映画館で観れなかった作品をDVDで観るシリーズ。今回は、永作博美と佐々木希共演のヒューマンドラマ「さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~」です。
ふるさとの奥能登に帰り、海辺の小屋で珈琲店を開いたた永作演じる岬と二人の子供と暮らすシングルマザーの佐々木演じる絵里子。
遭難した父の帰りを待つ岬と生活のために家を空けることが多い絵里子を思い、肩を寄せ合いながら過ごす幼い姉と弟。給食費の滞納とある事件がきっかけで、心を通わせ、やがて二人で珈琲店を営むように。
そんな中で、岬に父の訃報が届き、岬は珈琲店をたたみ故郷を去ります。二人の絆は再び結ばれるのか。。。
永作博美と言う女優は、不思議な空気を持った女性です。彼女の感情を抑えた独特な演技は、出演者の新しい部分を引き出す魅力を持っています。
今回も、ヒロイン役の多い佐々木のキャラクターを破り永作により新しい女優像が生まれたように思います。
年齢を重ねながらも、どこかあどけなさを残し独特な存在感を持つ彼女。今回の作品も台湾女性監督によるもの。アジアと言う世界でさらに活躍の場が広がり、永作博美と言う女性の魅力を広げてほしいです。