路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

 路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

【ぎろんの森】:皆さんと、ともに考えます

2021-06-08 08:11:15 | 【新聞社・報道・マスコミ・雑誌】

【ぎろんの森】:皆さんと、ともに考えます

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ぎろんの森】:皆さんと、ともに考えます

 社説を担当する私たち論説室の窓からは東京・日比谷公園の森=写真=が見えます。

 公園の野外音楽堂ではコンサートや集会が行われ、国会へ向かうデモの出発地にもなっています。この欄を「ぎろんの森」と名付けたのも、この公園にちなみます。
 
 
 社説は論説室での議論をまとめて出来上がります。時に賛否両論が飛び交うさまが、多様な生命が集う森のようだからです。森の営みは養分となり、川から海に流れ込んで生命の源になる。私たちの議論が、民主主義という大海を育む役に立てば、との願いも込めました。
 
 私たちの会社や論説室、時には論説委員個人にさまざまな意見が届きます。新聞やインターネット上ではさまざまな主張も飛び交います。そんな多様な視点を紹介し、読者の皆さんと議論を深めたい。それがこの欄の狙いです。
 
 私たちが今、直面するのが新型コロナウイルスの問題です。来月に迫った東京五輪をこのまま開催すべきか否かでは意見が分かれています。
 
 社説では開催まで半年となった今年一月「開催の可否を根本的に問い直すべきだ」と問い掛けました。開催ありきではなく、感染状況に応じた縮小案や中止案を検討するよう促す内容です。
 
 その後も感染状況は好転せず、論説室内で議論を重ねた結果、一日の社説で「大切な命を守れるのか」と訴えることにしました。人々の命や健康を守れないのに、開催強行は許されないとの主張です。
 
 読者から「全面的に賛成」と賛同の一方、「主張がありきたり」との厳しいご意見もいただきました。
 
 社説掲載の日、菅義偉首相は国会で「国民の命と健康を守るのは私の責務。五輪を優先させることはない」と述べました。その言葉に偽りがないかを監視し、論じることが私たちの仕事になります。
 
 「ぎろんの森」は原則土曜日に掲載し、大きなニュースがあるときは休載します。ご了解願います。 (と)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【ぎろんの森】  2021年06月05日  07:18:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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