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Activated Sludge ブログ ~日々読学~

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●石川幹子教授は、明治神宮《外苑のような公共性の高い緑地を、経済学者宇沢弘文の提唱した「社会的共通資本」と説く。「ひと言で言えば社会の富。…」》

2025年07月25日 00時00分19秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(20250701[])
◆「先人から受け継ぎ、都市の誇りとなった社会の富》、小池百合子東京「ト」知事ときたらコモンズを破壊しまくり…東京都議選、トファが圧勝、都議会与党第一党復帰という報に接し、暗澹たる気分だ。「ト」政が暴走しっぱなし。

   『●時代に逆行する小池百合子「ト」政、コモンズを破壊…《樹冠被覆率は
     気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準》
   『●《排他的なところと、それを許容する人たちの評価が高い》参政党を支持し、
       投票する方々…差別・ヘイト、カルト支援への加担の自覚が無さ過ぎる

 森本智之記者による、東京新聞の記事【こちら特報部/神宮外苑で進む樹木伐採…それでも「引き下がれない」 今も定期券で現地へ通う研究者が伝えたいこと】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/411813?rct=tokuhou)によると、《歴史的な樹木を伐採して超高層ビルを建設する東京・明治神宮外苑地区の再開発に問題提起を続けてきた中央大研究開発機構の石川幹子教授(都市計画)が新著をまとめ、「こちら特報部」の取材に応じた。外苑では昨秋、樹木の伐採が始まったが、改めて問題点を追及し、「まだ引き下がるわけにはいかない」と力を込める。(森本智之)》。

   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
        「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を
      得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら…」
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●東京「ト」知事殿へ…《本庄市長…「過ちを繰り返さないために、何が起きた
      かきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」》
   『●朝鮮人虐殺…《「過少申告」された政府の発表をそのまま信じ込んで地域の
      実情を探ろうとしないのは、歴史に対する敬意が欠けており、行政の怠慢》
   『●時代に逆行する小池百合子「ト」政、コモンズを破壊…《樹冠被覆率は
     気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準》
   『●《“環境アワセメント”…仲井真知事時代は、最初から埋め立て承認のゴール
       (結論)ありきで、それに向かって環境アセスメントが進められてきた》

 神宮外苑森林伐採再開発問題…坂本龍一さんのこの一言に尽きる: 

「率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません。
 これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎませんこの樹々は一度失ったら二度と取り戻すことができない自然で


 《先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々》=貴重なコモンズを破壊する愚かな行為だ。《都心の自然や景観を守ろうとした先人たちの理念ぶち壊したに等しい》。
 2019年11月の志真秀弘氏による、レイバーネットの書評【〔週刊 本の発見〕宇沢弘文人間の経済』 ひたすらな探究心をなにが支えたか? 『人間の経済』(宇沢弘文、新潮新書、720円、2017年4月刊)/評者:志真秀弘】(http://www.labornetjp.org/news/2019/1121hon)によると、《社会的共通資本とは何か? 宇沢によると大気、森林、河川、水、土壌などの自然環境道路、交通機関、上下水道、電力・ガスなどの社会的インフラストラクチャー教育、医療、司法、金融制度などの制度資本が社会的共通資本の重要な構成要素である。これらを安定して運営することで豊かな社会の発展がえられ人間の自由と尊厳が保障される。それはソ連社会主義の崩壊、グローバル資本主義の矛盾の進行などを見据えて考え抜かれたいわば第三の道ともいえる》。

   『●「大切なものは決してお金に換えてはいけない」:
        「宇沢弘文氏が蛇蝎の如く嫌った新自由主義」
    《平等・公正・正義ではなく「稼ぐ」ことだけを目的とした
     経済学に批判を投げかけてきた》
    《宇沢氏こそ、アベノミクスが推し進め、竹中平蔵慶大教授が
     旗を振っている新自由主義真っ向から反対し、猛烈な批判
     浴びせていたことだ。晩年の宇沢氏は「TPPは社会的共通資本
     破壊させる」と唱え、「TPPを考える国民会議」も立ち上げた。
     宇沢氏の功績=アベノミクスの全否定になるのである》

   『●《TPPは社会的共通資本を破壊させる》と唱えた
      宇沢弘文さん…《宇沢氏の功績=アベノミクスの全否定》
    《社会的共通資本とは何か?》
    《これらのエピソードは宇沢が信義と友情にあつい人であることを
     物語るだけではない。数学者育ちの思考力と合わせて、かれには
     いのちを、人間を、人の心をこそ大切にする宗教心がある
     ケインズは、支配者側の心のままだったが、石橋湛山には
     「仏の心」があったと終章に書かれている。この「仏の心」は
     ほかならぬ宇沢のものでもあって、宗教心も宇沢の経済学への
     道を貫くものと思えてならない》

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/411813?rct=tokuhou

こちら特報部
神宮外苑で進む樹木伐採…それでも「引き下がれない」 今も定期券で現地へ通う研究者が伝えたいこと
2025年6月15日 06時00分

 歴史的な樹木を伐採して超高層ビルを建設する東京・明治神宮外苑地区の再開発に問題提起を続けてきた中央大研究開発機構の石川幹子教授(都市計画)が新著をまとめ、「こちら特報部」の取材に応じた。外苑では昨秋、樹木の伐採が始まったが、改めて問題点を追及し、「まだ引き下がるわけにはいかない」と力を込める。(森本智之


◆再開発を巡り、新著「緑地と文化」を出版

 「風景というものは、今に至るまでの時間の積み重ねの上にある。外苑の風景も、過去から受け継いだ東京の財産。私は学生のころから50年以上、研究してきて、破壊されるのを黙って見ていられなかった」。「緑地と文化」(岩波新書)を新たに出版した石川氏は、そう振り返る。

     (超党派議連で講演する石川幹子・中央大研究開発機構
      教授(中)=3日、国会内で(森本智之撮影))

 再開発を巡り、石川氏が「1000本近い樹木が伐採されるのではないか」と公表したのは2022年2月だった。有識者委員を務める新宿区の都市計画審議会で再開発の完成模型を見てピンときた。正月の外苑を1人歩き、一本一本を確認して公表文をまとめた。

 それから伐採が始まる2024年10月まで、文化財保護の専門家組織「日本イコモス国内委員会」の理事として、数々の問題提起を続けてきた


◆「先人から受け継ぎ、都市の誇りとなった社会の富」

 外苑について記者は何度も取材したが、会うのはたいてい現場である。石川氏は背にリュック、手に巨大な図面を持って現れる。1時間、2時間と歩きながら調査の結果を説明するのだ。今も定期券で外苑に通っているというが、「ベテランでこれほど行動する研究者を知らない」と40代の大学准教授は驚いていた。

 石川氏は外苑のような公共性の高い緑地を、経済学者宇沢弘文の提唱した「社会的共通資本」と説く。「ひと言で言えば社会の富。ニューヨークにセントラ………………。」
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●時代に逆行する小池百合子「ト」政、コモンズを破壊…《樹冠被覆率は気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準》

2024年11月08日 00時00分43秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年11月05日[火])
時代に逆行する小池百合子「ト」政、コモンズを破壊して世界の笑いもの…《樹冠被覆率は気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準》。
 押川恵理子記者による、東京新聞の記事【「緑の日傘」東京ドーム256個分が消えた…樹木伐採が進む23区、ヒートアイランド現象が加速しかねない】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/364438)によると、《樹木の枝葉で覆われた土地の面積割合を示す「樹冠被覆率」が、東京23区で2013年の9.2%から2022年には7.3%まで減ったことが、東京大の研究チームの調査で明らかになった。日射や路面からの放射熱を減らし緑の日傘と呼ばれる樹木が減ることで、都市部の気温が周辺より高くなるヒートアイランド現象の深刻化が懸念される。(押川恵理子)》。

 「小池百合子「ト」政下の小さな小さなことかもしれないが…《自治体の予算の一部の使い方を住民が決める「参加型予算」を導入した東京都杉並区》」…とつぶやくと、そんなことは小池百合子「ト」知事が既にやっている、というコメントがやってくる。本当かどうか知りませんが、神宮外苑森林伐採再開発問題を見ただけでも、住民の方を向いた都政とは言い難いことは明らかだ。まさに、「ト」政。その他、小池百合子「ト」政には言いたいことが沢山ある。最たるものは、関東大震災時の歴史認識のゆがみ。

   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
        「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を
      得るのは一握りの富裕層にしか過ぎません。この樹々は一度失ったら…」
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●東京「ト」知事殿へ…《本庄市長…「過ちを繰り返さないために、何が起きた
      かきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」》
   『●朝鮮人虐殺…《「過少申告」された政府の発表をそのまま信じ込んで地域の
      実情を探ろうとしないのは、歴史に対する敬意が欠けており、行政の怠慢》


 神宮外苑森林伐採再開発問題…坂本龍一さんのこの一言に尽きる: 

「率直に言って、目の前の経済的利益のために先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々を犠牲にすべきではありません。
 これらの樹々はどんな人にも恩恵をもたらしますが、開発によって恩恵を得るのは一握りの富裕層にしか過ぎませんこの樹々は一度失ったら二度と取り戻すことができない自然です

 《先人が100年をかけて守り育ててきた貴重な神宮の樹々》=貴重なコモンズを破壊する愚かな行為だ。《都心の自然や景観を守ろうとした先人たちの理念をぶち壊したに等しい》。
 東京新聞の【<社説>外苑の樹木伐採 市民対話の重さ教訓に】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/364829?rct=editorial)。《外苑は明治神宮の私有地だが、歴史を振り返れば、国民の財産を神宮が預かっているとも考えられる。戦後、スポーツ施設が集まる公共性の高さから国有地として維持する案がまとまっていたにもかかわらず、神宮側の要求で条件付きで払い下げられたからだ。その条件は、国民の公平な利用や低廉な施設使用料、民主的な運営など4項目。今回の再開発で神宮側が条件を順守しているのか、大いに疑問だ。行政の責任も重い。東京都はかつて外苑を風致地区に指定し、緑と景観を維持してきたが、一連の再開発であっさりと規制を緩和し、巨大な建物が相次いで建つようになった都心の自然や景観を守ろうとした先人たちの理念をぶち壊したに等しい。再開発には、ミュージシャンの故坂本龍一さんら多くの著名人が批判の声を上げ、反対するインターネット署名には23万筆超が集まった。わずかではあるが、計画の見直しにつながり、公共性の高い事業を進めるには、市民との丁寧な対話が必要だという重い教訓も残した》。

 (2012年11月15日 00時00分41秒)「…原発を直ぐに停止すべきなのに、運転を継続しつつ調査すると言っている訳である。知床の原生林の開発などで使われた「古い手」だ」。知床や長良川、有明海 (諫早) などで使い古されたやり方であり、神宮外苑森林伐採再開発問題も同じ。まずは伐採や開発を止め、立ち止まって考えるべき。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/364438

「緑の日傘」東京ドーム256個分が消えた…樹木伐採が進む23区、ヒートアイランド現象が加速しかねない
2024年11月3日 06時00分

     (2013年時点の東京23区の樹冠被覆率を示す図(左)。
      2022年には西部を中心に樹冠被覆率が13年より下がって
      いることが分かる(右)=白石欣也さん提供)

 樹木の枝葉で覆われた土地の面積割合を示す「樹冠被覆率」が、東京23区で2013年の9.2%から2022年には7.3%まで減ったことが、東京大の研究チームの調査で明らかになった。日射や路面からの放射熱を減らし緑の日傘と呼ばれる樹木が減ることで、都市部の気温が周辺より高くなるヒートアイランド現象の深刻化が懸念される。(押川恵理子


◆樹木で覆われた土地は2013年で9.2%、2022年に7.3%

     (東京23区の樹冠被覆率を調査した白石欣也さん
      =千葉県柏市の東京大柏キャンパスで)

 樹冠被覆率は気候変動や生物多様性の観点から国際的に重視される都市緑化の評価基準国連機関の事業の認定基準にも採用されているが、国内では浸透していない。23区全体を対象とした樹冠被覆率の調査は、今回が初めて。衛星画像などから推計した。2013年からの9年間で、東京ドーム約256個分の12平方キロメートルの樹冠を失った計算だ。

 研究チームが今年4月にまとめた論文によると、樹木の減少は住宅開発や都市再開発に伴う伐採が進んだことが主な要因。用途別で樹冠被覆率の減少幅が最も大きかったのは、民家の庭木が減った一戸建て住宅で、40.6%減だった。次いで街路樹の減少により道路が21.4%減、教育・文化施設18.2%減、公園8.3%減と続いた。

 区別で比率の減少幅が最も大きかったのは杉並区の39.5%減、次いで練馬区の38.2%減、世田谷区と中野区の34.7%減。23区西部はかつて屋敷林などが多かったが、地価高騰や相続税の負担を背景に、一軒分の土地を分割し、小さな一戸建て住宅を複数建てる住宅事情などが影響したとみられる。

 緑の地域格差も判明した。江戸時代からの神社仏閣や庭園が比較的に多く残る23区中心部や西部は、東部の「下町」に比べて樹冠被覆率が高い傾向があった。区別では皇居のある千代田区の16.7%が最も高く、明治神宮のある渋谷区14.4%、港区12.4%が続いた。最低は墨田区の2.9%。格差を埋めるには公共の緑化政策が重要になる。


◆欧米には30%以上を目指す都市もある

 研究を主導した大学院生の白石欣也さんは「都市の緑化には、樹木がもたらすさまざまな効果や維持コスト、伐採による環境面の損失などのデータを市民に示し、対話しながら戦略を練ることが重要。自治体はそうしたデータの指標となる樹冠被覆率を目標に採用し、継続的に調べるべきだ」と指摘した。

 欧米では、同比率30%以上を目指して樹木管理の戦略を練る都市がある


 樹冠被覆率 土地の面積に対し、樹冠(枝や葉が茂っている部分)が占める割合。国連食糧農業機関(FAO)が、都市の樹木の適切な維持を後押しするプログラムの認定基準にも使われている。プログラムには2023年時点で22カ国の200都市が認定されている。30%に高めると、欧州では都市の平均気温が0.4度下がり、ヒートアイランド現象による死者が減ると推定した研究もある。東京23区は各区の条例に基づき、個別に同様の調査をしているが、調査時期などにばらつきがある。


  


◆東京都は樹木以外の「みどり」も重視しているが…

 東京都は樹冠被覆率ではなく、樹木以外の草地や公園、水域などを含めた「みどり率」を緑の指標としている。その理由を都自然環境部の担当者は「緑には生物多様性や人々の安らぎ、都市環境の改善などいろんな機能があるため、緑全体を調べている」と話す。

 みどり率は都内全域で5年おきに調べ、区部は2013年の24.5%から2023年は24.0%とほぼ横ばい。ただ、草地や芝生は、樹木に比べて二酸化炭素(CO2)を吸収したり、周辺の気温を下げたりする効果は低い。さらに、東大大学院の寺田徹准教授(緑地計画学)は「みどり率は東京の緑空間の増減を評価するには有効だが、世界共通ではなく、海外諸都市との比較には使いづらい」と指摘する。

 欧米では米ニューヨーク市が昨年秋、樹冠被覆率を2035年までに現状の22%から30%に引き上げることを決定スペインのバルセロナ市やカナダのバンクーバー市も30%を目標とする。都は昨年夏、100年先を見据えた緑のプロジェクト「東京グリーンビズ」を打ち出し、緑の保全や創出を進めるとするが、指標とするみどり率の数値目標は現在掲げていない


【関連記事】神宮外苑の木、「強行しないで」声上がる中チェーンソーで次々… 「なぜ切るのか」の問いかけに対応なし
【関連記事】神宮外苑の樹木はヒートアイランド抑制に効果 国際環境NGOが保存求める「若い木では効果がない」
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●朝鮮人虐殺…《「過少申告」された政府の発表をそのまま信じ込んで地域の実情を探ろうとしないのは、歴史に対する敬意が欠けており、行政の怠慢》

2024年10月01日 00時00分50秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年09月05日[木])
虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》なはずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事。
 大野元裕埼玉県知事と《都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事、どちらがまともな知事でしょうか? 《安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと》(東京新聞)、さらに、《「過少申告」された政府の発表をそのまま信じ込んで地域の実情を探ろうとしないのは、歴史に対する敬意が欠けており、行政の怠慢だ》、また、《東京都の回答は、歴史に対する冒瀆(ぼうとく)だ。把握していないというのは、単に調べていないというより、調べる気がないのだろう。歴史に対して、あるいは加害と被害両方に対する関心が極めて薄く歴史否定の流れに沿った対応に見える》。
 一方、埼玉県本庄市でも、《吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります》(東京新聞)。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●水島朝穂さん《学歴詐称問題…3選を果たした小池知事には、今後とも、
     公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう》…か? 懐疑的だ…
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●東京「ト」知事殿へ…《本庄市長…「過ちを繰り返さないために、何が起きた
      かきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」》

 《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》ある小池百合子東京「ト」知事に、「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さん、このままでいいの? 小池「ト」知事は《「…」となぜか半笑い決して笑える話ではない》のではないか [日刊ゲンダイ【小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899?utm_source=x&utm_medium=sns)]?

 東京新聞の記事【「公文書は本当に正しいのか?」差別と偏見、デマ、行政の責任とは…関東大震災時の朝鮮人虐殺、専門家はこう見る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351539)によると、《1923年9月1日に起きた関東大震災時には、日本にいた朝鮮人を巡り「暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」などのデマが広がり、多くの朝鮮人が虐殺される事件が起きた。東京新聞は、1都6県に、把握している犠牲者を取材したが、東京都と茨城、栃木県は把握していなかった。こうした結果への受け止めを、大震災と虐殺の問題に詳しい3人に聞いた》。

 群馬県立公園「群馬の森」朝鮮人追悼碑撤去問題…《平和なアジアという井戸…先人の掘った井戸の水を濁らせている》人々は平気でウソをつく人達も、同様です。

   『●『「反日」とは何か ~中国人活動家は語る~』読了(3/3)
    「彼らや元戦犯が、格言 (p.137) に云う「井戸を掘った」。しかし、
     「小泉純一郎や安倍晋三など、…アジア諸国民からの批判に開き直る
     一群の政治家…、日本人として空しい。
     彼らに、そもそも平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、
     疑わしい。むしろ、…彼らは先人の掘った井戸の水を濁らせているのだ、と」」

   『●「平和なアジアという井戸を掘る意思があるのかどうか、疑わしい」
    《河村たかし市長は、友好都市である南京市の共産党幹部が
     訪問した際に「南京大虐殺は無かったのではないかと発言した

   『●《平和なアジアという井戸…先人の掘った井戸の水を
      濁らせている》人々…企画展「表現の不自由展・その後」を破壊
   『●《平和なアジアという井戸…先人の掘った井戸の水を濁らせている》人々…
      山本一太知事による群馬県立公園「群馬の森」朝鮮人追悼碑の破壊・撤去
   『●群馬県立公園「群馬の森」朝鮮人追悼碑撤去問題…《平和なアジアという
     井戸…先人の掘った井戸の水を濁らせている》人々は平気でウソをつく人達

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351539

「公文書は本当に正しいのか?」差別と偏見、デマ、行政の責任とは…関東大震災時の朝鮮人虐殺、専門家はこう見る
2024年9月2日 06時00分

 1923年9月1日に起きた関東大震災時には、日本にいた朝鮮人を巡り「暴動を起こした」「井戸に毒を入れた」などのデマが広がり、多くの朝鮮人が虐殺される事件が起きた。東京新聞は、1都6県に、把握している犠牲者を取材したが、東京都と茨城、栃木県は把握していなかった。こうした結果への受け止めを、大震災と虐殺の問題に詳しい3人に聞いた。


▶「地震と虐殺 19232024」を書いたノンフィクションライター・安田浩一さん(このページ)
朝鮮人虐殺と各地域の追悼と調査活動に詳しい専修大の田中正敬教授(朝鮮近現代史)
関東大震災時のデマの拡散などを研究する国立歴史民俗博物館の樋浦郷子准教授(教育史)


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【詳報】関東大震災と朝鮮人虐殺、知事さん、どう把握してますか? 関東16県アンケート


◆加害責任は行政や国家が背負うべきもの、調べないのは行政の怠慢

 関東大震災時の朝鮮人虐殺をテーマにした新著「地震と虐殺 1923—2024」を書いたノンフィクションライターの安田浩一さんに、各自治体へのアンケート結果をどう受け止めたのかを聞いた。


   ◇


 東京都の回答は、歴史に対する冒瀆(ぼうとく)だ。把握していないというのは、単に調べていないというより、調べる気がないのだろう。歴史に対して、あるいは加害と被害両方に対する関心が極めて薄く歴史否定の流れに沿った対応に見える。

     (ジャーナリストの安田浩一さん=2017年、東京都千代田区で)

 震災後の混乱の中で政府や行政が虐殺、負の記録を残すことを敬遠し、そのため正確な数字が分からないのは仕方ない。しかし、東京には多くの方が亡くなった事実があり、資料も山ほど残っている。完全に分からなくても各種記録から類推することは可能であり、都は資料を精査する、調べるという姿勢が大事だ。それが全くないのは、歴史否定の考え方そのものだ


◆市民団体の事実の掘り起こし、確認しない行政

 「各県が把握している内容」を見て、ひっくり返りそうになった。特に神奈川県は昨年、新資料も見つかっているのに、これでは横浜市では誰も虐殺されていないことになってしまう

 「関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会」の山本すみ子代表をはじめとする市民の方々の調査によって、おぼろげながら虐殺の全体像が見えてきたのに、県にそれを「知らせない」とは言わせない。真偽が分からないというよりも確かめていないのだろう。

     (安田さんの著書「地震と虐殺 1923-2024」)

 他県でも、地域でさまざまな市民団体が事実の掘り起こしをしており、これは本来行政がやるべき仕事であり、実態調査をしていないということは許しがたい。公的な記録がなくても新聞記事や文献資料があれば、その内容を調べて本当にあったのかどうか確認することも行政の仕事だ。

 事実を確認できないと政府がいっているから、できないという態度本末転倒。国が細かくひとつひとつの地域を調べることは難しいのだから、地域、つまり県がきちんと調べた上で、政府に報告する義務がある。「過少申告」された政府の発表をそのまま信じ込んで地域の実情を探ろうとしないのは、歴史に対する敬意が欠けており、行政の怠慢だ


◆朝鮮人を殺したのは地震ではなく、差別と偏見

 各県の回答を見ると、「地震の混乱の中で」虐殺があった、というような表現になっているが、これは半分正しく、半分間違っている。確かに混乱の中で起きたが、混乱が朝鮮人を殺したのではない。

     (記念集会で講演する安田浩一さん=2021年7月1日、
      川崎市内で)

 地震に至るまでに差別と偏見が朝鮮人に向けられており、実際、震災の前年の1922年には現在の新潟県津南町で、水力発電所の工事現場で働いていた朝鮮人が虐殺されている。地震の前年、地震と全く関係のない新潟県の山奥で

 朝鮮人を殺したのは地震ではなく、日本社会がずっと抱えていた差別と偏見であり、それがなければ殺されなかった。

 ところが、各県の回答で差別という言葉を使っているのは埼玉県だけで、いかにも災害発生のときに混乱して朝鮮人が殺されたという文脈になっている。埼玉も差別が殺した、とは書いていない。差別が存在していたことへの認識は絶対に必要だ。加害責任をきちんと行政や国家が背負うべきであり、加害責任に言及した回答がないのは問題だ。


▷次のページは…「公文書は民間人の証言より正確か?」専修大・田中正敬教授の話


【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる



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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351539/2


「調べないのは行政の怠慢」ジャーナリスト安田浩一さんの話…に戻る


◆民間人の証言や記録の方が、公文書より具体的で豊富

 関東大震災時の朝鮮人虐殺と各地域の追悼と調査活動に詳しい専修大の田中正敬教授(朝鮮近現代史)に、各自治体へのアンケート結果をどう受け止めたのかを聞いた。


   ◇


 「把握していない」という回答は、政府の「調査した限り、政府内に記録が見当たらない」という答弁を踏襲しているように思える。政府が事実を認めて犠牲者に向き合えば、自治体もこうした対応にはならないのではないか。

 震災直後に朝鮮人犠牲者同胞が調査し発表した6000人という死者数は、実態より過大でプロバガンダだと攻撃される。これは犠牲者数を厳密に科学的に検証するそぶりを見せ、彼らの調査が事実ではないと印象づけようとするものだ

     (横網町公園にある関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼碑
      「六千余名にのぼる朝鮮人が」流言飛語で命を落とした
      と書かれている=2023年8月撮影)

 過大だとする理由も推測に基づくもので、根拠は薄弱だ。そもそも正確な犠牲者数が分からないのは当時の政府がきちんと調査・公表していないから、政府が公表した犠牲者数は実態を反映していない。正確な犠牲者数を調査する責任は政府にある


◆虐殺の裁判記録はあるが、正当防衛を証明する史料はない

 とりわけ近年の言説で強調されるのが、虐殺の正当化、「正当防衛」「過剰防衛」などの言葉だ。これらの主張は、当時の新聞における流言の垂れ流しやあいまいな証言に頼っている。だが、集団的に住民を朝鮮人が襲い被害を与えたという事件が起こり、犯人が実際に検挙され、裁判にかけられて刑が確定したという事例はない。虐殺事件の裁判記録は残っているが、虐殺が「正当防衛」であったことを証明する客観的な史料は存在しない。当時の流言を再び流布するものだ。

 千葉県における関東大震災と朝鮮人犠牲者追悼・調査実行委員会編「いわれなく殺された人びと」(青木書店、1984年)で明らかにされた八千代市での事件は、住民が記した日記の記述通りに遺骨が発掘された。公文書に目が行きがちだが、民間人の証言や記録の方がはるかに具体的で事例が豊富だ

     (関東大震災当時の朝鮮人虐殺などに関する証言を
      朗読する人々=2023年9月2日、東京都墨田区で)

 世の中には私人が書いたものには客観性がなく正確性に欠ける、公文書は客観性があり正確だというイメージがある。しかし、それは事実だろうか。


◆公文書は意図的に隠されたり改ざんされることも

 公文書で意図的に重要なことが書かれないこと、ひどい場合には後に改ざんされることもある。国会で虐殺の事実に関する質疑で政府は明らかに虚偽答弁をしており、それも公文書として記録される。公文書の問題点を明らかにするためにも、民間の記録は大事だ。

 また、西崎雅夫氏の著書「関東大震災 朝鮮人虐殺の記録 東京地区別1100の証言」(現代書館、2020年)に明らかなように、民間の記録は目撃者や被害者の証言を広範囲に記録しており、公文書よりもはるかに具体的で雄弁だ

 公文書のみで広島、長崎の原爆投下や沖縄戦の実態を明らかにはできず、体験者の証言が重要な意味を持つ。震災下の虐殺も同じで、実態を知るためには体験者や目撃者の証言や回想なしに実態はわからない。当時の政府は実態をくまなく調査して記録として残しておらず、その意味でも、民間の記録は貴重だ。


▷次のページは…「不作為の責任、栃木県知事は自覚を」デマ拡散に詳しい樋浦郷子准教授の話


【関連記事】関東大震災で起きたこと 朝鮮人追悼式典を長年続ける埼玉・本庄市長が祖父母から聞いた「群集心理の怖さ」




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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351539/3


「公文書は民間人の証言より正確か?」専修大・田中正敬教授の話…に戻る


◆「流言に惑わされるな」という注意喚起がなかったことで

 関東大震災時の「デマ」の拡散などを研究する国立歴史民俗博物館の樋浦郷子准教授(教育史)に、栃木県が虐殺の犠牲者を「把握せず」と回答したことについて聞いた。


   ◇

 「木で鼻をくくる」という表現がぴったりなそっけない対応で、県行政が萎縮しているように感じる。

 全国知事会が編さんに関わり多くの県庁や図書館に所蔵される「日本の歴代知事」で、当時の山脇春樹知事のページには「朝鮮人5人殺され」とあり、一般にもアクセスしやすい書籍「現代史資料 関東大震災と朝鮮人」にも朝鮮人が5人死亡したとある。少なく見積もった人数であるが、誰もが手に取れる資料であり、最低限、行政が把握し事実として共有されるべきではないか。

     (追悼式典が行われた横網町公園で手を合わせる人々
      =1日、東京都墨田区で)

 関東大震災で避難者の北上にともなって栃木県内の各駅で暴力事件が頻発、死亡者も出る事態だったが、山脇知事は群馬などほかの関東の県と異なり、「流言に惑わされるなという談話を発出しなかっ

 9月7日に警視庁から流言への注意喚起がなされるが、それ以前に近隣の県知事や警察は、流言への注意を促していた。栃木県にはその痕跡が確認できない。栃木県での流言の拡散には、その不作為何もしないことにも責任がある

 栃木県知事はこの事実を受け止め、明日かもしれない「非常時」には101年前の事態には絶対しないとの自覚を持ち、当時の「不作為」を繰り返さぬよう行動してほしい。その方針を県民にも共有してほしい。

 回答に「栃木県人権尊重の社会づくり条例」の存在を挙げているが、どの県にもあるもので栃木県が独自で積極的であるとは感じられない。


【関連記事】関東大震災時の朝鮮人虐殺、東京・茨城・栃木は「把握せず」 1都6県調査に識者は「行政の役割果たしてない」
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●東京「ト」知事殿へ…《本庄市長…「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」》

2024年09月08日 00時00分00秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(202494[])
虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》なはずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事。
 大野元裕埼玉県知事と《都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事、どちらがまともな知事でしょうか? 《安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと》(東京新聞)。埼玉県本庄市でも、《吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります》(東京新聞)。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです
   『●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》な
     はずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事
   『●水島朝穂さん《学歴詐称問題…3選を果たした小池知事には、今後とも、
     公選法の「虚偽事実公表」の疑いが問われ続けるだろう》…か? 懐疑的だ…

 《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》ある小池百合子東京「ト」知事に、「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さん、このままでいいの? 小池「ト」知事は《「…」となぜか半笑い決して笑える話ではない》のではないか [日刊ゲンダイ【小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899?utm_source=x&utm_medium=sns)]?
 石原真樹記者による、東京新聞の記事【関東大震災で起きたこと 朝鮮人追悼式典を長年続ける埼玉・本庄市長が祖父母から聞いた「群集心理の怖さ」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/351540)によると、《1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発政府や首長がその歴史を直視しない動きが広まる中、埼玉県本庄市と熊谷市、上里町では犠牲になった朝鮮人を追悼する式典が長年続いており、首長も出席してきました。吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります。(聞き手・石原真樹)》


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https://www.tokyo-np.co.jp/article/351540

関東大震災で起きたこと 朝鮮人追悼式典を長年続ける埼玉・本庄市長が祖父母から聞いた「群集心理の怖さ」
2024年9月1日 20時18分

 1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発政府や首長がその歴史を直視しない動きが広まる中、埼玉県本庄市と熊谷市、上里町では犠牲になった朝鮮人を追悼する式典が長年続いており、首長も出席してきました。吉田信解本庄市長(56)は「過ちを繰り返さないために、何が起きたかきちんと調べ、殺された人の無念に思いを寄せて追悼することは大事」と語ります。(聞き手・石原真樹


 吉田信解(よしだ・しんげ) 1967年9月、埼玉県本庄市出身。生家は市内の真言宗智山派の大正院で、2022年から住職。1995年に本庄市議選で初当選し、2005年から本庄市長。早稲田大では雄弁会に入会し、副幹事長を務めた。


◆本庄市の追悼行事は戦前からあった

 ―本庄市では毎年9月1日に追悼慰霊式を開き、市長も出席して追悼の言葉を述べています。

 追悼行事がいつ始まったのかははっきりと分かりませんが戦前からあり、祖父の英覚(1995年に85歳で他界)は「だいぶ昔からやっていたよなあ」と話していました。いつから行政主催になったかも分かりません。私自身は気づいたときには祖父に連れられて追悼法要に行っていたという感じです。

 市内の和尚さんがみんな集まって短いお経を上げて、市長が追悼文を読んで、指名焼香して線香を手向けて。参加する在日本大韓民国民団(民団)と在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が対立し雰囲気が険悪だった時代もありますが、今はとても静謐(せいひつ)を保っていますし、「毎年やってくれてありがとう」とお礼の言葉をいただき、こちらもありがたいです。昨年は89人が参加しました。

     (インタビューに応じる吉田信解市長=埼玉県本庄市で)

 慰霊式が開かれる長峰墓地は犠牲になった朝鮮の方が埋葬された場所。慰霊碑には歴史的な変遷があって、震災翌年に新聞記者が建立した碑は「鮮人の碑」とありましたが、差別用語だろうとなり、戦後に新しく作り替えて「慰霊碑」となりました。長峰墓地の一画を自分の寺も所有していることから、祖父が追悼の角塔婆を毎年書いており、今は私が書いています。


◆東京から群馬へ向かう中継点で起きた悲劇

 ―1923年、本庄市で何があったのでしょうか。

 9月4日、当時の本庄警察署内に収容されていた朝鮮人が大勢の群衆に襲われ、殺されました。なぜ本庄で事件が起きたかというと、地理的な要因が影響していると思っています。

 当時、東京方面から朝鮮の人たちがトラックで群馬方面に移送されてきていて、本庄はその中継点でした。埼玉から群馬に向かうには神流川を渡らなければならないのですが当時は鉄道の橋しかなく、渡しの船を使おうとしたけれど群馬側に拒否されたようです。

 引き返さざるを得なくなり、一方で東京からは次々と被災した人たちが押し寄せてくる。本庄でどんどん人が膨れあがっていき、「朝鮮人が襲ってくる」「井戸に毒を入れた」などのデマも流れ、殺気立った人たちが警察署を襲ったのだと思います。

 なぜ朝鮮人が警察署に収容されていたかというと、守るためだったと思うのです。ところが警察署は人が少なく多勢に無勢でした。これは伝聞ですが、当時の警察署長と町民の折り合いがあまり良くなかったそうで、警察に取り締まられ警察に反感を持っていた無頼の徒が混乱に乗じて首謀したという話も聞きました

 殺された人数は実ははっきりしなくて、当時の記録で八十数人、といわれています。多少前後するかもしれませんが結構大勢いたはずです。祖母が見ていますから。


◆裁判後、正気でいられなくなった首謀者たち

 ―祖母はどのようなことを語っていましたか。

 祖母の久枝(2018年に106歳で他界)は本庄生まれで、関東大震災のときは小学5年生でした。学校帰りに本庄警察署の前を通りかかったら群衆がたくさん集まっていて「こっちに来るんじゃない!」と言われ、翌日だったか数日後だか、菰(こも)をかぶされた遺体が大八車で中山道を運ばれていくのを見たそうです。「あんなに恐ろしいことはなかった」と聞きました。

     (長峰墓地にある慰霊碑。角塔婆は吉田信解市長が
      書いている=埼玉県本庄市で)

 事件の首謀者たちは逮捕され裁判にかけられ、しばらくして出てきて「みんなおかしくなっちゃった」とも話していました。ある草相撲力士は気がふれたかして、うちの寺に押し込み強盗のように入ってきて、祖母の父親が取り押さえるという事件があったそうです。

 これは私の類推ですが、群集心理の中で「こいつらは悪いことやった連中、だからやっちゃえ」という、肝試しみたいなことをしてしまったけれど、あとから良心の呵責(かしゃく)にさいなまれ、正気ではいられなくなったのではないでしょうか。

 当時、関東大震災の四十九日法要を町内の安養院で行っているのですが、表向きは震災犠牲者の追悼法要ですが、郡長が読んだあいさつの内容は犠牲になった朝鮮人の供養だったそうです。供養や追悼の気持ちは事件の直後からずっとあったのだと思います。


◆「悪い奴ら」が来た…膨らむうわさ、恐怖に駆られて

 ―群集心理の恐ろしさを感じます。

 その当時を考えると、普通の住民が突然凶暴化して罪のない人間を襲ったのではなく、殺した側は「悪い奴らが来た」という感覚だったわけです。

 それがまさに、流言の怖さ。護送された朝鮮の人たちがどんどん東京方面から来るわけで、多くの人は不安に感じたことでしょう。

 裁判記録には、東京で自分の妹が朝鮮人にやられたのではないかと思ってやりました、という証言も残っています。祖母からは「朝鮮人が爆弾を持って襲ってくると聞いた」という話も聞きました。警察署長の奥さんが朝鮮人だ、だから署長が朝鮮人をかばっているんだ、といううわさも流れたそうです。

 母方の祖父は埼玉県熊谷市出身で、在郷軍人だった父親が、「朝鮮人が襲ってくる」というので自警団を組織して、怪しい朝鮮人がいないか見回ったそうです。

 帰ってきて、ふーっとため息をついて「ああ、俺の軍刀を血で染めなくて済んだ」と。殺したくはないけれど、怪しい人間がいるとしたら、みんなの手前、やらなきゃいけない。そういう空気がたぶんあったのではないでしょうか。まさに群集心理の恐ろしさです。

 当時は韓国併合して13年目です。母方の祖父の話では、日本が領土にしたから「抵抗されるんじゃないか」という気持ち、恐怖感があったようです。言葉が通じないし、民族が違うし、情報を遮断された中で、何があるか分からない、となってしまう。


◆まず何が起きたのかをきちんと調べることから

 ―同じ過ちを繰り返さないために何が必要でしょうか。

 まずは、何が起きたのかをきちんと調べること。そして殺された人たちの無念に思いをよせ、追悼することが大事だと思います。追悼と同時に、流言飛語やデマが流れる混乱状態の中では人間はこういうことをやってしまうということを、みんなが共有しておくことも必要だと思います。

 非常事態になる前には、まずは相互理解でしょうね。言うは易し行うは難し、ですが。

 例えば、生活のルールを守らない人は日本人にも外国の人にもいますが、それが外国人だと「やっぱり外国人は」と偏見が生まれ、広まってしまう。そういう問題はあると思います。

     (インタビューに応じる吉田信解市長=埼玉県本庄市で)

 私自身は地元のイベントなどで外国の人と交流する機会には、なかなか役所がアクセスできない人がいるので、彼らの困りごとがあったら皆さんが中継になって行政に伝えて欲しい、とお願いしています。見えない存在になってしまうことが一番良くないので

 可視化、見える化していく。外国の人にも「ルールがあるから守ってくださいね」と求めていく。お互いに理解しようとしていくことがまずは大事じゃないかなと思います。


◆身をていして守った人たちもいた

 関東大震災当時、本庄町内のお寺には逃げてきた朝鮮人をかくまって、押し寄せてきた自警団に「やるんだったら俺をやってからにしろ」と守った住職がいたそうです。「俺を殺したら7代たたるぞ」って。そうやって身をていしてかばった人たちもいるのですね。

 深谷方面からきたトラックを「危ないから」と逃がした町の人たちの話もあります。やっぱり非常時に大事なのは正常な気持ちと勇気でしょう。朝鮮人を守ったという話はあちこちにあって、「そうしなければいけない話」として、もっと取り上げられるべきだと思いますね。

 私の祖父も「俺だったら絶対に、俺を殺してから行けって言った」とよく話していました。子ども心に「じいちゃん何をかっこつけているんだよ」なんて思っていましたが、そういう話を聞かされると、そうだよな、そうしなきゃいけないよなって思いますよね。いざという時の冷静さと勇気はとても大事ではないでしょうか。


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●《虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効》なはずなのに、《追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事

2024年09月03日 00時00分34秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年08月31日[土])
大野元裕埼玉県知事と《都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている》小池百合子東京「ト」知事、どちらがまともな知事でしょうか? 《安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと。》
 東京新聞の記事【朝鮮人虐殺の追悼文「前向きに検討」 埼玉・大野元裕知事、小池百合子都知事と異なる対応 関東大震災の式典】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/349893)によると、《1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を悼むさいたま市内の式典に、埼玉県の大野元裕知事が追悼文を送る検討をしていることが、東京新聞の取材で分かった。都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている東京都の小池百合子知事とは異なる姿勢だ。識者は「虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効」と評価する。大野知事が検討している追悼文は、9月4日に予定される旧片柳村(さいたま市見沼区)で殺された朝鮮人青年の追悼式典の実行委員会が依頼していた。埼玉県は追悼文の送付について「庁内で前向きに検討中」と回答。実現すれば、朝鮮人虐殺について大野知事が追悼文を送るのは初めて。》

 《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》ある小池百合子東京「ト」知事に、「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さん、このままでいいの? 小池「ト」知事は《「…」となぜか半笑い決して笑える話ではない》のではないか?
 小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》と《大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々》と同列で論じていいのでしょうか。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》を否定し、歴種修正に加担していませんか。《虐殺の史実》を否定していませんか。「2,918,015票」も投じてしまった都民の皆さんも《虐殺の史実》を否定しているのですか?
 日刊ゲンダイの記事【小池都知事は朝鮮人虐殺「追悼文」8年連続で不送付…会見で半笑い“負の歴史”直視せず】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/359899?utm_source=x&utm_medium=sns)。《今年も「負の歴史」から目を背けた。関東大震災で虐殺された朝鮮人らを追悼する式典が9月1日行われる。東京都の小池知事は今年も追悼文を送らない意向だ実に8年連続。小池知事は同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「犠牲になった全ての方々に哀悼の意を表している」と繰り返すが、天災による犠牲者と、虐殺による犠牲者は明らかに異なる。小池知事にその認識はあるのか。きのうの定例会見で、朝鮮人虐殺の史実についての見解を問われると、小池知事は「さまざまな研究が行われていることを承知している」とはぐらかす。「さまざまな研究の中には虐殺を否定するものもあるのかと畳み掛けられてもさまざまな研究があるということですとなぜか半笑い決して笑える話ではない》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

   『●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…
     《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/349893

朝鮮人虐殺の追悼文「前向きに検討」 埼玉・大野元裕知事、小池百合子都知事と異なる対応 関東大震災の式典
2024年8月27日 06時00分

 1923年の関東大震災の際に虐殺された朝鮮人を悼むさいたま市内の式典に、埼玉県の大野元裕知事が追悼文を送る検討をしていることが、東京新聞の取材で分かった。都内の式典で追悼文の送付を見送り続けている東京都の小池百合子知事とは異なる姿勢だ。識者は「虐殺や差別を防ぐためには、首長や政治家の公式な声明が最も有効」と評価する。

     (大野元裕埼玉県知事)

 大野知事が検討している追悼文は、9月4日に予定される旧片柳村(さいたま市見沼区)で殺された朝鮮人青年の追悼式典の実行委員会が依頼していた。埼玉県は追悼文の送付について「庁内で前向きに検討中」と回答。実現すれば、朝鮮人虐殺について大野知事が追悼文を送るのは初めて


◆実現なら「画期的なこと」

 実行委の小川満事務局長は「追悼文を出してもらえたら画期的なこと。県がどのような対応をするのか注目している」と話す。県によると、昨年も別の団体から依頼があったが、式の直前で検討が間に合わなかったため、送らなかったという。

     (東京都墨田区の横網町公園にある関東大震災の
      朝鮮人犠牲者追悼碑)

 大野知事は昨年9月の記者会見で「デマ情報に基づいて朝鮮人に対する虐殺があったことは痛心に堪えない」と表明。虐殺の背景に震災翌日、県内の郡役所が、朝鮮人への警戒を強めるよう町村に出した通達不逞鮮人(ふていせんじん)放火ニ関スル件通牒(つうちょう)があったとも認めていた

 関東地方の他の5県は、各県内での追悼行事の有無を把握していなかった。追悼文を依頼された場合に知事がどのように対応するか問うと、茨城、栃木、千葉、神奈川の4県は「内容を踏まえて判断」と回答。群馬は「仮に、との質問には答えられない」と答えた。(石原真樹、杉浦正至)


◆主張や政治家の公式な声明が最も有効

 ノンフィクションライター安田浩一さんの話 首長や政治家の公式な声明は、虐殺や差別を防ぐために最も有効なこと。埼玉は、畑和(はた・やわら)元知事が報告書「かくされていた歴史—関東大震災と埼玉の朝鮮人虐殺事件」をまとめるなど、虐殺事件を忘れてはならない、記録にとどめるべきだと取り組んできたその歴史の上で、追悼文の送付を示唆したことは大きな意味があり、評価すべきだ。


 ◇  ◇


◆追悼文を送らない小池知事に抗議声明

 関東大震災直後に虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼し、9月1日に東京都墨田区の都立横網町公園で営まれる式典を巡り、追悼文を8年連続で送らない方針の小池百合子知事に対して、実行委員会が抗議声明を出した。声明は今月23日付で、26日に公園を管理する都公園緑地部に提出した。

     (追悼文を送付しない小池百合子知事宛てに抗議声明を出した
      関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典実行委員会の
      宮川泰彦委員長(中)ら=26日、都庁で)

 小池知事は、式典と同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「大震災と極度の混乱の中で犠牲となられたすべての方々へ哀悼の意を表している」とする考えを示し、都の担当課を通じて追悼文を送らない方針を実行委に伝えていた。声明では「自然災害により命を失った被災者への追悼と、人の手によって命を奪われた被害者への追悼は意味合いが異なる」とし、追悼文を送るよう再考を求めた。


◆「自治体の長として態度を明確にすべきだ」

 26日に都庁で記者会見した実行委の宮川泰彦委員長は「二度とこのような過ちを起こさないよう、自治体の長としての態度を明確にすべきだ」と強調した。

 小池知事は就任直後の2016年に1度だけ追悼文を送付した。17年3月の都議会一般質問で、自民議員から今後は追悼の辞の発信を再考すべきだと考えると問われ、小池知事は「事務方が例に従って送付したと釈明今後は私自身がよく目を通した上で適切に判断すると答えた17年以降は送っていない奥野斐、押川恵理子)


【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点
【関連記事】小池百合子知事を東大教職員83人が批判「学説への信頼を壊している」 「朝鮮人虐殺」はっきり認めるよう要請
【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺にどう向き合うか 東大・外村教授に聞く「事実として語り継ぐ」 小池知事の追悼文不送付は…
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●「2,918,015票」を獲得して3選を果たした小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです

2024年09月01日 00時00分55秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年08月22日[金])
小池百合子東京「ト」知事…《朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」》だそうです。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》と《大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々》と同列で論じていいのでしょうか。《関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者》を否定し、歴種修正に加担していませんか。《虐殺の史実》を否定していませんか。
 東京新聞の記事【小池百合子都知事、車いすで2週間ぶりの登庁 朝鮮人追悼文を送らないのは「毎年同じ理由でございます」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/348345)によると、《左膝を骨折した東京都の小池百合子知事(72)が19日、約2週間ぶりに登庁した。関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する9月1日の式典に今年も追悼文を送らない理由について「報道されている通り。毎年同じ理由でございます」と報道陣に述べた》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●発生100年の関東大震災「朝鮮人・中国人虐殺」問題…ニッポン政府は
      記録がないと嘯き、東京「ト」知事は事実を認めず、ヘイト団体は…
   『●森達也監督「福田村事件」…《関東大震災の混乱で差別意識を背景に惨殺
      されたのは「朝鮮人」だけではありません》(デモクラシータイムス)
   『●福田村事件…《人が成長するため「歴史とは失敗を記憶するためにある」
      と森さんは語る。人のうちにある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した》
   『●<金口木舌>《森達也さんが監督…映画「福田村事件」…人のうちにある
     ある凡庸な悪が震災下で暴虐を犯した。目を背けてはいけない歴史である》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池
      百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄
    《■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の
     史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも …しかも、
     小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で
     講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を
     取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催
     ちなみに、2019年のヘイト集会では「…」などの発言が飛び出し、
     東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいて
     ヘイトスピーチであると認定している》(リテラ)

 「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池百合子東京「ト」知事が3選…《小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも》…ホントに投票して良かったのですか?
 原田遼記者による、東京新聞の記事【小池百合子知事、朝鮮人虐殺の追悼文を8年連続で送らず 式典主催側は抗議のかまえ】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/347962)。《9月1日に東京都墨田区の横網町公園で営まれる、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典で、小池百合子都知事は今年も追悼文を送付しないことが、都への取材で分かった。小池知事が送らないのは、就任2年目の2017年から8年連続となる》。
 さらに、西田直晃森本智之両記者による、同紙の記事【こちら特報部/関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/348468?rct=tokuhou)によると、《1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発した。政府はこの出来事を直視せず犠牲者に追悼文を送らない東京都知事の姿勢が、批判を浴びている。虐殺の史実は今に、何を問うているか。都内の路上に現れたヘイトスピーチと重ね、朝鮮人虐殺の現場を調査してきたノンフィクション作家の加藤直樹さん(57)に聞いた。(西田直晃森本智之)》。

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https://www.tokyo-np.co.jp/article/347962

小池百合子知事、朝鮮人虐殺の追悼文を8年連続で送らず 式典主催側は抗議のかまえ
2024年8月17日 06時00分

 9月1日に東京都墨田区の横網町公園で営まれる、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者を追悼する式典で、小池百合子都知事は今年も追悼文を送付しないことが、都への取材で分かった。小池知事が送らないのは、就任2年目の2017年から8年連続となる。

     (東京都戦没者追悼式に臨む小池知事=15日、
      東京都文京区で(川上智世撮影))

 公園を管理する都公園緑地部によると、送付しないことを14日、式典を主催する実行委員会にファクスで伝えた。送らない理由として、式典と同日に同じ会場で開かれる都慰霊協会の大法要で「大震災の極度の混乱の中で犠牲になられたすべての方々に哀悼の意を表す」とする、小池知事の考えを挙げたという。

 式典には歴代知事が追悼文を送ってきた。今月1日、追悼文の送付を都に要請した式典実行委は今後、都に抗議文を送る方針。

 実行委の宮川泰彦委員長は取材に「大法要を理由にしているが、追悼式典に追悼文を送るのは二度手間ということなのか。震災全体の犠牲者ではなく、人の手によって虐殺された朝鮮人らの存在に明確に言及した上で、追悼の意を示してほしい」と話した。(原田遼


【関連記事】関東大震災の朝鮮人虐殺にどう向き合うか 東大・外村教授に聞く「事実として語り継ぐ」 小池知事の追悼文不送付は…
【関連記事】「罪、不逞朝鮮人にある」100年前の新聞の大きなあやまち 今、虐殺の歴史を伝える人々の光景
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https://www.tokyo-np.co.jp/article/348468?rct=tokuhou

こちら特報部
関東大震災の朝鮮人虐殺を直視しない政治家たち 「上からの虐殺否定」がヘイトをはびこらせる 加藤直樹さんの視点
2024年8月20日 12時00分

 1923年の関東大震災の後、朝鮮人による暴動や放火といったデマが広がり、殺傷事件が多発した。政府はこの出来事を直視せず犠牲者に追悼文を送らない東京都知事の姿勢が、批判を浴びている。虐殺の史実は今に、何を問うているか。都内の路上に現れたヘイトスピーチと重ね、朝鮮人虐殺の現場を調査してきたノンフィクション作家の加藤直樹さん(57)に聞いた。(西田直晃森本智之


 関東大震災での朝鮮人虐殺 1923年9月1日の発生直後の混乱の中、「朝鮮人が暴動を起こす」などの流言がきっかけで、民衆がつくった「自警団」や軍、警察が朝鮮人を殺害。中国人や社会主義者の日本人も犠牲になった。政府中央防災会議の報告書は震災の死者・行方不明者約10万5000人の「1~数%」が虐殺犠牲者と推計し、これは千~数千人規模に当たる。東京都のほか神奈川や千葉、埼玉県など現場は広範囲に及んだ。


◆100年前じゃない、今の問題

 「100年前ではなく、今に通じている問題。特にこの10年間、日本社会が忘れかけていた虐殺の記憶は重要な意味を持った」

     (ノンフィクション作家の加藤直樹さん)

 取材のさなか、加藤さんは強調した。風化していた史実を掘り起こし、2014年に「九月、東京の路上で」を刊行した原動力となったのは、前年に東京・新大久保で頻発したヘイトデモへの怒りだった。

 「朝鮮人を殺せ」。差別意識を前面に出した罵詈(ばり)雑言が飛び交い、「関東大震災と同じ状況だ」と直感した加藤さん。「そこにいた人々の姿を伝える」ため、訪ね歩いた虐殺の現場を著書で紹介した。「ヘイトを放置すると、いずれは虐殺につながりかねない。その危機感を現場のカウンター(抗議行動)が共有した。法整備の成果もあり、大規模なヘイトの抑え込みに成功した」と自負する一方、10年後の今は「別の暗雲」を危ぶんでいる。それが、都知事が犠牲者に追悼文を送らない問題に象徴される、「上からの虐殺否定」(加藤さん)だ。

 虐殺への認識については、政府も「記録が見当たらない」と逃げ口上を繰り返している。加藤さんは「『虐殺に触れるなとにかく黙れという暴論だ。否定論ですらない」と切り捨てつつ、その姿勢が波及している現状を不安視する。


◆「上が黒と言うから、黒だ」という論法に警鐘

 昨年9月の高知県議会では、浜田省司知事も国と同様、「事実関係を把握できる記録が見当たらない」と言ってのけた。10月の杉並区議会では、朝鮮人虐殺を防災パネル展で紹介した区の姿勢を巡り、政府見解を盾に自民党議員が区長を批判する質問を浴びせた

     (「他者への想像力の欠如が民族差別を招く」
      と話す加藤さん=東京都内で)

 「『上が黒と言うから、黒だという論法だ」と加藤さん。「ほっておけば、朝鮮人虐殺に関わる集会に場所を貸すなとか、行政は追悼行事に関わるなとか、飛躍した暴挙につながりかねない」と警鐘を鳴らす。

 社会を覆う歴史修正の影。しかし、加藤さんは「今に始まったことではない。30年前から延々と続いてきた」と解説する。「植民地支配と侵略を謝罪した戦後50年の村山談話。その『逆流』として、慰安婦や南京虐殺といった日本の負の歴史を全否定する歴史修正主義がはびこった。こうした人々は沖縄戦の集団自決、韓国との元徴用工問題もなかったことにする。朝鮮人虐殺の否定も同じ線の上に位置付けられる」

 さらに「上からの否定がまかり通る現状に対し、「歴史修正的な価値観を身に付けてきた人が、野党も含めて、今の政治家の多くを占めている」と分析し、こう続けた。「あいまいな歴史修正を許容する空気があるのも気にかかる。成熟した市民社会なら『勝手なことを言うな』と政府に言わなければならない」


◆社会に根付いた暗い差別意識がSNSで噴き出す

 加藤さんが語るように、関東大震災は「今」に結び付いている。災害が起きるたびに「井戸に毒を…」といった外国人差別をあおるデマが注目を浴び、交流サイト(SNS)には最近、「自警団」を名乗り、クルド人を批判するアカウントも現れた標的を変えつつ、流言が起きた100年前と同じ差別意識が振りかざされている

 「社会に根付いた暗い差別意識が、SNSなどで噴き出す例は目立つ。クルド人の問題については、民族差別に当たると理解していない人が多いから『悪さをしている』などの根拠のないデマも信じてしまう」

 こうした差別にくみしないために何が必要なのか。

 加藤さんは「相手を非人間化しないこと」と説く。過去の戦争や虐殺につながる差別を考えると、「人間ではない劣った存在」と扱っている。「『不逞(ふてい)鮮人』という呼称もその一つかもしれない」と加藤さん。民族差別を乗り越えるために必要なのは、異質な人々や民族も同じ人間と想像する力だという。


◆歴代知事が送ってきた追悼文、やめた小池都知事

 「人は、家族が死んだら悲しいし、腹が減ったらつらいもの。言葉が通じなくても同じだ。人間性の本質についての常識と想像力を少しずつ、筋肉のように身に付けていかなければ」

     (虐殺された朝鮮人を悼み、日朝協会東京都連合会などによる
      実行委員会が追悼碑前で開いた式典で手を合わせる人たち
      =2023年9月1日、東京都墨田区の都立横網町公園で)

 間もなく震災から101年の9月1日を迎える。都立横網町公園(墨田区)では、恒例の朝鮮人犠牲者の追悼式典が行われるが、小池百合子都知事は、歴代知事が送ってきた追悼文を8年連続で送らない。この追悼文取りやめと歩調を合わせるように、2017年から始まったのが「日本女性の会 そよ風」と称する団体による集会だ。

 式典と同じ公園内で開かれた昨年の集会で「朝鮮帰れ」「お前らはゴミ」といった発言があった。この発言は今月、都人権尊重条例に基づき、2019年の集会に続く2回目のヘイト認定をされた。今年の集会について尋ねようとしたが、そよ風は「取材は全てお断りしています」と応じなかった。

 一方で、差別に抗し、過去から学ぼうとする取り組みも広がっている。

 JR新宿駅周辺では今月27日、虐殺の歴史を認めるよう都に求めるデモが行われる。昨年に続き、在日朝鮮・韓国人と日本人の大学生が合同で企画した。大学4年、金滉基(キムファンギ)さん(21)は「『過去のことだから』『気にしない』とあいまいにせず、建設的な対話のために事実を知る場をつくりたい」と話す。


◆「自分は殺される側の人間」と恐怖を覚えた

 歴史継承は、植民地支配や戦争が身近な世代が担ってきたが、音楽などで文化的に密接な若い世代だから「交流のハードルも低くなっている」と感じている。

     (東京都庁(後方)へ向け「ダイ・イン」で抗議する人たち
      =2023年9月1日、東京都新宿区で)

 例年9月に震災や虐殺をテーマにした展示を行ってきたという高麗博物館。今年は博物館のある東京・新宿地域で起きた虐殺を考えるミニ展示を行う。谷正人理事(69)は「100年だった去年の関心の高まりを、より強固なものにしたい。展示を続けることに意味がある」と話す。

 多数の朝鮮人が殺され埋められたとの証言が残る墨田区の荒川近くで1982年から慰霊を続ける一般社団法人「ほうせんか」の活動には、若い世代の参加も増えている。在日韓国人2世で理事の慎民子(シンミンジャ)さん(74)は「私はよく小池氏に感謝状を贈りたいと言っている。9月1日を社会に思い出させてくれたから」と皮肉を込める。追悼文を送らないのは腹立たしいが、それ以上に「許さないというパワーが動いていると感じる」からだ。

 慎さんが初めて虐殺の事実を知った時、「自分は殺される側の人間」と恐怖を覚えた。しかし今、政治家が虐殺を認めずヘイトスピーチが広がるたびに、日本人の側も恐怖を抱えている、と思う。「日本の若い子は『自分でなくても、他の日本人が殺してしまうかもしれない』と私に話した。殺してしまわないために、殺させないために、この問題を知る人を1人でも増やしたい」と語った。


◆デスクメモ

 「大震災の『第2編』が内閣府サイトから削除されてる」。2017年4月、こんな情報が旧ツイッターを駆け巡った。虐殺や犠牲者数の考察を含む政府中央防災会議の報告書。これが報道されると、内閣府は記者会見で意図的な削除を否定し、公開は再開された。今も読むことができる。(恭)


【関連記事】「よそ風」があえて朝鮮人虐殺追悼碑の前で「慰霊」集会を開く構え 政府、東京都は見て見ぬふりのナゾ
【関連記事】小池百合子知事を東大教職員83人が批判「学説への信頼を壊している」 「朝鮮人虐殺」はっきり認めるよう要請
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●「2,912,628票」「3,661,371票」に続き、「2,918,015票」を獲得し小池百合子東京「ト」知事が3選…心ある都庁の職員の皆さんも4年間、地獄

2024年07月09日 00時00分31秒 | Weblog

[※サンデーモーニング(2017年10月1日)(三「ト」物語)↑]


(2024年07月08日[月])
まずは、蓮舫さんには感謝しかない。立憲に一度も投票したことはないが (当然、「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、お維コミにも決して投票したことはない)、都民ならば絶対に蓮舫さんに投票していた。#7月7日は投票率77 #都民が主役 #私たちが動く政治が変わる はずでしたが、残念で仕方ありません。今回、杉並 (杉並区長選) 発の「1人街宣」が素晴らしかっただけに、選挙結果そのものは無残でした。

 「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党が支援し、マスコミが陰に陽に小池百合子「ト」知事を一生懸命に応援し、石丸伸二氏も間接的に小池「ト」知事を側面支援…小池「ト」知事3選という、大変に無残な結果となった。
 (リテラ)《数々の疑惑が浮上…。…学歴詐称問題2年間で48億円にものぼるプロジェクションマッピング事業の不透明さ首長に知事選出馬を要請した公選法違反疑惑……。…小池知事が都の幹部たちの天下りを放置天下り天国」…。晴海フラッグ神宮外苑再開発を主導する三井不動産グループ2社に都局長ら幹部14人が天下り…今回は都の局長級がほぼ全員、外郭団体へ天下り》、《国民主権を否定するような人物に、都民の生命を左右する「水道」の維持管理事業を委ねて》、《側近や都の幹部の天下りを自分の政治の道具にするという“都政の私物化”》…それらを知ってもなお投票できる神経とは? ト庁記者クラブに代表されるマスコミが一切を報じないことをいい事に、無関心で小池ト知事を支持する…。「生きる」ことに困っている都民だけでなく、心ある都庁の職員の皆さんも、お気の毒に。この先4年間、地獄

 目標 (#7月7日は投票率77) を17%下回り、40%が棄権することによって、間接的に小池「ト」知事を支持…。
 東京新聞の記事【小池百合子氏が3選 石丸伸二氏2位、蓮舫氏3位 投票率は5ポイント以上増の60.62%【詳報・都知事選】】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/338158)によると、《8日午前3時40分ごろ 小池氏の得票率は42.8% 開票結果が確定し、小池氏の得票は291万8015票。得票率は42.8%だった。2位は石丸氏で165万8363票で、得票率は24.3%。3位は蓮舫氏で128万3262票で、得票率は18.8%だった。この3人の得票が全体の85.9%を占めた》、《◆午後11時25分ごろ 都選管が投票率を修正 都選挙管理委員会は午後11時25分ごろ、都知事選の投票率が60.62%だったと発表した。前回知事選の55.00%を5.62ポイント上回った》。

   『●《明らかに、小池都知事の「追悼文拒否」は歴史修正主義の虐殺否定論と
       ヘイトに勢いを与えた》…《空疎な小皇帝》石原慎太郎元「ト」知事越え
   『●小池百合子「ト」知事、追悼文は? 《…ようやくこう答えたのだった。
      「それは毎年送っておりません」…この回答はあまりに卑怯だろう》
   『●この《レイシスト・歴史修正主義体質》な小池百合子東京「ト」知事に
       に「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった都民の皆さん
   『●《坂本さんは…『声を上げる。上げ続ける。あきらめないで、がっかり
     しないで、根気よく。…』。本当にそう。勇気を出して諦めないで…》
   『●坂本龍一さん「…市民一人一人がこの問題を知り、直視し、将来はどの
     ような姿であってほしいのか、それぞれが声を上げるべきだと思います」
   『●東京「ト」知事や大阪「ト」知事らはビッグモーターを批判できるの
     かね? こんな「ト」知事らに投票するから、こんなことになってしまう
   『●古賀茂明さん《民主主義の危機…メディアが権力の監視役の機能を果たせない
      国に民主主義は存在し得ない。将来的には、記者たちの自由だけでなく…》
   『●『応援要請』という名の《出馬要請》? 小池東京「ト」知事に
     「2,912,628票」「3,661,371票」も投じてしまった皆さん、コレでいいの?
   『●小池百合子東京「ト」知事のぶら下がり取材、学歴詐称の質問を遮っての
     テレ朝記者「今日の御召し物は緑の勝負服でなく…」質問、酷かったかなぁ…
   『●(リテラ)《神宮外苑の再開発…裏金事件のキーマンである森喜朗…と
     萩生田氏が暗躍し、都政を食い物…現在進行形の案件…小池氏はこれを推進》
   『●こんな東京「ト」政で良いのか? 《「水を止めればすぐ払ってくれる」
      水道料金の滞納対策、東京都の「効率化」が情け容赦なさすぎないか》

 東京新聞の記事【小池百合子氏が向き合う4年、どんな課題が? 少子化・「2025年問題」・国政との距離…かじ取りどうする】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/338083)。
 次の4年の前に、1期目や2期目の案件をまずは何とかしてほしいもの…。例えば、築地はどうなったの? 1期目や2期目の案件についてなぜにマスコミは追及しないの? 選挙違反の恐れがあるのならば、選挙前に報じたのですか?

 東京新聞の記事【無党派層は石丸伸二氏38%がトップ 約7割が「自民の裏金問題を重視」 東京都知事選、出口調査】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/338588)。
 《石丸伸二氏…7割が「自民の裏金問題を重視」》って、一体なんの冗談だろうか? 「利権」「裏金」「脱税」党とつながっている方が《裏金問題》を解決してくれるの? パワハラオジサンに《165万8363票で、得票率は24.3%》って、「利権」「裏金」「脱税」党や下駄の雪党、小池「ト」知事のために、十分に蓮舫さんの票を削ってくれたわけだ。

 リテラの記事【“既成政党に与しない”石丸伸二の選対本部長は「自民党政経塾」塾長代行! 応援団筆頭に統一教会系番組キャスターの元自民党職員も】(https://lite-ra.com/2024/07/post-6338.html)。《安芸高田市長時代のメディアや議会などの「敵」をつくりあげて攻撃するパフォーマンスや、新自由主義的な政策など、石丸氏を見ていると、橋下徹氏やドナルド・トランプのようなポピュリズム政治家の再来としか思えないが、都知事選ではもっぱら“これまでの政治家たちと一線を画すフレッシュな改革者”というイメージが広がり、既存政党に不満を持つ無党派層から支持を受けているらしい。実際、石丸氏自身もそのイメージを振りまいている思想的に近い維新からの推薦の打診を袖にして、完全無所属で都知事選に立候補し、選挙期間中も「政党には与しない」ことを強調してきた。しかし、この石丸氏、本当に「既存の政治と一線を画し、既成政党に与していない」のか。この選挙戦で石丸氏の脇を固めている人物を見てみると、とてもそうは思えない》。

 残念で仕方ない…。
 リテラの記事【小池百合子が都幹部だけでなく“最側近”を天下りさせていた!「大日本帝国憲法復活」「国民主権を放棄せよ」の請願に関与の元特別秘書】(https://lite-ra.com/2024/07/post-6337.html)。《東京都知事選の投開票を前に現職の小池百合子氏をめぐり数々の疑惑が浮上している。小池氏の弁明の矛盾が次々と露呈している学歴詐称問題に加え、2年間で48億円にものぼるプロジェクションマッピング事業の不透明さ首長に知事選出馬を要請した公選法違反疑惑……。そんななか、6月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、もうひとつ気になる問題を取り上げている。それは、小池知事が都の幹部たちの天下りを放置し、平均報酬額が1000万円以上にもなる外郭団体への「天下り天国」になっている、という問題だ》。

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https://lite-ra.com/2024/07/post-6337.html

小池百合子が都幹部だけでなく“最側近”を天下りさせていた!「大日本帝国憲法復活」「国民主権を放棄せよ」の請願に関与の元特別秘書
2024.07.04 12:00

     (東京都HPより)

 東京都知事選の投開票を前に現職の小池百合子氏をめぐり数々の疑惑が浮上している。小池氏の弁明の矛盾が次々と露呈している学歴詐称問題に加え、2年間で48億円にものぼるプロジェクションマッピング事業の不透明さ首長に知事選出馬を要請した公選法違反疑惑……。そんななか、6月27日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、もうひとつ気になる問題を取り上げている。

 それは、小池知事が都の幹部たちの天下りを放置し、平均報酬額が1000万円以上にもなる外郭団体への「天下り天国」になっている、という問題だ。

 都幹部の天下り問題といえば、晴海フラッグ神宮外苑再開発を主導する三井不動産グループ2社に都局長ら幹部14人が天下りしていることを、しんぶん赤旗がスクープしていたが、今回は都の局長級がほぼ全員、外郭団体へ天下りしているという実態が暴露されていた。小池知事の「東京大改革」という触れ込みがいかにインチキであるかを物語っている報道といっていいだろう。

 しかし、小池氏が天下りさせていたのは、都の幹部だけではない。今回の「週刊新潮」も指摘していたが、小池知事は自身のいわくつきの側近まで外郭団体に天下らせている。ほかでもない小池知事の政務担当特別秘書を務めてきた野田数氏だ。

 野田氏といえば、早稲田大学を卒業後、当時、保守党所属の衆議院議員だった小池氏の秘書を務めた人物で、2016年に小池氏が都知事選に出馬した際には選対本部の責任者となり、知事就任後は小池氏が政務担当特別秘書に任命。2017年には「都民ファーストの会」の代表に就任したほか、『都政大改革─小池百合子知事&「チーム小池」の戦い』(扶桑社新書)を出版するなど、“小池氏の懐刀”と呼ばれてきた。

 ところが、2019年3月、小池知事はそんな側近中の側近である野田氏を都の外郭団体である「東京水道サービス株式会社」(現・東京水道株式会社)の社長に推薦すると発表。野田氏は同月末で特別秘書を退任し、同年5月に社長に就任した。

 東京水道サービスは東京都の水道局の下請けとして水道の維持・管理をおこなう会社で、2020年4月に水道料金の徴収などを担当するPUCと合併し、新会社「東京水道」(通称・TOKYO WATER)を設立。水道のほぼすべての事業範囲をカバーする日本最大級の水道サービス会社となったが、野田氏はそのまま社長の椅子に座り続けている。

 小池知事は当時の定例会見で、野田氏の社長就任について問われると、「天下りではなく適材適所」と言い張ったが、東京水道サービスの社長はそれまで水道局の水道局長の経験者が天下ってきたポスト。前例を破って野田氏をねじ込んだのは明らかだった。

 同誌によると、東京水道の平均役員報酬は約1200万円。ちなみに、2017年に公開された小池氏の特別秘書の給与は手当も含めて年額1410万3761円だった。つまり、小池知事は元最側近のために同等レベルのポストを用意したということになる。


■天下り報道の小池百合子・元秘書は“国民主権は傲慢”“大日本帝国憲法の復活”請願に関与した過去

 都の構造的な悪習となっている天下りを“改革せず放置するばかりか、それを自身の身内のために悪用する──。これは、紛れもない“都政の私物化”ではないか。

 しかも、本サイトがこの天下りでもうひとつ問題にしたいのが、小池氏が都民の生命を握る「日本最大級の水道サービス会社」のトップに座らせたその元最側近・野田氏の思想である。

 というのも、野田氏は都議時代の2012年、現行の日本国憲法を無効とし、戦前の「大日本帝国憲法」の復活を求める請願を紹介議員として提出しているのだ。提出された誓願書にはこんな文言が躍っていた。

〈我々臣民としては、国民主権といふ傲慢な思想を直ちに放棄して、速やかに占領典範と占領憲法の無効確認を行つて正統典範と正統憲法の現存確認をして原状回復を成し遂げる必要があります。これによつて、拉致問題、領土問題、教育問題、原発問題などについても原状回復による解決が図られ、祖国の再生が実現しうるものと確信するものです。〉

 民主主義の根幹である国民主権を「傲慢な思想」として「直ちに放棄」すべきと主張するとは、唖然とするほかない。

 これだけではない。野田氏は、都議時代から都立高校の歴史教科書をめぐり南京虐殺などに関する記述を書き換えるよう圧力をかけるなど、一貫して歴史修正主義的主張をおこなってきた。「新しい歴史教科書をつくる会」から分派した「日本教育再生機構」の常務理事も務め、「WiLL」(ワック)や「SAPIO」(小学館)、「正論」(産経新聞社)などの右派雑誌にも登場。“日本の戦争は侵略ではなく、自衛のための戦争だった”といった趣旨の主張を繰り広げていた。さらに都議会で“朝鮮学校への補助金廃止”を訴えたこともある。


■小池百合子の排外主義・歴史修正主義思想 朝鮮人虐殺の史実否定のヘイト団体で過去に講演したことも

 小池都知事が国民主権を否定するような人物を政務担当特別秘書に据え、側近中の側近としてきたことに驚く向きもいるかもしれないが、しかし、考えてみれば、それは当然だ小池知事自身、歴史修正主義、排外主義の持ち主であり、それをあらわにする政策を次々と打ち出してきたからだ。

 毎年9月1日には関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式典が墨田区の都立横網町公園でおこなわれているが、小池知事は2017年から「都慰霊協会が営む大法要で全ての震災犠牲者を追悼している」として式典への追悼文送付を拒否。この式典への追悼文は1974年以降、歴代の都知事たちが寄せてきたもので、数々の差別発言で知られるあのレイシスト石原慎太郎ですら送っていた。それを小池知事は拒否しつづけ、今回の都知事選でもその方針を変えていない。

 しかも、小池氏は自民党衆院議員時代の2010年、ヘイト団体「そよ風」で講演をおこなっている。「そよ風」は小池知事が追悼文送付を取りやめた2017年から横網町公園内でヘイト集会を開催。ちなみに、2019年のヘイト集会では「犯人は不逞朝鮮人、朝鮮人コリアン」「不逞在日朝鮮人たちによって身内を殺され、家を焼かれ、財物を奪われ、女子供を強かんされた多くの日本人たち」「その中にあって日本政府は、不逞朝鮮人ではない鮮人の保護を」などの発言が飛び出し、東京都は2020年8月、これらの発言を人権尊重条例に基づいてヘイトスピーチであると認定している。

 さらに、2016年に小池氏は韓国人学校への都有地貸与を白紙化。2022年には、朝鮮人虐殺に言及した現代美術作家・飯山由貴氏の作品に対して東京都総務局人権部が検閲、上映禁止にする事件も発生している。

 そういう意味では、小池知事にとって野田氏は思想的同志でもあったわけだが、しかし、問題は、小池氏がその野田氏を「日本最大級の水道サービス会社」トップに天下りさせていることだ。国民主権を否定するような人物に、都民の生命を左右する「水道」の維持管理事業を委ねて本当に大丈夫なのか。

 いずれにしても、今回の選挙を通じて、都民は側近や都の幹部の天下りを自分の政治の道具にするという“都政の私物化”を追及し、止める必要がある。

(編集部)
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https://lite-ra.com/2024/07/post-6338.html

“既成政党に与しない”石丸伸二の選対本部長は「自民党政経塾」塾長代行! 応援団筆頭に統一教会系番組キャスターの元自民党職員も
2024.07.05 05:00

     (石丸伸二Xより)

 7月7日に投開票日を迎える東京都知事選。現職の小池百合子知事の「優勢」が伝えられる一方、注目を集めているのが、石丸伸二候補の勢いだ。中盤の情勢調査でも、蓮舫氏にかなり迫っており、最終的に2位に躍り出るのではないかという見方まで流れている。

 安芸高田市長時代のメディアや議会などの「敵」をつくりあげて攻撃するパフォーマンスや、新自由主義的な政策など、石丸氏を見ていると、橋下徹氏やドナルド・トランプのようなポピュリズム政治家の再来としか思えないが、都知事選ではもっぱら“これまでの政治家たちと一線を画すフレッシュな改革者”というイメージが広がり、既存政党に不満を持つ無党派層から支持を受けているらしい

 実際、石丸氏自身もそのイメージを振りまいている思想的に近い維新からの推薦の打診を袖にして、完全無所属で都知事選に立候補し、選挙期間中も「政党には与しない」ことを強調してきた。

 しかし、この石丸氏、本当に「既存の政治と一線を画し、既成政党に与していない」のか。この選挙戦で石丸氏の脇を固めている人物を見てみると、とてもそうは思えない。

 その典型が、石丸氏の選対本部長を務めている小田全宏氏だ。この小田氏、なんと自民党東京都連が運営する政治講座TOKYO自民党政経塾」の「塾長代行(コーディネーター)」を務めているのだ。「TOKYO自民党政経塾」の主宰は、自民党東京都連会長である萩生田光一・前政調会長だ。

 さらに、小田氏の義父は、「TOKYO自民党政経塾」の塾長であり、自民党都連最高顧問である深谷隆司・元衆院議員。深谷氏は裏金事件後も萩生田氏を庇い、「やっぱり萩生田君が適任だとして都連会長続投に賛同したことでも知られる。

 周知のとおり、萩生田氏率いる自民党都連は都知事選で小池氏支持を表明している。にもかかわらず、自民党都連直轄の政治講座の塾長代行が、石丸氏の選対本部長を務めているのは、いったいなぜなのか。東京新聞Web版6月19日付に掲載された深谷氏のインタビューによると、「小田氏から真っ先に報告がありました。石丸氏が小田氏のところに相談に行って、力を貸してもらいたいと」「小田氏が『どうだろうか』というから、(私は)『君の考えの通りやればいい』と。『親子だからと気にすることはない』『やるからには頑張ってやれ』と激励しています」と語っている。しかも、深谷氏は石丸氏について、「候補者は極めていい人なんですよ。ものの考え方もしっかりしてるし、政策的な能力もある」と評価している。

 石丸氏の応援団には、ほかにも自民党関係者がいる。それは、政治評論家の田村重信氏だ。

 石丸陣営における田村氏の役職はさだかではないが、事務所開きの時点からスタッフの中心にいて、石丸候補による事務所前での第一声でも、自らマイクを握って支持を呼びかけた。その後も、街頭演説に姿を見せたり、旧Twitterでは連日、石丸氏の街頭演説スケジュールや集まったボランティア数を投稿し続けるなど、応援団筆頭、広報部長的な役割を果たしている。

 ところが、この田村氏、もともとは自民党の元政務調査会長室長。しかも、「自民党安保政策の名物職員」「安保政策・憲法に精通」と言われてきた幹部職員で、安保法制が大問題となった2015年にはSEALDsについて〈民青 過激派 在日 チンピラの連合軍〉とツイートし、「ネトウヨ脳の自民党職員」として話題になったこともある。また、田村氏は、統一教会系メディアである世界日報の月刊誌「Viewpoint」のYouTube公式チャンネルが配信する番組「パトリオットTV」でキャスターを務めてきた。


■石丸伸二を支える面々と安倍晋三の深い関係 安倍に自宅でピアノを指導、退職時に安倍が直々に挨拶…

 ようするに、「既成政党には与しない」はずの石丸候補の脇を固めているのは、裏金にまみれた自民党政治を長く支えてきた人たちなのである。

 しかも、石丸陣営の要になっている小田氏、田村氏の2人に共通するのは、安倍晋三・元首相と関係が深いゴリゴリの改憲論者という点だ。

 たとえば、選対本部長の小田氏は、安倍元首相を自宅に招くほどの仲だったらしく、国葬で流された、安倍氏が「花は咲く」をピアノ演奏する映像も、小田氏がピアノ指導をおこない、小田氏の自宅で撮影されたものだった。また、おもてなしプランナーとして「開運おもてなしサロン」を主宰する小田氏の妻も、昭恵夫人と交友関係にあるという。

 また、小田氏は昨年11月に『私たちの未来を変える憲法改正』(PHPエディターズ・グループ)なる著書を出版しているが、著書に込めた思いを小田氏はオフィシャルサイトでこう綴っている。

〈安倍総理が、第二次政権が終了して、2ヶ月程たった時、我が家で食事をご一緒しました。その時に、私が「総理時代に思い残されたことは何ですか?」とお聞きすると、「北朝鮮の拉致問題が解決できなかったことと、憲法改正ができなかったことです」と目を瞑っておっしゃいました。
 その時私は、「そうか」と思っただけでしたが、昨年の7月8日、銃弾に倒れられ、9月に国葬があったときに、私は壇上に掲げられた大きなパネルの写真を眺めながら、ふと「憲法改正を何とか実現したい」という安倍さんの声が聞こえたような気がしました。もちろんこれは「気がした」だけで本当に聞こえたわけではありません。〉
〈私はこの2年の間に、日本の国の柱である憲法を、とにかく一回国民の手で変えるための国民投票を実現したいという思いで本書を書きました。〉

 石丸陣営の広報部隊長的役割を果たしている元自民党職員・田村氏も、安倍氏からの信頼が篤く、安倍氏の悲願だった改憲実現を夢見るひとりだ。

 前述のとおり、田村氏は自民党でも「安保政策・憲法に精通」している人物として重用され、集団的自衛権の行使容認をめぐっては全国の勉強会を飛び回り、その正当性を広める重責を担った。田村氏が2018年1月に65歳の誕生日を迎えて定年退職した際も、その直前に安倍首相はわざわざ官邸で田村氏と面会し、「またよろしく頼む」と挨拶(産経新聞2018年1月12日付)。田村氏は同年8月に自民党本部に再雇用され、安倍元首相が退陣する直前の2020年7月まで自民党政務調査会嘱託職員として勤め上げた。

 そして、自民党嘱託職員時代の2019年、歌手活動として田村氏が原案・企画して発表したのが「憲法よりも大事なもの」なる歌。この歌のサビで田村氏は〈憲法なんて ただの道具さ 変わること 恐れないで 明日のために〉と歌い上げている。ちなみに当時、この楽曲を産経新聞は「『歌の力』で改憲機運高め 自民党名物職員、オリジナル改憲ソングをリリース」として宣伝していた。

 いや、この2人だけではない。石丸候補のスポンサー・後援会長として有名になったドトールコーヒー創業者の鳥羽博道名誉会長も、安倍晋三・元首相とゴルフや会食を共にしていた関係だった。鳥羽氏が率いてきたドトール・日レスホールディングスでは最近、「安倍元首相にいちばん近い記者」と呼ばれた岩田明子・元NHK解説委員が社外取締役に就任して話題となったが、これも安倍氏との関係が大元にあるのではないかといわれている。


■安倍晋三の悲願である改憲実現を夢見る面々が石丸伸二陣営に結集 当の石丸本人は…

 それにしても、安倍氏とともに改憲を目指した田村氏と、安倍氏の死後、改憲のための国民投票実現を目指して著書までしたためた小田氏のふたりがいま、石丸氏の元に集結しているのは、なぜなのだろうか。

 小田氏は石丸氏のYouTubeを見て興味を持ち、田村氏の場合は鳥羽氏が石丸陣営に引き入れた「選挙の神様」の異名を持つ政策アナリスト・藤川普之介氏の誘いがきっかけで石丸応援団に仲間入りしたというが、ここまで入れ込んでいるというのは、やはり、石丸氏を最終的に国政に送り込み、安倍氏が果たせなかった「改憲」をやらせようという意図があるからではないか。

 では、当の石丸氏はどうなのか。石丸氏は、「週刊文春」(文藝春秋)の記者から、こうした自民党系の取り巻きについて「自民の重鎮を“ジジ殺し”しているとも」と直撃された際、「皆さん、特にこちらから何かお願いしたわけではない方々です。だってボランティアって本来そうじゃないですか。有志なので」と答えていたが、勝手に応援しているだけの人物を選対本部長にしたり、応援演説をさせる候補者はいないだろう。

 そもそも、石丸氏はNHKの候補者アンケートの「今の憲法を改正する必要があると考えるか」という質問に「必要があると明言する改憲論者だ。しかも、最近二審でも敗訴した恫喝訴訟が示すように、目的のために手段を選ばない独裁的な体質と扇動的な政治手法の持ち主でもある。

 そうしたことを考えると、近い将来、国政に打って出た石丸氏が安倍一派や自民党の極右改憲勢力をしたがえてファナティックに「改憲」を叫んでいる、ということも、あながちないとは言い切れないかもしれない。

(編集部)
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コメント (3)
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