[※ 【赤木俊夫さんの妻の自筆メモ】(東京新聞 2020年3月24日)↑]
リテラの記事【財務次官にあの太田充主計局長! 森友公文書改ざんで安倍首相を守るために嘘連発、自殺した赤木さんを追い詰めた男に論功行賞人事】(https://lite-ra.com/2020/07/post-5510.html)。
《これは安倍政権によるあまりに酷い仕打ちだ。財務省の岡本薫明・事務次官の退任に伴い、主計局長の太田充氏を次期次官に充てる人事を政府が固めたと、昨日7日の読売新聞が報じたからだ。太田氏といえば、言わずと知れた森友公文書改ざん問題の“キーマン”のひとり》。
まず、2020年7月11日『報道特集』のつぶやき:
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【https://twitter.com/tbs_houtoku/status/1281786634652880897】
報道特集(JNN / TBSテレビ)@tbs_houtoku
今日、午後5時半からの報道特集。特集は【森友問題・“黒塗り”に隠された事実は】です。予告動画をアップしましたので、是非ご覧下さい。
#報道特集 #TBS
午後0:05 · 2020年7月11日
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【https://twitter.com/tbs_houtoku/status/1281863004812795904】
報道特集(JNN / TBSテレビ)@tbs_houtoku
【#独自】 #森友問題 の公文書改ざんをめぐり、自殺した近畿財務局の職員の妻が起こした裁判が来週水曜日に始まります。「夫のために何一つ後悔したくない」等と初めてカメラの前で心境を語った妻。この後 #報道特集 で詳しくお伝えします #TBS #独自
午後5:08 · 2020年7月11日
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赤木雅子さんにインタビューした金平茂紀さん、赤木俊夫さんが〝壊れて〟いくようだという証言について、金平さんはスタジオでは必死に涙をこらえておられた。赤木雅子さんは「裁判所、裁判官を信頼している」と…裏切られないことを、本当に祈るばかり。
[森友学園を巡る経緯 (東京新聞 2019年4月24日)↑]
『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に《論功行賞で、
財務省きっての花形ポストがプレゼント》』
「日刊ゲンダイの記事【安倍首相を守り栄転 太田理財局長は
“論功行賞”で主計局長】…でも、《セクハラで辞任した次官の後任に
スネキズ局長が昇格し、その後釜に森友疑惑隠し答弁を繰り返した
理財局長が論功行賞で就任だ。政府は20日までに、女性記者への
セクハラで辞任した福田淳一前財務次官の後任に岡本薫明主計局長
(57)、岡本氏の後任の主計局長に太田充理財局長(58)を
起用することを内定…太田理財局長は、森友疑惑で公文書改ざんまで
して安倍首相を守って国税庁長官に栄転した佐川宣寿前理財局長の後任
として理財局長に就任。前任者に劣らない珍答弁で安倍首相を守った。
その論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼントされた形だ》。
いやぁ、スゲエなぁ、アベ様。それしか、言葉がない…。
《モリカケ疑惑追及の幕は下りたと言わんばかりに、身勝手な
「新たな決意」を語ってみせたのだ》…アベ様にこんなことを言わせて
おいていいのか? 《昨年、佐川理財局長を国税庁長官に栄転させた
際に起きた批判や、さらには公文書改ざんという国家的犯罪が明らかに
なっても、安倍首相はいまだにまったく反省もなく、人事権を使って
行政を黙らせる権力の濫用をいまだに平気に繰り返している》…
本当にオメデタイ国ニッポン。」
『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために
嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン』
《総理のために嘘をつくことが奨励される国──。これが安倍政権の
実態であることは、先日発表された財務省人事でもあきらかだ。
森友公文書改ざん問題のキーマンである太田充理財局長を事務次官が
約束されたも同然の主計局長に昇進させただけではなく、改ざん当時に
官房長を務め文書厳重注意を受けた岡本薫明主計局長を事務次官に抜擢した
のである。岡本氏といえば、森友問題で揺れる昨年4月、交渉経緯の記録
について「職員が削除した電子データは専門家でも復元できない」という
トンデモ答弁をおこなった人物。しかも、官房長は官邸と総理答弁を
すり合わせ調整をおこなう立場であり、岡本氏は改ざんの際の官邸の動きも
知る立場にある。つまり、太田理財局長と同様、「真実を語らない」
ことが「論功行賞」人事の理由になっているのだ》
《太田氏はいえば、言わずと知れた森友公文書改ざん問題の“キーマン”のひとり》、《太田氏は会計検査院の報告を「官邸のお手盛り」に仕上げた立役者だったのである》、《そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している疑いが濃厚な“当事者”だ》。《しかも、忘れてはいけないのは、太田氏は赤木俊夫さんを追い詰める役割を演じていた、ということだ》。パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者は《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達…そのうちの《当事者》《キーマン》の一人が太田充氏。財務省事務次官へ昇進人事。明らかな論功行賞であり、彼らのパワハラにより自死された赤木俊夫さんや妻雅子さんら遺族に対してこんな残酷な〝仕打ち〟があろうか…。行政府の長や財務相の冷酷ぶり、非道ぶりが再び。《安倍官邸の手足として動き、間違いなく森友公文書改ざん問題の重要人物のひとりである人物を、いま、安倍首相は事務次官に昇進させ、再調査を突っぱねさせようとしているのである。二重三重の意味で非道な行為と言うほかないだろう》。
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
…《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?』
『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道』
『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達』
『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を』
《新事実満載 赤木俊夫さんの「手記」 …●平成30年2月の国会で
(中略)麻生財務大臣や、太田理財局長(当時)の説明(中略)は、
明らかに虚偽答弁なのです。》
『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
…《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要』
『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…』
《森友問題の決裁文書改ざんを強要され、自殺した近畿財務局職員・
赤木俊夫さんが遺した遺書と手記が18日に公表されたタイミングで
昭恵氏が花見に浮かれていた、という事実の大きさだ》。《そして、
ついに赤木さんによる悲痛な遺書と手記が明らかになったというのに、
昭恵氏はその内容を重く受け止めるどころか、芸能人らと花見に
興じていた──。一体、どんな精神をしていたら、こんな行動を
とることができるというのだろうか》
『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長』
『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない』
『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》』
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【https://lite-ra.com/2020/07/post-5510.html】
財務次官にあの太田充主計局長! 森友公文書改ざんで安倍首相を守るために嘘連発、自殺した赤木さんを追い詰めた男に論功行賞人事
2020.07.08 11:00
(参議院インターネット審議中継(2018/5/28)より)
これは安倍政権によるあまりに酷い仕打ちだ。財務省の岡本薫明・事務次官の退任に伴い、主計局長の太田充氏を次期次官に充てる人事を政府が固めたと、昨日7日の読売新聞が報じたからだ。
太田氏といえば、言わずと知れた森友公文書改ざん問題の“キーマン”のひとり。森友問題の国会審議の際、自民党の和田政宗参院議員が「アベノミクスを潰すために、安倍政権をおとしめるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と陰謀論で財務省にだけ罪を被せようとした際には、当時理財局長だった太田氏は「それはいくら何でも、それはいくら何でもご容赦ください!」と悲痛な面持ちで答弁をおこなったことでも有名だが、実際には「安倍政権をおとしめる」どころか、理財局長として必死に安倍首相を守ってきた人物だ。
そして、その論功行賞として、2018年7月には理財局長から現在の主計局長に昇進。主計局長は事務次官への最短ポストであり、ある意味、今回の事務次官への昇進は約束されたようなものでもあった。
だが、このタイミングで太田氏を事務次官に昇進させるという人事は、森友問題の決裁文書改ざんを強要され自殺した近畿財務局職員・赤木俊夫さんやその妻・雅子さんの訴えを踏みにじることを宣言したとしか思えない。
ご存知のとおり、今年3月には俊夫さんが遺した遺書と手記が公開され、そこには〈元は、すべて、佐川理財局長の指示です〉〈嘘に嘘を塗り重ねるという、通常ではあり得ない対応を本省(佐川)は引き起こしたのです〉〈最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ、手がふるえる、恐い〉などという記述とともに、財務省の調査報告書とあきらかに食い違う証言が綴られていた。
この赤木さんが命をかけておこなった告発に、多くの人たちが反応。雅子さんが真相解明のため第三者委員会による公正な再調査を求めて「Change.org」ではじめた署名は、なんと、同サイトでおこなわれた日本初のキャンペーンでは過去最多となる35万2659人を記録した。この署名は6月15日に安倍首相宛てで内閣官房に届けられたばかりだ。
しかし、赤木さんの悲痛な最期の言葉に対して、安倍首相や麻生太郎財務相は冷酷な態度を取りつづけ、その思いを踏みにじるように再調査を拒否。雅子さんは〈安倍首相は、2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました〉〈この2人(安倍首相と麻生太郎財務相)は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います〉〈夫の遺志が完全にないがしろにされていることが許せません。もし夫が生きていたら、悔しくて泣いていると思います〉とコメントを発表したが、いまも再調査をおこなう姿勢はまったく見せていない。
しかも、雅子さんは今月6日、新たに国を提訴したばかりだ。というのも、雅子さんは今年4月、俊夫さんの公務災害にかんする文書の開示請求をおこなったにもかかわらず、近畿財務局が「緊急事態宣言に伴う業務多忙」を理由に、10ページだけを部分開示しただけで残りは来年5月まで開示の可否を決める期限を延ばすと通知。これが違法ではないのかと提訴をおこなったわけだが、通常、請求から30日以内の開示決定が原則である上、緊急事態宣言が解除されたというのに約1年も延ばすことは違法性が指摘されるべきだし、なにより財務省は恣意的に隠蔽しているとしか思えない。
その上、このタイミングで、太田氏を財務省事務方トップの事務次官に昇進させる──。これは、雅子さんや国民の抗議の声に対して、安倍首相が「何が何でも真相解明などおこなわせるものか」と意思表明したようなものだ。
そして、太田氏は「安倍首相の側近官僚」として、理財局長時代に国会で見せたのと同じように、安倍首相の期待に必死になって応えるだろう。
いや、そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している疑いが濃厚な“当事者”だ。
■財務省トップに上り詰めた太田充氏は会計検査院の報告書にまで介入し骨抜きに
森友の決裁文書などの公文書改ざんがはじまったのは2017年2月からのことで、太田氏が理財局長に就任した同年7月以前の問題だが、森友問題への追及が国会ではじまって約2週間後の同年2月22日に菅義偉官房長官が佐川宣寿理財局長(当時)らを官邸に呼び出して森友問題の説明をおこなわせた際には、当時、総括審議官だった太田氏も同席していたことがわかっている。つまり、太田氏が公文書改ざんの事実を知っていた可能性は、かなり高い。
しかも、共産党が独自入手した、2017年9月7日におこなわれた太田充理財局長と国交省の蝦名邦晴航空局長(当時)らの話し合いを記録した文書では、太田氏は会計検査院の報告書への介入まで口にしていた。
たとえば、問題の文書では、太田氏はこう語っていたことが記録されている。
「総額を消すことが重要だが、それが難しい場合には、失点を最小限にすることも考えなくてはいけない。少なくともトン数は消せないのではないか。金額よりもトン数のほうがマシ」
この「総額」「トン数」とは、国有地から出てきたゴミのことを指していると思われる。つまり太田氏は、会計検査院の報告書から「総額を消してもらおう」「総額が難しければ、トン数だけは残して金額だけでも消してもらおう」と話し合っていたのである。会計検査院は内閣から独立した機関と憲法で定められているが、その会計検査院の検査に対して、介入を相談する──これはすぐさまクビが飛んでも当然といえるほどの、とんでもない事実だ。
その上、太田氏はこんなことまで語っている。
「両局長が官邸をまわっている姿をマスコミに見られるのはよくない。まずは寺岡を通じて、官房長官への対応をするのが基本だ」
「ないものは出せないが、これまでもある程度出してきており、個人的には出せるものはできるだけ出したほうがいいと思う。出てしまうと、案外追及されなくなるという面もある。ただし、政権との関係で、デメリットも考えながら対応する必要はある」
「寺岡」というのは寺岡光博・官房長官秘書官(当時)のことを指していると思われるが、ようするに官邸、菅義偉官房長官ぐるみで、「政権へのデメリット」を計算した上で会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすか、文書隠蔽の相談をおこなっていたのだ。
森友学園への国有地8億円値引き問題が発覚して以降、安倍首相は「会計検査院の調査を待ちたい」「会計検査院の調査中」と、会計検査院の検査を口実にして一切の説明責任から逃げつづけていた。それが実態は、会計検査院に改ざん文書を提出しただけでなく、報告書の内容について裏工作までしていた──。ようするに、太田氏は会計検査院の報告を「官邸のお手盛り」に仕上げた立役者だったのである。
■太田充氏が「近畿財務局」に責任を押し付ける答弁をした2日後、赤木さんは自殺した
しかも、忘れてはいけないのは、太田氏は赤木俊夫さんを追い詰める役割を演じていた、ということだ。
今年3月18日発売の「週刊文春」(文藝春秋)に掲載された記事によると、2017年12月末、赤木さんのもとに検事から電話があり、その後、赤木さんは妻の雅子さんに対してこう話していたという。
「検察は恐ろしいとこや。何を言っても思い通りの供述を取る。検察はもう近畿財務局が主導して改ざんしたという絵を描いている。そのストーリーから逃げられない。ぼくが何を言っても無理や。本省の指示なのに最終的には自分のせいにされる。ぼくは犯罪者や」
じつは、この少し前から、安倍政権と財務省は責任をことごとく近畿財務局に押し付けはじめていた。
その最たるものが、近畿財務局の法律相談記録の隠蔽工作だ。2017年4月、実地検査に入った会計検査院から森友学園との土地取引関連の文書を出すよう求められていたが、近畿財務局は法律相談の記録を検査結果が国会報告される前日まで提出しなかった。
これは財務省が命じたもので、赤木さんも手記で言及し“法律相談の記録等の内部検討資料が保管されていることは、近畿財務局の文書所管課等の全ての責任者は承知していました”と書き、〈応接記録をはじめ、法律相談の記録等の内部検討資料は一切示さないこと、検査院への説明は「文書として保存していない」と説明するよう事前に本省から指示がありました〉と明かしている。
ところが、情報開示請求などによってその内容が明らかになり、国会で追及がはじまると、安倍政権と財務省は、すべて近畿財務局の責任にした。実際、麻生財務相は「法律相談の文書は近畿財務局のなかにあったということで、理財局のなかにあったわけではない。まずここははっきりさせておきたい」と言い、「発見できなかったことは甚だ残念」などと答弁(2018年2月14日衆院予算委員会)。
そして、当時理財局長だった太田氏も、「気付いていれば出していた」と答弁し、「誰が気づかなかったのか」という質問に、「近畿財務局の管財部の統括国有財産管理官というところが主として担当していた」「基本的に彼らが気付かなかったということ」と答えたのだ(2018年3月5日参院予算委員会)。
こうした答弁に対し、赤木さんも手記で〈太田(現)理財局長が、前任の佐川理財局長の答弁を踏襲することに終始し、国民の誰もが納得できないような詭弁を通り越した虚偽答弁が続けられているのです〉と指摘しているが、このころには政権内に「すべて近畿財務局のせいにする」という暗黙の了解があることが見てとれた。赤木さんと同じ立場なら、誰でも自分がスケープゴートにされると恐怖するはずだ。この太田氏の国会答弁の2日後である3月7日、赤木さんは遺書に〈最後は下部がしっぽを切られる〉と綴り、手記にも〈本省がすべて責任を負うべき事案ですが、最後は逃げて、近畿財務局の責任とするのでしょう〉と記し、自殺を遂げた。
つまり、安倍官邸の手足として動き、間違いなく森友公文書改ざん問題の重要人物のひとりである人物を、いま、安倍首相は事務次官に昇進させ、再調査を突っぱねさせようとしているのである。二重三重の意味で非道な行為と言うほかないだろう。
新型コロナによって国会では徹底した追及がおこなわれないままで、安倍首相は国会を閉会させてしまったが、そんなことで赤木さんの問題は終わらせられるようなものではない。黒川弘務・前東京高検検事長の定年延長問題および検察庁法改正案に対して大きな声があがったように、太田氏を財務事務次官に昇進させようという人事に対しても、そして第三者による再調査を求めて、国を動かす大きな声をあげなければならない。
(編集部)
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[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様…日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]
リテラの記事【太田理財局長が主計局長に出世!安倍サマのためにウソと不正を働けば出世する異常な国】(http://lite-ra.com/2018/07/post-4146.html)。
《実際、その「終幕」宣言と同じタイミングで、公文書改ざん問題のキーマンのひとりである太田充理財局長の人事を発表。なんと、財務官僚にとってのエリートコースであり、事務次官への最短ポストである主計局長に“昇進”を果たしたのだ》
何とも形容し難いあざとさと言うか、薄汚さと言うか。
スゲエなぁ、アベ様、あまりに露骨。珍答弁乱発な太田充理財局長に《論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼント》。《官邸、菅官房長官ぐるみで、「政権へのデメリット」を計算した上で会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすか、文書隠蔽の相談をおこなっていた》様な人が〝昇進〟、あまりに露骨。
日刊ゲンダイの記事【安倍首相を守り栄転 太田理財局長は“論功行賞”で主計局長】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233718)でも、《セクハラで辞任した次官の後任にスネキズ局長が昇格し、その後釜に森友疑惑隠し答弁を繰り返した理財局長が論功行賞で就任だ。政府は20日までに、女性記者へのセクハラで辞任した福田淳一前財務次官の後任に岡本薫明主計局長(57)、岡本氏の後任の主計局長に太田充理財局長(58)を起用することを内定…太田理財局長は、森友疑惑で公文書改ざんまでして安倍首相を守って国税庁長官に栄転した佐川宣寿前理財局長の後任として理財局長に就任。前任者に劣らない珍答弁で安倍首相を守った。その論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼントされた形だ》。
いやぁ、スゲエなぁ、アベ様。それしか、言葉がない…。
《モリカケ疑惑追及の幕は下りたと言わんばかりに、身勝手な「新たな決意」を語ってみせたのだ》…アベ様にこんなことを言わせておいていいのか? 《昨年、佐川理財局長を国税庁長官に栄転させた際に起きた批判や、さらには公文書改ざんという国家的犯罪が明らかになっても、安倍首相はいまだにまったく反省もなく、人事権を使って行政を黙らせる権力の濫用をいまだに平気に繰り返している》…本当にオメデタイ国ニッポン。
『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻』
《安倍首相と近しい関係といわれる元TBSワシントン支局長の
山口敬之氏に「レイプされた」と会見で訴えた詩織さんの
「準強姦事件」も“本質”は同じ。事件を握り潰したと報じられたのは、
菅官房長官の秘書官だった警視庁の中村格刑事部長(当時)。
現在は共謀罪を担当することになる警察庁組織犯罪対策部長だ。
犯罪を平気でもみ消す、と批判されている人権軽視の警察官僚が、
犯罪を恣意的につくり出しかねないと懸念されている悪法の責任者に
就いているなんて、これぞ悪夢だ》
『●アベ様政権は大阪地検特捜部長を函館地検検事正に昇進させ、
「森友問題の幕引きを一気に図る魂胆」』
「日刊ゲンダイの記事【安倍政権また忖度に“ご褒美” 森友不起訴の
特捜部長が栄転】…。《露骨な論功行賞だ――。法務省は25日、
大阪地検の山本真千子特捜部長(54)の函館地検「検事正」への異動を
発表した。山本氏は、森友問題で刑事告発されていた
佐川宣寿前理財局長ら38人を全員不起訴にした責任者。地検トップの
検事正への異動は栄転だ。森友問題の渦中にあっても国税庁長官に
昇格させた佐川氏同様、安倍首相を守り抜いたご褒美である》」
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【http://lite-ra.com/2018/07/post-4146.html】
太田理財局長が主計局長に出世!安倍サマのためにウソと不正を働けば出世する異常な国
2018.07.25
(国交省や会計検査院との密談を認めた太田氏
(5月28日の国会・参議院インターネット審議中継より))
国会の閉幕とともに森友・加計問題も終わった──。安倍首相は通常国会が閉会した20日、安倍首相は森友・加計問題について「国民の信頼を損なう結果になったことを行政のトップとして改めて深くお詫び申し上げる」「国民の負託に全力で応えていく決意を新たにしている」と述べた。ようするに、モリカケ疑惑追及の幕は下りたと言わんばかりに、身勝手な「新たな決意」を語ってみせたのだ。
実際、その「終幕」宣言と同じタイミングで、公文書改ざん問題のキーマンのひとりである太田充理財局長の人事を発表。なんと、財務官僚にとってのエリートコースであり、事務次官への最短ポストである主計局長に“昇進”を果たしたのだ。
森友の決裁文書などの公文書改ざんが始まったのは2017年2月からのことで、太田氏が理財局長に就任した同年7月以前の問題だが、森友問題への追及が国会ではじまって約2週間後の同年2月22日に菅義偉官房長官が佐川宣寿理財局長(当時)らを官邸に呼び出して森友問題の説明をおこなわせた際には、当時総括審議官だった太田氏も同席していたことがわかっている。
つまり、太田理財局長が公文書改ざんの事実を知っていた可能性は、かなり高いのだ。
しかも、共産党が独自入手した、昨年9月7日におこなわれた太田充理財局長と国交省の蝦名邦晴航空局長らの話し合いを記録した文書では、太田理財局長は会計検査院の報告書への介入まで口にしていた。
たとえば、問題の文書では、太田理財局長はこう語っていたことが記録されている。
「総額を消すことが重要だが、それが難しい場合には、失点を
最小限にすることも考えなくてはいけない。少なくともトン数は
消せないのではないか。金額よりもトン数のほうがマシ」
この「総額」「トン数」とは、国有地から出てきたゴミのことを指していると思われる。つまり太田局長は、会計検査院の報告書から「総額を消してもらおう」「総額が難しければ、トン数だけは残して金額だけでも消してもらおう」と話し合っていたのである。
会計検査院は内閣から独立した機関と憲法で定められているが、その会計検査院の検査に対して、介入を相談する──これはすぐさまクビが飛んでも当然といえるほどの、とんでもない事実だ。
しかも、昨年11月に会計検査院が公表した報告書は、ここで太田理財局長らが話し合った通りのものになっているのである。たとえば、ゴミの量については、国が「全体で47%の土壌にゴミがある」と試算していたのに対し、会計検査院の調査では「ゴミの量は国の推計の3〜7割程度」と疑義を呈した一方、金額については「検証に必要な資料が十分残されていない」などとして踏み込まなかったのだ。
その上、太田理財局長はこんなことまで語っている。
「両局長が官邸をまわっている姿をマスコミに見られるのはよくない。
まずは寺岡を通じて、官房長官への対応をするのが基本だ」
「ないものは出せないが、これまでもある程度出してきており、
個人的には出せるものはできるだけ出したほうがいいと思う。出てしまうと、
案外追及されなくなるという面もある。ただし、政権との関係で、デメリットも
考えながら対応する必要はある」
「寺岡」というのは寺岡光博・官房長官秘書官のことを指していると思われるが、ようするに官邸、菅官房長官ぐるみで、「政権へのデメリット」を計算した上で会計検査院の報告や国会対応をどうごまかすか、文書隠蔽の相談をおこなっていたのだ。
■佐川前理財局長に続き、安倍首相のために不正をおこなった太田理財局長が出世
森友学園への国有地8億円値引き問題が発覚して以降、安倍首相は「会計検査院の調査を待ちたい」「会計検査院の調査中」と、会計検査院の検査を口実に、一切の説明責任から逃げつづけていた。それが実態は、会計検査院に改ざん文書を提出しただけでなく、報告書の内容について裏工作までしていた──。ようするに、太田理財局長は会計検査院の報告を「官邸のお手盛り」に仕上げた立役者だったのである。
太田理財局長といえば、国会で自民党の和田政宗議員が「アベノミクスを潰すために、安倍政権をおとしめるために、意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と陰謀論で財務省にだけ罪を被せようとした際、「それはいくら何でも、それはいくら何でもご容赦ください!」と悲痛な面持ちで答弁をおこなったことでも有名だが、「政権へのデメリット」を一番に考えて裏工作に奔走してきた太田理財局長にとっては、これは当然の叫びだったのだろう。
事実、安倍首相は太田理財局長の国会答弁を評価していたと言われているが、会計検査院の報告書への介入を含めた働きぶりが認められて、今回、そのご褒美に花形コースが用意されたというわけだ。
ようするに、昨年、佐川理財局長を国税庁長官に栄転させた際に起きた批判や、さらには公文書改ざんという国家的犯罪が明らかになっても、安倍首相はいまだにまったく反省もなく、人事権を使って行政を黙らせる権力の濫用をいまだに平気に繰り返しているのである。
無論、森友も加計も、疑惑は何ひとつ晴れていないどころか、深まってさえいる。安倍首相は終幕した気でいるのだろうが、本サイトでは今後も徹底して追及していくつもりだ。
(編集部)
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【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
リテラの記事【加計学園が報ステ記者を会見から締め出し! 安倍政権とそっくりのやり口・火事場泥棒会見はすべて加計理事長の意向】(http://lite-ra.com/2018/06/post-4080.html)。
《しかも、加計学園はさらに卑怯な手に出ていたことも判明。なんと、地元の記者クラブ加盟社しか会見場に入れず、集まったそのほかの記者たちを“門前払い”していたのだ》。
『●偶然は通用しない、アベ様のオトモダチ獣医学部開設…
前川喜平さん「規制緩和ではない。特権の付与です」』
『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》』
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と
安倍さんが言ったから、2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言
…県・今治市は返金を要望すべきだ』
「(かなりの確度で)この虚偽情報がウソで、実際には面会していたら…
どうなんの? どう責任をとるの?」
『●「九十八日間もの臨時会の先延ばしこそ
「加計隠し」だった」?(桐山桂一)…壮大な《もはやカルト》状態』
『●やっぱりネ、加計サイドの《面会はウソ》はウソだった…
加計理事長や官邸の嘘つき達はどう落とし前を?』
『●加計孝太郎氏「記憶にも記録にもない」と言われてもねぇ
…2015年2月25日《面会はウソ》はウソです』
アノいい加減な会見モドキを開くことで、“ぼくたちの友情は潔白”は証明されたのでしょうか? …ズブズブでダークなオトモダチとの友情を糊塗できたでしょうか?
『●「“ぼくたちの友情は潔白”などとよくもまあ言えたものだ」…
ズブズブでダークなオトモダチとの友情』
日刊スポーツの記事【加計理事長、国会招致問われ「お待ちしております」】(https://www.nikkansports.com/general/nikkan/news/201806190000426.html)によると、《加計理事長は、国会への招致の可能性について問われると「私が決めることではないので、お待ちしております」と答えた。愛媛県に今後、謝罪に行く可能性はあるか? と聞かれると「謝罪に行くことが許されたら参りたい」と、中村時広知事との面会、謝罪の可能性については否定しなかった》。
国会はまだ招待状を送って無いのでしょうか? 各委員会の委員長は一体何をやっているのか? さっさと証人喚問すべき。国会も延長したことですしね。
琉球新報の【<社説>加計理事長会見 国会に証人喚問すべきだ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-742936.html)によると、《加計理事長は首相との面会を否定したが、証拠はどこにもない。県文書には他にも、首相の名前が登場する。到底、説明責任を果たしているとは言えない。真相を明らかにするために加計理事長を国会に証人喚問すべき…この説明に納得する国民はいないだろう。前文部科学事務次官の前川喜平氏は「うそにうそを塗り固めた上に、さらにうその上塗りをした」と批判した。部下に責任を押し付けるやり方は「森友学園」を巡る決裁文書の改ざんに対する麻生太郎財務相の対応に酷似している》。
前川喜平さんは「うそにうそを塗り固めた上に、さらにうその上塗りをした」と批判…全く同感。それにしても酷い内閣、自公政権。
『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を』
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》』
『●「今の政治家は、戦後アメリカが利用するために
地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業」』
『●斎藤美奈子さん「最低限の了解事項や整合性を放棄
…液状化…国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」』
『●《もはやカルト》な教祖様や取り巻き連中が取りまとめる
「働かせ方壊悪」法案という「残業代ゼロ法案」』
『●実は「パンを食べた」もウソで、ご飯粒が口の周りについている…
「れっきとした国民様」は御見通しかな?』
『●「どうして、ご飯食べたなんてウソつくの?」
「これからしっかり食べます」と切り返す様な醜悪な「討論」』
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言
…県・今治市は返金を要望すべきだ』
『●内閣から独立した機関と憲法で定められている
会計検査院の報告書に介入…「総額を消してもらおう」!』
『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
はした金…飲み代「2回分」でしかない」』
『●「何十年と付き合っていますけど、
総理は嘘をつくような人じゃない…」(山本一太氏)…《もはやカルト》』
『●高度プロフェッショナル制度導入の
社会的事実「立法事実」を支えるのは…たった1人の調査対象者の声!?』
『●行政府の長の滅茶苦茶話法が取巻き連中や官僚に波及
…《言葉がまともに通用しない政治が、国民に…》』
沖縄タイムスの【社説[加計理事長会見]納得できず 喚問不可欠】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/270685)も、《加計氏の否定は「物証」に基づく反証でなく記憶や記録がないというだけだ。どれだけの人が納得するだろうか。加計学園の学部新設計画を知ったのは17年1月だと答弁している安倍首相に合わせるためではないのか。首相面会を捏造(ねつぞう)していたのなら重大な問題だ》。
東京新聞の記事【愛媛知事「謝罪より説明責任」 加計氏に求める】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201806/CK2018062102000140.html)によると、《中村時広知事は…加計孝太郎理事長が、獣医学部新設を巡る県文書に記載された安倍晋三首相との面会を否定したことについて「記憶の中での話なので、それを明確にする何かがあった方がいいのではないか」と述べ、事実を裏付ける証拠を求めた》。
「うそにうそを塗り固めた上に、さらにうその上塗りをした」わけで、結論は出ている話。「腹心の友」加計孝太郎氏に「記憶にも記録にもない」と言われても、2015年2月25日《面会はウソ》はウソですものねぇ。《面会はウソ》の証拠を出せ、と言われても困っておしまいでしょう、きっと。
最後に、日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/安倍晋三、もはや「現代の皇帝」だ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201806210000213.html)によると、《★官邸機能の強化というより、情報と権限の一元化を図り、国民の「強い指導者」を求める声を背景に主要閣僚の固定化、内閣人事局の歪曲運用などを駆使。公文書書き換えなど行政の中立性をゆがめ、また責任者が責任を問われないなど、国民が不審に思っても実態を優先させて乗り切ることで、三権分立の恣意的崩壊を助長させている。今日の状況は、独裁政治を行使する皇帝といっても構わないのではないか》。
いつまでこんなことが続くのでしょうねぇ? 与党・自公や癒党・お維に投票している皆さん、選挙に行きもせず、政治に無関心な眠り猫の皆さんが、ニッポンの独裁政治を完成へと着々と。「裸の王様」アベ様の耳、取巻き連中の耳は、馬さんや鹿さん、ロバ耳東風…下々の声など聴く耳無し。やりたい放題だ、
==================================================================================
【http://lite-ra.com/2018/06/post-4080.html】
加計学園が報ステ記者を会見から締め出し! 安倍政権とそっくりのやり口・火事場泥棒会見はすべて加計理事長の意向
2018.06.20
(加計学園HPより)
日本大学を上回る、史上最悪のゲス会見──。昨日、急遽おこなわれた学校法人加計学園・加計孝太郎理事長による問題発覚後初の会見が大炎上している。当然だろう。本サイトが昨日報じたように、加計学園はメディアの追及を最小限にするため、大阪北部地震が起きた翌日とサッカーW杯日本初戦というタイミングを“わざと”狙って会見をぶつけるという姑息かつ卑劣な所業をしでかしたのだから。
しかも、加計学園はさらに卑怯な手に出ていたことも判明。なんと、地元の記者クラブ加盟社しか会見場に入れず、集まったそのほかの記者たちを“門前払い”していたのだ。
加計学園が昨日11時に会見を開くことを発表したのは、同日午前9時のこと。岡山に本社や支局がある報道機関で構成されている岡山交通・大学記者クラブに案内したものだった。しかし、そんな時間に急に会見が開かれることがわかっても、東京のメディアは11時に会見場である岡山市内の加計学園本部へ辿り着くことはできない。さらに在阪メディアは、一昨日発生した大阪北部を震源とする地震の報道でてんやわんやの状態で、記者を急遽派遣する体制が整っていないのは明らかだった。つまり、加計学園は震災で混乱するメディアの態勢と、テレビがW杯報道一色になることを見越して、取材陣が大して集まらない昨日という日に、急に会見を開いたのである。これこそまさに「火事場泥棒」ではないか。
しかし、加計学園がそんな汚い手段に出たなか、メディアも必死で食らいついた。実際、11時前に大手メディアの取材陣が加計学園本部前に辿り着いたが、ここで加計学園側は地元記者クラブ加盟社の記者しか入場を認めなかったのだ。
岡山の地元記者クラブしか会見の取材はさせない──。地元のみとなればメディアはかなり限定される上、記者クラブという制度は例外なく癒着の温床でしかない。現に、今回の会見の幹事社は山陽新聞社だったが、山陽新聞社の越宗孝昌会長は加計学園の理事も務める人物。しかも、2012年3月には山陽新聞社と加計学園は包括連携協定を締結し、2009年には加計理事長が同社の第67回山陽新聞賞(教育功労)を受賞している。会見の幹事社は加計学園とズブズブの関係だったのだ。
その一方、加計会見の門前払いを喰らったメディアのひとつが、テレビ朝日の『報道ステーション』取材班だった。『報ステ』は加計学園が会見を開くことをキャッチすると、大阪北部地震の取材に当たっていた記者を急遽、岡山市に派遣。11時前に加計学園本部に到着したが、中に通してもらえなかったという。
昨日の放送ではそうした門の前での押し問答の様子も流したのだが、加計学園側の対応は噴飯ものだった。
『報ステ』スタッフは門の前で記者の排除に当たっていた加計学園関係者に「どういう選別をされていらっしゃるんですか?」と尋ねるが、加計学園関係者は「先程ね、説明に来たんですよ」と言うばかり。そして、大阪から駆け付けた別の記者に「いま説明に来ましたよね?」と話を振ると、その記者は「来てないじゃないですか」と静かな怒りを含ませた声で反論。加計側はここでも嘘の説明でごまかそうとしていたのだ。そのうち、「報道対応の責任者」という人物が説明のために門の前へやってきた。この人物は加計学園の皆木英也相談役というが、氏は〈岡山東警察署長をはじめ、岡山県警の要職を歴任〉した人物だ(岡山商科大学学報より)。
■ゲスすぎる会見日程も、記者締め出しも、質問打切りも、すべて加計理事長の判断
この皆木相談役は、「全国にフリーにした場合に、どれだけの記者の方が来るかわからんから」などと記者排除の理由を述べたが、今回の会見は「担当者が獣医学部新設のために、安倍首相の名前をもち出して嘘をついたことを認める」というとんでもない話だ。その上、加計学園は実際に獣医学部新設に漕ぎ着け、血税が注がれた巨額の補助金までせしめている。その説明をするというのなら、大きな会場を準備して全国の記者に門戸を開くのは当然のこと。それだけの責任が加計学園にはあるのに、「どれだけ記者が来るかわからんから」などというのは何の言い訳にもならない。
だが、こうした無責任さは、すべて加計理事長の方針なのだ。というのも、皆木相談役は、『報ステ』スタッフから「地元のメディアのみを中に入れるというのは理事長の意向なんですか?」と問われると、さも当然であるかのように、滔々とこう話しはじめたからだ。
「そりゃあもう、トップの判断。私が何か報道担当だからこうしろああしろ
じゃなしに、方針については全部、理事長の判断をもらって、
この学園としての意思としてやらせてもらっています」
さらに、「こういう会見のかたちは理事長が判断されるんですか?」という質問にも、皆木相談役はこのように胸を張って答えた。
「そりゃそうです。うちは法人ですから、それだけ権限を下に下ろして
おりません。すべて、こういう大きな重要なことは、すべて理事長判断を
いただいております」
法人だからすべての権限は理事長にある──って、何を得意気に語っているのだろう。学校法人は社会からの信頼や公益性を備えていなければならず、そのためには自律的かつ透明性の高いガバナンスが担保されなければならない。なのに「法人だからトップダウンは当たり前」とは、加計学園ではガバナンス機能が働いていないと認めているようなものではないか。加計学園はこんなことを相談役が平然と言ってしまうほど、加計理事長に権力が集中しており、すべては加計理事長の指示のもとで動いている、ということなのだ。
そして、地震の混乱とサッカーW杯を利用したゲスの極みである会見の実施や、自分への追及を最小限に抑えるためのメディアの排除、たったの25分で会見を打ち切るという暴挙、これらすべてが加計理事長の「判断」だったのだ。
しかも、その会見で加計理事長が口にしたのは、腹心の友である誰かさんと同じで、部下に詰め腹を切らせて自己保身に走るというものだった。
■“ゲス友”安倍首相とそっくり! 辻褄の合わない嘘を言い張り、部下に責任押し付け
たとえば、安倍首相が「獣医大学いいね」と言ったという面談の事実について、記者から「渡邉(良人)事務局長が勝手に(嘘をつくことを)やったという認識か」と尋ねられると、加計理事長はこともなげに「はい、そうです」と返答。その根拠を問われると、「根拠は、とにかく記憶にないし記録にない」と自信満々に答えた。「記憶にも記録にもない」ことが、根拠になり得るというのである。まったく安倍首相と瓜二つではないか。
だが、加計理事長や安倍首相とは違い、れっきとした「記録」として残されている愛媛県文書には、ふたりが面談をおこなっていなければ辻褄が合わない記述が複数にわたって存在している。これにふたりがまともに反証できていないことからも、加計理事長と安倍首相が嘘をついていることは誰の目にもあきらかなのだ。
その上、加計理事長は会見で、「何十年来の友だちなので、仕事のことは話すのはやめようというスタンスでやっている」だと述べたが、そんな馬鹿な話があるはずがない。だいたい、仕事の話をしていないのだとすれば、なぜ安倍首相は千葉科学大学開学10周年や加計学園創立50周年の記念式典にわざわざ駆け付け、祝辞まで述べたというのか。しかも、加計理事長は安倍首相の別荘で開かれたバーベキューに獣医学部新設の事務担当者であった渡邉事務局長を同伴し、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)に挨拶までさせているのだ。
さらに会見では、加計理事長は何を血迷ったのか、「加計学園の職員が官邸に行ったり総理の周りの人に会ったことはまったくない?」という質問に、「ないです」とはっきり答えた。柳瀬元首相秘書官は国会で「加計学園やその関係者の方とお会いした記憶はあると、そこは一貫している」と答弁しているにもかかわらず、である。嘘に嘘を重ねた結果、またもさらなる矛盾を生んでしまったのだ。
火事場泥棒さながらに会見を開き、部下に責任を押し付けて堂々と嘘をつきつづける──。しかし、この加計理事長の卑劣な判断は、功を奏したと言えるだろう。実際、この会見を大きく報じた番組は『報ステ』とTBSの『NEWS23』くらいで、それも日大アメフト部問題の会見とはくらべものにならない程度のもの。今朝以降のニュース番組もワイドショーも、W杯の話題ばかりだ。
加計理事長は、記者からの「国会からの招致の要請があればどうするか」という質問に対し、「私が決めることではない」と言いつつ、余裕綽々な様子で「お待ちしています」と答えた。安倍首相の権力を笠に着て、絶対に招致されないと高を括っているのだろう。だが、加計理事長が事実と認めている「担当者の嘘」によって、獣医学部は新設され巨額の補助金が交付されていることを考えれば、会見で十分な説明がなされたとはまったく言えない。今度はしっかり国民に説明すべく、国会に招致し、あのゲスっぷりを再現していただくほかない。
(編集部)
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【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
マガジン9の鈴木耕さんのコラム【言葉の海へ/第35回:「安倍話法」は「安倍内閣共通話法」になった】(http://maga9.jp/180606-4/)。
《安倍内閣になってからとくに、政治での言葉の使い方がメチャクチャになってしまった。「総理大臣はウソなどつかない。私は総理大臣である。したがって、私はウソをつかない」。見事なほど「デタラメ三段論法」。…「記録否定話法」…「すり替え話法」…「無根拠断定話法」…「虚言話法」…「支離滅裂話法」》。
この行政府の長の滅茶苦茶話法。
『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を』
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》』
『●「今の政治家は、戦後アメリカが利用するために
地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業」』
『●斎藤美奈子さん「最低限の了解事項や整合性を放棄
…液状化…国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」』
『●《もはやカルト》な教祖様や取り巻き連中が取りまとめる
「働かせ方壊悪」法案という「残業代ゼロ法案」』
『●実は「パンを食べた」もウソで、ご飯粒が口の周りについている…
「れっきとした国民様」は御見通しかな?』
「アベ様のご飯論法が取巻き連中にまで波及していることや、
ウルトラ差別主義者による暴言…《改ざんではなく書き換えだという論法。
それなら飲食の領収書の金額を書き換えたが飲食した事実、つまり趣旨は
変わっていないから金額の書き換えぐらいは悪質ではないという》暴論。
また、アベ様の大見得・啖呵《議員辞職》の後退…(室井佑月さん)《あの方、
「関わっていたら」から「土地の取引に関わっていたら」に変えて、最近では
「贈収賄に関わっていたら」ですって? なにげにハードルを下げてやんの。
ズルだよな》。あまりの酷さに、目も当てられない」
『●「どうして、ご飯食べたなんてウソつくの?」
「これからしっかり食べます」と切り返す様な醜悪な「討論」』
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言
…県・今治市は返金を要望すべきだ』
『●内閣から独立した機関と憲法で定められている
会計検査院の報告書に介入…「総額を消してもらおう」!』
『●「超セレブ」財務相「閣僚給与12カ月分の170万円の返納など
はした金…飲み代「2回分」でしかない」』
《森友学園問題での「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員もやめる」が
代表的だが、安倍首相の答弁は「間違いなく」「必ず」「一度も」など
過度の強調や断定が多い。「逃げ道」がなくなった側近や官僚たちは、
結果的にウソの答弁を強いられ、どんどん袋小路に追い込まれていく。
元凶は安倍首相の発言だが、本人がそれに気づいている節はない》。
『●「何十年と付き合っていますけど、
総理は嘘をつくような人じゃない…」(山本一太氏)…《もはやカルト》』
『●高度プロフェッショナル制度導入の
社会的事実「立法事実」を支えるのは…たった1人の調査対象者の声!?』
しかもそれが、取巻き連中や官僚にまで波及、伝染。「Zuru属gomakasi種」bacteriaの猛威。Z. gomakasiによりニッポンは激しく地盤沈下」。
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが
滅私奉「僕」の《詐欺》を公言…県・今治市は返金を要望すべきだ』
「《…ずるとかごまかしなどの不正行為は細菌のようなもので、
人から人へと感染するものだそうだ▼行動経済学者でイグ・ノーベル賞
受賞者のダン・アリエリー教授の『ずる』(早川書房)の中にこんな実験が
あった》…
「Zuru属gomakasi種」bacteriaの猛威。Z. gomakasiによりニッポンは
激しく地盤沈下し、《国ごと底なし沼に沈んでいくような気分》
(斎藤美奈子さん)にさせられる」
アタマがクラクラする…「れっきとした国民様」は見過ごしていいのか? 《これが、いまの日本における国会審議の実態である》。是非、厚生労働委員会でも、農林水産委員会でもなんでもいいので、与党や癒党の質疑を見ても仕方ありませんので、後半の野党の質疑を見てみて下さい。《このままでは、日本は民主主義国という旗を降ろさなければならなくなる。言葉がまともに通用しない政治が、国民にとって誠実な政治であるわけがない。牛の涎のようにダラダラと安倍政治を続けさせてはいけない》
『●実は「パンを食べた」もウソで、ご飯粒が口の周りについている
…「れっきとした国民様」は御見通しかな?』
《★29日にテレビで加計学園問題の国会審議をめぐり
「安倍さん自体がうみなんだろ」と発言した俳優・中尾彬に賛否がある
という。その中には「中尾彬って何様なの」という声もあるという。
答えは簡単だ。れっきとした国民様だが問題か。国民からの信用、
信頼は内閣支持率ではない。国民の目だ。お忘れなく》
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【http://maga9.jp/180606-4/】
言葉の海へ
第35回:「安倍話法」は「安倍内閣共通話法」になった(鈴木耕)
By 鈴木耕 2018年6月6日
「ご飯論法」というのが話題になっている。こういうこと。
「朝ご飯は食べたでしょ?」と聞かれると「いいえ、ご飯は食べていません」と答える。つまり「“ご飯”は食べていません(パンは食べたのですが)」と、平然と言う官僚たちの論法のことだ。この「ご飯論法」は、上西充子法政大学教授が、厚労省の労働調査のデタラメデータを批判して使ったことで、一躍有名になった。
歴史上にも似たような逸話がある。フランス革命時の王妃マリー・アントワネットが「国民は飢えている。食べるパンがないのだ」と言われた時「パンがないのなら、ケーキを食べたらどうなの?」と言ったという話だ。まったく、日本官僚たちはマリー・アントワネットかよっ!
官僚たちは、この論法を多用して「〇〇に関する書類はあったのですが、それについては聞かれなかったので、書類はないと答えました」。しかしこれだと、ほとんど言葉を信用できない問答になってしまう。
安倍内閣になってからとくに、政治での言葉の使い方がメチャクチャになってしまった。
「総理大臣はウソなどつかない。私は総理大臣である。したがって、私はウソをつかない」。見事なほど「デタラメ三段論法」。
なにか、自分に都合の悪い書類が出てくると、すぐに「記録が間違っていることもある」と記録の信憑性を疑問視する。しかも、その中でも自分に都合の悪い部分だけ、否定しようとするわけだ。
どこがどう間違っているのかを、きちんと証明することもなく否定するのは、歴史改竄と同じことだ。証明なくして否定するのでは、古文書を基にした歴史解釈などは、間違いだらけになるだろう。なるほど、そういえば安倍首相は「歴史改竄=歴史修正主義者」たちを重用するので有名な政治家だった。
「記録否定話法」というしかない。
「私や妻が、もし国有地払い下げに関係していたら、私は、総理大臣はもとより議員も辞職する」と大見得を切ったはずの安倍首相、いつの間にか「私の妻は贈収賄というようなことにまったく関係していない」と、完全に論点をずらしてしまっている。最初は単に「関係」と言っていたはずだ。それが、あれっと気づいたら「金銭授受という関係」にすり替えられていた。
典型的な「すり替え話法」である。
しかも、この答弁でも分かるように、安倍首相は「…ということは、まったく明らかであると、こう思うわけでございます」と、何の根拠も証拠も示さず、ある事柄を断定してしまうという性癖がある。「無根拠断定話法」である。
これをやられるから、官僚たちはアタフタすることになる。安倍首相の口走ったことに何とか辻褄を合わせようとするから、今回のような「改竄・隠蔽・消去」などを行わざるを得なくなる。官僚たちだけではなく、加計学園事務局長までが、とてつもないウソをつかなければならない羽目に陥るのだ。むろん、それを事務局長に命令したのは加計孝太郎氏であることは、絶対の事実だろう。
つまりこれらは「虚言話法」ともいえる。
「……という中においてですね、そういう中においては、まったく明らかだと、こう思うわけでございます」。これは、安倍首相の口癖みたいなもの。
前述の昭恵夫人についても「私の妻は、贈収賄などという中においてはですね、そういう中においては、全く関与していないのは明らかだと、こう思うわけであります」
どういう脈絡でこういうことになるのかよく分からないが、それに「どういう中」なのかもまったく不明だが、突然「明らかだ」と断定する。明らかである根拠も何もなしに、明らかだと断定する。
こういう「安倍話法」はいたるところで発揮される。
しかし多くの場合、「という中において」という前提がよく分からないから、断定の根拠も明らかではない。しかも、たいていは「こう思うわけでございます」という留保がついている。「思うのだから、思わなくなってもいいだろう」ということか? とにかく、国会答弁を聞いていると、こちらの頭まで混乱状態に陥る。
まさに「支離滅裂話法」である。
この「安倍話法」は、いまや「安倍内閣共通話法」に進化して、閣僚たちがやたらと使いまくる。中でもすさまじいのは麻生太郎財務相である。
麻生氏はつい最近まで、財務省が行ったのは「文書の“改竄”ではなく“書き直し”であって、そんなに悪質なものじゃない」と強弁していたはずだ。ところが6月4日、財務省が文書改竄問題の調査報告書を出した後の記者会見では、最初から最後まで「改竄」という言葉を使っていた。いつの間にか、自分の言葉を否定していたわけだ。
自分の言葉そのものをも、いつの間にか改竄する。それも何の理由も示さず言い換えてしまう。サイテーの「改竄話法」ないしは「言い換え話法」である。
さらに麻生氏、この会見では記者に「なぜ改竄したと思いますか」と問われて、例の人を小馬鹿にしたような口調で「それが分かれば苦労せんのですよ」と答えたのだ。財務省の最高責任者として、この問いには最悪でも「それを明らかにすべく、これからも調査を続けます」とでも答えるべきだったろう。
麻生氏の暴言妄言失言の数は、とても両手の指では足りないけれど、そのどれをとっても、まさに安倍内閣の共通話法となった感のある「無責任話法」そのものだ。
この安倍内閣共通話法のもっとも頻繁な使い手は、やはり菅官房長官だろう。記者からのどんな厳しい質問にも「それはまったく当たらないと思いますよ」で切り抜ける。「当たらない」という中身の根拠はまったく説明しない。
これで切り抜けられる記者たちにも問題があるけれど、会見を見ていると、厳しい質問の記者には、お付きの官僚が「質問は簡潔に」とか「同じ質問ではなく、別の方どうぞ」などと遮ってしまう。典型的なのは、東京新聞の望月衣塑子記者への冷淡な扱いだ。
これは菅官房長官の「回答拒否話法」と名付けるしかない。
さらに、悪質さにかけては加藤勝信厚労相も負けてはいない。
安倍内閣の目玉法案と位置付けた稀代の悪法「高度プロフェッショナル制度」を含む働き方改革関連法案の策定の基になった、厚労省による労働実態に関するアンケート調査の内容がまったくデタラメであったことが、何度も繰り返して野党議員に指摘された。
だが、加藤厚労相は質問の内容とは無関係な答弁を延々と繰り返し、あげく「それによって内容が左右されるものではない」と突っぱねて、ついにこの「過労死推進法案」とも言われる悪法を、強行採決してしまったのだ。
質問にまったく関係ない答弁を延々続けて、結局、野党側の質問時間を浪費してしまうのは、安倍首相の得意な話法でもある。先日の党首討論の実りのなさは、時間の短さもさることながら、この無関係答弁を延々続ける、まるで牛の涎(よだれ)のような答弁にも、その原因があったのだ。
「牛の涎話法」は、安倍内閣閣僚の共通話法のひとつである。
これが、いまの日本における国会審議の実態である。安倍晋三首相が推し進めている政治の実態でもある。
このままでは、日本は民主主義国という旗を降ろさなければならなくなる。言葉がまともに通用しない政治が、国民にとって誠実な政治であるわけがない。
牛の涎のようにダラダラと安倍政治を続けさせてはいけない。
==================================================================================
【青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも… ↑】
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「一点の曇りもない」ウソがほころび始めた】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805290000240.html)。
《共産党が提示した森友問題の内部文書から、国交省航空局長・蝦名邦晴と財務省理財局長・太田充が値引きを隠すため、会計検査院も巻き込み、国会対策、メディア対策、世論対策の口裏合わせをしていたことが発覚》。
《僕愛者》の《僕難》(©浜矩子さん)のための滅公奉「僕」が次から次に露見。
『●《愛僕者》らの暴走と無責任さを放置して平気?
野党の批判の前に、《愛僕者》や与党・癒党の批判を』
『●タンカ記念日と15年「「獣医学部いいね」と安倍さんが言ったから、
2月25日は加計記念日」で滅公奉僕』
『●《もはやカルトだ》…《もはやこの国の総理は
カルト教団の教祖のような絶対的存在となっているらしい》』
『●「今の政治家は、戦後アメリカが利用するために
地位を残した人間の子孫で、アメリカにへつらうのが家業」』
『●斎藤美奈子さん「最低限の了解事項や整合性を放棄
…液状化…国ごと底なし沼に沈んでいくような気分。」』
『●《もはやカルト》な教祖様や取り巻き連中が取りまとめる
「働かせ方壊悪」法案という「残業代ゼロ法案」』
『●実は「パンを食べた」もウソで、ご飯粒が口の周りについている…
「れっきとした国民様」は御見通しかな?』
『●「どうして、ご飯食べたなんてウソつくの?」
「これからしっかり食べます」と切り返す様な醜悪な「討論」』
『●《愛僕者》アベ様のオトモダチの取巻きが滅私奉「僕」の《詐欺》を公言
…県・今治市は返金を要望すべきだ』
東京新聞の記事【検査院試算額 記載回避狙う 森友ごみ撤去費巡り共産指摘】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052902000126.html)によると、《財務、国土交通両省幹部が昨年九月、同問題に関する会計検査院の報告書に、検査院が試算した値引き額などの記載を回避できないか協議していた疑いが浮上した。共産党が衆参両院の予算委員会で、政府の内部文書を入手したとして追及した。二カ月後に公表された報告書に、試算は記載されていなかった》。
事実、カルトな取り巻き連中の思い通りに進んでいた訳だ。カルトの教祖・アベ様はお喜びになられたのね。
リテラの記事【森友問題めぐり財務省・太田理財局長が会計検査院への介入を密談した記録が! 菅義偉官房長官との連携もポロリ】(http://lite-ra.com/2018/05/post-4037.html)でも同様。《またまた驚愕の内部文書が出てきた。昨年9月総選挙の直前に、財務省と国交省が政権のデメリットに配慮して、官邸ぐるみで文書の隠蔽など国会対応をいかにごまかすか密談していたというのだ…小池晃参院議員…「意見交換概要」と題された文書で、…太田局長らは、会計検査院の報告書から「総額を消してもらおう」「総額が難しければ、トン数だけは残して金額だけでも消してもらおう」と話し合っているのだ。これが事実なら、とんでもないことだ。会計検査院は内閣から独立した機関と憲法で定められているが、その会計検査院の検査に対して、介入を相談していることになるからだ…太田理財局長はこんなことまで言っている。「ないものは出せないが、これまでもある程度出してきており、個人的には出せるものはできるだけ出したほうがいいと思う。出てしまうと、案外追及されなくなるという面もある。ただし、政権との関係で、デメリットも考えながら対応する必要はある」 どの文書を出すか出さないかは、「政権との関係で、デメリットも考えながら対応する」というのだ。…江田憲司衆院議員が安倍首相に対し、「証拠はもう十分出揃っているが、自白だけがない状態」「安倍首相は詰んでいる」と詰め寄っていたが、どれだけ証拠が揃っても、あらゆる機関が安倍首相に忖度して、嘘に嘘を重ねて安倍首相をかばう、ということが繰り返されている》
内閣から独立した機関と憲法で定められている会計検査院の報告書に介入…「総額を消してもらおう」!、だってさ。さらに、《政権との関係で、デメリットも考えながら対応》…《僕愛者》の《僕難》(©浜矩子さん)のための滅公奉僕。《もはやカルトだ》。
東京新聞の記事【森友問題 財務・国交省との事前協議 検査院否定せず】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052902000275.html)によると、《森友学園の問題に関する会計検査院の報告書に、検査院が試算した値引き額の記載を回避しようと財務、国土交通両省が協議した疑い…検査院の腰山謙介事務総局次長は…検査院と両省との事前のやりとりを否定しなかった》。
当時、アベ様はどんな「啓示」をなさっておられたか?…「「会計検査院が調べることだ」といい逃れしてた」のですした。
『●選挙前「選挙戦を通して国民に説明を」、
選挙時「国会で丁寧な説明を」、選挙後「丁寧な説明をしてきた」』
《会計検査院が値引きの根拠の不十分さなどを指摘した検査結果を
ようやく出した。
トロいよな。べつに穴を掘ってあの土地を調べまくったってわけじゃない
のに、なんでこんなに時間かかったんだ? 選挙が終わるの待ってたから?
結構そこは重要な部分だと思うが話がややこしくなるから置いといて、ねえ、
これってもっと大ニュースになっていいことだよね? あたしは忘れません。
安倍首相も、麻生財務大臣も、佐川前理財局長も、ついでに国会で質問した
西田昌司参議院議員も、「(土地の価格は)適正だ」っていい張ってた。
安倍首相にいたっては、国会で野党に追及され、
「会計検査院が調べることだ」といい逃れしてた。》
一方、東京新聞の記事【麻生氏「改ざんでなく書き換え」 森友決裁文書で答弁】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018052902000268.html)によると、《「書き換えられた内容を見る限り、バツをマルにしたり、白を黒にしたような、改ざんといった悪質なものではないのではないか」と述べた。改ざんには当たらないとの認識を示した上で、程度が軽いとも受け取れる発言》。
法治主義国家や民主主義国家とは二度と呼べないようなニッポンに成り下がってしまったというのに、《改ざんといった悪質なものではない》…言うに事欠いて…ウルトラ差別主義者の責任を有耶無耶にしてきたツケだな。福岡の恥。
『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた
麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?』
与党自公や癒党お維、アベ様「下足番」新聞や広報紙、広報誌、広報局が言うような、野党が悪い訳ではない。まずは、第一に批判されるべきは、アベ様やその取り巻き、滅公奉僕な官僚、さらに与党・癒党でしょ?
《この程度の答弁で乗り切れたと思っているのは、官邸の太鼓持ちの側近たちだけ。野党が詰め切れないのは、役所が資料を隠したり、なくしたと言い張ったり黒塗りにしていたから。加えて衆院予算委で江田憲司も言っていたが、関係者といわれる人物の話を、ことごとく自民党が国会に呼ぶことを拒んできたからだ」》。つまり、問題の解決はとても簡単。野党が主張しているように、これらデタラメな問題の一つ一つについて、隠蔽・廃棄を今直ぐに止め、改竄されていない全ての資料を国会に提出し、関係者が一堂に会して証人喚問をすればいいだけ。与党や癒党提案の法案の議論は、それからだ。
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【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201805290000240.html】
政界地獄耳
2018年5月29日9時13分
「一点の曇りもない」ウソがほころび始めた
★一点の曇りもないはずの森友・加計学園疑惑。森友学園との交渉記録はないとしていた政府答弁は、あっけなく4000ページを財務省自らが提出すれば、28日の参院予算委集中審議で首相・安倍晋三は「資料をよく読んでいただければわかること」と発言した。政府がないと言い続けたものを今更ながら持ち出して、今度はよく読めという。「関与がないのは明らか」を連呼するのは「関与していたら総理も議員も辞める」との自らの発言を自分で否定したいからだろう。
★自民党ベテラン議員が言う。「相変わらず、答えになっていない説明で押し切ったり、野党が沈黙していると思っているのは、昨年の衆院選前の思考と全く同じ。選挙後、野党はバラバラになったが、この森友・加計疑惑で6党派は再結集したといっていい。つまりこの程度の答弁で乗り切れたと思っているのは、官邸の太鼓持ちの側近たちだけ。野党が詰め切れないのは、役所が資料を隠したり、なくしたと言い張ったり黒塗りにしていたから。加えて衆院予算委で江田憲司も言っていたが、関係者といわれる人物の話を、ことごとく自民党が国会に呼ぶことを拒んできたからだ」と指摘する。
★自民党議員の正論を聞いていても、一点の曇りもないはずの自民党が、なぜ拒むのかの論理的説明もなければ、解決に近づくことを拒んでいることになり、これでは共犯関係だ。今までは首相夫妻とその仲間たちと官邸の問題だったが、今では自民党が抱える問題だ。28日には、共産党が提示した森友問題の内部文書から、国交省航空局長・蝦名邦晴と財務省理財局長・太田充が値引きを隠すため、会計検査院も巻き込み、国会対策、メディア対策、世論対策の口裏合わせをしていたことが発覚。2人は事実上の会合は認めたが、内容については記憶にないとかわした。国民は既に分かっている。うそで塗り固めて来たものがほころび始めていることを。あとは本人が認めるかだ。(K)※敬称略
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