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山本眞輔 彫刻60年の軌跡 古川美術館

街角でよく見かける彫刻像。とりわけ女性の彫刻像をみかけることが多いと思います。名古屋市内でも黄金の女性ブロンズ像を見ると今回の展覧会の彫刻家・山本眞輔氏の作品であることが多いです。

その地元愛知を代表する彫刻家「山本眞輔 彫刻60年の軌跡」展が古川美術館で開催中です。

山本氏は、日本芸術院会員として彫刻界の重鎮として長きにわたり活躍。今回は氏の60年の彫刻人生の軌跡をたどる展覧会です。写実的な描写の女性像は、当世の現代美術とは一線を画す清楚で気品にあふれ、パブリックな場所にふさわしい誰もが親しみを感じます。

今回の展示は、日展、日彫展において出品された原型による代表作品を中心に58点の作品が並んでいます。彫刻展示は、団体展の一部展示が多く、こうした彫刻だけの展示は極めて珍しく、日本を代表する彫刻家の作品が居並ぶ光景は貴重です。

また、分館の爲三郎記念館では、画家で妻である山本澄江氏のインクのモノクロームの世界とアクリル絵の具を用いた色彩豊かな世界が同居する清廉な世界が各部屋を彩り、初夏の風情に清涼感のある世界が広がっています。

夫婦で異なる芸術の世界を共に歩んできた夫妻の軌跡も感じとれる素敵な展覧会となっています。カップルでご夫婦で訪れてみてはいかがでしょうか。


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