路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政界地獄耳・08.10】:トランプとオバマ 明暗分かれた2人の元米大統領

2022-08-17 07:50:10 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・G7サミット・G20】

【政界地獄耳・08.10】:トランプとオバマ 明暗分かれた2人の元米大統領

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳・08.10】:トランプとオバマ 明暗分かれた2人の元米大統領 

 ★2人の元米大統領の明暗が分かれた。ドナルド・トランプ前大統領のフロリダ州パームビーチの別荘「マール・ア・ラーゴ」に8日、米連邦捜査局(FBI)の家宅捜索が入った。捜査令状はあるものの予告なしに行われたといわれ、当局はトランプのオフィスや私室を重点的に捜索。機密文書の押収もあったと地元メディアは報じている。司法省はトランプに対して2つの捜査を進めている。1つは20年の大統領選結果を覆す試みに関する捜査、もう1つは機密文書の取り扱いに関するもの。

 ★国立公文書館は今年2月、トランプ側から段ボール15箱分の文書の返還を受けたが、大統領記録法は大統領の公務に関するメモなどのすべての記録を退任時に国立公文書館に提出義務を持つ。トランプは機密指定の文書を含む大量の資料を「マール・ア・ラーゴ」に運び込んでいたといわれる。トランプは事前通告なしの捜索は不適切と強く反発しているが通用するか。日本なら警察や検察も事前に官邸とすり合わせるのが当たり前と思われるかもしれないが、FBIは連邦独立捜査機関で大統領から任命されたFBI長官と大統領が会議以外で個別に会うことはないし、そうするべきではない。

 ★ところがトランプは大統領時代、FBIなど捜査機関の幹部にも忠誠を求めた。そのために更迭された元FBI長官・ジェームス・コミーの「より高き忠誠 真実と嘘のリーダーシップ」(光文社)にいきさつは詳しい。コミーはそこで「確証バイアス」について触れている。「人間の脳は自分が既に信じている事柄とつじつまの合う情報を求めてしまう。または都合の悪い事実、既に下した結論と整合性がとれない事実を意識的に知覚から排除するようになる」。さて、もう1人はこのコミーを任命したバラク・オバマ元大統領。米政府は元首相・安倍晋三の国葬に派遣する調整をしている。この分では親しかったトランプは来られそうにない。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2022年08月10日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。


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