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●JOC臨界事故で何が起きたでしょうか?…《人が制御できないなんて恐ろしい。政府は…本当のことを言っていない》

2019年10月07日 00時00分32秒 | Weblog

[『朽ちていった命 ―被曝治療83日間の記録―』 NHK「東海村臨界事故」取材班」(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/41AlC-AwBGL._SX357_BO1,204,203,200_.jpg)↑]



琉球新報のコラム【<金口木舌>金のために魂を売ってはならない】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1001110.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/原発マネー、倫理も正義も治外法権!?】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201910040000209.html)。

 《「人が制御できないなんて恐ろしい。政府はいつも『大丈夫』と発表するが、本当のことを言っていない」。1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の東海事業所で臨界事故が発生した。当時、近所に住んでいた女性は8歳の頃に感じた恐怖を語った》。
 《★原発を巡りノーと言える人と言えない人の明暗がくっきりと浮かぶ。東北電力女川原発から30キロ圏にある宮城県美里町長・相沢清一…★政治家として町長として立派な発言だ。相沢でなくとも、国が安全だと言ったところで何かあればその責任は現場の町長に及ぶ。…★一方、関西電力の経営陣の対応社会常識と乖離(かいり)している問題。》


 JOC臨界事故で何が起きたでしょうか? 《女性は窓を閉め切り、クーラーを止め、蒸し風呂のような室内で家族と報道番組を見ていた「重体」と伝えられた作業員2人はその後、死亡した ▼事故で住民600人以上が被ばくした。冒頭の女性は2011年、福島第1原発の事故を受けて取材に応じた》。

   『●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言
    「小出裕章さんが良く取り上げておられる
     『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録』……
     JOC臨界事故で何が起きたでしょうか? そして、
     「二次被曝した救急隊員、大泉実成さんのご家族」に
     何が起こったでしょうか?」

 《事故後も「安全神話」は生き続け、福島の事故につながった》…なのに、核発電を続けたいという。
 そして、そのためには何でもする核発電「麻薬」中毒な皆さん方。《一方で現在、関西電力役員らの金品受領が明らかになっている。金品は高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役から贈られた》。《11年9月、東海村の村上達也村長(当時)は「原子力に向き合う姿勢を正し、金のために魂を売ってはならない」》という警告を無視して。

 やはり核発電は「金のなる巨大木」…原発マネーの《還流》どころか、政治家のセンセのお名前もポチポチと…。
 自民党以外は? お維は、どうなんでしょうねぇ?

 日刊ゲンダイの記事【政界に飛び火 原発マネー“還流”で関電が挙げた議員の名前】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/262733)によると、《稲田朋美幹事長代行との関係性に“焦点” 八木誠会長、岩根社長ともに「悪いのは森山氏」と言わんばかりだったが、まずかったのは、報告書に〈森山氏は、高浜町、福井県庁、福井県議会および国会議員に広い人脈を有して(いた)〉と記載したことだ…政界への“飛び火”に今ごろ、安倍官邸は激怒しているに違いない》。

 核発電「金のなる巨大木」に蝟集する人々。
 週刊朝日の記事【関電3億2千万円“裏金” 元助役の関連会社が稲田朋美元防衛相ら自民党議員に献金 後援会長も】(https://dot.asahi.com/wa/2019100300042.html)によると、《その関連会社の「アイビックス」(本社・福井市)が、自民党の稲田朋美元防衛相に献金していたこともわかった。アイビックスの吉田敏貢会長は稲田氏の後援会長を務めていた。稲田氏が代表を務める自民党福井県第一選挙区支部の政治資金収支報告書によると…。また、衆院議員の高木毅氏(福井2区)が代表を務める自民党福井県第二選挙区支部は、16年に警備費用としてオーイングに約19万4千円を支払っていた。…ある野党幹部が話す。「…高木氏がなぜかアポもなく野党の控室にふらっと現れてびっくりした。…野党が何か探ってないか偵察にきたんじゃないか。関電スキャンダルと政治については今後、国会で追及したい」》。
 《“パンツ大臣”高木毅復興相》、大丈夫?

 《倫理観も正義感、透明性、そのすべては原発という国策の前では治外法権だといわんばかりだ

   『●砂上にペラペラの壁を造ってまでも再稼働したくなる
               浜岡原発という「金のなる巨大木」
   『●アベ様による「棄民」政策をも追認…東電旧経営陣の
     刑事裁判で永渕健一裁判長は「無罪」という「政治判断」を下した
   『●阿部岳さん【「東電無罪」の論理】《「…運転はおよそ
    不可能になる」…判決は意図せず原子力制御の限界を認めている》
   『●やはり核発電は「金のなる巨大木」だった…
     高浜「原発マネー」が八木誠会長ら関西電力経営陣個人に見事に《還流》
   『●東京電力核発電人災、決して自主避難者の《自己責任》
     ではない…「原発事故がなければ福島を出た人は誰もいない」

   『●東電旧経営陣に無罪判決…《誰も事故の責任を
     取らなければ企業に無責任体質がはびこり、また同じことが起きる》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1001110.html

<金口木舌>金のために魂を売ってはならない
2019年10月4日 06:00
原発 電力会社 金口木舌

 「人が制御できないなんて恐ろしい。政府はいつも『大丈夫』と発表するが、本当のことを言っていない」。1999年9月30日、茨城県東海村の核燃料加工会社ジェー・シー・オー(JCO)の東海事業所で臨界事故が発生した。当時、近所に住んでいた女性は8歳の頃に感じた恐怖を語った

女性は窓を閉め切り、クーラーを止め、蒸し風呂のような室内で家族と報道番組を見ていた「重体」と伝えられた作業員2人はその後、死亡した

事故で住民600人以上が被ばくした。冒頭の女性は2011年、福島第1原発の事故を受けて取材に応じた。「原子力のデメリットを国民は知っておく必要がある」と語っていた

▼JCOの事故は安全を守るマニュアルを無視し、簡略化した手順で作業が行われる中で起こった。根拠のない「安全神話」が命を奪い、住民を危険にさらした

▼事故後も「安全神話」は生き続け、福島の事故につながった。一方で現在、関西電力役員らの金品受領が明らかになっている。金品は高浜原発が立地する福井県高浜町の元助役から贈られた

▼11年9月、東海村の村上達也村長(当時)は「原子力に向き合う姿勢を正し、金のために魂を売ってはならない」と述べた。東海村と福島の事故を経験しても、なお原子力の利用は必要と考えるのか。住民主体で議論を深めていく必要がある。
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201910040000209.html

政界地獄耳
2019年10月4日10時1分
原発マネー、倫理も正義も治外法権!?

★原発を巡りノーと言える人と言えない人の明暗がくっきりと浮かぶ。東北電力女川原発から30キロ圏にある宮城県美里町長・相沢清一は朝日新聞のインタビューに答え「やはり再稼働はするべきでないと思う。福島の原子力事故から8年半たった今も大勢が避難している。女川原発の30キロ圏内の住民はもとより、宮城県民が原子力の安全性を本当に信頼して再稼働に踏み切るのか、心配がある。特に宮城は農業県』なので事故はあってはならない。もし国が認めてもノーと言わざるを得ない。私たちには住民の命を守る責任があり、万が一の時にはその責任がとれないからだ」。

政治家として町長として立派な発言だ。相沢でなくとも、国が安全だと言ったところで何かあればその責任は現場の町長に及ぶ。慎重になるのは技術的な安全だけではない。福島原発の事故では東京電力や国は事態を絶えず隠蔽(いんぺい)し、発覚してから公表まで時間をずらすなど住民や国民に不誠実に対応してきた。また事故とさまざまなその後に起こった事象との因果関係にも不誠実に対応してきた。つまり、技術の安全宣言よりも信頼関係があるか否かの方がずっと重要でもある。

★一方、関西電力の経営陣の対応社会常識と乖離(かいり)している問題。同社の幹部ら20人が福井県高浜町の故人の元助役から受け取ったとされる3億2000万円相当の金品を断るすべはなかったと説明。幹部らは一様に、怖くて言えないとか、その原資はどこからのものかと考えなかったの問いに、1度も考えなかったと答えている。原発に万が一があってはいけないと町長は体を張って住民を守ろうとしているが、関電幹部は数億円の金が助役から行ったり来たりすることを迷惑だとは感じていたものの、そういった金が飛び交うことに全く注力していないさまが幾度かの会見で垣間見える。原発マネーには調整費や賄賂、裏金が常識で支払うべき側が、金品を受け取る異常なロンダリングが通常行われていたことを示唆するとともに、この金に違和感すら感じていない。倫理観も正義感、透明性、そのすべては原発という国策の前では治外法権だといわんばかりだ。今日からの国会で少しは解明されるのだろうか。(K)※敬称略
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●ニッポンの「トイレなきマンション」を核発電「麻薬」患者・管理無能者に永久(とわ)に管理させる…

2017年07月15日 00時00分22秒 | Weblog


日刊ゲンダイの記事【肺から2万2000ベクレル…作業員にこれから出る健康被害】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207007)。

 《「半端な被曝量ではなく、事態は軽微なものではない。被曝限度を超えるのはほぼ確実だ」――。7日、原子力規制委員会の伴信彦委員が絞り出すような声でこう言った…検出されたのはプルトニウム239。長崎の原爆で使用された毒性の高い放射性物質として知られている。驚くのは、ちっとも危機感が感じられない原子力機構の対応だ…こんな状態で原発再稼働なんて論外だ》。

 アサヒコムの【(社説)作業員の被曝 想定外ではすまない】(http://www.asahi.com/articles/DA3S12977533.html?iref=comtop_shasetsu_01)によると、《50代の作業員は、肺から2万2千ベクレルのプルトニウムが検出された。1年間に1・2シーベルト、50年で12シーベルトの内部被曝をするのに相当する。原発作業員の被曝限度を上回るのは確実とみられ、内部被曝としては国内で過去最悪のケースだ》。

 その後、プルトニウムは検出されなかった、いや、やはり検出されたなどなど、情報が錯そう…。

 東海村JCO臨界事故を彷彿とさせるし、唖然とさせられる…。

   『●悲劇を回避してほしい・・・
   『●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言
    「小出裕章さんが良く取り上げておられる
     『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録』……
     JOC臨界事故で何が起きたでしょうか? そして、
     「二次被曝した救急隊員、大泉実成さんのご家族」に
     何が起こったでしょうか?」

   『●反省なき自民党を体現:
      「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」
   『●烏賀陽弘道さん
      『ヒロシマからフクシマへ原発をめぐる不思議な旅』読了
   『●原子力「推進」委員会であり、
       「規制」委でもなく、「寄生」委員会(2/2)
   『●立ち止まるなら今・・・「原発政策を福島第一原発事故以前に
                    先祖返りさせたのが自民党安倍政権」
    《■東海村JCO臨界事故――脱原発への伏線》

 《原子力規制委員会の田中俊一委員長はこの日、「プルトニウムに慣れすぎているとこういう事故が起きる。経営陣も含め、もっと真剣に反省するべきだ」と指摘》って、田中委員長がどの口で言うのだろうか? 3.11東京電力核発電所人災について、《真剣に反省》した結果が、川内・伊方・高浜核発電所の再稼働なのか? 「規制」をしない、「寄生」委員会の委員長。

 ニッポンでは、高濃度核廃棄物を10,0000年以上100,0000年以上管理するそうです。数十年すら管理できない核発電「麻薬」中毒患者の皆さんによって、永久(とわ)に管理…冗談のような話です。
 また、国内の大量在庫=48トンのプルトニウム…《こんな状態で原発再稼働なんて論外だ》。

   『●原発再稼働と「軍産複合体国家・米国の商売」と
      「原発は『プルトニウムをつくる装置』」と「閉じない環」

   『●核燃サイクル=「ホワイト・エレファント…
     …私たちはいつまで、エサ代を払い続けなくてはならぬのか」?

   『●湯水のごとくカネ浪費:核燃料サイクルに
     十二兆円をドブガネし、今後も毎年千六百億円ずつ増えていく悪夢
   『●プルトニウム報告漏れ: 「疑念」ね~?、 
     目的あっての「隠蔽」??・・・っていうのは穿ち過ぎ???
   『●核発電所は『プルトニウムをつくる装置』…
       《核兵器六千発分相当の四十八トンを抱える》ニッポン

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/207007

肺から2万2000ベクレル…作業員にこれから出る健康被害
2017年6月8日

     (記者会見する量子科学技術研究開発機構の
      明石真言執行役(C)共同通信社)

 「半端な被曝量ではなく、事態は軽微なものではない。被曝限度を超えるのはほぼ確実だ」――。7日、原子力規制委員会の伴信彦委員が絞り出すような声でこう言った。

 日本原子力研究開発機構「大洗研究開発センター」(茨城県大洗町)で6日、男性作業員ら5人が被曝した前代未聞の事故。当初、機構は3人の鼻腔内から最大24ベクレルの放射性物質が検出されたと説明していたが、この日、1人の肺からナントその916倍の2万2000ベクレルが検出されたと発表した。検出されたのはプルトニウム239。長崎の原爆で使用された毒性の高い放射性物質として知られている。

 驚くのは、ちっとも危機感が感じられない原子力機構の対応だ。すでに全員に放射性物質を体外に排出する薬剤を投与したというが、日刊ゲンダイが作業員5人の健康状態について質問すると、「現時点では本人たちから急性症状が出たという訴えはありません。将来的に影響が出る可能性は否定できませんが、詳しい検査結果を待って慎重に対応していきたい」(報道課担当者)と説明した。

 しかし、5人が搬送された放射線医学総合研究所が所属する量子科学技術研究開発機構の明石真言執行役は、「内部被曝で発がんリスクが上がることが科学的にはっきりしている」と指摘。5人の健康は大丈夫なのか。

   「放射性物質は体内に入ると細胞の遺伝子を傷つけ、
    長期的にがんなどを引き起こす恐れがあります。しかも
    今回は2万2000ベクレルという前代未聞の高い値ですから、
    もっと早期に別の症状が表れるかもしれません。
    免疫低下による感染症、多臓器不全などが懸念されます」
    (医学博士の米山公啓氏)


■規制委も呆れる原子力機構の大失態

 それにしても、どうして今回の事故は起きたのか――。作業員たちは約300グラムの核燃料物質が入った金属容器の点検作業をしていたところ、容器を包んでいるビニール製バッグが破裂し、プルトニウムなどを含んだ粉末を吸引したという。

 これについて、原子力規制委員会の田中俊一委員長はこの日、「プルトニウムに慣れすぎているとこういう事故が起きる。経営陣も含め、もっと真剣に反省するべきだ」と指摘した。彷彿させるのが、作業員2人が死亡、住民666人が被曝した18年前のJCO東海村の臨界事故だ。

   「JCOの臨界事故は、作業員が沈殿槽にバケツで高濃度の
    ウラン溶液を入れる混合作業中に起きました。放射性物質は
    常に慎重に扱う習慣が大切。今回の事故も、原子力機構の
    管理体制が適切だったか、厳しく検証されるべきです」
    (日本環境学会元会長の畑明郎氏)

 こんな状態で原発再稼働なんて論外だ
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●「鼻血問題」: 「原発関連死」と「死の街」発言

2014年05月22日 00時00分51秒 | Weblog


mainichi.jpの記事【漫画「美味しんぼ」:原発取材後の鼻血の描写で物議】(http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000e040156000c.html)。
asahi.comの記事【「美味しんぼ」の描写に波紋 被曝で鼻血…抗議相次ぐ】(http://www.asahi.com/articles/ASG5D4W9FG5DUGTB00C.html?iref=comtop_pickup_01)。
CMLの記事【[CML 031367] 【朝日新聞】 美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体】(http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-May/031395.html)。
nikkansports.comの記事【首相、美味しんぼ描写に健康被害確認ない】(http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20140517-1302599.html)。

 「鼻血問題」について、(放射能・内部被曝による直接的な影響も全く否定できないのですが)たとえ東京電力原発人災の直接的な影響は無くとも、目に見えない放射線に対するトラウマや故郷から避難させられたりした精神的な影響もあるはずです。それを含めた「鼻血問題」であり、東電や国はそこまでの配慮が必要。「鼻血問題」を完全否定することは、「原発事故(の放射能)で死んだ人はいない」という自民党議員の寝言発言と同じではないかと感じます。つまり、「原発関連死」。「原発さえなければ」、こんな「鼻血問題」や「原発関連死」は無かったはずです。

   『●自公議員や原子力「推進」「寄生」委員会委員らは
                       「闘うみんな」ではないようだ


 官房長官をはじめ自民党議員や国は、自信満々に「「住民の被ばくと鼻血の因果関係は考えられない」と批判」したそうだ。自信満々に因果関係がないと断言できる根拠は一体何? 自公議員は、元の福島の姿に戻してから寝言は言ってほしい。

   『●原発推進のおバカ映画を見て、一体何の教訓を得ろと??

 小出裕章さんが良く取り上げておられる『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録』・・・・・・JOC臨界事故で何が起きたでしょうか? そして、「二次被曝した救急隊員、大泉実成さんのご家族」に何が起こったでしょうか?

   『●反省なき自民党を体現:  
         「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」


 「今回のような健康被害に関する主張は事故後あちこちで見られてきた。それが広く関心を集める背景には、巨大な被害を招いた原発政策への怒りも反映していよう」・・・・・・そして、「非」が誰にあるのかを見失ってはいけない。「死の街」問題と同じ構図。

   『●「死の町」にした者が悪いのではないか?
   『●続・「死の町」にした者こそ糾弾されるべきではないか?(1/2)
   『●続・「死の町」にした者こそ糾弾されるべきではないか?(2/2)


 一方、さすが井戸謙一さん・・・・・・「「風評被害を助長する」という県の批判に対し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論」。

   『●井戸謙一元裁判官再び:
          最高裁は常に国側に、そして、努力は無駄に


 そして最後にトドメ。無責任な自民党の無責任なアベ様が、またしても無責任な発言。一体誰が福島・日本を汚染させたのか? 鼻血問題・原発人災の責任者たちこそ批判されるべき。

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http://mainichi.jp/select/news/20140429k0000e040156000c.html

漫画「美味しんぼ」:原発取材後の鼻血の描写で物議
毎日新聞 2014年04月29日 11時27分(最終更新 05月04日 21時08分)

   (週刊「ビッグコミックスピリッツ」に掲載された「美味しんぼ」の一場面)

 小学館が28日に発売した週刊誌「ビッグコミックスピリッツ」5月12、19日合併号の人気漫画「美味(おい)しんぼ」(雁屋哲作・花咲アキラ画)で、東京電力福島第1原発を訪れた主人公らが鼻血を出す場面が描かれ、読者から問い合わせが相次いでいることが分かった。同誌編集部は「綿密な取材に基づき、作者の表現を尊重して掲載した」などとするコメントを発表した。

 漫画の内容は、主人公である新聞社の文化部記者の山岡士郎らが取材のために福島第1原発を見学。東京に戻った後に疲労感を訴えて鼻血を出し、井戸川克隆・前福島県双葉町長も「私も出る」「福島では同じ症状の人が大勢いる。言わないだけ」などと発言している。

 一方で、山岡を診察した医師が「福島の放射線とこの鼻血とは関連づける医学的知見がありません」と答える場面もある。

 同誌編集部はホームページに掲載したコメントで「鼻血や疲労感が放射線の影響によるものと断定する意図はない」「風評被害を助長する意図はない」などとしている。

 原作者の雁屋氏は今年1月、豪州在住の日本人向け情報サイトで2011年11月~13年5月に福島第1原発の敷地内などを取材したことを明かし、「帰って夕食を食べている時に、突然鼻血が出て止まらなくなった」「同行したスタッフも鼻血と倦怠(けんたい)感に悩まされていた」などと語っていた。

 井戸川氏は28日の毎日新聞の取材に「雁屋さんから取材されて答えたことがそのまま描かれている。(描写や吹き出しの文章は)本当のことで、それ以上のコメントはない」と話した。

 「美味しんぼ」は1983年に連載開始。グルメブームの火付け役となったともされる。【川口裕之、狩野智彦、黒田阿紗子】

 ◇被ばくと関連ない

 野口邦和・日本大准教授(放射線防護学)の話 急性放射線障害になれば鼻血が出る可能性もあるが、その場合は血小板も減り、目や耳など体中の毛細血管から出血が続くだろう。福島第1原発を取材で見学して急性放射線障害になるほどの放射線を浴びるとは考えられず、鼻血と被ばくを関連づけるような記述があれば不正確だ。

 ◇ストレスが影響も

・・・・・・・・・。
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http://www.asahi.com/articles/ASG5D4W9FG5DUGTB00C.html?iref=comtop_pickup_01

「美味しんぼ」の描写に波紋 被曝で鼻血…抗議相次ぐ
高橋尚之、根岸拓朗
2014年5月12日23時25分

   (抗議を受けた小学館発行の「美味しんぼ」。先月28日発売号で
    原発取材後の主人公が原因不明の鼻血を出し(右)、最新号では
    井戸川克隆・前双葉町長の「今の福島に住んではいけない」との発言が
    描かれた(左))

 週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味(おい)しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県や地元政界などが12日、発行元の小学館に相次いで抗議した。問題視するのは登場人物が放射線被曝(ひばく)と鼻血の因果関係を指摘したり、「福島に住んではいけない」と述べたりする場面。県内には風評被害への懸念が根強い一方、強まる抗議に「被曝への不安が口にしにくくなる」と心配する声もある。

 「福島県民の心情を全く顧みず深く傷つけ、農林水産業や観光業へ深刻な損失を与えかねない」「断固容認できず、極めて遺憾だ」

 福島県は12日、ホームページに載せた見解で、鼻血の描写などについて、小学館に対し強く抗議。「原発事故で放出された放射性物質に起因する直接的な健康被害が確認された例はない」とも指摘した。

 同日には政府のスポークスマンである菅義偉官房長官も会見で「住民の放射線被曝と鼻血に因果関係はないと、専門家の評価で明らかになっている」と断じた。自民党県連や民主党県議らでつくる会派も相次いで抗議声明を出した。

 騒ぎは大学にも飛び火。福島大准教授が12日発売号で除染の効果を否定したことに対し、中井勝己学長は「多方面に迷惑と心配をおかけして大変遺憾。教職員には立場をよく理解して行動と発言をするよう注意喚起する」と談話を出した。

 一方、鼻血をめぐる発言をした福島県双葉町の井戸川克隆・前町長は9日の会見で「本当のことをしゃべっただけだ。県が慌てるのはおかしい」と語った。

 最新号の描写について、スピリッツ編集部は12日付のホームページで「行政や報道のあり方について議論を深める一助としたい」とコメント。また、19日発売の次号の特集ページで複数の識者の意見や抗議に対する見解を示すとしている。漫画の内容や表現を変える予定はないという。

 原作者の雁屋哲氏は、自らのブログで福島に関する作品が続くことを明らかにし、「取材などはそれから後にお考えになった方がよいと思います。書いた内容の責任はすべて私にあります」とコメントしている。(高橋尚之、根岸拓朗)
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http://list.jca.apc.org/public/cml/2014-May/031395.html

[CML 031367] 【朝日新聞】 美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体

uchitomi makoto muchitomi at hotmail.com
2014年 5月 16日 (金) 08:18:39 JST

美味しんぼ抗議は「表現の自由侵害」 福島の市民団体
2014年5月15日22時19分

 週刊ビッグコミックスピリッツの人気漫画「美味しんぼ」の東京電力福島第一原発事故をめぐる描写に対し、福島県が発行元の小学館に抗議したのは、「表現の自由の侵害にあたる」として、県内の市民団体が15日、抗議文を佐藤雄平知事に送った。


トピックス:美味しんぼ

 県内の子どもたちの「被曝(ひばく)しない権利」の確立を求める「ふくしま集団疎開裁判の会」など4団体。「風評被害を助長する」という県の批判に対し、同会の井戸謙一弁護士らは「事実の歪曲(わいきょく)。(描写は)根拠のない風評ではなく、体験に基づく見解だ」と反論した。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20140517-1302599.html

首相、美味しんぼ描写に健康被害確認ない

 安倍晋三首相は17日、福島市の福島県立医大を視察した後、東京電力福島第1原発事故の影響に関し「放射性物質に起因する直接的な健康被害の例は確認されていないということだ」と記者団に強調した。漫画「美味(おい)しんぼ」で、原発事故による放射性物質と健康被害を関連付けるような描写があったことへの受け止めを問われ、答えた。

 同時に「根拠のない風評には国として全力を挙げて対応する必要がある。払拭(ふっしょく)するために正確な情報を分かりやすく提供する。今までの伝え方で良かったのか全省的に検証する」と述べた。

 県立医大で首相は「甲状腺検査」の模擬検査の様子を見学。全県民を対象に放射線の影響を調べる「健康管理調査」について説明を受け「正しい情報を出すことが大切だ」と指摘した。

 首相の福島県入りは7回目で、約1カ月前から固まっていた。その後の美味しんぼの問題を受け、不安を払拭したいとの考えもあるようだ。

 続いて福島市内の仮設住宅を訪ね、全域が避難区域になっている同県飯舘村を離れて避難生活を続ける住民や菅野典雄村長と意見交換。サクランボ農家では、収穫したばかりのサクランボを試食し「風評被害で大変だったと思う。本当に努力された」と、ねぎらった。桑折町では、除染で出た放射性物質を含む土などを一時的に管理する「仮置き場」を視察した。(共同)

 [2014年5月17日19時37分]
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●反省なき自民党を体現: 「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」

2013年07月13日 00時00分07秒 | Weblog


あっという間に3週間ほど経過。すでに忘却? asahi.comの記事二つ(http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201306180077.htmlhttp://www.asahi.com/politics/update/0617/TKY201306170249.html?ref=reca)、とnikkansports.com(http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130619-1144735.html)の記事。
 アップするのが遅くなってしまいました。

 まだこんなことを言っている・・・。被災者や被爆者、自殺者を馬鹿にしている。東京電力原発人災「を含めて」と言っていますので、過去の東海村JOC臨界事故小出裕章さんのよく引用される『朽ちていった命―被曝治療83日間の記録』(新潮文庫))の作業員2名を含めているのですね? お二人だけではありません、二次被曝した救急隊員、大泉実成さんのご家族(『●『夢を操る ~マレー・セノイ族に会いに行く~』読了(1/4)http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/82cf5c55f31ec246a25c76233f55bfd4)を含め多くの方が被爆で苦しんでいるというのに。

   『●被爆労働者なくして成り立たない社会の正当性とは?
   『●消された放射能汚染: 米軍ヘリ墜落ストロンチウム消失事件
   『●内省の〝無い〟国 ~不適切かつ無責任で、道徳的に誤った国~
   『●懲りずに原発推進の旗を振る者達でさへ無視できない存在としての小出裕章さん
   『●「原発崩壊」樋口健二さん写真展
   『●『自然と人間』(2013年2月号、Vol.200)についてのつぶやき
   『●原発・原子力ムラに関わる組織ぐるみ選挙の一端

 「電力の安定供給が不可欠としたうえで、「原発は廃炉まで考えると莫大(ばくだい)なお金がかかるが、稼働している間のコストは比較的安い」」なんて一体どういう発想か、ついていけない。
 それでも支持・投票する方々の「品格」・「資質」は?

   『●田中優子さん「誰の名前を書くのか、その人の品格が問われている」
   『●映画『放射線を浴びた『X年後』』: 
         「こんな巨大な事件が、・・・日本人としての資質が問われる」

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http://www.asahi.com/politics/update/0618/TKY201306180077.html

2013年6月18日12時26分
「高市氏発言は事実誤認」野党批判 菅官房長官は擁護

自民党の高市早苗政調会長が「原発事故によって死亡者が出ている状況ではない」などとして原発再稼働を目指す考えを示したことについて、福島県出身の荒井広幸・新党改革幹事長は18日、国会内で記者会見を開き、「事実誤認だ。避難中に亡くなられた人がいる。実態を直視できていない」と批判した。

 一方、高市政調会長は同日、国会内で記者団に「福島の原発事故では、被曝(ひばく)が直接の原因で亡くなった方はいないが、安全基準は最高レベルを保たなければいけないということをお伝えしたかった」と釈明。菅義偉官房長官も会見で「前後を見るとそんな問題になるような発言ではなかった」と問題視しない考えを示した。
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http://www.asahi.com/politics/update/0617/TKY201306170249.html?ref=reca

2013年6月17日23時21分
原発事故による死亡者は出てない」自民・高市政調会長

自民党の高市早苗政調会長は17日、神戸市の党兵庫県連の会合で、「事故を起こした東京電力福島第一原発を含めて、事故によって死亡者が出ている状況ではない。安全性を最大限確保しながら活用するしかない」と原発再稼働を目指す考えを強調した。

 原発事故により多くの避難者が出ている現状で「死亡者が出ていない」との理由を挙げて、再稼働方針を強調する姿勢には、批判が出る可能性もある。

 自民党は参院選公約の最終案で、再稼働について「地元自治体の理解を得られるよう最大限の努力をする」と推進する考えを盛り込んでいる。高市氏は産業競争力の維持には電力の安定供給が不可欠としたうえで、「原発は廃炉まで考えると莫大(ばくだい)なお金がかかるが、稼働している間のコストは比較的安い」と語った。
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http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20130619-1144735.html

高市氏に発言撤回要求 福島県連

 自民党福島県連は19日、東京電力福島第1原発事故で死者が出ていないとして原発再稼働に意欲を示した高市早苗政調会長に発言の撤回と謝罪を求める抗議文を党執行部に提出した。

 抗議文は「(高市氏の発言は)福島県の現状認識に乏しく、亡くなられた方々、避難されている方々をはじめ、県民への配慮が全くない。不適切で、強い憤りを感じる」と強く批判した。

 同時に「原発事故の影響による過酷な避難で亡くなられた方、精神的に追い詰められて自殺された方など1400人を超える災害関連死が認定されている」と被災地の現状を指摘した。(共同)

 [2013年6月19日12時0分]
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コメント (1)
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