ミントティーをのみながら

午後のひとときお茶を飲みながらの独り言です

「社命」は

2005-06-14 | MY ノート
今春の新入社員へ「日本能率協会」が約900人に質問し
たところ、上司から良心に反する仕事を指示された場
合、「会社の利益につながるのであれば行う」が15.8%
「恐らく行う」が48.8%、全部で3分の2近くにも上っ
ていた。
やっと手にした社員の身分を守るためには良心よりも社
命に従う方が得策との考え方なのだろう。
だが、末来を担う若者が学校を出た途端に正義感を置き
去りにし、汚れに染まっていくのは、やはりやりきれな
いし、とても健全な社会とはいえない。
上司の命令なら悪事でも逆らえない風潮が、組織的な不
正や犯罪を生んできた。
その先に何があるのか。「命令に従う人生はきわめて安
らかな生活である。物事を考える必要を最小限に減らす
ことが出来る」

服従は大罪を生みす。
--------------------------------道新2005.6.10より

何らかの組織に所属すると必ず、その組織の「利益」と
「良心」の二極で悩むことがあると思う。

特に営利を目的としている組織では。
上司の命令ではなくても、自発的に組織の「利益」を常に
考えた行動をしていると思う。
徳か損か。少しでも、組織の利益に成るように行動するし、
求められている。

一般人である家人は、業者と係わる事は嫌いだと言う。
なんらかの商業活動に係わることならば、業者との係わ
りがある。
交渉し、契約し、支払をする。
それが、嫌だと言う。     「ずるくって」と。

たしかに、それぞれの業者は自分の組織の利益を求めて
動いているのだから、当たり前なのだが。

「良心」よりも「社命」という記事を読んで、どっぷり
と商業活動に浸かって麻痺している毎日を反省しました。

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【写真】北海道神宮祭の幟