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●(リテラ)《2012年4月30日に安倍氏は小川[榮太郎]氏…昭恵夫人…らと高尾山の登山…「世界戦略総合研究所」の事務局次長…や筆頭理事…が参加》

2024年09月19日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2024年09月18日[水])
カルト協会側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった》わけで、「利権」「裏金」「脱税」党のキシダメ総裁らがこれまで《組織的な関係》を否定し、アベ様についての調査を拒否してきたが、アベ様が先頭に立ち《党として教団との組織的な関係》を構築していったことが明らかになった、朝日新聞の大スクープ。

   『●やはりヅボヅボでした、アベ様ら…《教団側による自民党候補者の選挙支援
      を確認する場だった》わけで、《党として教団との組織的な関係》が明確化





 これは一見の価値あり。数多のアベ様案件や裏金問題も同様で、まずは「過去の検証」、調査の必要性が語られています。「裏金」「脱税」問題に限っても、《問題は、前提となる事件の真相が分からないことだ》《その金は何に使われたのか。一つ一つを明らかにすることが》(沖縄タイムス)。それ無しに未来は語れるはずがない。
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【【解説人語】安倍氏と旧統一教会会長並ぶ写真 記者が語る取材と意味】
 (https://www.youtube.com/watch?v=HaLS5qaj5kM


 カルト協会と「利権」「裏金」「脱税」党とが組織的に集票・票の差配…アベ様が《13年7月の参院選で勝利して「ねじれ」を解消し、長期政権を築》くために、カルト協会を遮二無二利用していった。
 アサヒコムの記事【比例候補の当落協議、支援を確認 安倍首相と旧統一教会会長らの面談】(https://www.asahi.com/articles/ASS9K35T6S9KUTIL01RM.html?iref=comtop_7_01)、《安倍晋三首相(当時)が2013年の参院選直前、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の会長ら自民党本部総裁応接室で行ったとされる面談では、自民党比例区候補の当落について協議があったと複数の関係者が取材に証言した。両者は選挙支援を確認。安倍氏は教団の歴史や活動の解説も受けたという》、《面談で、安倍氏と教団の徳野英治会長や教団の友好団体で保守系政治団体「国際勝共連合」の太田洪量(ひろかず)会長らは、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員の当落予想のやりとりをした。安倍氏は教団側に支援を要請する言葉を伝えたという。元産経新聞政治部長の北村氏は初めての選挙で知名度に乏しく、票の積み上げが必要とされていた。教団票は6万とも10万とも言われる》。
 票だけではない、人・名簿…(リテラ)《首相、つまり安倍氏が直接、統一教会に北村氏の後援を依頼した──。しかも、鈴木氏のレポートによると〈北村の福岡選挙事務所には統一教会系政治団体・世界平和連合から女性事務員が派遣され、後援者名簿には全国各地の勝共連合と世界平和連合の幹部の名が記されていた〉といい、北村氏も選挙運動期間中に統一教会2カ所で礼拝に参加・講演。〈統一教会内部の情報筋によると、北村に対する統一教会票の上積みは約八万票で、その結果、北村は一四万二六一三票を得て当選〉したというのである》。カルト協会を知らぬでもあるまい産経新聞政治部長は《選挙運動期間中に統一教会2カ所で礼拝に参加・講演》するほどに〝汚染〟〝侵食〟されていく。

 朝日新聞朝刊(2024年09月18日[水])を確認すると、《面談に北村氏本人は同席しなかった。関係者によると、面談前に北村氏の選挙支援についての事務的な協議は終わっており面談は自民党総裁である安倍氏が直接、教団会長に支援を依頼するという意味合いの場だったという。朝日新聞が入手した面談を写したとされる写真の1枚には、ソファに座った安倍氏の前に複数の写真資料が置かれ、徳野会長らが話す様子が写っている。関係者によると、会長らは教団の歴史や活動について安倍氏に説明したという。北村氏は、安倍氏の実弟である岸信夫・元防衛相が地盤とする山口県東部の出身で、2人は親族同士に親交があった。萩生田光一・元経済産業相は当時、自民党総裁特別補佐で、面談には岸、萩生田両氏が同席。》
 《面談前に北村氏の選挙支援についての事務的な協議は終わっており》…誰が事前の事務的協議をしたの? 鈴木エイトさん《2005年に「あの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定の距離を置いていた安倍氏がなぜ統一教会に組織票を依頼するまでになったのか誰が安倍氏と統一教会を近づけたのかという最後のピースを示すものに?》と。この面談の同席者が、アノ萩生田光一・元経済産業相(当時・党総裁特別補佐)とアベ様の実弟の岸信夫・元防衛相というのも興味深い。《誰が安倍氏と統一教会を近づけた》? あるいは、2012年の総裁選直前の高尾山登山がきっかけ? 安倍昭恵氏? 小川榮太郎氏?

   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件こそ
       が《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
    【岸田はおかしくなっている! 性差別発言や統一教会擁護の極右安倍
     応援団・小川榮太郎をブレーンに 国葬も小川の進言か】(リテラ)
     《さらに、2012年4月30日に安倍氏は小川氏をはじめ、昭恵夫人や
     支援者らと高尾山の登山をおこなっているが、この登山には
     「世界戦略総合研究所」の事務局次長である小林幸司氏や
     筆頭理事の加藤幸彦氏が参加。ちなみに小林氏はその後、2013年〜
     2016年の「桜を見る会」に4回連続で招待されている。
     安倍氏を再び総理大臣に返り咲かせるためにバックアップしてきた
     小川氏だが、そこに垣間見える統一教会との関係──。》

   『●『エルピス』《政権にダメージを与えかねないスクープを自社では
     報じられず、「後追いならできる」という理由で週刊誌などにネタが…》
    【統一教会最古参元幹部が安倍晋三と教団の深い関係をテレビで
     激白! 総理復帰を決意させた「高尾山登山」にも深く関与】
     (リテラ)《■安倍晋三に総理復帰を決意させた「高尾山登山」にも
     統一教会関係者がこぞって…  …そう、まさに安倍晋三氏が下野
     していたときだった。絶対に安倍晋三を総裁・総理にしなければ
     ならない。そこで阿部氏は、自身が会長を務める統一教会系の
     政策シンクタンク「世界戦略総合研究所」で安倍元首相を招いて
     講演会を開催したほか、「気落ちする安倍元首相を励ますため」に
     高尾山の登山を企画したという。…だが、この安倍元首相に
     総理復帰を決意させた高尾山登山について、阿部氏はこう語ったのだ。
     「私たちが若者たちを300人ぐらい集めてですね、『安倍先生、
     もう一度立ってください。私たちは応援しますよ』と。…
     (安倍氏は)自分を支えてくれる人がすごいいるんだったら、
     自分ももっとやっていいと思えて、もう一度ね、選挙出て、
     それで彼は立ったんだ」》

 リテラの記事【安倍首相が統一教会に選挙支援依頼の証拠を朝日がスクープ! 進次郎のバックにいる菅義偉や萩生田光一もあらためて追及せよ】(https://lite-ra.com/2024/09/post-6346.html)。《メディアは自民党総裁選一色になっているが、そんななか、今朝の朝日新聞が超弩級のスクープを放った。2013年の参院選直前に、当時の安倍晋三首相旧統一教会の会長をはじめとする最高幹部ら自民党本部総裁応接室面談していたとみられることを、証拠となる複数の写真とともに掲載したのだ》、《これまで自民党は「党として教団との組織的な関係はない」と繰り返し、今回のスクープを受けて岸田文雄首相は「統一教会との関係については、これまでも国会運営などで再三説明させていただいた通りだ」とコメントを避けた。だが、自民党本部の総裁応接室で、総裁であり総理大臣だった安倍氏自らが旧統一教会の最高幹部らと面談をおこなっていたのだ。これが組織的な関係でなくて、一体何だと言うのだ。そもそも、自民党と統一教会との関係は、安倍氏の祖父である岸信介元首相から綿々とつづいてきたものであり、教団の最高幹部との面談に信介の孫である晋三と信夫雁首を揃えていることはいかにも象徴的だ。しかし、同時に問題なのは、この面談に前政調会長の萩生田氏も同席していたことだろう》。

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https://lite-ra.com/2024/09/post-6346.html

安倍首相が統一教会に選挙支援依頼の証拠を朝日がスクープ! 進次郎のバックにいる菅義偉や萩生田光一もあらためて追及せよ
2024.09.17 09:39

     (左・菅義偉氏/右・萩生田光一氏(自民党HPより))

 メディアは自民党総裁選一色になっているが、そんななか、今朝の朝日新聞が超弩級のスクープを放った。2013年の参院選直前に、当時の安倍晋三首相旧統一教会の会長をはじめとする最高幹部ら自民党本部総裁応接室面談していたとみられることを、証拠となる複数の写真とともに掲載したのだ。

 さらに、この面談には、当時、自民党総裁特別補佐だった萩生田光一・前政調会長と、安倍氏の実弟である岸信夫・元防衛相も出席。統一教会幹部らと安倍元首相が並んだ写真にも、ふたりの姿がばっちりと写っている。

 朝日の記事によると、この面談がおこなわれたとみられるのは参院選の公示4日前にあたる2013年6月30日。安倍首相や萩生田氏らと面談したのは、当時の教団会長である徳野英治氏と、統一教会の関連団体である「全国祝福家庭総連合会」総会長でのちに教団世界会長に就いた宋龍天氏、「国際勝共連合」会長の太田洪量氏ら。

 そして、複数の関係者は、この面談について「4日後に公示を控えた参院選で、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員を教団側が全国組織を生かして支援することを確認する場だった」と証言しているのだ。

 これまで自民党は「党として教団との組織的な関係はない」と繰り返し、今回のスクープを受けて岸田文雄首相は「統一教会との関係については、これまでも国会運営などで再三説明させていただいた通りだ」とコメントを避けた。だが、自民党本部の総裁応接室で、総裁であり総理大臣だった安倍氏自らが旧統一教会の最高幹部らと面談をおこなっていたのだ。これが組織的な関係でなくて、一体何だと言うのだ。そもそも、自民党と統一教会との関係は、安倍氏の祖父である岸信介元首相から綿々とつづいてきたものであり、教団の最高幹部との面談に信介の孫である晋三と信夫雁首を揃えていることはいかにも象徴的だ。しかし、同時に問題なのは、この面談に前政調会長の萩生田氏も同席していたことだろう。

 萩生田氏といえば、周知のとおり、2022年夏の参院選公示前に生稲晃子氏とともに八王子の教会施設を訪問していたことをはじめ、「萩生田さんは教祖のことをご父母様と言っていた」「“一緒に日本を神様の国にしましょう”と話していた」といった証言が続出。自民党のなかでも、もっとも統一教会との関係が深い議員のひとりだ。だが、萩生田氏は「反省している」と口にしただけで何のお咎めも受けなかった

 ところが、萩生田氏は地元・八王子での付き合いにとどまらず、なんと最高幹部らとの面談にまで安倍首相らとともに参加していたのである。しかも、萩生田氏は朝日の取材に対し、写真に写っているのは自分であることを認めている。萩生田氏をめぐっては、各メディアの番記者を通じて統一教会報道に圧力をかけたとも言われているが、躍起になって報道潰しをおこなったのは、自民党と統一教会の関係の深さを知り尽くす立場にあったからではないのか。

 しかも、今回のスクープで重要なのは、面談の目的が「参院選において北村経夫氏を統一教会が支援することを確認する場」であったことだ。


■進次郎のバックにいる菅義偉と統一教会との関係もあらためて徹底検証を!

 本サイトでも繰り返し言及してきたが、安倍氏と統一教会の密接な関係を疑わせる証拠のひとつとして挙げられてきたのが、2013年参院選に初出馬した北村氏をめぐる内部文書だ。

 北村氏は元産経新聞政治部長で、「踊る宗教」と呼ばれた天照皇大神宮教の教祖・北村サヨの孫にあたる。サヨは安倍氏の祖父である岸信介・元首相との関係が深かったとされ、「プレジデント」2015年5月4日号には「安倍首相は、以前から、踊る宗教のサヨに感心して“あの人はすごい人だ”と、よく話しています」との安倍氏周辺のコメントが掲載されている。

 そして、統一教会問題を追及してきたジャーナリスト・鈴木エイト氏の『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館)によると、2013年の参院選直前に全国の教団支部や関連施設にある文書がFAXで一斉送信された。その内部通達文書には、こう記述されていたという。

〈全国区の北村さんは、山口出身の政治家。天照皇大神宮教(『踊る宗教』とも)の北村サヨ教祖のお孫さんです。首相からじきじきこの方を後援してほしいとの依頼があり、当落は上記の『踊る宗教』と当グループの組織票頼みですが、まだCランクで当選には遠い状況です。参院選後に当グループを国会で追求する運動が起こるとの情報があり、それを守ってもらうためにも、今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の「死活問題」です。〉

 安倍氏が直接、統一教会に北村氏の後援を依頼した──。ようするに、この内部文書の記述は、今回の朝日のスクープとぴったり符号するものなのだ。安倍氏の銃撃事件以降、自民党と統一教会の関係について取り沙汰されるなか、ネット上ではこの内部文書を「怪文書だ」と決めつける連中が湧いていたが、もはや信憑性を疑う余地はないだろう。

 そして、今回のスクープによって北村氏への組織的な支援の事実が明らかになったいま、あらためて検証が必要なのは、菅義偉・前首相と統一教会の関係についてだ。

 というのも、2013年参院選で北村氏が統一教会の全面支援を受けていた問題をめぐっては、同議員の元選挙スタッフである近藤将勝氏が「北村氏の後援会名簿に多数の旧統一教会系の方々の名前、統一教会系団体の肩書が載っていた」「統一教会系の団体から派遣されていた女性がいた」「選挙期間中に統一教会から送られてきたFAXに北村氏が教会で遊説する日程が書かれていた」などと具体的に証言。2022年7月26日に放送された『news23』(TBS)では、さらにこうも証言していた。

「事務局長があるとき、私たちにふと漏らされたのが、この世界平和連合(教団の関連団体)との関係は、当時の菅官房長官が、北村候補に選挙支援として差配したと、支援団体としてつけたと」

 さらに、有田芳生氏の『誰も書かなかった統一教会』(集英社新書)では、こんな官邸最高幹部のコメントが掲載されている。

北村候補の福岡の選挙事務所には東京から女性信者が派遣されました。福岡事務所の責任者が上京した時、総理の日程が合わなかったので菅官房長官が対応したこともあります」

 菅事務所は『news23』の取材に対して「差配した事実は一切ありません」と回答を寄せているが、菅氏は安倍首相が取り付けた統一教会の協力の調整や対応をおこなっていた可能性があるのだ。


■高市早苗、小林鷹之、加藤勝信…総裁選候補も“壺議員”だらけ!進次郎のバックも

 実際、鈴木エイト氏も、前掲書『自民党の統一教会汚染』のなかで、統一教会と安倍政権の共存共栄関係におけるバイプレーヤーは菅氏であると指摘。また、自民党の「点検」結果でも、菅氏が牛耳る神奈川の自民党議員9人が統一教会と関係があったことが判明し、菅氏の子飼いである山本“マザームーン”朋広・衆院議員や山際大志郎・元経済再生担当相がとびきり濃厚な関係を持っていたこともわかっている。

 現在、菅氏は自民党総裁選で小泉進次郎氏の支持にまわり、キングメーカーとして復権を虎視眈々と狙っているが、統一教会との関係について徹底した検証や追及が必要なのは言うまでもない。

 いや、統一教会との関係の検証・追及が必要なのは、菅氏だけではない。総裁選に出馬した候補者全員であるはずだ

 総裁選では、候補者たちは手ぬるいとはいえ裏金事件についての追及は受けているものの、統一教会問題については厳しい追及がほとんどおこなわれていない。

 しかし、統一教会の関連イベントに来賓として参加したり祝電を送ったりするなどの関係が明らかになっている“壺ホーク”こと小林鷹之氏をはじめ、石破茂氏や加藤勝信氏、林芳正氏も関係を持っていた。高市早苗氏にいたっては、世界日報のインタビューに複数応じていたにもかかわらず統一教会と関わりがあるとは知らなかったなどと白々しい言い訳を口にしていた。

 さらに、候補者たちの推薦人を見ると、いずれも統一教会との関係が確認されている“壺議員”ばかり。とくに、高市氏と小林氏の推薦人はほとんどが壺議員で埋め尽くされている

 しかも、高市氏にかんしては、鈴木エイト氏が「熱心な信者たちが高市早苗さん一択などと、X(旧ツイッター)に盛んに投稿しています」「民党との長く深い関係から相当数の党員を抱えていて、高市推しで動いているとみています」と指摘(日刊ゲンダイDIGITAL17日付)。鈴木氏は「高市陣営は教団関係者からの直接アプローチは遮断しているとも聞く」とも述べているが、高市氏が事実上の“統一教会が推す候補者”であるようだ

 また、前述したように、小泉進次郎氏の地元・神奈川はとくに統一教会汚染が激しい選挙区だ。しかも、菅氏と結託した萩生田氏が進次郎氏の支援に動いていると言われている。つまり、進次郎氏が総裁・首相となった場合、統一教会と自民党をつなぐ重要人物である菅氏と萩生田氏という二大巨頭による傀儡政権が誕生することになるのだ。

 自民党は統一教会問題などなかったことのように振る舞っているが、安倍首相が自民党を代表して統一教会とズブズブな関係を築いていたことが決定的証拠とともに明らかになったいま、総裁選でも統一教会問題の徹底追及がおこなわれなくてはならない。だが、候補者たちは統一教会に汚染された議員ばかり──そもそも、総裁選に立つ資格などない連中であることが、あらためてはっきりしたと言えるだろう。

(編集部)
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コメント (1)
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●やはりヅボヅボでした、アベ様ら…《教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった》わけで、《党として教団との組織的な関係》が明確化

2024年09月18日 00時00分46秒 | Weblog

[※ 「自民党と旧統一教会の闇」(週刊金曜日 1386号、2022年07月22日) ↑]


(2024年09月17日[火])
朝日新聞 (2024年09月17日[火]) の大スクープ。
 やはりカルト協会とヅボヅボでした、アベ様ら…《教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった》わけで、《党として教団との組織的な関係》が明確化されました。《「4日後に公示を控えた参院選で、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員を教団側が全国組織を生かして支援することを確認する場だった」》(朝日新聞)。《13年7月の参院選で勝利して「ねじれ」を解消し、長期政権を築》くことにカルト協会は大きく「貢献」した訳です。こういうのをヅボヅボな関係と呼びます。アベ様は「味を占めた」訳です。巡り巡って、その結末が銃撃です。
 今、マスコミが喧伝している《歴代総裁26人の白黒写真がちりばめられた真ん中に大きな赤字で「THE MATCH」(ザ・マッチ)》と題された、しかも、アベ様がデカデカと配された、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党総裁選、つまり、泥棒集団・犯罪者集団・反社組織の「頭目」を決める党総裁選、朝日新聞のスクープについて9人の候補者の皆さんの見解を、是非、マスコミは聞いて下さい。まさか、他社はこのスクープについて沈黙したりしませんよね?

   『●《安倍元首相の側近で、安倍派内ではポスト安倍の一番手》だった
     萩生田光一政調会長は加計学園問題等だけでなく、やはりヅボヅボだった…
    【統一教会関連団体の理事まで務めた「萩生田政調会長」抜擢にネットで
     批判殺到! それでもテレビ・新聞が萩生田を追及しない理由】
     (リテラ)《しかも、そのイベントはよくあるダミー団体のもので
     なく、統一教会の多摩東京教区主催。そのうえ、統一教会のトップ・
     徳野英治会長が「世界の平和は祝福結婚から」なる特別講演会を
     行っていた。ちなみに、徳野氏は、統一教会系の印鑑販売会社「新世」
     が不安をあおり高額な印鑑を売りつけたとして、特定商取引法違反で
     摘発された事件の責任をとるかたちで、2009年に会長を辞任。
     ところが、2012年12月26日、第二次安倍政権が発足すると、
     直後に統一教会会長に返り咲いていた人物。つまり、萩生田氏は、
     刑事事件で引責辞任しながら、安倍政権とともに戻ってきた
     統一教会会長が合同結婚式を勧める演説をした集会の来賓として
     挨拶していたのである》

   『●《安倍元首相が統一教会と蜜月関係にあったことは周知の事実だ。
     しかし、だからといって、細田氏が潔白だというわけではまったくない》
    【細田衆院議長が盟友・安倍元首相に全責任なすりつける醜い大嘘弁明
     …それでも細田追及する記者はTBSラジオとCBCテレビの2人】
     (リテラ)《それだけではない。細田氏は、わかっているだけで
     8回もの統一教会の関連イベントに出席。前出の「安倍総理に早速
     報告したいと考えております」と挨拶した2019年のイベントでは、
     「韓鶴子総裁の提唱によって実現したこの場は大変意義深い」など
     とも語っていたほどなのだ。また、細田氏は、2018年におこなわれた
     「世界平和女性連合」主催の会合に出席した際、当時、統一教会で
     会長を務めていた徳野英治氏や、国際勝共連合の会長である
     梶栗正義氏、世界平和女性連合の世界会長だった文妍娥氏といった
     教団の大物幹部らと一緒に記念写真に写る関係だった》

 鈴木エイトさんのつぶやき(https://x.com/cult_and_fraud/status/1835795538056515908)によると、《2005年に「あの教団は嫌い」と発言し、統一教会とは一定の距離を置いていた安倍氏がなぜ統一教会に組織票を依頼するまでになったのか誰が安倍氏と統一教会を近づけたのかという最後のピースを示すものに?》と。
 同席者が、アノ萩生田光一・元経済産業相(当時・党総裁特別補佐)とアベ様の実弟の岸信夫・元防衛相というのも興味深い。《誰が安倍氏と統一教会を近づけた》?

 また、中野昌宏さんのつぶやき(https://x.com/nakano0316/status/1835862095277232197)では、《2012年の総裁選を掘り下げてほしいな。その直前の高尾山登山と。》…とあります。高尾山登山とは、以下の件。

   『●村上誠一郎議員の発言よりも、統一協会票の差配等々のアベ様案件こそ
       が《国賊》であり、《党員の品位を汚す行為》だと思いますが?(1)
    【岸田はおかしくなっている! 性差別発言や統一教会擁護の極右安倍
     応援団・小川榮太郎をブレーンに 国葬も小川の進言か】(リテラ)
     《さらに、2012年4月30日に安倍氏は小川氏をはじめ、昭恵夫人や
     支援者らと高尾山の登山をおこなっているが、この登山には
     「世界戦略総合研究所」の事務局次長である小林幸司氏や
     筆頭理事の加藤幸彦氏が参加。ちなみに小林氏はその後、2013年〜
     2016年の「桜を見る会」に4回連続で招待されている。
     安倍氏を再び総理大臣に返り咲かせるためにバックアップしてきた
     小川氏だが、そこに垣間見える統一教会との関係──。》

   『●『エルピス』《政権にダメージを与えかねないスクープを自社では
     報じられず、「後追いならできる」という理由で週刊誌などにネタが…》
    【統一教会最古参元幹部が安倍晋三と教団の深い関係をテレビで
     激白! 総理復帰を決意させた「高尾山登山」にも深く関与】
     (リテラ)《■安倍晋三に総理復帰を決意させた「高尾山登山」にも
     統一教会関係者がこぞって…  …そう、まさに安倍晋三氏が下野
     していたときだった。絶対に安倍晋三を総裁・総理にしなければ
     ならない。そこで阿部氏は、自身が会長を務める統一教会系の
     政策シンクタンク「世界戦略総合研究所」で安倍元首相を招いて
     講演会を開催したほか、「気落ちする安倍元首相を励ますため」に
     高尾山の登山を企画したという。…だが、この安倍元首相に
     総理復帰を決意させた高尾山登山について、阿部氏はこう語ったのだ。
     「私たちが若者たちを300人ぐらい集めてですね、安倍先生、
     もう一度立ってください。私たちは応援しますよ。…
     (安倍氏は)自分を支えてくれる人がすごいいるんだったら、
     自分ももっとやっていいと思えて、もう一度ね、選挙出て、
     それで彼は立ったんだ」》

 《2012年の総裁選を掘り下げる必要がありそうだ。その際、カルト協会とどんなヅボヅボな支援があったのか? それが2013年の参院選でのヅボヅボにどのように繋がったのか。


 アサヒコムの記事【安倍晋三氏と旧統一教会会長、自民党本部で選挙支援確認か 写真入手】(https://www.asahi.com/articles/ASS9J2PWQS9JUTIL006M.html?iref=comtop_7_01)、《安倍晋三首相(当時)が2013年の参議院選挙直前、世界平和統一家庭連合旧統一教会)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談していたとみられることが複数の関係者への取材でわかった。自民党の萩生田光一・元経済産業相や岸信夫・元防衛相、教団の友好団体トップらが同席。朝日新聞は面談時とされる写真を入手した。面談は参院選公示4日前の13年6月30日だったといい、複数の関係者は取材に「教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった」と証言した》。

 早速、朝日新聞朝刊を確認してみると、《複数の関係者は取材に、「4日後に公示を控えた参院選で、自民党比例区候補の北村経夫・現参院議員を教団側が全国組織を生かして支援することを確認する場だった」と話している。参院選は13年7月21日に投開票され、元産経新聞政治部長の北村氏が初当選した。北村氏は22年に実施された自民党の点検で、教団側からボランティアの選挙支援を受けたと答えている。自民党は12年12月の衆院選に大勝し、第2次安倍政権がスタート。13年7月の参院選で勝利して「ねじれ」を解消し、長期政権を築いた》とある。さらに、《首相である自民党総裁国政選挙直前党本部総裁応接室側近と共に旧統一教会トップらと会い教団による選挙応援について確認していた――。取材では2013年時点のこうした構図が浮かぶ。自民党は「党として教団との組織的な関係はない」と繰り返してきたが、疑義は深まる形になる》と。
 《党として教団との組織的な関係》があったという結論で良いのでは、予想していたけどね。安倍三代からジワジワ広がっていったわけ。カルト協会と、自民党は組織としてヅボヅボ壺壺だったという結論。さて、今般の総裁選、裏金問題や、勝共連合を含めたカルト協会問題に絡む候補者や推薦者を除いていくと、さらには、日本会議関係者も除けば、残る方は居るのでしょうか? ブログ主は、9人の総裁候補者の誰もがニッポンの首相にはなってもらいたくないなぁ。アベ様の「遺言に従って」なんて口走る傲慢なエラーヒューマン大臣河野太郎デジタル相と並び、個人的に最も嫌な候補者の1、2位な)アベ様「命」な高市早苗氏に勢いがあるようで、気持ち悪いのですが、この朝日新聞のスクープがその足をすくってくれることを祈っています。






 さて最後に、北村経夫氏議員について振り返ってみると、かなりの〝人物〟だったことが分かる。過去のリテラや長周新聞によると…:

――――――――――――――――――――――――――
●つまり、アベ様は《堂々と、司法の場でも違法性が指摘されている》統一協会の《実質トップの名前を自ら挙げ、敬意を表したのである》

片山さつきは警察庁長官を使い奈良県警に圧力! 自民党が隠したい安倍元首相と統一教会の深い関係、名称変更をめぐる疑惑】(リテラ)

 …安倍氏と統一教会の密接な関係を疑わせる問題はまだまだある。

 そのひとつが、安倍氏の子飼い議員である北村経夫・参院議員が初当選した2013年参院選をめぐる内部文書だ。北村氏は元産経新聞政治部記者で、「踊る宗教」と呼ばれた天照皇大神宮教の教祖・北村サヨの孫にあたる。サヨは岸信介との関係が深かったとされ、「プレジデント」2015年5月4日号には「安倍首相は、以前から、踊る宗教のサヨに感心して“あの人はすごい人だ”と、よく話しています」との安倍氏周辺のコメントが掲載されている。

 そして、『徹底検証 日本の右傾化』(塚田穂高・編著/筑摩書房)におさめられた、統一教会について取材するジャーナリスト・鈴木エイト氏の寄稿によると、北村氏は比例で初出馬した2013年の参院選では、統一教会は全国の信者に北村氏への期日前投票を指示。内部文書では、こう記述されていたという。

首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり、当落は(略)当グループの組織票頼みですが、まだCランクで当選には程遠い状況です。参院選後に当グループを国会で追及する運動が起こるとの情報があり守ってもらうためにも、今選挙で北村候補を当選させることができるかどうか、組織の「死活問題」です。〉

 首相、つまり安倍氏が直接、統一教会に北村氏の後援を依頼した──。しかも、鈴木氏のレポートによると〈北村の福岡選挙事務所には統一教会系政治団体・世界平和連合から女性事務員が派遣され、後援者名簿には全国各地の勝共連合と世界平和連合の幹部の名が記されていた〉といい、北村氏も選挙運動期間中に統一教会2カ所で礼拝に参加・講演。〈統一教会内部の情報筋によると、北村に対する統一教会票の上積みは約八万票で、その結果、北村は一四万二六一三票を得て当選〉したというのである。…
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●茂木敏充幹事長、統一協会と「党としては一切関係がない」…《その爛れた関係が岸信夫防衛相や二之湯智国家公安委員長、末松信介文科相…》

安倍元首相と統一教会の直接的な深い関係が発覚!「桜を見る会」にも統一教会関係団体幹部を招待】(リテラ)

 安倍氏が応援する候補は、ほぼ確実に支援してもらえる──。しかも、これを裏付けるような内部文書もある。それは、安倍氏の子飼い議員である北村経夫・参院議員が初当選した2013年参院選をめぐる内部文書で、統一教会について取材するジャーナリスト・鈴木エイト氏が公開しているものだが、そこには〈首相からじきじきにこの方を後援してほしいとの依頼があり〉という一文が出てくるからだ。

 その上、衝撃的なのは、「統一教会のダミー団体のトップとの面談」や「統一教会系施設での泊りがけの研修までおこなわれているということだろう。先日おこなわれた参院選でも、安倍氏の元首相秘書官で、全国比例で出馬し当選した井上義行氏が選挙期間中に統一教会系の集会に参加、教会関係者が「うちの教会、うちの組織もたくさんの問題がありますこの問題を整理してくださる方が井上義行先生でございます!」「井上先生は、もう食口(信者)になりました」と紹介され、井上氏も「私は同性婚反対を、信念を持って言っていますから!」などと呼応していたことが報じられているが、集会への参加や面談、泊りがけの研修などを経て“統一教会の代理人として培養されていくシステムが自民党内には出来上がっていたのではないか。

 ともかく、このように安倍氏の一存で統一教会の組織票の差配が決まっていたとすれば、安倍氏は統一教会に“相当な恩”があったことになる。つまり、2019年に統一教会系のイベントにわざわざビデオ出演し、統一教会の韓鶴子総裁を褒め称えるようなスピーチをおこなったのも、そうした選挙協力に対する恩返しの意味合いもあったのではないか。…
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●《「真のお母様」と崇め奉ってきた自民党内の「赤子」たちは、黙ってないで公明正大にカミングアウトすべきである》(狙撃兵)

山際一人で誤魔化すな】(長周新聞)

 …しかし解せないのは、一連の過程で山際以上にズブズブだった「安倍晋三と統一教会の関係」であったり、「清和会と統一教会の関係」という本来追及されるべき本丸が後景に下がっていることで、山際一人がヤンヤと生け贄にされているのも何だか的外れというか、違うような気がするのである。いつの間にか主人公が入れ替わっていやしないか? と。

 2018年、2019年に山際が韓鶴子のイベントに参加していたとされる写真には、山際に加えて安倍晋三の子飼いで知られた江島潔(山口県選出・参議院議員)が2枚ともにバッチリ映り込んでいるし、山際とともに韓鶴子を挟んでいる写真の横には北村経夫(山口県選出・参議院議員)も収まっている。従って山口県内では、「山際大臣と韓鶴子のツーショット写真」としてニュースで紹介される度に、「江島と北村もいるじゃないか!」「アイツら安倍晋三の使いとして行ったんじゃないのか?」と話題なのである。

 山際と同時に江島や北村が何をしに韓鶴子に会いに行ったのかも明らかにされなければ極めて不平等であるし、衆議院議長の細田であるとか、山谷えり子萩生田光一菅義偉はじめ統一教会との関係性について暴露されてきた者たちについても、同じように追及の手が伸びなければ、山際更迭はただのガス抜きにしかならない。教団が自民党国会議員に100人以上もの秘書軍団を送り込んでいるといわれている以上、潜り込んでいる宗教組織のスパイを一人残らず炙り出さなければならないし、山際更迭をもってそれらすべてがチャラというのもおかしな幕引きである。

 だって、教団にとっては山際一人が生け贄にされたところで、その他に100人以上もの国会議員及び秘書軍団が使える駒として生き残っている訳で、「政治家を組織して国を動かす企みは引き続き温存され、反社会的宗教団体による政界汚染については、何らの解決にもケジメにもなっていないのである。日頃から「国を守る!」とか防衛についてやかましい右派陣営がなぜかそのことについてダンマリなのも不思議である。スパイ防止に本気ならば、まさにスパイ摘発に身を乗り出すべき時なのに、まるで何もなかったことのようにスルーしようとしているのである。…
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https://www.asahi.com/articles/ASS9J2PWQS9JUTIL006M.html?iref=comtop_7_01

安倍晋三氏と旧統一教会会長、自民党本部で選挙支援確認か 写真入手
編集委員・沢伸也 高島曜介
2024年9月17日 4時00分

     (安倍晋三元首相と旧統一教会幹部が並んだ写真
      (画像を加工しています))

 安倍晋三首相(当時)が2013年の参議院選挙直前、世界平和統一家庭連合旧統一教会)の会長らと自民党本部の総裁応接室で面談していたとみられることが複数の関係者への取材でわかった。自民党の萩生田光一・元経済産業相や岸信夫・元防衛相、教団の友好団体トップらが同席。朝日新聞は面談時とされる写真を入手した。

 面談は参院選公示4日前の13年6月30日だったといい、複数の関係者は取材に「教団側による自民党候補者の選挙支援を確認する場だった」と証言した。

 関係者によると、安倍氏が面談したのは、当時の教団会長の徳野英治氏や、教団関連団体「全国祝福家庭総連合会」総会長でその後に教団世界会長に就いた宋龍天(ソンヨンチョン)氏、教団友好団体で保守系政治団体「国際勝共連合」会長の太田洪量(ひろかず)氏。勝共連合の幹部2人も同席した。自民党側は総裁の安倍氏のほか、党総裁特別補佐だった萩生田氏と、安倍氏実弟の岸氏が出席した。

 入手した写真は複数あり、安倍氏が徳野氏らと並んで立つ姿や、安倍氏が着席して徳野氏らと話す場面だった。こうした写真は例がない。

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●《イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢》…なぜ強制されねばならぬのか? 傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し

2024年09月09日 00時00分00秒 | Weblog

[※ 「一本化しなくていいです マイナ保険証に「No!」(週刊金曜日 1486号、2024年08月30日) ↑]


(20240904[])
なぜ強制されねばならぬのか? 任意だったはずが、何時から義務化されたのか? 傲慢なエラーヒューマン大臣河野太郎デジタル相による「マイナ保険証ごり押し、今の保険証で何の問題も無いというのに。そもそも「紙の保険証廃止」の理由が全く無い、意味不明。セキュリティー? 「マイナ保険証」のセキュリティーがそんなに高いのか? マイナンバーカードを普及させ、監視社会を完成させたいだけ。このままでは、12月に「紙の保険証廃止」…《12月2日に迫る保険証廃止》。
 カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の総裁候補だそうだ。ウルトラ差別主義者をボスとする〝唯一〟の派閥も傲慢なエラーヒューマン」氏を推している (?) らしい。誰が総裁になっても、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党は何も変わらない。さっさと政権交代しないと、ニッポンは破滅。未だに、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党に投票する人の気が知れないね。投票にも行かず、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党を間接的に支持している人の気が知れない。

 (東京新聞)《…河野氏の手法に反発する声が多く届いた特に批判を集めたのが、国会答弁や記者会見での対応だ》。国会でも記者会見でも、全く質疑が嚙み合わない。「エラーヒューマン」氏《東京新聞を読んでいる方でそういう声があるならば、東京新聞でぜひメリットをちゃんと伝えていただきたいと思います》だってさ、言うかねこんなこと? 《東京新聞の記者が「現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一本化することで、事実上、マイナンバーカードの取得を強制することにはならないでしょうか」と問うと、河野氏は「全くならないと思いますよ。何でそういう議論になるのかよく分かりませんと一蹴した》…。とにかく何もかもが傲慢、正に「エラーヒューマン」。人として心が欠けている。
 再掲 ―――――― (デモクラシータイムス)《「マイナ保険証」の強制。…オレ様河野大臣は、約束したのは「不安を払しょくする措置をとること」で「不安を払しょくすることではない、「これで不安はなくなるとオレ様が考えた措置はとったから約束は果たした文句を言うやつはイデオロギーで反対しているのだからこれ以上付き合わない、とおっしゃる》…。傲慢な「エラーヒューマン」氏・河野太郎デジタル担当相が「イデオロギー的に反対の方はどうやったって反対…」。山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者たちが推進…」するマイナンバーカードマイナ保険証。――――――

 福岡範行記者による、東京新聞の記事【河野太郎氏に批判続々…マイナ保険証で「逆に疑念を抱かせた」 突破力が裏目に?】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351075)。《マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」について、地方紙18紙が8月に実施した合同アンケート(1万2007人が回答)では、旗振り役の河野太郎デジタル相への不満や批判が噴出した。「河野がんばれ」の声も一部にはあったものの、マイナカードのメリットを認める人たちからも「必要以上に不安をあおってしまった」と苦言が寄せられた》。

 こちらも、再掲 ―――――― 《このレベルで予算計上する意味があるのか》《1度決めたら止められない「国家の威信」という名の不作為》《マイナンバーカード普及の無駄遣い》(政界地獄耳)。《政策の失敗を認めないそのための評価も甘エラーヒューマン」氏による、ドブガネ。どこまでドブガネすれば気が済むのだろうか? 紙の保険証廃止という、全く必要のないことを強行しようとする「エラーヒューマン」氏・河野太郎デジタル担当相。なにか狂気すら感じる
 「利権」「裏金」「脱税」党、何もかもデタラメ。さらに腹立たしいことに、河野太郎デジタル相やキシダメ首位が保険証廃止を発表。横田一さん「マイナ保険証一本化、紙保険証廃止、国民の不安が払しょくされた根拠は?」に対する河野デジタル相の応答で「イデオロギー的に反対する方は何時までも不安だ、不安だ仰る。不安払しょくの措置を取りましたので、廃止します(不安払しょくのための措置を取ることを約束したのであり、不安払しょくを約束した覚えはない?)。次の方お願いします」。傲慢の極み升味佐江子さん「ネタニヤフと同じ」、山田厚史さん「イデオロギー的にどうしてもやりたい政府中枢が居て、それに従って河野さんが紙保険証廃止しようとしいている訳だ」。勝手に強制=義務化するな、そんなマイナ保険証の「便利」さなんて、ブログ主は要らない。――――――

   『●岸田文雄首相も河野太郎大臣も、錯乱していないか? 《マイナンバー
       カードに一本化》したりせず、《現行の健康保険証》のままで良い
   『●ズブズブ壺壺ヅボヅボでない自民党議員はほぼ居ないようだが、《「政治
        とカネ」の疑惑を抱える》議員も多数で、キシダメ首相自身も…
    【政界地獄耳/いまこそマイナカードの出番!?「政治とカネ」で問われる
     自民党の政権担当能力】…によると、《★次の更迭候補は
     「政治とカネ」の疑惑を抱える復興相・秋葉賢也といわれるが、
     ここにきて週刊文春が昨年の衆院選の選挙運動費用収支報告書に
     白紙の領収書94が添付されていると指摘。首相自身にも
     公職選挙法違反の疑いがもたれた

   『●(東京新聞)《学業や研究とは関係のないマイナカードの使用状況で、教育
     施設に与えるカネの多寡を決めるというのだ。道理が通る手法だろうか》
   『●「監視社会ならん!市民ネット沖縄」《…国民に不安と不信をもたらす
     マイナンバーの制度そのものを根本的に見直し廃止することを求めます》
   『●《政府の対応が批判されると、河野は「日本だけデジタル化に背を向ける
     ことはできない」と意味不明なことを言い出した。フルスロットルの…》
    「《河野太郎デジタル相は「(トラブルは)マイナンバー、
     マイナンバーカードのシステムの仕組みに起因するもの
     ではない」として、悪いのは登録を誤るなどデータを
     入力した人間、ヒューマンエラーだという立場を崩して
     いない》…SNSでは、河野太郎氏こそ「エラーヒューマン
     との、もっともな指摘が。」

   『●自公お維コミの皆さん、《まずは政治家の政治資金の出入りを、政治家が
      大好きなマイナンバーカードにひもづけて透明性を高めたらいかがか》
   『●自公お維コミ国会議員や地方議員がまずはマイナカードを取得して見せて
     は? …琉球新報【<社説>マイナカード返納 保険証廃止を撤回せよ】
   『●【<ますます迷走マイナ保険証> 防大内部告発・「処理水」放出・大阪万博
      ・「捏造」大川原化工機【山田厚史の週ナカ生ニュース】】…落ち込むょ
   『●《マイナンバーカードの交付責任者を務めたこともあるという都内自治体
      …男性職員…「保険証廃止といった暴論は想像していませんでした」》
   『●2015年の日刊ゲンダイ【マイナンバー「1兆円利権」山分け 制度設計7社
     と天下り官僚】…《納税者番号(財務省)、…運転免許証(警察庁)など…》
   『●アベ様のお友達・新浪剛史氏、キシダメ首相の「聞く力」に期待…健康保険
     証の来年秋廃止について《納期》までに《ぜひとも仕上げていただきたい》
   『●(こちら特報部)《経済同友会の新浪剛史代表幹事…あたかも財界が政府
     に保険証廃止を発注し、その納期を守れと言っているようにみえる…》
   『●《「マイナ保険証」の国家公務員の利用率…当の厚労省すら昨年11月の
       利用率は4・88%》…「エラーヒューマン」河野太郎氏によるドブガネ
   『●傲慢な「エラーヒューマン」氏「イデオロギー的に反対の方はどうやった
     って反対…」、山田厚史さん「イデオロギー的に賛成する者達が推進…」
   『●傲慢な「エラーヒューマン」大臣による「マイナ保険証」ごり押し…《政府
      方針に従わない医療機関を探して「密告」を促す手法には背筋が寒く…》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351075

河野太郎氏に批判続々…マイナ保険証で「逆に疑念を抱かせた」 突破力が裏目に?
2024年9月4日 06時00分

 マイナンバーカードを健康保険証として使う「マイナ保険証」について、地方紙18紙が8月に実施した合同アンケート(1万2007人が回答)では、旗振り役の河野太郎デジタル相への不満や批判が噴出した。

 「河野がんばれ」の声も一部にはあったものの、マイナカードのメリットを認める人たちからも「必要以上に不安をあおってしまった」と苦言が寄せられた。


【関連記事】マイナ保険証は絶対に必要なの?紛失したらどうする? 「資格確認書」って何?【Q&Aで解説】


◆河野氏は「実績」と誇るけれど

     (自民党総裁選への立候補を表明する河野太郎氏=国会内で)

 河野氏自身にとっては、マイナカードの利用促進は「実績」のようだ。

 自民党総裁選への立候補を表明した8月26日の記者会見では、押印の廃止や新型コロナウイルスのワクチン接種と並べて言及し、「いろんな批判はいただきましたが、それなりに物事を前に進めてまいりました誇った

 「ただ口で改革と言うのではなく、改革を積み上げてきた実績というのがこれから問われていく」とも語り、自身の「突破力」をアピールした。

 けれど、アンケートの自由記述欄で政府への意見などを尋ねると、河野氏の手法に反発する声が多く届いた特に批判を集めたのが、国会答弁や記者会見での対応だ

 例えば8月8日の記者会見では、東京新聞の記者が「現行の健康保険証を廃止してマイナ保険証に一本化することで、事実上、マイナンバーカードの取得を強制することにはならないでしょうか」と問うと、河野氏は「全くならないと思いますよ。何でそういう議論になるのかよく分かりませんと一蹴した。

     (8月8日の記者会見でマイナ保険証の質問に答える
      河野太郎デジタル相(デジタル庁の動画のスクリーンショット))

記者 高齢者や障害者からは、マイナ保険証が使いづらいという声もあります。選択肢の一つとして、現行の保険証を残したほうがいのではないでしょうか。

河野氏 ちょっと論理が飛躍しているんじゃないかと思います。現行の保険証は偽造、なりすましを防ぐことができませんから、これを続けていくということは問題をそのまま引き継ぐことになりますので、現行の保険証を残すことは全く考えておりません

記者 マイナ保険証やマイナカードについて、メリットやデメリットが把握できなくて、どうすればいいのか分からないという声も東京新聞にたくさん届いています。保険証が廃止となるあと4カ月間(12月2日まで)で、こういった方々の理解を得て、不安を取り除くことはできるとお考えですか。

河野氏 東京新聞を読んでいる方でそういう声があるならば、東京新聞でぜひメリットをちゃんと伝えていただきたいと思います。

 こうした受け答えを繰り返す姿勢に東京都内の30代女性は「説明は不十分。否定的な意見は全く聞かない、国民を馬鹿にしているとしか思えない」と憤る。


◆態度に反発「国民と対話してほしい」

 千葉県松戸市の60代女性も「河野さんは保険証をなくすことは強制にはならないと言うが、間違いなく強制だ」と批判した。

 東京都武蔵野市の50代女性も「河野大臣の傲慢で拙速な態度が逆に、国民の心をかたくなにし、疑念の思いを抱かせているのではないか?」と感じている。

 この女性は、顔認証が使えない人、暗証番号が覚えられない人への対応など、マイナ保険証の懸念点を挙げた上で、「政府は今一度落ち着いてほしい。じっくりと時間を掛けて国民と対話してほしい」と希望した。


◆「通報」促す文書に反発も

 河野氏が4月、自民党の国会議員にマイナ保険証が使えない医療機関の通報を促す文書を配ったことを疑問視する声もあった。

     (視察先の病院で、来院する人にマイナ保険証の利用を
      呼びかける河野デジタル相㊨=2023年11月、東京都港区で)

 長野市の40代男性は「使えない医療機関があったら通報しろと。いまの国がやろうとしていること、何かが大きく間違っていると思います」と訴えた。

 東京都世田谷区の50代男性は「政府が国民に信頼されているなら、とっくに導入は進んでいる」とアンケートに書いた。詳しい意見を取材で尋ねると、男性から河野氏の名前が出た。


 男性は、河野氏が通報を促したことを「多くの人が(現行の)保険証との併存を訴え、署名活動などが行われているにもかかわらず、見直す様子がないどころか圧力を強めるような態度」だと指摘。マイナ保険証がないと病院にかかれない制度にまもなく変えるのではないか、と疑念を抱くようになったという。


◆マイナカード促進を支持する人は

 マイナカードの利用促進を支持する人の中には、河野氏を評価する声もある。

 京都市の80代男性は、新型コロナ禍の給付金交付を担った自治体職員の苦労を振り返り、「マイナンバーカードが普及していたら、スムーズにできたのに惜しい限り」と嘆いた。

 その上で、今後のマイナカードの利用拡大に期待し、「河野太郎デジタル大臣は後世になってその価値が世間に理解され尊敬される人物になると思います」と予想した。

 東京都清瀬市の60代男性の見方は、逆だ。「マイナカード導入当初からの不手際や、河野大臣の強引なやり方、言動が制度のイメージを悪化させ、必要以上に不安や懐疑心をあおってしまった」とみる。

 この男性は、取材に「日本の医療機関の情報共有が著しく悪い。改善のためにはオンライン化することが不可欠」だと答えた。だから、マイナ保険証の活用にも賛成している。

 それでも、12月2日に迫る保険証廃止は見直すべきだと考えている。男性は「従来の保険証にとどまりたい国民を説得するのを、不必要に困難にしてしまった以上、(マイナ保険証と従来の保険証との)併用を選択するのが良い」と訴えた。(デジタル編集部 福岡範行


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【関連記事】廃止が迫る健康保険証「残して」…1万2000人アンケートで多かった声 マイナ使う人も「選択制にして」
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マイナ保険証の合同アンケート 東京新聞「ニュースあなた発」など読者とつながる報道に取り組む全国の18紙が8月9~18日に通信アプリLINE(ライン)などで呼びかけ、1万2007人から回答があった。多様な声を聞き取るのが目的で、無作為抽出の世論調査とは異なる。
 回答者のうちマイナカードを持っている人は64.4%(全国では、7月末時点で74.5%)、保険証として使っている人は26.3%、今後使う予定の人は15.6%だった。
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●東京「ト」知事殿へ…《本庄市長…「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」》

2024年09月08日 00時00分00秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(202494[])
虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》なはずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事。
 大野元裕埼玉県知事と《都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事、どちらがまともな知事でしょうか? 《安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと》(東京新聞)。埼玉県本庄市でも、《吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります》(東京新聞)。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●水島朝穂さん《学歴詐称問題…3選を果たした小池知事には、今後とも、
     公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう》…か? 懐疑的だ…

 《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》ある小池百合子東京「ト」知事に、「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さん、このままでいいの? 小池「ト」知事は《「…」となぜか半笑い決して笑える話ではない》のではないか [日刊ゲンダイ【小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899?utm_source=x&utm_medium=sns)]?
 石原真樹記者による、東京新聞の記事【関東大震災で起きたこと 朝鮮人追悼式典を長年続ける埼玉・本庄市長が祖父母から聞いた「群集心理の怖さ」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351540)によると、《1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発政府や首長がその歴史を直視しない動きが広まる中、埼玉県本庄市と熊谷市、上里町では犠牲になった朝鮮人を追悼する式典が長年続いており、首長も出席してきました。吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります。(聞き手・石原真樹)》


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351540

関東大震災で起きたこと 朝鮮人追悼式典を長年続ける埼玉・本庄市長が祖父母から聞いた「群集心理の怖さ」
2024年9月1日 20時18分

 1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発政府や首長がその歴史を直視しない動きが広まる中、埼玉県本庄市と熊谷市、上里町では犠牲になった朝鮮人を追悼する式典が長年続いており、首長も出席してきました。吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります。(聞き手・石原真樹


 吉田信解(よしだ・しんげ) 1967年9月、埼玉県本庄市出身。生家は市内の真言宗智山派の大正院で、2022年から住職。1995年に本庄市議選で初当選し、2005年から本庄市長。早稲田大では雄弁会に入会し、副幹事長を務めた。


◆本庄市の追悼行事は戦前からあった

 ―本庄市では毎年9月1日に追悼慰霊式を開き、市長も出席して追悼の言葉を述べています。

 追悼行事がいつ始まったのかははっきりと分かりませんが戦前からあり、祖父の英覚(1995年に85歳で他界)は「だいぶ昔からやっていたよなあ」と話していました。いつから行政主催になったかも分かりません。私自身は気づいたときには祖父に連れられて追悼法要に行っていたという感じです。

 市内の和尚さんがみんな集まって短いお経を上げて、市長が追悼文を読んで、指名焼香して線香を手向けて。参加する在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が対立し雰囲気が険悪だった時代もありますが、今はとても静謐(せいひつ)を保っていますし、「毎年やってくれてありがとう」とお礼の言葉をいただき、こちらもありがたいです。昨年は89人が参加しました。

     (インタビューに応じる吉田信解市長=埼玉県本庄市で)

 慰霊式が開かれる長峰墓地は犠牲になった朝鮮の方が埋葬された場所。慰霊碑には歴史的な変遷があって、震災翌年に新聞記者が建立した碑は「鮮人の碑」とありましたが、差別用語だろうとなり、戦後に新しく作り替えて「慰霊碑」となりました。長峰墓地の一画を自分の寺も所有していることから、祖父が追悼の角塔婆を毎年書いており、今は私が書いています。


◆東京から群馬へ向かう中継点で起きた悲劇

 ―1923年、本庄市で何があったのでしょうか。

 9月4日、当時の本庄警察署内に収容されていた朝鮮人が大勢の群衆に襲われ、殺されました。なぜ本庄で事件が起きたかというと、地理的な要因が影響していると思っています。

 当時、東京方面から朝鮮の人たちがトラックで群馬方面に移送されてきていて、本庄はその中継点でした。埼玉から群馬に向かうには神流川を渡らなければならないのですが当時は鉄道の橋しかなく、渡しの船を使おうとしたけれど群馬側に拒否されたようです。

 引き返さざるを得なくなり、一方で東京からは次々と被災した人たちが押し寄せてくる。本庄でどんどん人が膨れあがっていき、「朝鮮人が襲ってくる」「井戸に毒を入れた」などのデマも流れ、殺気立った人たちが警察署を襲ったのだと思います。

 なぜ朝鮮人が警察署に収容されていたかというと、守るためだったと思うのです。ところが警察署は人が少なく多勢に無勢でした。これは伝聞ですが、当時の警察署長と町民の折り合いがあまり良くなかったそうで、警察に取り締まられ警察に反感を持っていた無頼の徒が混乱に乗じて首謀したという話も聞きました

 殺された人数は実ははっきりしなくて、当時の記録で八十数人、といわれています。多少前後するかもしれませんが結構大勢いたはずです。祖母が見ていますから。


◆裁判後、正気でいられなくなった首謀者たち

 ―祖母はどのようなことを語っていましたか。

 祖母の久枝(2018年に106歳で他界)は本庄生まれで、関東大震災のときは小学5年生でした。学校帰りに本庄警察署の前を通りかかったら群衆がたくさん集まっていて「こっちに来るんじゃない!」と言われ、翌日だったか数日後だか、菰(こも)をかぶされた遺体が大八車で中山道を運ばれていくのを見たそうです。「あんなに恐ろしいことはなかった」と聞きました。

     (長峰墓地にある慰霊碑。角塔婆は吉田信解市長が
      書いている=埼玉県本庄市で)

 事件の首謀者たちは逮捕され裁判にかけられ、しばらくして出てきて「みんなおかしくなっちゃった」とも話していました。ある草相撲力士は気がふれたかして、うちの寺に押し込み強盗のように入ってきて、祖母の父親が取り押さえるという事件があったそうです。

 これは私の類推ですが、群集心理の中で「こいつらは悪いことやった連中、だからやっちゃえ」という、肝試しみたいなことをしてしまったけれど、あとから良心の呵責(かしゃく)にさいなまれ、正気ではいられなくなったのではないでしょうか。

 当時、関東大震災の四十九日法要を町内の安養院で行っているのですが、表向きは震災犠牲者の追悼法要ですが、郡長が読んだあいさつの内容は犠牲になった朝鮮人の供養だったそうです。供養や追悼の気持ちは事件の直後からずっとあったのだと思います。


◆「悪い奴ら」が来た…膨らむうわさ、恐怖に駆られて

 ―群集心理の恐ろしさを感じます。

 その当時を考えると、普通の住民が突然凶暴化して罪のない人間を襲ったのではなく、殺した側は「悪い奴らが来た」という感覚だったわけです。

 それがまさに、流言の怖さ。護送された朝鮮の人たちがどんどん東京方面から来るわけで、多くの人は不安に感じたことでしょう。

 裁判記録には、東京で自分の妹が朝鮮人にやられたのではないかと思ってやりました、という証言も残っています。祖母からは「朝鮮人が爆弾を持って襲ってくると聞いた」という話も聞きました。警察署長の奥さんが朝鮮人だ、だから署長が朝鮮人をかばっているんだ、といううわさも流れたそうです。

 母方の祖父は埼玉県熊谷市出身で、在郷軍人だった父親が、「朝鮮人が襲ってくる」というので自警団を組織して、怪しい朝鮮人がいないか見回ったそうです。

 帰ってきて、ふーっとため息をついて「ああ、俺の軍刀を血で染めなくて済んだ」と。殺したくはないけれど、怪しい人間がいるとしたら、みんなの手前、やらなきゃいけない。そういう空気がたぶんあったのではないでしょうか。まさに群集心理の恐ろしさです。

 当時は韓国併合して13年目です。母方の祖父の話では、日本が領土にしたから「抵抗されるんじゃないか」という気持ち、恐怖感があったようです。言葉が通じないし、民族が違うし、情報を遮断された中で、何があるか分からない、となってしまう。


◆まず何が起きたのかをきちんと調べることから

 ―同じ過ちを繰り返さないために何が必要でしょうか。

 まずは、何が起きたのかをきちんと調べること。そして殺された人たちの無念に思いをよせ、追悼することが大事だと思います。追悼と同時に、流言飛語やデマが流れる混乱状態の中では人間はこういうことをやってしまうということを、みんなが共有しておくことも必要だと思います。

 非常事態になる前には、まずは相互理解でしょうね。言うは易し行うは難し、ですが。

 例えば、生活のルールを守らない人は日本人にも外国の人にもいますが、それが外国人だと「やっぱり外国人は」と偏見が生まれ、広まってしまう。そういう問題はあると思います。

     (インタビューに応じる吉田信解市長=埼玉県本庄市で)

 私自身は地元のイベントなどで外国の人と交流する機会には、なかなか役所がアクセスできない人がいるので、彼らの困りごとがあったら皆さんが中継になって行政に伝えて欲しい、とお願いしています。見えない存在になってしまうことが一番良くないので

 可視化、見える化していく。外国の人にも「ルールがあるから守ってくださいね」と求めていく。お互いに理解しようとしていくことがまずは大事じゃないかなと思います。


◆身をていして守った人たちもいた

 関東大震災当時、本庄町内のお寺には逃げてきた朝鮮人をかくまって、押し寄せてきた自警団に「やるんだったら俺をやってからにしろ」と守った住職がいたそうです。「俺を殺したら7代たたるぞ」って。そうやって身をていしてかばった人たちもいるのですね。

 深谷方面からきたトラックを「危ないから」と逃がした町の人たちの話もあります。やっぱり非常時に大事なのは正常な気持ちと勇気でしょう。朝鮮人を守ったという話はあちこちにあって、「そうしなければいけない話」として、もっと取り上げられるべきだと思いますね。

 私の祖父も「俺だったら絶対に、俺を殺してから行けって言った」とよく話していました。子ども心に「じいちゃん何をかっこつけているんだよ」なんて思っていましたが、そういう話を聞かされると、そうだよな、そうしなきゃいけないよなって思いますよね。いざという時の冷静さと勇気はとても大事ではないでしょうか。


【関連記事】関東大震災時の朝鮮人虐殺、東京・茨城・栃木は「把握せず」 1都6県調査に識者は「行政の役割果たしてない」
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●水島朝穂さん《学歴詐称問題…3選を果たした小池知事には、今後とも、公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう》…か? 懐疑的だ…

2024年09月04日 00時00分20秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年08月04日[日])
「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池百合子東京「ト」知事が3選。
 「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党が支援し、マスコミが陰に陽に小池百合子「ト」知事を一生懸命に応援し、石丸伸二氏も間接的に小池「ト」知事を側面支援…小池「ト」知事3選という、大変に無残な結果となった。カルト協会との関係まで囁かれ、〝勝共連合・〝統一家庭連合とまで揶揄されている芳野友子勝共連合統一家庭連合会長も小池「ト」知事を支持。蓮舫さんは本当にお気の毒だった。

 (リテラ)《数々の疑惑が浮上…。…学歴詐称問題…2年間で48億円にものぼるプロジェクションマッピング事業の不透明さ首長に知事選出馬を要請した公選法違反疑惑……。…小池知事が都の幹部たちの天下りを放置天下り天国」…。晴海フラッグ神宮外苑再開発を主導する三井不動産グループ2社に都局長ら幹部14人が天下り…今回は都の局長級がほぼ全員、外郭団体へ天下り》、《国民主権を否定するような人物に、都民の生命を左右する「水道」の維持管理事業を委ねて…》、《側近や都の幹部の天下りを自分の政治の道具にするという“都政の私物化”》…それらを知ってもなお投票できる神経とは? ト庁記者クラブに代表されるマスコミが一切を報じないことをいい事に、無関心で小池ト知事を支持する…。「生きる」ことに困っている都民だけでなく、心ある都庁の職員の皆さんも、お気の毒に。この先4年間、地獄
 小池百合子東京「ト」知事のぶら下がり取材、学歴詐称の質問を遮ってのテレ朝記者「今日の御召し物は緑の勝負服でなく…」質問、酷かったなぁ…。通常の小池「ト」知事会見では、横田一さんは〝排除〟され、まともに質問させてもらえない。「ト」庁記者クラブのなんという腐敗具合か。記者が「ト」知事に媚を売って、都民に何のメリットがあるのか? 横田一さん「厳しい質問をする記者は排除する」という姿勢を徹底し、自分にとって都合の良い、持ち上げてくれる記者を優遇するように如実に変化しました。…この差別的姿勢は、都議会でも同じです」。

 《…問われ続ける》小池百合子「ト」知事…であればいいのだけれど? 選挙期間中は、あれほどお忙しかった《公務》、今は一体どうなったのだろう? 横田一さん達、フリーの記者の皆さんの記者会見に参加し、質問できるようになったのかな? 〝そよ風問題はどうなったのか? 
 東京新聞のコラム【<水島朝穂の新聞への直言>7月 「東京都知事選」 選挙の根本が問われている】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/343475?rct=asaho_chokugen)。《◆ネット駆使、ポスター枠販売》、《◆公選法、見直しの議論》、《◆残る「虚偽事実」公表疑い …3選を果たした小池知事には、今後とも、公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●《坂本さんは…『声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかり
     しないで、根気よく。…』。本当にそう。勇気を出して諦めないで…》
   『●坂本龍一さん「…市民一人一人がこの問題を知り、直視し、将来はどの
     ような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います」
   『●東京「ト」知事や大阪「ト」知事らはビッグモーターを批判できるの
     かね? こんな「ト」知事らに投票するから、こんなことになってしまう
   『●古賀茂明さん《民主主義の危機…メディアが権力の監視役の機能を果たせない
      国に民主主義は存在し得ない。将来的には、記者たちの自由だけでなく…》
   『●『応援要請』という名の《出馬要請》? 小池東京「ト」知事に
     「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった皆さん、コレでいいの?
   『●小池百合子東京「ト」知事のぶら下がり取材、学歴詐称の質問を遮っての
     テレ朝記者「今日の御召し物は緑の勝負服でなく…」質問、酷かったかなぁ…
   『●(リテラ)《神宮外苑の再開発…裏金事件のキーマンである森喜朗…と
     萩生田氏が暗躍し、都政を食い物…現在進行形の案件…小池氏はこれを推進》
   『●こんな東京「ト」政で良いのか? 《「水を止めればすぐ払ってくれる」
      水道料金の滞納対策、東京都の「効率化」が情け容赦なさすぎないか》
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
     百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
   『●カルト協会とヅボヅボな利権裏金脱税党のどこが一体全体「自由民主」?
      下駄の雪党のどこが「公明」正大? そっちこそ《党名変更》が必要だ

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/343475?rct=asaho_chokugen

水島朝穂の新聞への直言>7月 「東京都知事選」 選挙の根本が問われている
2024年7月28日 08時06分

 7月8日、東京都府中市で観測史上最高の39・2度を体感した。衝撃の熱さで、車のハンドルを握れるようになるまで時間がかかった。今月は衝撃のニュースが続いた。

 15日付本紙は1面トップ記事で「トランプ氏暗殺未遂」を主見出しに使った。事件は今後の世界に巨大な影響を及ぼし続けていくだろう。


◆ネット駆使、ポスター枠販売

 さて、今回は7日投開票の東京都知事選について書く。結果はいろいろな意味で「衝撃的」だった。交流サイト(SNS)や動画サイトを駆使する手法で、若者を中心とする無党派層の約4割をつかんだとされる広島県安芸高田市の石丸伸二前市長が大量得票した。朝日9日付は「165万票の衝撃」、毎日同「石丸ショック」等々、そこにはメディア自身の「想定外」への驚きも吐露されている。毎日9日付社説は「石丸現象」をタイトルに用い、12日付オピニオンで特集する。他方、20日付コラム「土記」は「『石丸現象』の失敗」として、過大評価を戒める小泉純一郎氏の「小泉現象」や橋下徹氏の「橋下現象」などに続き、ポピュリズム的傾向が加速化していく兆候ともいえる。

 結果もさることながら、選挙運動のありようも衝撃的だった。56人もの大量立候補によるポスター掲示板の不足にとどまらず、ポスター枠を「販売」することで、動物や風俗店広告のポスターなどが貼られる。まさに「想定外」の事態が起きた。テレビの政見放送も、候補者の政見を「そのまま」という法の定めに便乗して、服を脱いだり、歩き回ったり…という候補者まであらわれた。


◆公選法、見直しの議論

 選挙を通じ、公選法改正による規制強化の議論が起き、読売3日付社説は「選挙もてあそぶ行為を許すな」という強いトーンで規制に傾く。他方、毎日21日付社説は「やみくもな規制と罰則強化」に批判的で、政党・候補者のモラルに期待する。鳥取県知事は早々に「選挙ポスター対策条例」を独自に制定すると踏み込んだ。だが本紙19日付「こちら特報部」は、条例で規制を上乗せすることの問題性を含め、選挙運動の自由に対する規制の重大性への自覚を説くコメントを拾いつつ、慎重な対応を求める。

 そもそも日本の場合、他国と比べても異様に厳しい選挙運動規制がある。朝日10日付「時時刻刻」が「混沌(こんとん)選挙 自由とは」でこれを多角的に分析する。1925年の「男子普通選挙制」の導入以降、事前運動戸別訪問の禁止、文書図画の頒布等の制限が存在する。公選法は「べからず集」とも評される。

 選挙運動は憲法が保障する表現の自由にも関わる。今回のケースを踏まえ「選挙の公正」のための適切な対応や措置は必要ではあるが、過度な自由制限に傾く日本の選挙法について、根本的な点検と見直しの議論が必要であろう。


◆残る「虚偽事実」公表疑い

     (小池百合子都知事3選を伝える7月8日本紙1面)

 今回の都知事選には実は隠れた重要な法的問題がある。公選法235条(虚偽事項公表罪)である。小池百合子知事の学歴詐称問題は雑誌で問われてきたが、新聞はほとんど扱わないできた。本紙5月27日付「こちら特報部」の「小池百合子知事の学歴詐称疑惑」は本格的に扱った数少ない記事といえる。各紙とも、告示の前々日、知事の元側近が刑事告発した事実を伝えるのみで、選挙中、選挙後を含め、学歴問題は紙面にほとんど登場しなかった。選挙結果を報ずる本紙7月8日付1面では、都庁キャップの署名解説のなかで「学歴などを巡る疑念も噴出した。ここでも、質問に直接答えないなど『もやもや感』は晴れず」という間接的な形で触れられた。

 3選を果たした小池知事には、今後とも、公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう。


みずしま・あさほ 1953年、東京都府中市生まれ。早稲田大名誉教授。憲法・法政策論。1997年~2011年までNHKラジオ第1放送「新聞を読んで」のレギュラーを務める。著書として「憲法の動態的探究-『規範』の実証」(日本評論社)、「はじめての憲法教室-立憲主義の基本から考える」(集英社新書)ほか多数。
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●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》なはずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事

2024年09月03日 00時00分34秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年08月31日[土])
大野元裕埼玉県知事と《都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事、どちらがまともな知事でしょうか? 《安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと。》
 東京新聞の記事【朝鮮人虐殺の追悼文「前向きに検討」 埼玉・大野元裕知事、小池百合子都知事と異なる対応 関東大震災の式典】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/349893)によると、《1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を悼むさいたま市内の式典に、埼玉県の大野元裕知事が追悼文を送る検討をしていることが、東京新聞の取材で分かった。都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている東京都の小池百合子知事とは異なる姿勢だ。識者は「虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効」と評価する。大野知事が検討している追悼文は、9月4日に予定される旧片柳村(さいたま市見沼区)で殺された朝鮮人青年の追悼式典の実行委員会が依頼していた。埼玉県は追悼文の送付について「庁内で前向きに検討中」と回答。実現すれば、朝鮮人虐殺について大野知事が追悼文を送るのは初めて。》

 《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》ある小池百合子東京「ト」知事に、「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さん、このままでいいの? 小池「ト」知事は《「…」となぜか半笑い決して笑える話ではない》のではないか?
 小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》と《大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々》と同列で論じていいのでしょうか。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》を否定し、歴種修正に加担していませんか。《虐殺の史実》を否定していませんか。「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さんも《虐殺の史実》を否定しているのですか?
 日刊ゲンダイの記事【小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899?utm_source=x&utm_medium=sns)。《今年も「負の歴史」から目を背けた。関東大震災で虐殺された朝鮮人らを追悼する式典が9月1日行われる。東京都の小池知事は今年も追悼文を送らない意向だ実に8年連続。小池知事は同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「犠牲になった全ての方々に哀悼の意を表している」と繰り返すが、天災による犠牲者と、虐殺による犠牲者は明らかに異なる。小池知事にその認識はあるのか。きのうの定例会見で、朝鮮人虐殺の史実についての見解を問われると、小池知事は「さまざまな研究が行われていることを承知している」とはぐらかす。「さまざまな研究の中には虐殺を否定するものもあるのかと畳み掛けられてもさまざまな研究があるということですとなぜか半笑い決して笑える話ではない》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/349893

朝鮮人虐殺の追悼文「前向きに検討」 埼玉・大野元裕知事、小池百合子都知事と異なる対応 関東大震災の式典
2024年8月27日 06時00分

 1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を悼むさいたま市内の式典に、埼玉県の大野元裕知事が追悼文を送る検討をしていることが、東京新聞の取材で分かった。都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている東京都の小池百合子知事とは異なる姿勢だ。識者は「虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効」と評価する。

     (大野元裕埼玉県知事)

 大野知事が検討している追悼文は、9月4日に予定される旧片柳村(さいたま市見沼区)で殺された朝鮮人青年の追悼式典の実行委員会が依頼していた。埼玉県は追悼文の送付について「庁内で前向きに検討中」と回答。実現すれば、朝鮮人虐殺について大野知事が追悼文を送るのは初めて


◆実現なら「画期的なこと」

 実行委の小川満事務局長は「追悼文を出してもらえたら画期的なこと。県がどのような対応をするのか注目している」と話す。県によると、昨年も別の団体から依頼があったが、式の直前で検討が間に合わなかったため、送らなかったという。

     (東京都墨田区の横網町公園にある関東大震災の
      朝鮮人犠牲者追悼碑)

 大野知事は昨年9月の記者会見で「デマ情報に基づいて朝鮮人に対する虐殺があったことは痛心に堪えない」と表明。虐殺の背景に震災翌日、県内の郡役所が、朝鮮人への警戒を強めるよう町村に出した通達不逞鮮人(ふていせんじん)放火ニ関スル件通牒(つうちょう)があったとも認めていた

 関東地方の他の5県は、各県内での追悼行事の有無を把握していなかった。追悼文を依頼された場合に知事がどのように対応するか問うと、茨城、栃木、千葉、神奈川の4県は「内容を踏まえて判断」と回答。群馬は「仮に、との質問には答えられない」と答えた。(石原真樹、杉浦正至)


◆主張や政治家の公式な声明が最も有効

 ノンフィクションライター安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと。埼玉は、畑和(はた・やわら)元知事が報告書「かくされていた歴史—関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件」をまとめるなど、虐殺事件を忘れてはならない、記録にとどめるべきだと取り組んできたその歴史の上で、追悼文の送付を示唆したことは大きな意味があり、評価すべきだ。


 ◇  ◇


◆追悼文を送らない小池知事に抗議声明

 関東大震災直後に虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼し、9月1日に東京都墨田区の都立横網町公園で営まれる式典を巡り、追悼文を8年連続で送らない方針の小池百合子知事に対して、実行委員会が抗議声明を出した。声明は今月23日付で、26日に公園を管理する都公園緑地部に提出した。

     (追悼文を送付しない小池百合子知事宛てに抗議声明を出した
      関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会の
      宮川泰彦委員長(中)ら=26日、都庁で)

 小池知事は、式典と同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「大震災と極度の混乱の中で犠牲となられたすべての方々へ哀悼の意を表している」とする考えを示し、都の担当課を通じて追悼文を送らない方針を実行委に伝えていた。声明では「自然災害により命を失った被災者への追悼と、人の手によって命を奪われた被害者への追悼は意味合いが異なる」とし、追悼文を送るよう再考を求めた。


◆「自治体の長として態度を明確にすべきだ」

 26日に都庁で記者会見した実行委の宮川泰彦委員長は「二度とこのような過ちを起こさないよう、自治体の長としての態度を明確にすべきだ」と強調した。

 小池知事は就任直後の2016年に1度だけ追悼文を送付した。17年3月の都議会一般質問で、自民議員から今後は追悼の辞の発信を再考すべきだと考えると問われ、小池知事は「事務方が例に従って送付したと釈明今後は私自身がよく目を通した上で適切に判断すると答えた17年以降は送っていない奥野斐、押川恵理子)


【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点
【関連記事】小池百合子知事を東大教職員83人が批判「学説への信頼を壊している」 「朝鮮人虐殺」はっきり認めるよう要請
【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺にどう向き合うか 東大・外村教授に聞く「事実として語り継ぐ」 小池知事の追悼文不送付は…
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●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです

2024年09月01日 00時00分55秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年08月22日[金])
小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》と《大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々》と同列で論じていいのでしょうか。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》を否定し、歴種修正に加担していませんか。《虐殺の史実》を否定していませんか。
 東京新聞の記事【小池百合子都知事、車いすで2週間ぶりの登庁 朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/348345)によると、《左膝を骨折した東京都の小池百合子知事(72)が19日、約2週間ぶりに登庁した。関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する9月1日の式典に今年も追悼文を送らない理由について「報道されている通り。毎年同じ理由でございます」と報道陣に述べた》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

 「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池百合子東京「ト」知事が3選…《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》…ホントに投票して良かったのですか?
 原田遼記者による、東京新聞の記事【小池百合子知事、朝鮮人虐殺の追悼文を8年連続で送らず 式典主催側は抗議のかまえ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/347962)。《9月1日に東京都墨田区の横網町公園で営まれる、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典で、小池百合子都知事は今年も追悼文を送付しないことが、都への取材で分かった。小池知事が送らないのは、就任2年目の2017年から8年連続となる》。
 さらに、西田直晃森本智之両記者による、同紙の記事【こちら特報部/関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/348468?rct=tokuhou)によると、《1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発した。政府はこの出来事を直視せず犠牲者に追悼文を送らない東京都知事の姿勢が、批判を浴びている。虐殺の史実は今に、何を問うているか。都内の路上に現れたヘイトスピーチと重ね、朝鮮人虐殺の現場を調査してきたノンフィクション作家の加藤直樹さん(57)に聞いた。(西田直晃森本智之)》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/347962

小池百合子知事、朝鮮人虐殺の追悼文を8年連続で送らず 式典主催側は抗議のかまえ
2024年8月17日 06時00分

 9月1日に東京都墨田区の横網町公園で営まれる、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典で、小池百合子都知事は今年も追悼文を送付しないことが、都への取材で分かった。小池知事が送らないのは、就任2年目の2017年から8年連続となる。

     (東京都戦没者追悼式に臨む小池知事=15日、
      東京都文京区で(川上智世撮影))

 公園を管理する都公園緑地部によると、送付しないことを14日、式典を主催する実行委員会にファクスで伝えた。送らない理由として、式典と同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々に哀悼の意を表す」とする、小池知事の考えを挙げたという。

 式典には歴代知事が追悼文を送ってきた。今月1日、追悼文の送付を都に要請した式典実行委は今後、都に抗議文を送る方針。

 実行委の宮川泰彦委員長は取材に「大法要を理由にしているが、追悼式典に追悼文を送るのは二度手間ということなのか。震災全体の犠牲者ではなく、人の手によって虐殺された朝鮮人らの存在に明確に言及した上で、追悼の意を示してほしい」と話した。(原田遼


【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺にどう向き合うか 東大・外村教授に聞く「事実として語り継ぐ」 小池知事の追悼文不送付は…
【関連記事】「罪、不逞朝鮮人にある」100年前の新聞の大きなあやまち 今、虐殺の歴史を伝える人々の光景
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/348468?rct=tokuhou

こちら特報部
関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点
2024年8月20日 12時00分

 1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発した。政府はこの出来事を直視せず犠牲者に追悼文を送らない東京都知事の姿勢が、批判を浴びている。虐殺の史実は今に、何を問うているか。都内の路上に現れたヘイトスピーチと重ね、朝鮮人虐殺の現場を調査してきたノンフィクション作家の加藤直樹さん(57)に聞いた。(西田直晃森本智之


 関東大震災での朝鮮人虐殺 1923年9月1日の発生直後の混乱の中、「朝鮮人が暴動を起こす」などの流言がきっかけで、民衆がつくった「自警団」や軍、警察が朝鮮人を殺害。中国人や社会主義者の日本人も犠牲になった。政府中央防災会議の報告書は震災の死者・行方不明者約10万5000人の「1~数%」が虐殺犠牲者と推計し、これは千~数千人規模に当たる。東京都のほか神奈川や千葉、埼玉県など現場は広範囲に及んだ。


◆100年前じゃない、今の問題

 「100年前ではなく、今に通じている問題。特にこの10年間、日本社会が忘れかけていた虐殺の記憶は重要な意味を持った」

     (ノンフィクション作家の加藤直樹さん)

 取材のさなか、加藤さんは強調した。風化していた史実を掘り起こし、2014年に「九月、東京の路上で」を刊行した原動力となったのは、前年に東京・新大久保で頻発したヘイトデモへの怒りだった。

 「朝鮮人を殺せ」。差別意識を前面に出した罵詈(ばり)雑言が飛び交い、「関東大震災と同じ状況だ」と直感した加藤さん。「そこにいた人々の姿を伝える」ため、訪ね歩いた虐殺の現場を著書で紹介した。「ヘイトを放置すると、いずれは虐殺につながりかねない。その危機感を現場のカウンター(抗議行動)が共有した。法整備の成果もあり、大規模なヘイトの抑え込みに成功した」と自負する一方、10年後の今は「別の暗雲」を危ぶんでいる。それが、都知事が犠牲者に追悼文を送らない問題に象徴される、「上からの虐殺否定」(加藤さん)だ。

 虐殺への認識については、政府も「記録が見当たらない」と逃げ口上を繰り返している。加藤さんは「『虐殺に触れるなとにかく黙れという暴論だ。否定論ですらない」と切り捨てつつ、その姿勢が波及している現状を不安視する。


◆「上が黒と言うから、黒だ」という論法に警鐘

 昨年9月の高知県議会では、浜田省司知事も国と同様、「事実関係を把握できる記録が見当たらない」と言ってのけた。10月の杉並区議会では、朝鮮人虐殺を防災パネル展で紹介した区の姿勢を巡り、政府見解を盾に自民党議員が区長を批判する質問を浴びせた

     (「他者への想像力の欠如が民族差別を招く」
      と話す加藤さん=東京都内で)

 「『上が黒と言うから、黒だという論法だ」と加藤さん。「ほっておけば、朝鮮人虐殺に関わる集会に場所を貸すなとか、行政は追悼行事に関わるなとか、飛躍した暴挙につながりかねない」と警鐘を鳴らす。

 社会を覆う歴史修正の影。しかし、加藤さんは「今に始まったことではない。30年前から延々と続いてきた」と解説する。「植民地支配と侵略を謝罪した戦後50年の村山談話。その『逆流』として、慰安婦や南京虐殺といった日本の負の歴史を全否定する歴史修正主義がはびこった。こうした人々は沖縄戦の集団自決、韓国との元徴用工問題もなかったことにする。朝鮮人虐殺の否定も同じ線の上に位置付けられる」

 さらに「上からの否定がまかり通る現状に対し、「歴史修正的な価値観を身に付けてきた人が、野党も含めて、今の政治家の多くを占めている」と分析し、こう続けた。「あいまいな歴史修正を許容する空気があるのも気にかかる。成熟した市民社会なら『勝手なことを言うな』と政府に言わなければならない」


◆社会に根付いた暗い差別意識がSNSで噴き出す

 加藤さんが語るように、関東大震災は「今」に結び付いている。災害が起きるたびに「井戸に毒を…」といった外国人差別をあおるデマが注目を浴び、交流サイト(SNS)には最近、「自警団」を名乗り、クルド人を批判するアカウントも現れた標的を変えつつ、流言が起きた100年前と同じ差別意識が振りかざされている

 「社会に根付いた暗い差別意識が、SNSなどで噴き出す例は目立つ。クルド人の問題については、民族差別に当たると理解していない人が多いから『悪さをしている』などの根拠のないデマも信じてしまう」

 こうした差別にくみしないために何が必要なのか。

 加藤さんは「相手を非人間化しないこと」と説く。過去の戦争や虐殺につながる差別を考えると、「人間ではない劣った存在」と扱っている。「『不逞(ふてい)鮮人』という呼称もその一つかもしれない」と加藤さん。民族差別を乗り越えるために必要なのは、異質な人々や民族も同じ人間と想像する力だという。


◆歴代知事が送ってきた追悼文、やめた小池都知事

 「人は、家族が死んだら悲しいし、腹が減ったらつらいもの。言葉が通じなくても同じだ。人間性の本質についての常識と想像力を少しずつ、筋肉のように身に付けていかなければ」

     (虐殺された朝鮮人を悼み、日朝協会東京都連合会などによる
      実行委員会が追悼碑前で開いた式典で手を合わせる人たち
      =2023年9月1日、東京都墨田区の都立横網町公園で)

 間もなく震災から101年の9月1日を迎える。都立横網町公園(墨田区)では、恒例の朝鮮人犠牲者の追悼式典が行われるが、小池百合子都知事は、歴代知事が送ってきた追悼文を8年連続で送らない。この追悼文取りやめと歩調を合わせるように、2017年から始まったのが「日本女性の会 そよ風」と称する団体による集会だ。

 式典と同じ公園内で開かれた昨年の集会で「朝鮮帰れ」「お前らはゴミ」といった発言があった。この発言は今月、都人権尊重条例に基づき、2019年の集会に続く2回目のヘイト認定をされた。今年の集会について尋ねようとしたが、そよ風は「取材は全てお断りしています」と応じなかった。

 一方で、差別に抗し、過去から学ぼうとする取り組みも広がっている。

 JR新宿駅周辺では今月27日、虐殺の歴史を認めるよう都に求めるデモが行われる。昨年に続き、在日朝鮮・韓国人と日本人の大学生が合同で企画した。大学4年、金滉基(キムファンギ)さん(21)は「『過去のことだから』『気にしない』とあいまいにせず、建設的な対話のために事実を知る場をつくりたい」と話す。


◆「自分は殺される側の人間」と恐怖を覚えた

 歴史継承は、植民地支配や戦争が身近な世代が担ってきたが、音楽などで文化的に密接な若い世代だから「交流のハードルも低くなっている」と感じている。

     (東京都庁(後方)へ向け「ダイ・イン」で抗議する人たち
      =2023年9月1日、東京都新宿区で)

 例年9月に震災や虐殺をテーマにした展示を行ってきたという高麗博物館。今年は博物館のある東京・新宿地域で起きた虐殺を考えるミニ展示を行う。谷正人理事(69)は「100年だった去年の関心の高まりを、より強固なものにしたい。展示を続けることに意味がある」と話す。

 多数の朝鮮人が殺され埋められたとの証言が残る墨田区の荒川近くで1982年から慰霊を続ける一般社団法人「ほうせんか」の活動には、若い世代の参加も増えている。在日韓国人2世で理事の慎民子(シンミンジャ)さん(74)は「私はよく小池氏に感謝状を贈りたいと言っている。9月1日を社会に思い出させてくれたから」と皮肉を込める。追悼文を送らないのは腹立たしいが、それ以上に「許さないというパワーが動いていると感じる」からだ。

 慎さんが初めて虐殺の事実を知った時、「自分は殺される側の人間」と恐怖を覚えた。しかし今、政治家が虐殺を認めずヘイトスピーチが広がるたびに、日本人の側も恐怖を抱えている、と思う。「日本の若い子は『自分でなくても、他の日本人が殺してしまうかもしれない』と私に話した。殺してしまわないために、殺させないために、この問題を知る人を1人でも増やしたい」と語った。


◆デスクメモ

 「大震災の『第2編』が内閣府サイトから削除されてる」。2017年4月、こんな情報が旧ツイッターを駆け巡った。虐殺や犠牲者数の考察を含む政府中央防災会議の報告書。これが報道されると、内閣府は記者会見で意図的な削除を否定し、公開は再開された。今も読むことができる。(恭)


【関連記事】「よそ風」があえて朝鮮人虐殺追悼碑の前で「慰霊」集会を開く構え 政府、東京都は見て見ぬふりのナゾ
【関連記事】小池百合子知事を東大教職員83人が批判「学説への信頼を壊している」 「朝鮮人虐殺」はっきり認めるよう要請
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●政策は? 理念は? カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の政治屋どもの政争…「報道」ではなく、マスコミは「宣伝」に勤しむ始末

2024年08月31日 00時00分17秒 | Weblog

[↑ ※「サルまで怒る 自民の腐敗」(週刊金曜日 1454号、2023年12月22日・2024年01月05月合併号)]


(20240827[])
(リテラ)《裏金事件や統一教会問題で金権政治やカルトとの癒着が問われているというのに、まるで何事もなかったかのように総裁選をショーアップする。…このポスターは「金権政治にまみれた腐臭漂うジジイどもの詰め合わせ」》。政策は? 理念は? カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党の政治屋どもの政争…「報道」ではなく、マスコミは「広報」「宣伝」に勤しむ始末…。(青木理さん)《「先の大戦を振り返るというイベントすら、完全に自民党の『次は誰なのか?』という、ある種、党内争いみたいなもの一色に塗り潰された」》、《「…これ(総裁選)で表紙を変えて1カ月くらいは完全にメディアジャックをすることになれば、支持率が上がるかもしれない。そのあたりの報道の仕方、メディアも、問われてくるだろうなという気もします」と、報道のあり方にも言及。これには、膳場も「おっしゃる通りですね」と応じた》。
 保坂展人さん《10人を超える自民党総裁候補に聞きたい。「統一教会との議員の関係の再調査はしないのか」「政治倫理審査会に裏金対象議員が出席し証言するべきか」「国民との対話、野党との対話に取り組むか」…岸田首相が出来なかったことを自分なら出来ると考えるか?

   『●キシダメ首相の総裁選不出馬が《責任》? カルト協会とヅボヅボな議員や
     「利権」「裏金」「脱税」議員ら全員の議員辞職こそが《責任》をとること
   『●《首相になりたいだけの人だった》理念なきキシダメ首相…自民党とカネ、
     カルト協会とヅボヅボ、経済無策、軍拡、原発回帰、広島出身でも核拡大抑止…
   『●青木理さん「先の大戦を振り返るというイベントすら、完全に自民党の『次は
      誰なのか?』という、ある種、党内争いみたいなもの一色に塗り潰された」
   『●敗戦の日を《政治の喧騒に巻き込んだことは、岸田氏にとって終戦の日は
     それほど重要でなかったことを意味するのかもしれません》(ぎろんの森)

 《首相になりたいだけの人だった理念なきキシダメ首相、そんなキシダメ政治に「民」は無し。空っぽだった3年間。空疎、空虚な3年間。後退に後退を続け、凋落に凋落を重ねた無意味な3年間。破壊に次ぐ破壊。やったことと言えば、国葬強行と軍拡、原発回帰。災害復旧では、何もせず…。数多のアベ様案件の解決と清算は? ドアホノミクス、どうすんの? 総裁の看板を掛け代えても、何も変わらない。
 リテラの記事【自民党総裁選広告「THE MATCH」は「おじさん」どころか「腐敗ジジイの詰め合わせ」だ! 担当の平井広報本部長は親族ぐるみ税優遇】(https://lite-ra.com/2024/08/post-6342.html)。《告示は9月12日とまだまだ先であるにもかかわらず、メディアはすでに自民党総裁選の話題一色。テレビでは今月30日に立候補を表明すると見られる小泉進次郎氏や出馬表明第一号となった小林鷹之氏を取り上げては、「国民的人気が高い進次郎」「高学歴・高身長のコバホーク」などとお祭り騒ぎを繰り広げている。自民党や候補者は「派閥なき総裁選」だの「新しい自民党に生まれ変わる」だのと喧伝し、メディアもそれに同調したかのように報じているが、まったくとんでもない話だ。自民党は何も変わっていないどころか、変わる気配さえない。そのことを象徴するのが、21日に自民党が発表した「総裁選ポスター」とネット動画だ》。

 カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党という泥棒・犯罪者・反社集団にマトモな議員は居るのかね? そこから誰を総裁・首相にするのかを選ぶような地獄はもう御免だ。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党から泥棒・犯罪者・反社な国会議員を辞めさせ、塀の中に落とし、政権交代を。
 もう一度。小沢一郎氏は「表紙だけ若い人気者に変えてボロが出ないうちにさっさと選挙をやる。『自民党は変わります!』なんてやれば、統一教会も裏金も全部忘れて選挙は楽勝…という企みこんな茶番劇に何人が騙されるかという問題。刮目(かつもく)を」という、その通りだカルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維・コミに二度と投票するのを止めてくれ。選挙に行かないことで、間接的に支持するのを止めてくれ。

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https://lite-ra.com/2024/08/post-6342.html

自民党総裁選広告「THE MATCH」は「おじさん」どころか「腐敗ジジイの詰め合わせ」だ! 担当の平井広報本部長は親族ぐるみ税優遇
2024.08.24 11:00

     (自民党HPより)

 告示は9月12日とまだまだ先であるにもかかわらず、メディアはすでに自民党総裁選の話題一色。テレビでは今月30日に立候補を表明すると見られる小泉進次郎氏や出馬表明第一号となった小林鷹之氏を取り上げては、「国民的人気が高い進次郎」「高学歴・高身長のコバホーク」などとお祭り騒ぎを繰り広げている

 自民党や候補者は「派閥なき総裁選」だの「新しい自民党に生まれ変わる」だのと喧伝し、メディアもそれに同調したかのように報じているが、まったくとんでもない話だ。

 自民党は何も変わっていないどころか、変わる気配さえない。そのことを象徴するのが、21日に自民党が発表した「総裁選ポスター」とネット動画だ。

 「THE MATCH」と題されたそのポスターには、安倍晋三・元首相をセンターに小泉純一郎田中角栄麻生太郎森喜朗佐藤栄作岸信介など「歴代総裁の雄姿」(自民党HPより)を散りばめ、〈時代は「誰」を求めるのか?〉というコピーを配置。「来年、立党70年を迎えるわが党が戦後の政治をリードしてきたことを表す重厚なデザイン」に仕上げたという。

 さらにネット動画では、「守るべきものは守り、変えるべきときは躊躇しない。この国を導けるのは誰だ」などというナレーションが流れ、アクション映画の予告のようなBGMとともに歴代総裁たちの演説シーンが次々に流れるというシロモノだ。

 裏金事件や統一教会問題で金権政治やカルトとの癒着が問われているというのに、まるで何事もなかったかのように総裁選をショーアップする。パンを配ることもなく、自前のサーカスですべてを水に流そうとは自民党の姑息さにほとほと呆れるほかないだろう。

 しかも、このポスターについて「おじさんの詰め合わせって感じがするんですけど」とコメントしたトラウデン直美が「男性差別だ」などと攻撃を受けているが、過去の自民党総裁がすべて男性なのは歴然たる事実。このように女性を排除してきた自民党の歴史をわざわざポスターにして掲げることに躊躇しなかったことを考えれば、「おじさんの詰め合わせ」というのは差別どころか十分にクリティカルなコメントではないか。

 いや、「おじさんの詰め合わせ」なんて表現では生ぬるいぐらいだろう。本サイトに言わせれば、このポスターは「金権政治にまみれた腐臭漂うジジイどもの詰め合わせ」だ。

 安倍派裏金問題の黒幕とも目される森喜朗に、ロッキード事件や金脈問題に揺れた田中角栄、「黒い霧事件で政治不信を招いた佐藤栄作リクルート事件で未公開株を受け取っていた中曽根康弘竹下登宮澤喜一小渕恵三日歯連ヤミ献金事件橋本龍太郎と、政界汚職の実態が明らかになっても責任逃れに終始した小泉純一郎。そして、河井克行案里夫妻の大規模選挙買収事件への関与がいまも根強く囁かれる安倍晋三と菅義偉……

 今回の総裁選は、裏金事件に対して自民党がどのような態度を取るのかを世間に示すものであるはずだ。にもかかわらず、金で政治を動かし、金で票を買い、さらには疑惑に蓋をしてきた歴代の総裁たちを総裁選の“顔”に選び、広報に使う──。ようするに、この期に及んでも自民党は「金権腐敗政治に対する反省などまったくない、ということを誇示しているのだ。


裏金問題の反省ゼロ!「自民党と金」 “刷新”する気なく“刷新感”演出でごまかしなかったことに

 そのうえ、さらに呆れたのは、この総裁選ポスターの発表会見をおこなったのが、自民党の広報本部長を務める平井卓也・元デジタル大臣だったことだ。

 平井氏はポスターの発表会見で、党で開発したAIを活用したことなどを得意満面で語っていたが、平井氏といえば、今年6月に自身が代表を務める党支部へ2020年に個人名義で1000万円を寄付し、所得税が減額される優遇措置を受けたことが発覚。平井氏はその事実を認めたものの、「おそらく同じことをしている議員はたくさんいる」などと開き直ったような態度を取っていた。

 だが、今月17日には、平井氏のみならず平井氏の妻と母親、長女の親族3人が2020年から2021年に計4000万円を平井氏が代表を務める党支部に寄付し、所得税の一部を控除される税優遇を受けた疑いがあることを毎日新聞がスクープ。ちなみに、平井氏の実家は地元・香川で大きなシェアを誇る四国新聞などメディア企業を経営する「華麗なる一族」と呼ばれており、母親は四国新聞社の社主だと言われている。

 親族の税控除疑惑について平井氏は「税理士からは何も問題はないと聞いています」と回答しているが、法の抜け穴を悪用して家族ぐるみで税優遇を受けていたとなれば、政治家としての倫理観が欠如していると言わざるを得ない。

 そして、裏金事件と同様に政治家の税優遇問題も批判されてきたというのに、その批判を受けての総裁選ポスターを発表する会見を、親族の税優遇疑惑までもが報じられたばかりの平井氏が平然と取り仕切るとは……。恥も外聞もないとは、まさにこのことだろう。

 しかも、ほとんどのメディアが、この自民党の宣伝でしかない総裁選ポスター発表会見の内容を無批判に垂れ流す始末。さらに、会見に税優遇問題を抱えた平井氏が登場したことの問題を指摘しないばかりか、平井氏の親族の税優遇疑惑をスクープした毎日新聞を後追いするメディアも皆無の状態だ。

 裏金事件など「自民党とカネ」の問題を終わったことにしようと必死の自民党と、お祭り騒ぎに便乗し、批判をなおざりにするメディア。この異常な状況のなか、『news23』(TBS)では時事芸人のプチ鹿島がこんな重要な指摘をしていた。

「忘れてはいけないのは、この11人のまさに裏には、80人近くの裏金議員が、息を潜めて総裁選に期待しているということ。顔が替われば自分たちは何の説明もせずに刷新できる

「僕が気になるのは『刷新』という言葉で、『刷新』ではない。みんな『刷新感が必要』と言っている」

 刷新ではなく「刷新」。「やってる」と同じく、「刷新されたようなイメージさえ刷り込めればいいと考えているのではないか、というわけだ。

 自民党とカネの問題に切り込もうとしない総裁選に、何の期待もできるはずもない。メディアは今後も1カ月以上も騒ぎつづけることになりそうだが、「刷新」という自民党の詐術を批判していくしかないだろう。

(編集部)

最終更新:2024.08.24 11:01
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●謝ることさえ出来ない…《所有者である琉球人側に最終的な意思決定を委ねず、謝罪もしない手法は、国が決めたアイヌ民族の遺骨返還の方針に重なる》

2024年08月23日 00時00分44秒 | Weblog

サケ漁をするアイヌ民族の畠山敏さん… (東京新聞2019年9月2日)↑】


(2024年07月10日[水])
アイヌの人々と同じ…アイヌ民族の遺骨の盗掘、墓荒らし…倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し。構図は全く同じだ。
 (こちら特報部)《昨年7月、世界最大の米国人類学会の遺骨に関する委員会が日本を訪れ、琉球人やアイヌ民族への聞き取りを実施。同会は「日本の人類学者は非常に低い倫理規範で研究してきたのではないかと批判した。松島氏は言う。「謝罪もなく形だけ返還する姿勢は、植民地主義史観から脱却できていないことを意味する世界の笑いもの」》。《非常に低い倫理規範》《植民地主義史観》…研究者として恥ずかしくないのか?

   『●《アイヌ民族…サケの捕獲は認められた先住権…
      儀式用のサケ十数匹を捕獲…サケ漁をするかどうかは自己決定権だ》

    《畠山敏さん(77)が、サケの捕獲は認められた先住権だとして、
     道の許可を得ずに儀式用のサケ十数匹を捕獲した。道職員が制止する
     場面もあったが、畠山さんは「サケ漁をするかどうかは自己決定権だ」
     として決行した。》

   『●【<金口木舌>サケ漁は自己決定権】…《アイヌ民族は
     先住民族と認められたが、権利回復の闘いは沖縄同様、道半ば》

    《▼アイヌ民族は先住民族と認められたが、権利回復の闘いは
     沖縄同様、道半ばだ
。「アイヌモシリ(北海道)に土足で
     上がり込んできた和人には左右されない
」と訴える畠山さんの
     言葉は重くて深い》

   『●《「アイヌの伝統」…捨て身ともいえる畠山さんの行動が
      先住民族とは何かを問いかける》…そして、「言葉」を殺すな!
   『●「国が象徴空間に集約することに我慢がならない。
           先祖の遺骨をコタンに返してほしい」
   『●琉球遺骨返還請求訴訟《旧京都帝国大…の人類学者が今帰仁村の
     百按司墓から持ち出した遺骨を京大が占有》は違法…京都地裁が請求を棄却
   『●琉球遺骨返還請求訴訟《沖縄アイデンティティーのよりどころである
     遺骨を本来あるべき場所に-という原告の訴えが…入り口論》で棄却
   『●《柔らかな響きと独特の語感が特徴のアイヌ語は、消滅の危機にある
      とされています》…萱野茂さんは「言葉は民族の証」と訴えてきた
   『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
      の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(1/2)
   『●【<金口木舌>差別を乗り越える】…《アイヌ民族…差別を乗り越え固有
      の歴史、文化を守るすべを模索する状況は沖縄にも通じている》(2/2)
   『●東京新聞【アイヌ実名中傷動画を拡散 自民・杉田水脈氏、民族差別
     助長】《差別的言動を繰り返す…さらなるレイシズム助長》する醜悪さ
   『●東京新聞木原育子記者【こちら特報部/「盗ったものは謝って返して」
     アイヌ民族が求める遺骨返還 「慰霊施設」に集めて移管じゃ浮かばれない】
   『●アイヌの人々は何を求めているか? アイヌ民族の遺骨の盗掘、墓荒らし
       …倫理観無き情けない研究者・学会、《過去の盗掘の「謝罪」》無し

 「アイヌ問題」を報じ続けている木原育子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「盗んだものは謝って返す、なぜできない」琉球人の遺骨や厨子甕、返還手続きに透ける学者の低い倫理観】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/338159)によると、《琉球人の祖先祭祀(さいし)にとって重要な沖縄伝統の骨つぼ「厨子甕(ずしがめ)」を所蔵する国立民族学博物館(民博、大阪府)が、本来あるべき場所に戻すための手続きに入った。返還先の募集を始めるなど一歩前進したが、墓から奪い取ったことへの謝罪はなく誰に返すかの決定権は琉球人側にない。アイヌ民族への対応を含め、今なお影を落とす植民地主義史観について改めて考えた。(木原育子)》。

   『●琉球遺骨返還請求訴訟《旧京都帝国大…の人類学者が今帰仁村の
     百按司墓から持ち出した遺骨を京大が占有》は違法…京都地裁が請求を棄却
   『●琉球遺骨返還請求訴訟《沖縄アイデンティティーのよりどころである
     遺骨を本来あるべき場所に-という原告の訴えが…入り口論》で棄却
   『●《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」…判決では琉球民族を先住民族
        と認め…「遺骨は、ふるさとで静かに眠る権利があると信じる」》
    「《沖縄アイデンティティーのよりどころである遺骨を本来あるべき場所に
     という原告の訴えはまたしても棄却された。あの大阪高裁か…。
     《「棄却ですが付言がどうも画期的で…」》…でも、
     沖縄と最「低」裁の関係を考えてみれば、上告しても結果は…。」

 《明治以降、差別の上遺骨と文化を奪われてきたアイヌ民族…琉球処分によって失われた琉球の魂は戦争によって粉々にされ土地は軍用地となり今また辺野古を遺骨で埋められようとしている》…司法が、沖縄差別を助長していないか? そして、我国の最高学府、これでいいのか? その直系の研究室・学科の研究人は何も感じないのかね? 《学術的価値があっても、地域や関係者の同意なしに盗掘同然に入手したものの保有を正当化できるのだろうか》? 《大量の古人骨を「清野コレクション」などとして誇っている京都大は、学問の府として誠実に対応すべきだ》。
 再度の引用。 (2023年10月2日) 安藤恭子記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/「先住民の遺骨はふるさとに」 沖縄県民側の求めを退けた高裁判決が付言で示した、全く別の意味とは】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/280993?rct=tokuhou)。《琉球王家の子孫という沖縄県民らが、昭和初期に旧京都帝国大(京都大)の研究者によって同県の墓から研究目的で持ち去られた遺骨の返還を求めた訴訟の控訴審判決が、大阪高裁(大島真一裁判長)であった。判決は請求を退けた一審京都地裁を支持し、原告側の控訴を棄却する一方、付言として「持ち出された先住民の遺骨は、ふるさとに帰すべきだ」と断じた。請求を退けながら、付言では返還を強く促した意味とは。(安藤恭子)》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/338159

こちら特報部
「盗んだものは謝って返す、なぜできない」琉球人の遺骨や厨子甕、返還手続きに透ける学者の低い倫理観
2024年7月6日 12時00分

 琉球人の祖先祭祀(さいし)にとって重要な沖縄伝統の骨つぼ「厨子甕(ずしがめ)」を所蔵する国立民族学博物館(民博、大阪府)が、本来あるべき場所に戻すための手続きに入った。返還先の募集を始めるなど一歩前進したが、墓から奪い取ったことへの謝罪はなく誰に返すかの決定権は琉球人側にない。アイヌ民族への対応を含め、今なお影を落とす植民地主義史観について改めて考えた。(木原育子


◆「盗掘品は元の場所に戻すのが世界の潮流」

 「琉球人は遺骨や厨子甕を大切にしてきた。研究者が墓を荒らし、墓から引き離した暴挙は許されない。まずは謝罪があって然るべきだ」。龍谷大の松島泰勝教授(琉球先住民族論)が語気を強めた。松島氏は世界に散逸した琉球人の遺骨や副葬品の返還運動をしており、京都大で保管中の遺骨26体の返還を求めた訴訟の原告団長でもある。

     (龍谷大の松島泰勝教授)

 昨年4月、松島氏が日本文化人類学会のシンポジウムで、人類学者らによる琉球人の遺骨や副葬品の盗掘について話したところ、講演後、民博の職員が厨子甕などを保管していると告白。15点ほどの所蔵が表面化した。

 同7月には、松島氏が民博の収蔵庫に入り、「ウートゥウートゥした(祈りをささげた)」。「あまりに低い倫理観に怒りが込み上げたが、返還運動は脱植民地化の実践につながる世界の大きな潮流で、盗掘品は元の場所に戻されなければならない」と憤る松島氏。同8月、松島氏が共同代表を務め、遺骨の返還運動をする市民団体「ニライ・カナイぬ会」名で民博に返還の要請文を出した。


◆正当な祭祀承継者か、判断するのは博物館側

 これを受け民博が今年5月、返還プロセスを公表。ただ「正当な権利を有する祭祀承継者であることを確認できる書類の提出」が必要で、民博が正当か否かを判断する仕組みだった。

     (国立民族学博物館の収蔵庫にあった厨子甕など
      =松島泰勝教授提供)

 「ニライ・カナイぬ会」共同代表の仲村涼子氏は「関係性を証明できる家譜などの書類は沖縄戦で焼けて失われた場合もある。正当な子孫や祭祀継承者かどうかをジャッジするのがヤマトンチュ側というのは解せない」としつつ、「ただ、返還訴訟で遺骨返還を突っぱねた京都大の姿勢よりはまだいい。博物館側が真摯(しんし)に対応する機会になる」と指摘する。

 民博は「こちら特報部」の取材に「祭祀承継者であるかどうかを判断するのは祭祀承継者とその関係者の方々で、本館はその正当性の確認を行うことになる」と批判をかわしつつ、「(文書消失の場合は)口承による伝承を重要な資料として調査対象にする」とコメントした。

 本来の所有者である琉球人側に最終的な意思決定を委ねず謝罪もしない手法は、国が決めたアイヌ民族の遺骨返還の方針に重なる。アイヌ民族の遺骨返還運動に取り組む木村二三夫氏(75)=北海道平取町=は「盗んだものは謝って返す。実にシンプルなことがなぜできないのか。アイヌ民族や琉球人の問題ではなく、和人やヤマトンチュこそ問題にしなければならない話だ」と訴える。


◆植民地主義史観から脱却できていない

     (国立民族学博物館の収蔵庫にあった丸い骨つぼや
      四角い厨子甕(奥)=松島泰勝教授提供)

 民博の「標本資料目録データベース」で検索すると「厨子甕」が11件、「骨つぼ」が3件出てくる。「民族」分類項目はいずれも「琉球」ではなく「日本」と記載されていた点も、松島氏らは問題視する。民博は「データベース更新作業と合わせ、年度内の更新を予定」と説明するが、この点でも謝罪はない

 昨年7月、世界最大の米国人類学会の遺骨に関する委員会が日本を訪れ、琉球人やアイヌ民族への聞き取りを実施。同会は「日本の人類学者は非常に低い倫理規範で研究してきたのではないかと批判した

 松島氏は言う。「謝罪もなく形だけ返還する姿勢は、植民地主義史観から脱却できていないことを意味する世界の笑いものだ


【関連記事】「先住民の遺骨はふるさとに」 沖縄県民側の求めを退けた高裁判決が付言で示した、全く別の意味とは
【関連記事】アイヌ民族の遺骨の無断利用を禁止 研究倫理ガイドライン案を公表 過去の盗掘の「謝罪」盛り込まず
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●[続き] カネがない? 軍事費倍増を止めよ! 《突きつけられているのは、食料、種、肥料、飼料などを海外に過度に依存していては国民の命を守れない…現実》

2024年08月16日 00時00分01秒 | Weblog

[↑ ※「サルまで怒る 自民の腐敗」(週刊金曜日 1454号、2023年12月22日・2024年01月05月合併号)]


(2024年08月11日[日])
… ブログ本編はコチラ

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https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/31383

「世界で最初に飢えるのは日本――食の安全保障をどう守るか」 東京大学大学院農学生命科学研究科特任教授・鈴木宣弘氏が下関市で講演
2024年8月7日

………


「輸入品が安い」は本当か 安さには必ずワケがある

 これまで話してきたように、日本の農業が苦しくなったのは輸入に押されてきたからだ。関税を下げて安い輸入品を受け入れ、それに消費者が飛びつくから国産が売れなくなって自給率が下がった。今では関税を引き上げて輸入を減らすことは実質的にできない。
 それでもやれることはある。食生活を変えればいい。安いものには必ず訳がある。輸入品が安いのはリスクがある成分が入っているからだ。それを食べて病気になれば治療費がかかるわけで、実はこれほど高いものはない。だからこそ地元のものを買って支える。そして自分も一緒に作るくらいのことをすれば流れを変えられる。
 自分にとって何が安全なものかを選ぶためにも正しい情報の共有が必要だ。しかし現在、それを選べないようにする流れがある。
 たとえば原材料で「遺伝子組み換えでない」という表示が昨年4月から消えた。こういう表示をして、ごく微量でも輸入大豆の混入が見つかったらその業者が摘発されることになったから業者は怖くて表示できない。日本では輸入大豆が全体の94%を占めているのだから、流通過程で微量の混入は避けられないのだ。これを要求したのも米国側だ。私が農水省にいたTPP交渉時から「日本で“遺伝子組み換えでない”の表示をされると消費者が、安全な遺伝子組み換えに不安を持つ。誤認表示だからやめろ」といわれていた。これは陰謀論ではなく陰謀そのものだ。
 また日本でも流通している除草剤「ラウンドアップ」は、主成分グリホサートの発がん性が世界的に問題になり、世界で基準が厳しくなった。世界で基準が厳しくなると日本では緩められるグリホサートの残留基準値を極端に緩和し、従来よりも小麦は6倍、そばは150倍にした。これを開発した種子農薬企業のモンサントは製薬大手のバイエルと合併しているので「これで日本人の病気が増えれば治療薬でもうかる。一度で二度おいしい新しいビジネスモデル」といったという噂もある。本当ならいい加減にしろということだ。
 日本ではグリホサート系除草剤を雑草にかけるが、米国では小麦やトウモロコシに直接散布するから次元が違う。それを世界で一番輸入して、食べているのが日本人の悲劇だ。米国では大豆、トウモロコシはグリホサートをかけても枯れないように遺伝子組み換えをしている。小麦は遺伝子組み換えにしていないが、収穫期に乾燥させるためにかけるからそれが残留しているのだ。日本のメディアが米国穀物協会の幹部にインタビューをして「なぜ小麦を遺伝子組み換えにしないのか?」と問うと「決まってるだろ。小麦は人間(米国人)の主食だ。大豆、トウモロコシは家畜のエサだ」とのべた。それを食べている日本人は家畜相当なのかということだ。
 またゲノム編集技術についても、予期せぬ遺伝子損傷が世界の学会誌に報告されているのに、「遺伝子を切りとるだけ(組み換えていない)だから」という妙な理由で審査も表示もするなと日本だけ率先して野放しにした。さすがに販売業者も心配するので、「やはり子どもからだ」ということでGABA含有量を高めたゲノム編集トマトの苗を全国の小学校に無償配布した。これを子どもを実験台にした新しいビジネスモデルであるかのように国際会議で発表している。100歩譲ってもゲノム食品を食べ続けて何が起こるのか誰もわからない。それを子ども(学校給食)から広めて、結局利益は特許を持つ米国のグローバル種子農薬企業に入るという構図になっている。
 ゲノム編集を動物に実用化したのは日本が最初であり、すでに肉厚真鯛とかが一部の寿司屋にも流通し始めたことは海外では有名な話だ。日本ではあまり知られていないが、米国の消費者団体は「世界で最初のゲノム寿司」「日本の寿司は食えない」というポスターまで作っている。
 米穀物メジャーが主導する占領政策が、今も形を変えておこなわれていると考えてもおかしくない。私たちは総力を挙げて子どもたちを守らなければいけない。ここから逆に示唆されるのは、米国の思惑から子どもたちを守り国民の未来を守る鍵は「学校給食」にあるということであり、地元の安全・安心な農産物を学校給食を通じてしっかり提供する活動を強化することが必要だということだ。こういう活動が女性陣を中心に全国で広がりつつある。
 よく例に出るのが千葉県いすみ市。市長が化学肥料や農薬を原則使わない有機米を1俵2万4000円で買いとると宣言し、農家の有機米生産を奨励。いざやってみると最初は草が生えてきてどうにもならなかったが、有機農業の技術を持った方に研修に来てもらって軌道に乗り、4年くらいで市内の学校給食がすべて有機米になった。野菜もかなり有機になっている。それに触発された京都の亀岡市の市長さんは、私の話が終わった後、「いすみ市が2万4000円なら亀岡市はその倍(4万8000円)で買いとる」と宣言し、会場から拍手喝采を受けた。
 まず一番身近な地元で給食という出口(需要)をしっかり作り、高い価格で買いとり、なによりも子どもたちの健康を守る。それはみんなを幸せにする地域循環の仕組みをつくるうえでも大きな鍵になる。いすみ市は現在、「子どもが元気になる」ということで「移住したい田舎」の首都圏1位だ。
 東京でも世田谷区(90万人)が有機給食に動き始めた。世田谷区内での田畑では全然足りないが、全国から有機米を買いとる。都市部の自治体が頑張っている生産地の農家と連携していくという地域間の循環も生まれている。国がやらなくても、これは非常に大きなうねりになる。兵庫県明石市では、財政難のときに前市長が「守るべきは命、子ども、食料だ」ということで給食無償化をはじめ子ども予算を2倍に増やした。当初は嘲笑されたが、子どもが元気になり、出生率も上がり、人口は増加。経済活性化で税収も増えて財政赤字を解消した。これは非常に大きな教訓だ。
 今、財務省はOBを含めて誰に聞いてもやるべきことは二つしかないという。増税と支出削減だ。こんなことをやれば悪くなるだけだ。経済の好循環を生むには守るべきものを守る仕組みを作り、みんなが元気になる流れを作ることだ。その意味でも給食を核にした地域循環の仕組みは大きな重要性を持つ。


協同組合の役割が重要 相互扶助の仕組強化を

 農水省もいまや「財務省経済産業部農業課」と揶揄されるような現状にある。農家の共販を実質できなくさせる畜安法改定について、農水省の当時の担当局長と課長が「それだけはやめてくれ」と官邸に直談判にいくと異動(左遷)となった。農漁業を潰すと宣言する者が次官にとり立てられ、守ろうとする者は過去のセクハラ・スキャンダルをメディアにリークされて社会的に抹殺される。官邸の意に反するものは「人事とカネとスキャンダルと恫喝」で抑えつけることが常套手段になっている
 産地と小売の取引交渉力を推定してみると、コメをはじめ飲用乳、野菜に至るまですべての農産物が小売業者に買いたたかれている。仲卸業者の話では「農産物をいくらで買うかは、まずスーパーが店頭でいくらで売るかで決まり、そこから逆算して出すので生産コストは初めから考慮されていない」という。生産者が長続きしないようなビジネスがあっていいわけがない。生産者が存続できるような価格を支え、消費者が良質なものを適正価格で買えるような相互扶助の仕組みがいかに重要かだ。
 そこで重要なのが共同体、協同組合の役割だ。個々バラバラでなく共同購入、共同販売をする。私の計算では、農協の共販の力でコメの販売額は1俵3000円上乗せできている。共同体、協同組合が踏ん張ることがいかに重要かということがわかる。
 最近「民間活力の最大限の活用」とよくいわれるが、その一方で、日本の地域を食い物にするごくわずかな企業人たちがいる。「MTNコンビ」といわれる3人は、オリックスに集結して農・林・水(水道も含む)の分野で自分たちがもうかる仕組みを作った。兵庫県養父市の農地を企業が買収できるようにするために国家戦略特区で規制撤廃させ、昨年それを全国に広げる方向性が決まった。だがその直前、同社はそこまでして手に入れた養父市での農業事業を転売した。農業を頑張るのではなく、利益を上げるために使うことが目的なのだ。
 その証拠に、「農地の番人」である農業委員会が任命制になったのをいいことに、この企業人らは旨みがある農地を持つ地域の農業委員会に自身が任命されるように物色しているといわれる。優良な農地を取得して転用申請し、それを自分で承認してもうけていくという筋書きだ
 また、国の山を企業が盗伐しても植林義務がなく、それを税金で国が尻拭い(植林)をするという森林二法も、内閣法制局は「憲法違反だ」といったが結局通ってしまった。漁業権についても、千葉県銚子沖でオリックスが洋上風力発電に着手し、そこで漁業権が邪魔になるからといって国がひっぱがし、それをオリックスに付け替えられるようにしてくれという話が浮上した。「そんなバカな」という話だが、それが可能になる漁業法の改定もおこなわれた。宮城県の水道民営化事業で上前だけピンハネする企業グループにもこのMTNの3人は入っている。
 このような「今だけ、金だけ、自分だけ」の人々とは真反対に「売り手よし、買い手よし、世間よし」の「三方よし」で地域を守ろうとしている人たちの力で、こういうものを排除していかなければいけない。


食の安全に関わる情報は隠蔽 輸入検査ザルの日本

 日本ではメディアも食の安全にかかわる情報共有をやらない特徴がある。海外では店頭に価格差がある同じ種類の商品を並べたとき、それぞれのリスク情報も提示したうえで消費者に選択させる。日本はその情報を一切出さない。だから、私たちは自分たちで共有して広めるしかない。
 かつて米国産レモンに日本では禁止されている農薬(防カビ剤イマザリル等)が大量にかかっていることがわかって日本が海に捨てた。それが米国の逆鱗に触れて「自動車輸入を止めるぞ」と脅されため、「禁止農薬でも輸送時にかけたものは食品添加物に変える」というウルトラCの分類変更で散布を認めた。今度はパッケージに食品添加物が表示されること自体が「不当な米国差別だ」と主張して消そうとしている
 また、肉牛を太らせるために投与するエストロゲン(ホルモン剤)は、乳がん増殖との因果関係が認められ、日本では牛や豚には使えない。だが米国では使用しているので日本では輸入肉の検査はザルにしてある。EUでは米国産牛肉を禁輸しており、豪州産はホルモン・フリー(不使用)のみ認めている。ところが同じ豪州産でも輸入肉検査がザルの日本向けにはしっかり投与している。最近では米国内の消費者も発がん性への懸念からホルモン・フリーを求めるようになったため、危ないものは日本へ向かう流れになっている。
 ところが日本では、日米貿易協定で米国産牛肉の関税が半分になったら、協定発効の最初の1カ月で米国産牛肉の消費量が1・5倍に増えた。みんなが安いといって飛びついているからだ。産婦人科の学会誌でも、米国産牛肉から600倍のエストロゲンが検出されていることと、日本国内でホルモン依存性がんが年々増加していることとの関連が指摘されている。食生活を見直さなければ手遅れになるということを広めていただきたい。子どもたちを守り、日本の生産者を元気にする仕組みを作ることは「量の安全保障」だけでなく「質の安全保障」を担保するうえでも重要なのだ。
 しかも今すでに日米の農産物価格を比較すると日本産の方がはるかに安い【⑥参照】。牛肉も日本が安く、キャベツは4分の1、トマトも半分だ。「国産なんて買えない」といっている場合ではない。もっと高く買っても日本の方が安くなっている。
 今こそ身近なものに目を向けるときが来ている。「オレンジが足りない」「牛肉が品不足で高い」と騒ぐような状態になった理由を考えれば、日米牛肉・オレンジ自由化交渉で米国の要求に応えて自由化したおかげで日本では多くのミカン農家が潰れ、牛肉も自給率は3割に落ち込んだ。身近なものをないがしろにして安い輸入品に飛びついた結果、それらが入らなければ大騒ぎになる状態になったのだ。
 牛や豚の飼料に混ぜる成長促進剤「ラクトパミン」も、人間に中毒症状を起こすとしてEUだけでなく、中国もロシアも禁輸したが、米国では使用を続けている。米国の消費者が拒否したものも日本に向かう流れが強まっている。このように表示が無効化されている。遺伝子組み換え、ゲノム編集、無添加の表示もできなくさせ、「わからなくして食べさせてしまえという流れだ
 食パンのグリホサートの残留濃度を調べると、国産小麦を使用したパンからは検出されなかった。何が安全かはこれを見ても一目瞭然だ。グリホサートの動物への影響について調べるネズミを使った実験では、微量のグリホサートを直接与えた親や子どもには変化はなかったが、孫、ひ孫のネズミは異常行動を始めた。世代をこえて蓄積される神経毒性が非常に強いことがわかってきた。短絡的なことはいえないが、食生活を見直すことが必要になっている。


農村地域崩壊の危機に 農家追い出す企み

 他方で、「日本産だから安全」といえるのかという現実もある。EUの消費者たちが政府の安全基準が信用できないからと厳格な農薬基準を求め、EUへの輸出国もそれに呼応して農薬基準を厳しくしている。そこで日本の農薬基準がもっとも緩いことがわかってきた。禁止農薬も一番少ない。だからEUなどで使えない危ない農薬の在庫が日本に向けて輸出されている。
 世界では減化学肥料・農薬、有機農業が大きな流れになり、生産側では中国がEU向け有機農産物の輸出で世界1位(日本は52位)だ。このままでは日本は世界でとり残されるという焦りから出てきたのが「みどりの食料システム戦略」で、現在0・6%しかない有機農業のシェアを増やすため、国は2050年までに稲作を主体にした有機栽培面積を50倍の100万㌶にまで広げるという。私が農水省にいたころには有機農業は「奇人変人」「異端児」がやるものと見なされていたことから考えると隔世の感がある。
 しかし、これをスマート農業、デジタル農業推進の契機にしようとしている懸念がある。農家を楽にするためではない。米国のIT大手などが考えていることは、農地から農家を追い出し、無人牧場や無人農場をドローンやセンサーで管理・制御するデジタル農業であり、種から消費までのもうけを最大化するビジネスモデルの構築だ。これは農畜産業を地球温暖化の主犯にし、代替食料として人工肉、培養肉、昆虫食を拡大する方向性と繋がる。こんなことを日本で推進すれば、一部の企業にとってもうけが生まれても、食の安全性もさらにおろそかになり、自給率も下がり、なにより農業・農村地域そのものが崩壊していく


命を守る為に農業守る 「食料安保推進法」を

     (耕作放棄地を利用した野菜作り(下関市福江))

 このように考えていくと、私たちが思っている以上に今の状況は危ない。ではどうするか? 国が動かないなら私たちの力でやっていくしかない。地元で頑張っている生産者、本物がわかる消費者が「本物」でつながり、関連産業や組織、地元自治体の政治行政がそれを支える、強い農業のネットワークを確立していく必要がある。
 今、種を握って支配する巨大な力も動くなかで、みなさんの地元でとれた種を守り、生産したものをまず地元で循環させる仕組みをつくる。その鍵になるのは学校給食の公共調達だ。さらに公共施設、福祉施設の食事も地元産を使っていくようにすれば需要は広がる。産直的な流通や直売所も含めて、地域の種から作るローカル自給圏を強化し、これをベースにして支え合うことだ。
 コロナ禍と食料ひっ迫を背景に全国で家庭菜園が増え、2020年には350万人が家庭菜園を耕しているとの報道もある。消費者と生産者の垣根をなくし、消費者も耕作放棄地を使って家族ぐるみで種まき、草取り、収穫までやる。和歌山県では母親グループが立ち上がって農家の協力のもとに無農薬小麦を生産し、輸入小麦と置き換えて給食パンに使えるようにとりくんでいる。みなさんがリーダーシップを発揮して実践し、政治行政が仕組み作りをやれば、流れは変えられる。
 まずは農家を救う必要があるが、赤字が膨らむ農家に必要な支払額と、所得が減る消費者が払える額にギャップがあるのなら、それを埋めるのが政策の役割だ。農家が持続するためにはコメでは1俵3000円、牛乳では1㌔10円足りない。全国でこれを補填するために必要な予算は、コメは3500億円、酪農では750億円だ。財務省は「ばかたれ。やりたければ農水予算から土地改良事業を切るなどして捻出してからやれ」といって終わりだが、ばかたれはどっちなのか43兆円でミサイル等を爆買いする金があるのなら、なぜこれが出せないのか武器は破壊するものだが、食料は国民の命を守るものであり、そのために必要なのは農業・農村を守ることだ
 そこで私が提唱しているのが超党派の議員立法「食料安全保障推進法(仮称)」だ。不測の事態に国民に必要な食料を国内生産で供給できるようにするために、省庁の枠をこえた特別会計で数兆円規模の食料安全保障予算を組み、その大枠のなかから農家を守るための予算を支出する仕組みだ。超党派で始まっているこのとりくみについても後押ししていただきたい。
 私の試算では、現在の農水予算2兆円に3兆円ほど足し、いくつかの政策を組めば、農業を復活させて持続させることができる。農水予算はかつて実質5兆円をこえていたのだから元に戻すだけだ。それで農業・農村を守れるのなら、なぜこれをやらないのかという声をみんなで上げていただきたい。
 食料問題はますます深刻化しているが、山口県、そしてみなさんの地域の農家が頑張ってくれていることが希望の光であり、未来をつくるという確信は間違いなく高まっている。「世界一過保護」と誤解され、本当は世界で一番不利な競争に晒されているのが日本の農家だ。それでも世界10位の農業生産高を達成しているのだから、まさに「精鋭」だその底力を今こそ発揮し、消費者も含めて地域みんなで一緒に作り、食べるネットワークを強化することで、子どもたちの未来を明るいものにしていきたい
 いざというときに国民の命を守ることを国防と定義するならば、農業・農村、食料を守ることが一番の国防だ。その思いでさらに一緒に頑張ろう。正義は勝つ、こともある。


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鈴木宣弘(すずき・のぶひろ) 1958年三重県生まれ。東京大学農学部卒業。農学博士。農林水産省、九州大学教授を経て、2006年より東京大学大学院農学生命科学研究科教授(現在特任教授)。専門は農業経済学。日韓、日チリ、日モンゴル、日中韓、日コロンビアFTA産官学共同研究会委員などを歴任。『岩盤規制の大義』(農文協)、『悪夢の食卓 TPP批准・農協解体がもたらす未来』(KADOKAWA)、『亡国の漁業権開放 資源・地域・国境の崩壊』(筑波書房ブックレット・暮らしのなかの食と農)、『農業消滅』(平凡社新書)、『世界で最初に飢えるのは日本』(講談社α新書)など著書多数。
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●広島選出のキシダメ首相の政府が「拡大核抑止」「核拡大抑止」を言う始末…《「拡大抑止」を強化する方向に舵》《核廃絶から遠のくばかり》

2024年08月08日 00時00分24秒 | Weblog

[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)]


(20240806[])
広島選出のキシダメ首相の政府が「拡大核抑止」「核拡大抑止」を言う始末…愚かな国になり果てて。

   『●《政治家の仕事とは1日でも早く戦争を終わらせること…被爆国の
     我が国は猛然と抗議し、国際社会をリードすべきなのにもかかわらず…》

 「拡大抑止」…何事かと思えば、《「核の傘」を含む米国の戦力で日本への攻撃を思いとどまらせる》ことが「拡大抑止」らしい。つまり、「拡大核抑止」「核拡大抑止」。「核シェアリング」、軍事費倍増軍事要塞化敵基地攻撃能殺傷兵器輸出…「抑止」どころか他国に喧嘩を売っているとしか思えないのだけれども。《川崎哲(あきら)さんは「日米で『核使用の選択もあるぞ』との発信を強化することで、北朝鮮など周辺国に核保有を正当化させる口実を与え、核軍縮と逆行する恐れがある」と指摘。「首相が『核なき世界』を主導するというのであれば、アジア諸国との外交を強化し、紛争の種を減らすべきだ」と訴えた》(東京新聞)。キシダメ首相や、カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党・下駄の雪党・お維・コミ党によって、《被爆国の我が国》が「核なき世界」どころか、「核兵器なき世界」も目指さない国に。

   『●「我々はいまだに核軍縮の取り組みを行っていない国々に対し、全廃という
       最終的な目標に向けて核兵器を削減するよう求めていく」…誰の言葉?
   『●オバマ氏の広島訪問さえも単なる選挙対策…
       …自民党は「口だけ」、選挙で同じ過ちを繰り返してはいけない
    「「核なき世界」どころか、「核兵器のない世界」ですらアベ様の
     「息吐く様に嘘つく」、アベ様のウソ吐きだったようです」

   『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
      見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」
    「「核兵器なき世界」さへ目指さないアベ様の言う「核なき世界」が
     如何にいい加減かが分かろうというもの…
     「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は
     小型であればですね」というアベ様の思想は何も変わっていない
     のでは?」

   『●(マハティール首相)「日本は核兵器が使われた際の
     悲惨さを知っている」はずなのに、アベ様ときたら核兵器保有論者
   『●《悲願の「核なき世界」へと…被爆者たちが心血を注いだ核兵器禁止
     条約の発効から一年余》…《火事場ドロボー》どもがウヨウヨなニッポン
   『●琉球新報《核兵器禁止条約の第1回締約国会議…オブザーバー参加を
     見送った日本政府の不在が際立った会議だった…不参加は歴史的過ち》
   『●広島サミット…サーロー節子さん「自国の核兵器は肯定し、対立する国の
     核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判
    「「核なき世界」どころか「核兵器なき世界」さえも目指さない
     哀しい国ニッポン…《核保有・核依存を肯定》。カルトと
     ヅボヅボな自民党などには核兵器保有論者までいる始末。
     「核シェアリング」!?、アホかっ。」

   『●台湾での《「戦う覚悟」発言》…《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」
         はキシダメ首相と《打ち合わせた“政府の代弁”》だったとは…
    「そんなにアベ様を大好きなのかね、キシダメ首相? 広島選出の首相、
     《「被爆地選出の初の首相」》として、恥ずかしくないものかね。」
    「リテラの記事【原爆を「試練」扱いして非難殺到 岸田首相の
     「長崎原爆の日」メッセージは3年前の安倍元首相のほぼ
     「完コピ」だった!】《言わずもがな、この国は無謀な侵略戦争に
     突き進み、降伏をためらったがために原爆は投下された。つまり、
     権力者の判断によって避けられたはずの悲劇だった。にもかかわらず、
     原爆投下について「試練」などという言葉を用いることは、
     国の責任を矮小化し、被害者に押し付けるようなものだ。だいたい、
     いまも被害に苦しんでいる被爆者や被爆2世、3世が存在し、
     とりわけ長崎には国から被爆者だと認められていない被害者も
     数多くいるのだ。それを「乗り越えられない試練はない」など
     というマンガやドラマに出てくるような軽々しいフレーズを
     口にするとは……。とくに岸田首相は「被爆地選出の初の首相」
     であることが強調されてきたが、あまりに無神経すぎるだろう》」

   『●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと
      共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】

 沖縄タイムスの【[社説]きょう広島原爆の日 戦争終わらせ核軍縮を】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/1410777)。《被爆者は核兵器の非人道性を繰り返し世界に発信し、身を削るようにして核廃絶を訴え続けてきた。だが核を巡る状況は悪化する一方だ。…逆に日米両政府は、核戦力などによって日本への攻撃を思いとどまらせる「拡大抑止」を強化する方向に舵(かじ)を切った。「核のない世界」の実現を主張しながら、岸田政権は米国の核戦力への依存を深めているのである。今や核廃絶だけでなく核軍縮も遠のくばかりだ》。
 琉球新報の【<社説>広島原爆投下79年 核抑止論も「絶対悪」だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3344604.html)。《広島に原爆が投下され、史上初めて核兵器による無差別殺りくがなされて79年となる日を迎えた。日本政府は核抑止論にさらにのめり込み、核廃絶から遠のくばかりだ絶対悪の核兵器で威嚇する核の傘もまたである。被爆国である日本は、核の傘に頼るのではなく、核廃絶をただちに実践しなければならないのである》。

   『●「核兵器なき世界」は未だに………自公お維を直接的に支持している
     方々、選挙にも行かず眠り猫に徹している間接的支持者の皆さんの責任

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3344604.html

<社説>広島原爆投下79年 核抑止論も「絶対悪」だ
2024年08月06日 04:00

 広島に原爆が投下され、史上初めて核兵器による無差別殺りくがなされて79年となる日を迎えた。日本政府は核抑止論にさらにのめり込み、核廃絶から遠のくばかりだ絶対悪の核兵器で威嚇する核の傘もまたである。被爆国である日本は、核の傘に頼るのではなく、核廃絶をただちに実践しなければならないのである。

 先月、核の拡大抑止に関する日米外務・防衛担当閣僚会合が開かれた。通常の2プラス2と別にすることで、核を保有するロシア、中国、北朝鮮をけん制する狙いという。さらに威嚇を競い合うのか

 世論にも懸念を抱かざるを得ない。日本世論調査会が3日までにまとめた全国郵送世論調査で、政府が基本姿勢とする非核三原則(核兵器を「持たず」「つくらず」「持ち込ませず」)について「堅持するべきだ」が75%と、昨年より5ポイント低下した。逆に「堅持する必要はない」が5ポイント増の24%になった。核兵器の開発、保有への抵抗感も弱まっているのだろうか。

 ウクライナ侵攻を続けるロシアがNATOに対して核の威嚇を行い、核保有国とされるイスラエルが中東全域に戦火を拡大しかねない情勢にある。東アジアの緊張もあり、国民世論が揺さぶられているようだ。しかし、核兵器の開発も保有も、抑止力に頼ることも、使用の正当化につながる。「絶対悪」という意味を考えるべきである。

 原爆投下が戦争終結を早め、多くの米兵らの命を救ったとの主張が、米国では主流だ。だが、原爆開発者の苦悩を描いた映画「オッペンハイマー」が評価されるなど、米国社会に変化が起きている。

 米国の歴史家、アルペロビッツ氏らは1960年代に、当時のトルーマン大統領が、原爆を使わなくても日本が近く降伏すると認識していたことを証明した。アルペロビッツ氏は2022年に共同通信の取材を受け「政府も軍も情報機関も、第2次大戦の早期終結に原爆は不要だと分かっていた」「米国は必要ないのに多数の日本の市民を殺害した戦争犯罪」と述べた。

 被爆者団体は米国に謝罪を求めてきた。しかし日本政府は、核の傘に頼るため、謝罪を求めることができない。16年に米大統領として初めてオバマ氏が広島を訪問したが、謝罪はなかった

 昨年5月の広島でのG7サミットでの核軍縮文書「広島ビジョン」は、「核兵器のない世界」を「究極の目標」とした上で「防衛目的のために役割を果たし、侵略を抑止し、戦争や威圧を防止すべきとの理解に基づいている」として核抑止論を肯定した。

 日本は、被爆者の声に耳を傾け、原爆投下を戦争犯罪とし、米政府に謝罪を求めるべきである。そして破綻の危険をはらむ核抑止論を捨てて核兵器禁止条約に参加し、外交による平和を目指して核廃絶をリードすべきである
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●(東京新聞)【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】

2024年08月07日 00時00分33秒 | Weblog

[↑ ※「虎に翼」特集/日本国憲法も重要キャストだ 木村草太(週刊金曜日 1482号、2024年07月26日号)]


(2024年07月29日[月])
虎に翼』、木村草太さん「日本国憲法も重要キャストだ」と。(週刊金曜日 1470号、2024年4月26日・05月03月合併号)《裏金議員に送る言葉は「汚れた手で憲法にさわるな」》。「現行憲法の三原則」を「汚れた手」で触るな。カルト協会とヅボヅボな「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミに違憲に壊憲などさせてはいけない。

   『●「裏金議員に送る言葉は「汚れた手で憲法にさわるな」」…戦争法や軍事
      費倍増、軍事国家化の前に「戦争絶滅受合法案」の制定を、と本気で思う

 そして、核兵器。広島サミットについて、サーロー節子さん「自国の核兵器は肯定し、対立する国の核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判。ましてや、アベ様ときたら、《憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。小型であればですね》…こんな人がニッポン国の首相だった…。カルト協会とヅボヅボだった上に…。この国はあまりに恥ずかし過ぎる

   『●オバマ氏の広島訪問さえも単なる選挙対策…
       …自民党は「口だけ」、選挙で同じ過ちを繰り返してはいけない
    「「核なき世界」どころか、「核兵器のない世界」ですらアベ様の
     「息吐く様に嘘つく」、アベ様のウソ吐きだったようです」

   『●サーロー節子さん「自分の国に裏切られ、
      見捨てられ続けてきたという被爆者としての思いを深くした」
    「「核兵器なき世界」さへ目指さないアベ様の言う「核なき世界」が
     如何にいい加減かが分かろうというもの…
     「憲法上は原子爆弾だって問題ではないですからね、憲法上は。
     小型であればですね」というアベ様の思想は何も変わっていない
     のでは?」

   『●(マハティール首相)「日本は核兵器が使われた際の
     悲惨さを知っている」はずなのに、アベ様ときたら核兵器保有論者
   『●《悲願の「核なき世界」へと…被爆者たちが心血を注いだ核兵器禁止
     条約の発効から一年余》…《火事場ドロボー》どもがウヨウヨなニッポン
   『●琉球新報《核兵器禁止条約の第1回締約国会議…オブザーバー参加を
     見送った日本政府の不在が際立った会議だった…不参加は歴史的過ち》
   『●広島サミット…サーロー節子さん「自国の核兵器は肯定し、対立する国の
     核兵器を非難するばかりの発信を被爆地からするのは許されない」と批判
    「「核なき世界」どころか「核兵器なき世界」さえも目指さない
     哀しい国ニッポン…《核保有・核依存を肯定》。カルトと
     ヅボヅボな自民党などには核兵器保有論者までいる始末。
     「核シェアリング」!?、アホかっ。」

   『●台湾での《「戦う覚悟」発言》…《あまりにもアホすぎる》ド「アホウ節」
         はキシダメ首相と《打ち合わせた“政府の代弁”》だったとは…
    「そんなにアベ様を大好きなのかね、キシダメ首相? 広島選出の首相、
     《「被爆地選出の初の首相」》として、恥ずかしくないものかね。」
    「リテラの記事【原爆を「試練」扱いして非難殺到 岸田首相の
     「長崎原爆の日」メッセージは3年前の安倍元首相のほぼ
     「完コピ」だった!】《言わずもがな、この国は無謀な侵略戦争に
     突き進み、降伏をためらったがために原爆は投下された。つまり、
     権力者の判断によって避けられたはずの悲劇だった。にもかかわらず、
     原爆投下について「試練」などという言葉を用いることは、
     国の責任を矮小化し、被害者に押し付けるようなものだ。だいたい、
     いまも被害に苦しんでいる被爆者や被爆2世、3世が存在し、
     とりわけ長崎には国から被爆者だと認められていない被害者も
     数多くいるのだ。それを「乗り越えられない試練はない」など
     というマンガやドラマに出てくるような軽々しいフレーズを
     口にするとは……。とくに岸田首相は「被爆地選出の初の首相」
     であることが強調されてきたが、あまりに無神経すぎるだろう》」

 《政治の貧困を嘆かずにはおられない》。
 山田祐一郎記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/343358)。《NHK連続テレビ小説「虎に翼」主人公のモデルとなった日本初の女性弁護士、三淵(みぶち)嘉子さん(1914〜84年)。戦後は裁判官となり、米国の原爆投下を国際法違反と断じた原爆裁判にかかわった。1963年の判決は、核廃絶や被爆者救済に国内外で大きな影響を与えている。原爆投下から79年。依然として核兵器使用の懸念が残るいま、判決が持つ意味を考える。(山田祐一郎)》、《そしてその責任について立法府である国会及び行政府である内閣において果たされなければならない」と言及。「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と結んだ。…「…責任を十分に果たしていない状況はいまも変わっていない」》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/343358

こちら特報部
朝ドラ「虎に翼」の三淵嘉子さんと共に「原爆裁判」を担当した元裁判官、いま振り返る判決の意味
2024年7月28日 12時00分

 NHK連続テレビ小説「虎に翼」主人公のモデルとなった日本初の女性弁護士、三淵(みぶち)嘉子さん(1914〜84年)。戦後は裁判官となり、米国の原爆投下を国際法違反と断じた原爆裁判にかかわった。1963年の判決は、核廃絶や被爆者救済に国内外で大きな影響を与えている。原爆投下から79年。依然として核兵器使用の懸念が残るいま、判決が持つ意味を考える。(山田祐一郎


◆世界初「原爆は国際法違反」と踏み込んだ判決

 「広島、長崎両市に対する原子爆弾による爆撃は、無防守都市に対する無差別爆撃として、当時の国際法からみて違法な戦闘行為。原子爆弾のもたらす苦痛は、毒、毒ガス以上で、不必要な苦痛を与えてはならないという戦争法の基本原則に違反している」

     (広島の原爆ドーム)

 1963年12月7日、東京地裁(古関敏正裁判長)は、判決理由で米国の原爆投下をこう断じた。

 判決は、世界で初めて原爆投下が国際法違反だとする判断に踏み込んだとされる。米国とソ連の核戦争勃発の危険性が高まったキューバ危機(1962年)の記憶が残る時期。「米国は超大国。敗戦国の国家機関である裁判所が戦勝国の戦争行為を表立って批判するんですから、そりゃ勇気がいりましたよ」。元裁判官の高桑昭さん(87)が振り返る。高桑さんは弁論終結直前にこの訴訟の担当となり、130ページに及ぶ判決文を起案した。


◆日本政府は「原爆使用が終戦早めた」と

 広島と長崎の被爆者5人が国を相手取り、1955年に東京と大阪で起こした2件の訴訟が併合されて審理された。原告側は、原爆投下が国際法違反だと主張。米国に対する損害賠償請求権がサンフランシスコ平和条約で放棄されたため、憲法が保障する財産権を根拠に日本政府に賠償を求めた

     (原爆投下は「国際法違反」と話す元裁判官の高桑昭さん)

 被告の日本政府は、国際法違反には当たらないと反論。国家間の戦争は、いずれの国内法でも国家の責任を問うことはできず、被爆者個人は国際法上の請求権を持たないとした。審理の中で原子爆弾の使用は日本の屈服を早め、戦争継続による双方の人命殺傷を防止したとも主張した。

 三淵さんは、併合後の訴訟の担当となり、弁論終結まで計9回開かれた口頭弁論全てに唯一参加した。判決言い渡し時は東京家裁に異動していたが、判決原本の末尾には裁判官3人の真ん中に署名が残る。


◆「原爆投下を正当視することはできなかった」

 「温厚で優しい人でしたね」と、高桑さんは振り返る。裁判所の合議体は、年次順に訴訟指揮を執る裁判長、右陪席、左陪席と呼ばれる。左陪席の高桑さんは当時26歳で、40代後半の三淵さんが右陪席を務めた。「私が草案を書き、古関裁判長に渡して回覧してもらった。裁判長と三淵さんのどちらが先に目を通したのかは聞いていません」

     (「三淵さんは優しい人でした」と話した元裁判官の高桑昭さん)

 「原爆を巡って国家と争う通常の民事とは全く違う特殊な訴訟。大変な裁判を担当したなというのが当時の感想だった」と高桑さん。「草案はすべて手書き。長い判決で苦労しましたよ。修正された部分もあったが、骨格は私の案が残った」

 3人はどのような意見を交わしたのか。三淵さんは「女性法律家(復刊版)」(有斐閣)で自身の経歴を振り返っているが、個別の事件には言及していない。高桑さんは「合議の秘密があるので内容を明かすことはできない」とするが、判決に込めた思いをこう語った。「国際法違反かどうかにかかわらず賠償請求を棄却する方法もあったが、逃げずに理屈を立てて国際法を検証したやはり原爆投下を正当視することはできなかった


◆国の賠償責任認めなかったが「政治の貧困を嘆かずにはおられない」

 8年以上続いた審理では、原告、被告双方が申請した国際法の専門家3人が意見を寄せた。このうち「国際法違反」との判断を示したのは2人、残る1人も「違反と判断する筋が強い」で、適法だとする専門家はいなかった。一方で、被爆の実相を明らかにするための原告への本人尋問は実現しなかった。

 判決は日本政府の賠償責任を認めなかった一方、最後の所感で「国家は自らの権限と自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだと指摘し、被爆者救済の必要性を痛切に訴えた。そしてその責任について立法府である国会及び行政府である内閣において果たされなければならない」と言及。「われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられない」と結んだ。

 判決で政府へ厳しい注文を付けた理由を高桑さんはこう説明する。「終戦後、多くの人が家を焼け出され食料もなく困っていたが、政府は全く救済してこなかった原爆だけでなく空襲の被害者も同様だ責任を十分に果たしていない状況はいまも変わっていない


◆「裁判官3人の怒りが込められているのでは」

     (「原爆裁判」の資料)

 現在、訴状や口頭弁論の内容を記した弁論調書、専門家の鑑定書などの訴訟資料は、日本反核法律家協会が保管し、ホームページ上で公開している。1994年に設立された同協会の初代会長を務めたのは、原爆裁判の原告代理人だった松井康浩弁護士(故人)。5代目会長を務める大久保賢一弁護士(77)が、15年ほど前に松井さんの遺族から託された。

 「日本政府は、審理の中で、原爆を正当化する米国の主張をそのまま答弁した。『政治の貧困』という言葉には、このような政府の姿勢に対する、三淵さんを含めた裁判官3人の怒りが込められているのではないか」と大久保さんは話す。

     (「原爆裁判」の資料を保管する大久保賢一弁護士)

 判決は原告側が控訴せず、一審で確定した。「請求は認められなかったが、国際法違反と指摘されたことを重視した」とみる。画期的な内容だったものの、審理は国際法に違反するかどうかの法律論が中心で、「原爆被害の実相を明らかにする意味では十分ではなかったという反省もある」と大久保さんは明かす。


◆国際法違反を指摘した判決は、後の被爆者救済に影響

 それでも判決は、その後の被爆者救済に影響を与えた。1968年の原爆特別措置法を経て、1995年の被爆者援護法施行によって原爆症認定制度が設けられ、支援の枠組みは順次拡大。原爆症認定を巡る集団訴訟で、被爆者が長年、原爆放射線の被害に苦しめられた実態が明らかにされた。

 国際社会でも判決は大きな意味を持つ。英訳され、原告の名前から「シモダ・ケース」と呼ばれた。1996年に国際司法裁判所(ICJ)が、核兵器使用は国際人道法に「一般的に反する」とした勧告的意見にも影響を与えたとされる。この意見を踏まえ、2017年に核兵器禁止条約が採択されたが、日本政府は批准していない

     (長崎の平和祈念像)

 13歳のとき長崎で被爆した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の田中熙巳代表委員(92)は「ICJの勧告的意見を巡る運動の中で、国際法違反を指摘した原爆裁判の判決は大きなよりどころとなり、後押しになった」と評価する。

 大久保さんは、この判決の意義を再認識する必要性を強調する。「判決は、核兵器廃絶や被害者救済の一つのスタート地点となったが、核兵器はまだ残っており、使用の危険が高まっている。長崎で『黒い雨』を浴びた人が被爆者と認められないなど、被害者救済も実現したとは言い難い。いま一度、原爆裁判が提起した課題をどう解消するか検討しなければいけない」


◆デスクメモ

 判決を報じた61年前の東京新聞。原告は軍人恩給に触れつつ「原爆を受けて家族を失い、生き延びても満足に働けないようなからだのものにはなにも保障がないというのはなんとしても不合理だ」と語っている。被害者放置の「政治の貧困」は今も。全面救済へ、歩みを止めてはならない。(本)


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●《児童12人を含む死者18人、重軽傷者210人を出した宮森小学校米軍ジェット機墜落から65年…沖縄の空には今も変わらず危険が存在》

2024年07月29日 00時00分29秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督「軽んじられている命があるのでは」 【こちら特報部/多少の犠牲は仕方ない…その多少って誰のこと? 映画「戦雲」が問いかける「軽んじられる命」】(東京新聞 2024年03月14日、https://www.tokyo-np.co.jp/article/315046?rct=tokuhou)]


(2024年07月04日[木])
沖縄県《うるま市石川に降ってわいた陸上自衛隊の訓練場整備計画》を政府が断念、しかし、沖縄《県内で別の土地を探すという国の基地のたらい回し…》。
 《県内で別の土地を探すという国の基地のたらい回し》 ← 《軍隊は人を守らない》《軍隊は住民を守らない》《基地を置くから戦争が起こる》という教訓を沖縄ほど、身にしみている方々は居ないと思うのだが。沖縄県内での《基地のたらい回し》って、そんなイジメ・差別をやる政府って一体何?

   『●沖縄《うるま市石川に降ってわいた陸上自衛隊の訓練場整備計画》を政府
     が断念、しかし、《県内で別の土地を探すという国の基地のたらい回し…》

 さて、旧石川市(現うるま市石川)…宮森小学校米軍ジェット機墜落事故の記憶の残る石川市(現うるま市)で、《うるま市石川に降ってわいた陸上自衛隊の訓練場整備計画》でした。一方、(琉球新報社説)《墜落事故のリスクは65年前と何も変わっていない》のが現状。《「軽んじられる命」》。歴史の記憶の継承語り継ぐこと。記憶の澱をかき乱し、呼び覚ます。記憶に刻む。
 06月30日の琉球新報の【<社説>宮森小米軍機墜落65年 子ども守る誓い新たに】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3241292.html)。《65年前の今日、安全なはずの学校が地獄と化した全身に火が付き悲鳴を上げる児童、炎と黒煙に追われ教室の窓から飛び降りる子どもたち、子の名を叫び学校に押し寄せる親たち。「助けて、助けて」。火の海となった学校に泣き叫ぶ声が響いた児童12人を含む死者18人、重軽傷者210人を出した宮森小学校米軍ジェット機墜落から65年がたった。戦後79年を経ても、沖縄の空には今も変わらず危険が存在している。子どもたちが犠牲になる悲劇を二度と繰り返してはならない事故を語り継ぎ、子どもたちを守る誓いを新たにしたい》。

   『●対馬丸事件…《戦争でどれだけ多くの命が海に消えたか。辺野古…大浦湾
        …多くの戦没者が眠る海を破壊して、新たな軍事基地》を建設中
    《他の平和ミュージアムにはない対馬丸記念館の特徴は、
     子どもたちの中に平和の文化を根付かせる取り組みを重視している
     点だ。2012年に「つしま丸児童合唱団」を結成。20年には
     幼い子どもたちが犠牲になった宮森小学校米軍ジェット機墜落事故
     写真展を対馬丸記念館で開いた。》

   『●安仁屋眞昭さん《沖縄では民意よりも米軍が優先。
      沖縄の戦後は終わっていない》…何度事故・事件が起きようとも
    「琉球新報の高田佳典記者の記事【「沖縄、民意より米軍」 戦後の重荷、
     74年変わらず】…。宮森小ジェット機墜落事故(1959)、
     沖縄国際大学米軍ヘリ墜落事故(2004)、オスプレイ墜落……
     何が起ころうとも、何も変わらない沖縄。今も《不条理の連鎖》が続く。
     《一方、沖縄では何度事故が起きようとも主要な基地は撤去されない》。
     安仁屋眞昭さんは、《沖縄では民意よりも米軍が優先沖縄の戦後は
     終わっていない》《戦後74年がたっても沖縄は重荷を背負っている

   『●自公政権やお維に壊され行く沖縄: 沖縄「屈辱の日」を「主権回復の
     日」と言う元首相、沖縄の戦後史を知らないという元最低の官房長官…
    《▼「琉大文学」同人で、宮森小米軍ジェット機墜落事故を取材した
     作品「恐怖と血の代償」を残した。子どもの命を奪った墜落機から
     操縦者がパラシュートで脱出していた。詩人は悲痛な叫びを刻す。
     「われわれには、パラシュートはない!」…▼太平洋戦争の末期、
     日本は沖縄を捨て石にし、サンフランシスコ講和条約で米国に
     差し出した。「屈辱の日」の4・28から69年。今も続く閉塞感の
     で県民は自問する。「われわれにパラシュートはあるのか」》

   『●1959年6月30日、戦後最悪の米軍機事故・宮森小米軍ジェット機墜落
      事故…今も変わらず? 番犬様にとっては「普通の出来事」との認識
   『●琉球新報社説《対馬丸撃沈と宮森小墜落事故は、戦争中の子どもの犠牲
     と、戦後の米軍統治下の子どもの犠牲を象徴する最も痛ましい事例である》
   『●横浜米軍機墜落事件: 「米軍が現場を占拠し、
       警察は蚊帳の外。被害者のための救急車は一番最後に…」
    《▼墜落前に脱出し、傷一つない米兵救出のためだけ自衛隊ヘリは出動した。
     米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外被害者のための救急車は
     一番最後に来たとい石川・宮森小沖国大安部墜落であらわに
     なった不条理さと変わらない》。
    「《不条理の連鎖》は、今もなお沖縄では続く。《米軍機は沖国大墜落など
     「なかったこと」のように、今も県民の頭上をかすめ飛んでいる》。
       「在日米軍特権」も、「日米共犯」も、何も変わらない沖縄。
     《沖縄の人たちは逃げられない》《墜落であらわになった不条理さ》…
     今もなお、何も変わらない」

   『●沖縄イジメ…《米軍が現場を占拠し、警察は蚊帳の外…墜落であらわに
     なった不条理さ》の記憶、そして、《軍隊は住民を守らない》という教訓

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https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-3241292.html

<社説>宮森小米軍機墜落65年 子ども守る誓い新たに
2024年06月30日 05:00

 65年前の今日、安全なはずの学校が地獄と化した全身に火が付き悲鳴を上げる児童、炎と黒煙に追われ教室の窓から飛び降りる子どもたち、子の名を叫び学校に押し寄せる親たち

 「助けて、助けて」。火の海となった学校に泣き叫ぶ声が響いた

 児童12人を含む死者18人、重軽傷者210人を出した宮森小学校米軍ジェット機墜落から65年がたった。

 戦後79年を経ても、沖縄の空には今も変わらず危険が存在している。子どもたちが犠牲になる悲劇を二度と繰り返してはならない事故を語り継ぎ、子どもたちを守る誓いを新たにしたい。

 1959年6月30日午前10時40分ごろ、米軍嘉手納基地所属の戦闘機F100石川市(現うるま市石川)上空を飛行中、エンジンが爆発。機体は民家をなぎ倒して墜落し、機体の一部が宮森小に激突した。

 機体は引火した大量の燃料もまき散らし、辺りを激しく炎上させた。同校3教室、民家17棟、公民館が全焼、民家8棟と同校の2教室が半焼する大惨事に、ミルク給食の時間を迎えていた多くの児童が巻き込まれた。

 墜落したF100は、最も重い「クラスA」の事故の発生率が高い“欠陥機だった。墜落原因について米軍は「エンジン故障による不可抗力の事故」と発表していた。しかし、米空軍がまとめた調査報告書は「最大の要因は整備ミス」と結論付けている。

 72年に沖縄が日本に復帰して以降も、県によると海域含めて49件の米軍機の墜落が起きている。そのたびに整備不良や人的ミスが報告されてきた。しかし、オスプレイのように構造的な欠陥が指摘される機体が今も頭上を飛び交う。嘉手納基地では無人偵察機の配備など機能強化が顕著だ。墜落事故のリスクは65年前と何も変わっていない

 実際に2004年の沖縄国際大へのヘリコプター墜落、17年の普天間第二小学校グラウンドでのヘリ窓落下のように、奇跡的に人身被害がなかっただけで学校を巻き込む事故は繰り返されてきた

 宮森小墜落時の小学生は今では70代となる。2010年に「石川・宮森630会」が発足し、証言集の発刊など事故を風化させない運動に取り組んできた。証言はトラウマ(心的外傷)を呼び起こすつらい作業だ。体験者の思いを無駄にしてはいけない

 うるま市石川では、ゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する防衛省の計画を巡り、撤回の訴えが党派を超えるうねりとなった。計画地は住宅地に近接し、教育施設の県立石川青少年の家も近くにあった。65年前の悲劇を地域の体験として受け継いできたことが、子どもたちの将来に禍根を残さないために立ち上がる原動力になった

 記憶を語り継ぐ石川・宮森の取り組みに学び、安全な沖縄の空を取り戻そう
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●沖縄《県警察本部は…開き直った…外務省…「常に関係各所へ漏れなく通報が必要であるとは考えていない」…県は関係各所ではなく、当事者》だ

2024年07月24日 00時00分14秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督「軽んじられている命があるのでは」 【こちら特報部/多少の犠牲は仕方ない…その多少って誰のこと? 映画「戦雲」が問いかける「軽んじられる命」】(東京新聞 2024年03月14日、https://www.tokyo-np.co.jp/article/315046?rct=tokuhou)]


(2024年07月01日[月])
「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党に投票しても沖縄にとって何も良いことがない…《少女を強姦した米兵まで隠していた》理由は何ですか? 《そして今回、昨年12月24日。在沖米空軍兵長(25)が、16歳未満の少女と承知で同意を得ずに性的暴行したとして起訴されたが、政府は県に半年にわたり隠蔽(いんぺい)し、伝えていなかった当然考えられるのは県議会選挙前に発覚することを恐れ、隠蔽していたと考えられる》(政界地獄耳)。
 少なくとも起訴から3か月間も、《少女を強姦した米兵まで隠していた》理由は何ですか、「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党の皆さん? 別件も隠していたそうです。酷い。あまりに沖縄の人々をバカにし過ぎ、差別し過ぎではないですか? 被害者のプライバシーに慎重に配慮すること、最大限《被害者のケアに当たる》ことは当然として、事件が発生したという事実について《公表するか慎重に判断》し、3月の起訴時点で非公表とした理由は一体何なのですか? 辺野古や大浦湾の破壊という逆風、カルト協会とヅボヅボで「利権」「裏金」「脱税」問題という逆風の下での県議会議員選を意識したのではないですか? (こちら特報部)《外務省沖縄事務所は「県議選への影響を考慮したというご指摘は当たらない」とする》…出たよ、アベ様やスガッチ、キシダメ首相お得意の、意味不明な「ご指摘は当たらない」。

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/県議会選挙前の発覚恐れ隠蔽か 沖縄米兵の性的暴行事件】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202406290000104.html)によると、《なぜ県警が県に報告しなかったのかも大きな問題だが、県警察本部は「今回は性犯罪であり被害者保護の観点から非公表とし、県にも報告していない」と開き直った。知事・玉城デニーは「怒り以外の言葉がない。我々も県民の安全を守る責任がある。結果的に県民に不利益を与える」としているが、26日、外務省の外務報道官・小林麻紀は「常に関係各所へ漏れなく通報が必要であるとは考えていない」としたが、県は関係各所ではなく、当事者ではないか不愉快でならない》。

 先月6月16日[日]の沖縄県議選では、「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党の議席が増えました。投票率も低く、とても残念で仕方がありません。米兵の事件の〝隠蔽〟が選挙の結果にも少なからず影響したことと思いますが、「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党に投票しても沖縄にとって何も良いことがない、と確信させられました。《前泊博盛教授…「事件が選挙前に明らかになっていたら、大きなハレーションが起きたのは間違いない」と断じる》(こちら特報部)、当然でしょ。さらに、前泊博盛さんは《「日本政府は国民の人権、生命財産よりも、政局を優先して隠蔽(いんぺい)したのか、と勘繰りたくなるタイミングで明らかになった」と憤》る。《「日米安保と米軍基地がある限り、米兵の犯罪行為はなくならないこれは宿痾(しゅくあ)今の政権では米国にものは言えない再発防止もおぼつかないだろう」》と指摘、全く同感です。

   『●辺野古破壊について玉城デニー沖縄県知事「移設反対は揺るぎない思い」と
     強調…日々膨大なドブガネし、美ら海に大量の土砂をぶちまける愚行が続く
   『●辺野古破壊について玉城デニー沖縄県知事「移設反対は揺るぎない思い」と
     強調…日々膨大なドブガネし、美ら海に大量の土砂をぶちまける愚行が続く
   『●《戦世(いくさゆ)の足音に危機感を抱きながら私たちは戦争犠牲者を
     悼み、平和を求める日を迎えた。きょうは沖縄戦から79年の「慰霊の日」》
   『●「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党に投票しても沖縄にとって何も
     良いことがない…《少女を強姦した米兵まで隠していた》理由は何ですか?
   『●「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない
      新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまけるヒトデナシ…
   『●前泊博盛さん《日米安保と米軍基地がある限り、米兵の犯罪行為はなくなら
     ない。これは宿痾だ。今の政権では米国にものは言えない。再発防止も…》

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202406290000104.html

コラム
政界地獄耳
2024年6月29日8時9分
県議会選挙前の発覚恐れ隠蔽か 沖縄米兵の性的暴行事件

★沖縄県の基地問題に県民が批判的で反基地感情が強いのは1995年9月に起きた沖縄米兵少女暴行事件が、輪をかけたといっていい。金武町キャンプ・ハンセンに勤務する米海軍水兵(22)、海兵隊1等兵(21)、海兵隊1等兵(20)が基地内で借りたレンタカーで、沖縄本島北部の商店街で買い物をしていた女子小学生(12)を拉致した。小学生は粘着テープで顔を覆われ、手足を縛られた上で車に押し込まれた。その後、近くの海岸に連れていかれた小学生は暴行され負傷した日米地位協定によって3人は沖縄県警に引き渡されず、10月には宜野湾市で8万5000人もが事件に抗議する県民総決起大会が行われ、県知事・大田昌秀も参加した。これが本土復帰後、最大規模の抗議大会となった。

★ずいぶん昔の話と思うかもしれないが、当時の小学生の同級生たちは既に42歳ぐらい。まさに小学生の親となっているし、当時の小学生の親世代は既に孫がいる世代だ。つまりあの事件は県民の多くの世代が忘れられない事件になった。そして今回、昨年12月24日。在沖米空軍兵長(25)が、16歳未満の少女と承知で同意を得ずに性的暴行したとして起訴されたが、政府は県に半年にわたり隠蔽(いんぺい)し、伝えていなかった当然考えられるのは県議会選挙前に発覚することを恐れ、隠蔽していたと考えられる。

★県警は少女の関係者が事件当日に110番し任意で捜査し、3月11日に書類送検。那覇地検が3月27日に起訴した。兵長の身柄は日米地位協定などに基づき保釈された。なぜ県警が県に報告しなかったのかも大きな問題だが、県警察本部は「今回は性犯罪であり被害者保護の観点から非公表とし、県にも報告していない」と開き直った。知事・玉城デニーは「怒り以外の言葉がない。我々も県民の安全を守る責任がある。結果的に県民に不利益を与える」としているが、26日、外務省の外務報道官・小林麻紀は「常に関係各所へ漏れなく通報が必要であるとは考えていない」としたが、県は関係各所ではなく、当事者ではないか不愉快でならない。(K)※敬称略
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●《実際に南部地域から出土した遺骨も持参…肉親の骨を土砂と一緒に根こそぎ掘り起こして米軍基地建設のために海中に投じる暴挙に対し底深い怒り…》

2024年07月23日 00時00分31秒 | Weblog

[↑ 三上智恵監督「軽んじられている命があるのでは」 【こちら特報部/多少の犠牲は仕方ない…その多少って誰のこと? 映画「戦雲」が問いかける「軽んじられる命」】(東京新聞 2024年03月14日、https://www.tokyo-np.co.jp/article/315046?rct=tokuhou)]


(2024年06月30日[日])
戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまける。これに関わる人々、支持する人々は、自身がやってることの卑しさに気づかないのか? ヒトデナシの所業。(こちら特報部)《沖縄戦の遺族…「どこで死んだかまで分かっているのに、遺骨はまだ帰ってきていない私たちにとってそこはお墓ですあなたたちは、墓泥棒をしようとしている」と切々と訴えた》。
 長周新聞の記事【「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す辺野古事業】(https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/30945)。《沖縄戦から79年目の沖縄慰霊の日(6月23日)を前にして、沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー(壕を掘る人の意)代表の具志堅隆松氏や沖縄戦遺族たちが18日、衆院第1議員会館で内閣府や防衛省に対して、多くの沖縄戦戦没者の遺骨が眠っている県南部地域から辺野古新基地建設のための埋め立て用土砂を採取しないよう求める交渉をおこなった。内閣府や防衛省職員と対面でおこなわれた政府交渉は2月に続き今年2回目。今回は実際に南部地域から出土した遺骨も持参し、遺族たちは肉親の骨を土砂と一緒に根こそぎ掘り起こして米軍基地建設のために海中に投じる暴挙に対し底深い怒りをぶつけた》。

 (具志堅隆松さん)《戦争で亡くなった人の血や肉が染みこんだ土や石を、新たな軍事基地建設に使用するのは人間のやることじゃない》…《人柱》でいいのか? 《遺骨を岩ズリと一緒に軍事基地を造るために埋め立てに使うなど言語道断》…もう、滅茶苦茶すぎる。それを平気でやろうとしたのがアベ様や当時の最低の官房長官。そして、首相となった最低の官房長官も、キシダメ首相も、沖縄の声を聞こうともしない。沖縄差別・イジメに加えてのヒトデナシ
 出来もしない基地のために、美ら海に大量の…《辺野古新基地建設事業の埋立に1690万立方㍍の岩ズリが必要》…土砂をぶちまける。何兆円もドブガネする。しかも、普天間も返還されることはなく、辺野古は単なる破壊「損」。
 ご遺族の皆さんの声に全く耳を貸さない、「聞く耳の無い」キシダメ政権。カルト協会の声にはヅボヅボに応じる「利権」「裏金」「脱税」党の皆さん。沖縄差別・沖縄イジメに加担する自公お維コミ議員ら。今後は、二度と、ホシュとか、ウヨクとか、名のりなさんな。《裏金づくりのテクニックにたけた政治家…保守政治家などと言える代物ではない政治家の保守というものがいかに薄っぺらかったか…》(政界地獄耳)。

   『●具志堅隆松さん「その遺骨をも侵略した旧敵国軍の基地をつくるために使用
      するということは、戦友や遺族への裏切りに他ならない…人道的な問題」
   『●辺野古破壊について玉城デニー沖縄県知事「移設反対は揺るぎない思い」と
     強調…日々膨大なドブガネし、美ら海に大量の土砂をぶちまける愚行が続く
   『●辺野古破壊について玉城デニー沖縄県知事「移設反対は揺るぎない思い」と
     強調…日々膨大なドブガネし、美ら海に大量の土砂をぶちまける愚行が続く
   『●《戦世(いくさゆ)の足音に危機感を抱きながら私たちは戦争犠牲者を
     悼み、平和を求める日を迎えた。きょうは沖縄戦から79年の「慰霊の日」》
   『●「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党に投票しても沖縄にとって何も
     良いことがない…《少女を強姦した米兵まで隠していた》理由は何ですか?
   『●「戦没者への冒瀆」=「人柱」…普天間は決して返還されず、出来もしない
      新基地のためにドブガネしつつ、美ら海に土砂をぶちまけるヒトデナシ…
   『●前泊博盛さん《日米安保と米軍基地がある限り、米兵の犯罪行為はなくなら

     ない。これは宿痾だ。今の政権では米国にものは言えない。再発防止も…》

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https://www.chosyu-journal.jp/heiwa/30945

「戦没者の遺骨を埋立に使うな」 慰霊の日を前に沖縄戦遺骨収集ボランティアや遺族が政府交渉 死者を二度殺す辺野古事業
2024年6月23日

     (政府交渉をおこなう具志堅隆松氏(右から2人目)や
      遺族たち(18日、衆院第1議員会館))

 沖縄戦から79年目の沖縄慰霊の日(6月23日)を前にして、沖縄戦遺骨収集ボランティア・ガマフヤー(壕を掘る人の意)代表の具志堅隆松氏や沖縄戦遺族たちが18日、衆院第1議員会館で内閣府や防衛省に対して、多くの沖縄戦戦没者の遺骨が眠っている県南部地域から辺野古新基地建設のための埋め立て用土砂を採取しないよう求める交渉をおこなった。内閣府や防衛省職員と対面でおこなわれた政府交渉は2月に続き今年2回目。今回は実際に南部地域から出土した遺骨も持参し、遺族たちは肉親の骨を土砂と一緒に根こそぎ掘り起こして米軍基地建設のために海中に投じる暴挙に対し底深い怒りをぶつけた。


 政府交渉には、沖縄県内、関東近郊をはじめ全国各地から駆けつけた支援者、国会議員も含めて約150人が参加し、内閣府、防衛省、警察庁などの20人余りの職員と対峙した。

 冒頭、40年以上にわたって沖縄戦戦没者の遺骨収集にとりくんできた具志堅隆松氏は、沖縄県南部地域から採掘された遺骨が混じった土を政府職員の前に広げた。

 「今日は南部で収集した遺骨土砂を持参した。遺骨収集が終わった現場であっても、土中には収容することが難しい小さな骨がいくつも残っている。風化によるものもあるが、戦時中の爆発によるものもある。実際にこの骨が見つかった場所は手榴弾を2個投げ込まれ、火炎放射器によって焼かれていた。土と見分けがつかないほど小さく砕けた遺骨だが、これも人間の一部だ。果たして人に見せてよいものかどうか躊躇があったが、見せなければこの骨は海に捨てられてしまう。そのためにあえて持参した。遺骨収集を完全にやりきることは無理だということ、南部には遺骨がまだ無数に眠っていることを政府には理解してもらいたい」と切々と訴えた。

 沖縄県内では現在、県民投票で7割が反対票を投じ、県知事も不承認とした沖縄県の民意に逆らって、国による辺野古新基地建設が進められている。建設予定地の名護市辺野古・大浦湾では広大な軟弱地盤が見つかり、国が出した設計変更申請書では、埋め立てに必要な約1690万立方㍍岩ズリのうち、沖縄南部地区(糸満市・八重瀬町)だけでその2倍近い約3160万立方㍍の岩ズリの調達が可能とし、埋め立てに必要な土砂の7割をここから調達する案が示されている。

 沖縄県南部は、県民の4人に1人が亡くなった沖縄戦で最も凄惨を極めた激戦地であり、追い詰められた住民や動員学徒、兵士たちが米軍の無差別爆撃や砲撃によって命を落とし、ガマ(自然壕)などでは集団自決を強いられ、死亡場所や遺骨も見つかっていない犠牲者も多い。現在は糸満市摩文仁を「沖縄戦終焉の地」として一帯が県営平和祈念公園に整備され、戦没者の名を刻んだ平和の礎(いしじ)などの多数の慰霊碑や平和関連施設が建ち並んでいる。

 具志堅氏をはじめとする遺骨収集ボランティア・ガマフヤーは今回、岸田首相、木原防衛大臣宛ての要請書で次のように訴えている。


*      *


 6月23日は沖縄戦戦没者に対する慰霊の日である。県民にとっては戦没者を偲び、不戦を誓い、平和希求の思いを新たにする日である

 慰霊の日におこなわれる沖縄戦全戦没者追悼式の会場である摩文仁は、沖縄戦の激戦地で、これまで収容された戦没者遺骨が安置されている「沖縄戦没者墓苑」や「平和の礎」があり、緑地帯は未収容遺骨が残っている霊域である。岸田総理は今、その戦没者遺骨が残っている南部の土砂を辺野古の埋め立てに使おうとしている

 6月23日の慰霊の日に総理がやろうとしていることは、すでに収容された墓苑の遺骨に対しては「哀悼の誠を捧げる」と手を手向けつつ、緑地帯の未収容遺骨はかつて敵軍であった米軍の基地建設のために土砂とともに海に捨てるというものだ。これは戦没者に対する裏切りであり、冒涜である戦没者は沖縄戦では米軍に殺され、今は日本政府にふたたび殺されようとしている

 戦没者遺骨とは、DNA鑑定で家族の元へ帰る権利を持ち、国にとっては家族に帰す責任のある戦死者のことである。そのために「戦没者の遺骨収集の促進に関する法律」があるにもかかわらず、戦没者と遺族を冒涜するのが日本政府の辺野古埋め立て政策である。

 摩文仁の慰霊式典の場においての戦没者への安寧の祈りと、戦没者の冒涜という二つの相反する行為が岸田総理の胸の中でどう折り合いがつくのだろうか。それは県民や全国の沖縄戦ご遺族も到底受け入れられないことである。

 岸田総理は、慰霊の日に沖縄に来るのであれば、辺野古の埋め立てに南部の土砂は使わないことを表明してから来るべきだ。もしくは沖縄全戦没者追悼式(慰霊祭)当日に、そのことを県民と全国の沖縄戦遺族に表明すべきだ。


戦死者冒涜する防衛省 遺骨捨てるのが「適切」か

 具志堅氏は、那覇市に拠点を置く陸上自衛隊第15旅団の公式HPに、沖縄戦を指揮した日本軍第32軍牛島満司令官の辞世の句が掲載(現在は削除)されていることにもふれた。「牛島司令官の辞世の句が、今になって自衛隊によって世に出されたことは、自衛隊が旧日本軍司令官の考えを受け継ぐことの表明であり、県民としては意志表示をしなければならない。辞世の句は『秋待たで/枯れ行く島の/青草は/皇国の春に/甦(よみがえ)らなむ』というものだ。青草とは沖縄の住民を意味する。沖縄の住民は枯れ果ててしまっても、皇国(天皇の国家)が春を迎えるとき、ふたたび蘇るであろうという内容だ。だが、そもそも青草(沖縄の住民)を枯れさせたのは誰なのか」とのべ、みずから琉歌(沖縄に伝わる歌謡)の形式で編んだ返歌を詠み上げた。

 「島ぬ青草や 皇軍が枯らち 戦(いく)さ 枯骨(からぶに)や 土(みちゃ)になゆる」

 「沖縄の住民は日本軍の戦争が滅ぼした。戦没者遺骨は土になっているという意味だ。その遺骨はどんどん土になっており、今度はその土を海に捨てようとしている。私たちはこれを受け入れるわけにはいかない。そのなかには沖縄に送られた本土出身の若い日本兵たちの遺骨も入っている。沖縄だけの問題ではないのだ。南部の土砂を埋め立てに使う計画は、全国のご遺族、国民のためにも撤回してもらいたい」と語気を強め、誠意ある回答が示されない場合、20日から23日にかけて沖縄現地で抗議のハンガーストライキをおこなうことを宣言した。

 この要請に対して防衛省は、「沖縄県では、先の大戦において県民を巻き込んだ凄惨な地上戦がおこなわれ、軍民あわせて20万人もの尊い生命が失われた。特に本島南部一帯では、多くの住民の方々が犠牲になったものと認識している。そのうえで、今後新たに発注する工事の埋立土砂の調達先については決まっていないが、このような歴史のある沖縄において、御遺骨の問題は真摯に受け止める必要があると認識しており、こうしたことも踏まえながら、適切に事業を進めていく考えだ」との一文を読み上げて回答とした。

 「適切とは具体的にどういうことなのか?」「沖縄戦の犠牲の重さを認識し、遺骨の問題を真摯に受け止めるといいながら、その遺骨を含む南部の土砂を埋め立てに使うことは適切といえるのか?」「土砂の調達先から南部を外すという検討はされたのか?」という質問に対しても、防衛省は「調達先はまだ決まっていない」「歴史を踏まえたうえで適切に進める」と判をついたような回答をくり返した。


遺族たちも次々発言 「お墓荒らしと同じだ」 

     (遺骨土砂を前にして政府に要望する具志堅隆松氏(18日))

 「よく見てください。このなかから遺骨が判別できるだろうか。これも遺骨だ。この小さいのも遺骨だ。採石業者が採石中にこれに気がつくことができるかといえば無理だ。何週間かけてもすべて収集することはできない。遺骨を重要な問題と認識するのであれば、このような土砂をどんどん崩して海に投げ込むようなことはできないはずだ」。具志堅氏は持参した遺骨を一つ一つ手にとりながら語気を強めた。

 長年の風化で小さく砕けた骨は、乾燥した土砂に混じると目視で判別することは専門家でも難しい。

 「どうか犠牲者のためにも南部の土地を触らないでいただきたい。私たちもできる限りの遺骨を収容するが、それでも収容できない小さな骨片は、現場安置という考え方で残し、一帯を霊域として保護するそこは日本が二度と戦争をしないために過去の戦争の事実と向き合う場所となる。そのためにも戦没者の尊厳を守るべきだとくに旧日本兵の犠牲者は、防衛省職員にとっては先輩であり戦友であるはずだその戦友の骨を、戦友を殺した米軍に基地を作ってあげるために海に捨てるというのは、戦友、遺族、国民に対する裏切りではないか」と訴えた。

 沖縄戦遺族たちも、遺骨の前に立って次々に発言した。

 沖縄県うるま市から参加した男性遺族は「私の姉は当時、結婚したばかりだったが、沖縄戦で沖縄南部の真壁という村で亡くなった。遺骨は残っていない。父方の祖父母も南部で亡くなったというだけで、どこで亡くなったのかもわからない。この見分けがつかなくなった土砂の中に眠っていると思う。私の姉や祖父母も土になっている。この南部の土砂を使って海を埋めてはいけない。われわれの姉や祖父母がまた海の中に埋められるように感じる。だから勇気を出してお願いしたい」と絞り出すような声でのべた。

 福岡県から訪れた遺族の女性は「6月23日は父の79回目の命日だ。仏教でいえば80回忌だ。まだ遺骨は帰ってきていない。その(土砂)中に父が入っているかもしれない。父は沖縄県南部・摩文仁の丘の米須海岸で亡くなった。厚労省援護局が出した『沖縄方面部隊略歴』にもそう書かれている。隊の名前までわかっていても亡くなった場所が特定されていない。だから私たちはいつも孫も連れて洞窟のそばにお参りしている。私たちにとってはお墓と同じ場所だ。あなた方はお墓荒らし墓泥棒をされようとしている。私たちはもうそこしかない。その場所をなくさないでほしい」と唇をかみしめて訴えた。

 祖父を沖縄戦で失った女性は、高齢の母親とともに祖父の遺影を持って交渉に参加した。「今日6月18日は祖父の命日とされているので母も一緒に出てきた。祖父が遺影で着ている軍服は、兵士にとっては死に装束だ。母が生まれた昭和16年は、ミッドウェー海戦の前後で戦局が低迷し、お父さんに会ったことがない、お父さんの声を聞いたことがないという人が多く、母が初めて父親の姿を見たのもこの“死に装束”で撮った写真だった」とのべ、次のように続けた。

 「私は今日、北海道から沖縄に赴いた軍人遺族としてここに来た。祖父は第32軍24師団に北海道日高から召集され、母が生まれたときはすでに東京・世田谷池尻で士官教育を受けていた。そこから満洲に送られ沖縄に行って戦死した。遺骨が眠る土砂を埋め立てに使う――これは人がして良いことだろうかたとえ仕事であっても家族や両親、子どもにいえないようなことを、心を殺して家族のためにしなければならないという思いで今この時間を耐えているのだとしたら、ここにいるお互いすべての人の家族を守るためにも、もっと大きな視点をもって考えてもらいたい

 「何よりも戦没者の遺骨は、戦没者自身と戦没者の遺族のものだ。だが、この件に関して防衛省や内閣府から遺族に対する説明は一度もない。開発によって犠牲を被る人に対して何も情報提供もなく、粛々と進められていることに非常に不謹慎なものを覚える。遺族感情を逆撫でするような行為が自分の国でおこなわれていることに恥辱すら感じる。沖縄では米国兵の遺骨もまだ250名ほど見つかっておらず、韓国や北朝鮮、台湾の犠牲者、海ではイギリスやカナダの犠牲者も眠っている。その遺骨をこのような扱い方をすることについて、遺族たちの承諾を得る必要はないのか」

 「遺骨収集ボランティアに参加すると、生まれたときにすでに沖縄戦で親がいなかったとか、たらい回しにされて育ったという遺族の方にも出会った。そのような方々の父や母がこの土砂の中にいるかもしれない。具志堅さんが持参された骨の一かけら、一かけらは、父や母、兄、弟、祖父たちの生きた証だ。そして遺族の筆舌に尽くしがたい思いがあることをわかってほしい」

     (辺野古事業に南部の土砂を使用しないよう求めて150人
      以上が席を埋めた政府交渉(18日、東京衆院議員会館))


二度と戦死者出さぬため 「慰霊」の意味問う

 ニューギニアで父親が戦死した男性遺族も「私が生まれる前に父は戦死した。沖縄では今、台湾有事が起きたときには自衛隊が集団的自衛権を発動して米軍と一緒に戦争をやるという想定で、さまざまな軍事強化がおこなわれている。私の父も日独伊3国同盟のもとで始まった戦争で、昭和16年に満州に行き、その後ニューギニアに連れて行かれて餓死同然で亡くなった。東ニューギニアでは10万人のうち9万1000人が死んでいる。9%しか生き残っていない。全滅した部隊もある。政府は遺骨の半分は帰っているというが、ほとんどの骨は帰っていないのだ。ニューギニアの遺骨は外国のジャングルの中だが、沖縄は日本国内だ。その骨を遺族に返すのではなく、土砂と一緒に海に捨てるということは、人間がやっていいことではない」とのべた。

 遺族たちの切々とした訴えの前にも、防衛省は2月の交渉時と同様真摯に受け止める」「適切に進めるというだけで、前回の要請を検討した結果や遺骨が混ざった土砂についての具体的措置については一切明らかにしなかった。

 交渉団は、慰霊の日までに「遺骨が混じった土砂を埋め立てに使用することが適切なのか」「不適切と考える場合、土砂調達先から南部を除外するのか」という質問に対する明確な回答を文書で求め、防衛省側は赤嶺政賢議員事務所を通じて回答することを約束した。

 また交渉では、昨年の沖縄慰霊の日に平和祈念公園周辺を異例の数の警官が埋め尽くして過剰警備をおこなったため、慰霊碑の参拝や式典に訪れた遺族やその家族たちが大回りを強いられたり、物々しい威圧感の中に置かれたことをあげ、「総理警護が優先され、主役であるはずの遺族の参拝に支障が出ている」と抗議もおこなわれた。

 「平和をつくり出す宗教者ネット」からは、戦没者の遺骨を辺野古基地建設に使用することを断念するよう求める署名723筆が追加提出され、これまでの提出署名と合わせて3万7750筆、賛同団体は121団体となった。今年2月には沖縄県民が呼びかけた署名6万6000筆余りが提出されており、同様の署名は10万筆をこえた。

 具志堅氏は「私たちがこれを求めるのは、二度と戦死者を出さないためだ。戦争で犠牲になるのは政治家ではなく、みなさんを含む現場の人間だ。だから私は、自衛隊に戦死者を出さないためにもミサイルを持って沖縄から出て行ってほしいと願っている。それが日本を守ることだ。アメリカのために戦没者の骨までも海に捨てようとすることを断念しないのであれば、岸田総理は慰霊の日に沖縄に来ないでいただきたい」と要望した。


79年前の沖縄戦

     (鉄の暴風と呼ばれた米軍艦船による艦砲射撃(1945年))

     (砲撃の中、家財道具を抱えて避難する住民たち(1945年6月))

     (地獄の前線を生き延び、傷の手当てをする少年と少女。
      動員された学徒隊とみられる)

     (米軍の総攻撃で蜂の巣となった首里周辺。沖縄戦では
      畳1枚に1発の割合であらゆる砲弾が撃ち込まれ、
      県民の4人に1人がなくなったとされる(1945年5月))
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