビートルズやプレスリーなどのミュージシャンと肩を並べるほどのミュージシャンとなった軌跡を追った作品です。

彼自身が、その事実をまったく知る事無く、自殺によりこの世を去ったとの噂にまでなり、彼を探そうと小さな手がかりを探りながら、南アフリカに招待すると言う壮大なプランを計画し実行した奇跡の物語が楽しみです。

彼の歌声を聞くと、ディランよりも力強く、メッセージ性の強い歌詞が、アパルトヘイトと言う人種隔離政策化で、自由の闘争の担い手となったことがうなずけます。

そして、ミュージシャンとしての活躍の場を失っても、家族のために懸命に働き続け、安住の地を生活する場に定め、変わらない生活を送っている彼の人生に敬意を抱きます。

南アフリカの人々に自由と平等をもたらした彼の功績は、個人の大きな富よりも重く大きなものだと感じます。だからこそ、彼のことが大好きになるのかも知れません。


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