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●《海兵隊は韓国への増強、インド洋やペルシャ湾への展開のために自由に使うので、日本防衛には使わない》…辺野古は破壊「損」

2020年02月16日 00時00分54秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【高野孟 永田町の裏を読む/日本防衛には使われない海兵隊の基地が沖縄に必要なのか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267596)。

 《1月6日付「赤旗」の1面トップと3面全部を使った「在沖海兵隊、“日本防衛”から除外/日米作戦計画で80年決定」の記事は、重要なスクープである。周知のように、日本政府は米海兵隊の駐留は日本を防衛するための抑止力として不可欠という立場から、沖縄・辺野古の新基地建設をしゃにむに進めてきた…ところが赤旗によると、1978年に…カーター政権のブラウン国防長官は「海兵隊は韓国への増強、インド洋やペルシャ湾への展開のために自由に使うので、日本防衛には使わない」という趣旨を明言》

 《海兵隊は韓国への増強、インド洋やペルシャ湾への展開のために自由に使うので、日本防衛には使わない》…おまけに、辺野古は単なる破壊「損」
 《新基地建設工事から海と、そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしい》…その美ら海を殺す愚行を続けるアベ様ら。市民が何度も、いくら反対しようとも、美ら海に土砂をぶちまけ続けている。《そして海を保護しようと闘っている人々》を強制排除し続けている。新基地の工期と工費は∞。ドブガネをいくらし続けても、何年たっても新基地は完成しない。普天間は運用停止・返還されることはない。辺野古は破壊「損」。何一つ約束は守られず、基地負担のみが沖縄の市民に押し付けられる。《生物多様性の生きた教科書》の森を殺し、高江を破壊。そして、辺野古や大浦湾のジュゴンアオサンゴを駆逐する大愚行を行うアベ様ら自公政権やお維の議員たち。《世界的に重要な海「ホープスポット」(Hope Spot:希望の海)として、沖縄県名護市辺野古大浦湾一帯が登録》されたことの意味を理解できずな自公お維及びその支持者・支援者たち。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「沖縄タイムスの記事【沖縄知事「米軍に那覇空港使わせない
     普天間返還「民間施設使用も条件」の衝撃】(…)によると、
     《米軍普天間飛行場返還に緊急時の民間施設使用が条件となっている
     /該当するのは那覇空港だが、翁長知事は「絶対に使わせない」と明言
     /過去、政府から条件の説明はなく、普天閒は返還されない恐れも》」

   『●アベ様らは2019年2月までに普天間飛行場は返還される
               と云う寝言な「空想」 ~辺野古は破壊「損」~
   『●破壊「損」な美ら海への土砂投入… 
     「2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!
   『●辺野古破壊反対の明確な《結果が出る前から、
       安倍政権は「民意などクソくらえ!」と言わんばかりだ》!
    「《2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止》の約束は一体
     どうなったのか? その日2019年2月18日は過ぎてしまったぞ!」

   『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
               アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?
   『●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を
       「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…
   『●「辺野古技術検討会」が「公正」「中立」ねぇ?
     「検討」しないし、「批判」「是正」「破壊中止」することもなし
   『●美ら海に土砂をぶちまけ続けて1年、《政府は沖縄の人々を
     国民と見なしているだろうか…傍若無人極まりない》愚行の連続
   『●《生物多様性の生きた教科書》な森や美ら海を殺すな!
      《和泉洋人首相補佐官…民間企業に便宜供与を打診し、
                         行政をゆがめ…》
   『●《高江のヘリパッド建設工事は異常だった》…その背景に
      和泉洋人首相補佐官の暗躍、高江での《わずか9時間の歓喜》
   『●高江破壊…《反対する市民らに対抗するのに協力する
     ことの見返りに、海外事業で便宜を図ると和泉首相補佐官は約束》
   『●辺野古・大浦湾が「ホープスポット」登録…《海と、
     そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしい》

 《海兵隊が日本防衛と関係がないのなら莫大な思いやり予算を負担したり新基地を建設してまでいてもらう必要はないので、出て行っていただこうではないか》…大賛成。番犬様は、本国に、どうぞお引き取りを。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/267596

高野孟 ジャーナリスト
1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

永田町の裏を読む
日本防衛には使われない海兵隊の基地が沖縄に必要なのか
2020/01/16 06:00

     (沖縄の海兵隊は日本の防衛には充てられない
      (在沖縄米海兵隊の射撃訓練)/(C)共同通信社)

 気が付いていない方が多いようなので、注意を喚起しておきたいのだが、1月6日付「赤旗」の1面トップと3面全部を使った「在沖海兵隊“日本防衛”から除外/日米作戦計画で80年決定」の記事は、重要なスクープである。

 周知のように、日本政府は米海兵隊の駐留は日本を防衛するための抑止力として不可欠という立場から、沖縄・辺野古の新基地建設をしゃにむに進めてきた。この流れを変えようとした鳩山政権の「国外、少なくとも県外」移転の試みも、「抑止力」の一言からつまずきが始まったことは、いまだに記憶に新しい。

 ところが赤旗によると、1978年に日米防衛協力指針(ガイドライン)が締結され、それにもとづいて日米両政府が取り組んだ「日本有事および朝鮮有事に対応する緊急事態対処計画5098」の策定作業の中で、カーター政権のブラウン国防長官は「海兵隊は韓国への増強、インド洋やペルシャ湾への展開のために自由に使うので日本防衛には使わない」という趣旨を明言していた。これはペンタゴンが17年に公表した「歴史書1977~81年」に経緯が記録されているという。さらに、レーガン政権の国防長官だったワインバーガーは82年4月に米上院に提出した書面で「沖縄の海兵隊は、日本の防衛には充てられていない。それは米第7艦隊の即応海兵隊であり、同艦隊の通常作戦区域である西太平洋、インド洋のどこにでも配備される」と述べていた。

 もちろんそういったことは専門家はみな指摘していたし、私も例えば著書「沖縄に海兵隊はいらない!」(にんげん出版、12年刊)などで盛んにそう論じてきたが、政府は抑止力の一点張りだった

 今回、このように長官級の複数の米政府高官の言葉として、在沖海兵隊が日本防衛とは無関係であることが明確になったことで、歴代自民党政権の言い分は音を立てて崩れ去った。ということは、辺野古基地建設を県民の反対を蹴散らしてでも進めようとする根拠も消え去ったわけなので、一日も早く工事を中止し、計画を撤回すべきである

 言うまでもなく、日米安保条約は、米軍が日本防衛の義務を負う代わりに日本が基地を提供するという構成となっている。海兵隊が日本防衛と関係がないのなら莫大な思いやり予算を負担したり新基地を建設してまでいてもらう必要はないので、出て行っていただこうではないか。
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●辺野古・大浦湾が「ホープスポット」登録…《海と、そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしい》

2020年01月12日 00時00分25秒 | Weblog

【電子号外】有権者4分の1超確実 県民投票 知事、日米通知へ (琉球新報 2019年2月24日)↑]



マガジン9の記事【こちら編集部/辺野古・大浦湾一帯が、日本初の「ホープスポット」に!(田村久美子)】(https://maga9.jp/191106-3/)。

 《先月の「こちら編集部」で「やんばるの森を『真の世界遺産』に」というコラムを書いた。その後、「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」から、嬉しい報告が届いている。世界的に重要な海「ホープスポット」(Hope Spot:希望の海)として、沖縄県名護市辺野古大浦湾一帯が登録されたというのだ。もちろん日本では初めての登録だ…新基地建設工事から海と、そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしいと思うのである》。

 《新基地建設工事から海と、そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしい》…その美ら海を殺す愚行を続けるアベ様ら。市民が何度も、いくら反対しようとも、美ら海に土砂をぶちまけ続けている。《そして海を保護しようと闘っている人々》を強制排除し続けている。新基地の工期と工費は∞。ドブガネをいくらし続けても、何年たっても新基地は完成しない。普天間は運用停止・返還されることはない。辺野古は破壊「損」。何一つ約束は守られず、基地負担のみが沖縄の市民に押し付けられる。《生物多様性の生きた教科書》の森を殺し、高江を破壊。そして、辺野古や大浦湾のジュゴンアオサンゴを駆逐する大愚行を行うアベ様ら自公政権やお維の議員たち。《世界的に重要な海「ホープスポット」(Hope Spot:希望の海)として、沖縄県名護市辺野古大浦湾一帯が登録》されたことの意味を理解できずな自公お維及びその支持者・支援者たち。

   『●「番犬様の尾っぽ」=世界一危険な基地・普天間は 
        返還されない!? 辺野古は単なる破壊損なのか??
    「沖縄タイムスの記事【沖縄知事「米軍に那覇空港使わせない
     普天間返還「民間施設使用も条件」の衝撃】(…)によると、
     《米軍普天間飛行場返還に緊急時の民間施設使用が条件となっている
     /該当するのは那覇空港だが、翁長知事は「絶対に使わせない」と明言
     /過去、政府から条件の説明はなく、普天閒は返還されない恐れも》」

   『●アベ様らは2019年2月までに普天間飛行場は返還される
               と云う寝言な「空想」 ~辺野古は破壊「損」~
   『●破壊「損」な美ら海への土砂投入… 
     「2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止」をやってみせよ!
   『●辺野古破壊反対の明確な《結果が出る前から、
       安倍政権は「民意などクソくらえ!」と言わんばかりだ》!
    「《2019年2月までの米軍普天間飛行場の運用停止》の約束は一体
     どうなったのか? その日2019年2月18日は過ぎてしまったぞ!」

   『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
               アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?
   『●《安倍首相は…14年4月、政府として運用停止期限を
       「19年2月」とすることを確認》、閣議決定まで…
   『●「辺野古技術検討会」が「公正」「中立」ねぇ?
     「検討」しないし、「批判」「是正」「破壊中止」することもなし
   『●美ら海に土砂をぶちまけ続けて1年、《政府は沖縄の人々を
     国民と見なしているだろうか…傍若無人極まりない》愚行の連続
   『●《生物多様性の生きた教科書》な森や美ら海を殺すな!
      《和泉洋人首相補佐官…民間企業に便宜供与を打診し、
                         行政をゆがめ…》
   『●《高江のヘリパッド建設工事は異常だった》…その背景に
      和泉洋人首相補佐官の暗躍、高江での《わずか9時間の歓喜》
   『●高江破壊…《反対する市民らに対抗するのに協力する
     ことの見返りに、海外事業で便宜を図ると和泉首相補佐官は約束》

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https://maga9.jp/191106-3/

こちら編集部
辺野古・大浦湾一帯が、日本初の「ホープスポット」に!田村久美子
By マガジン9編集部 2019年11月6日

     (アオサンゴ(撮影:牧志治))

 先月の「こちら編集部」で「やんばるの森を『真の世界遺産』に」というコラムを書いた。その後、「辺野古・高江を守ろう! NGOネットワーク」から、嬉しい報告が届いている。世界的に重要な海「ホープスポット」(Hope Spot:希望の海)として、沖縄県名護市辺野古大浦湾一帯が登録されたというのだ。もちろん日本では初めての登録だ。

 ホープスポットの登録は、世界的な海洋学者であるシルヴィア・アール博士が率いる 米NGO団体「ミッション・ブルー」が、世界的に重要な海に「保護の網」をかけることを目的に2009年から実施しているもので、現在、世界中で約110カ所以上が登録されている。

 報告によれば、アール博士はホープスポット登録に下記のような祝福の言葉を贈っている。

-- --- -- - -- --- -- - -- --- - -- - --
 辺野古・大浦湾には数千種もの生物が生息しています。その中には、有名なアオサンゴ群集やジュゴンも含まれています。人々は、一度失ってしまったら回復することのできない場所を保護することの大切さと比較して、先行きのわからない新基地建設に疑問の声を上げることが重要です。
 この地域の重要性について人々の関心を集めることに尽力した「ホープスポット・チャンピオン」(※)を祝福します。辺野古・大浦湾を保全し保護することができれば、それは日本の人々だけでなく全世界の人々にとって素晴らしい贈り物となるでしょう。

※「ホープスポット・チャンピオン」とは、ホープスポットの「守り手」の意味
-- --- -- - -- --- -- - -- --- - -- - --

 ホープスポット登録の詳しい内容については、「日本自然保護協会」のサイトもぜひ見てほしい。



[https://youtu.be/C3KQ4coVtnA]

 アール博士が称えているのは、この辺野古・大浦湾一帯の海を新基地建設から守ろうとしている人々だ。

 私は、つねづね日本は環境問題において後れをとっていると感じている。以前、環境保護団体に所属していたことがあったのだが、団体会員から多く問い合わせを受けたのが、この辺野古新基地建設問題と、高江のへリパッド建設問題についてだった。

 なぜこんなに長期に、生活のために、絶滅危惧種を守るために闘っているのに、政府は無視するのだろう、いつまでアメリカに頭を下げ続けるのだろう。海に土砂が入れられても、ジュゴンはもういないのではないかと言われても、諦めることなんかできない

 地球温暖化は、最近でも猛烈な台風や雨などを引き起こしている。温暖化が進むと、最終的には地球から酸素が奪われてしまうという。実は、大気中の酸素の3分の2は海から作られているのだ。そんな大切な海なのに、このままでは2050年には魚よりプラスチックのゴミの方が多くなり、海水温の上昇によって2070年には日本近海のサンゴ礁が消滅してしまうらしい。

 さまざまな意味で、海を守ることは地球上のすべての生物の営みを守ることに繋がる。すべての生物は海からきたのだから。

 ホープスポットに登録されたことで、世界中の環境を守りたいと思う人々が辺野古・大浦湾の海に注目し、「世界的な保護の網」をかけてくれるのではと期待を持ちたい。新基地建設工事から海と、そして海を保護しようと闘っている人々を、守ってほしいと思うのである。

田村久美子
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●「『辺野古』県民投票の会」代表がハンガーストライキ…《沖縄で非暴力抵抗運動の歴史が若い世代に…》

2019年01月21日 00時00分56秒 | Weblog

[※辺野古破壊の愚行を報じる朝日新聞2018年12月15日)↑]



琉球新報のコラム【<金口木舌>ハンストと「普通の生活」】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-862708.html)。
日刊ゲンダイの書評【「辺野古 海と森がつなぐ命」中村卓哉著】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/245645)。

 《「どうすれば沖縄の人々が普通に生活できる社会にできるのか」。…元山仁士郎さんが語った。命を奪われた、ほぼ同世代の女性を思い、祭壇に手を合わせていた ▼元山さんは現在「『辺野古』県民投票の会」代表を務める。県民投票への不参加を表明した5市に投票事務実施を求め、15日からハンガーストライキに入っている》。
 《民意に反して普天間基地の移転を強引に進める政権は、ついに辺野古の埋め立て工事に着手し、青かった海は投入された土砂によって茶色く濁ってしまった。本書は、基地問題で揺れる辺野古のかけがえのない自然の豊かさを伝える写真集》。

(※沖縄タイムスの記事【「県民投票の会」元山氏のハンスト、ドクターストップ 105時間で終了】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/374469)によると、《「辺野古」県民投票の会の元山仁士郎代表(27)が宜野湾市役所前で続けていたハンガーストライキが5日目の19日午後5時、ドクターストップで終了した。15日午前8時から始まった元山代表のハンストは105時間に及んだ》。
 元山さん、お疲れ様でした。)

   『●『DAYS JAPAN』(2015,APR,Vol.12,No.04)の
                         最新号についてのつぶやき
    「中村卓哉氏【[営みの地球]119 森からサンゴの海へ 
     辺野古の海の守り主】、「多様なサンゴと魚たちが織りなす鮮やかな
     海中世界。何千年もの時を越えて湖の海を守り続けていたのは、
     海を囲む豊かな森や川、小さな生き物たちの命の連鎖である。
     辺野古を彩る、生命の記録」。そこに「コンクリートのブロック」・醜塊
     落とせる神経を疑う。こころ醜き人たち
     (http://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/7b9d3cfcd73bbbeb41cee2815f434d0d)」

   『●自民党の武藤貴也衆院議員: 赤紙を送る側の(非)論理、
                     人殺しに加担させる側の(非)論理
    《◆「シールズ」学生ら反発 「みんなの思い」「全体主義見えた
     …「戦争が嫌だというのは、個人の考えだけでなく、みんなの思いでも
     あるのに」。…元山仁士郎さん…があきれる。「個人が重んじられる
     社会が許せないんでしょう。自民党の改憲草案にある全体主義的なものが
     垣間見えた気がする」》

   『●石垣島陸上自衛隊ミサイル部隊配備: 
     《菩提樹》を切り倒すのか? ささやかな願いさえも打ち砕くのか?
    《そんな後ろ向きな私の話はこの辺にして、今の勢いのある話をしよう。
     県民投票を求める市民団体の中心に元シールズの元山仁士郎君を
     はじめ若い人たちが入って、疲れた大人たちをしり目に今年の春から
     独自に動き出したのだ。県内大手スーパーが賛同して各店舗の前で
     署名活動ができ、これまで既存の辺野古反対運動の輪には入って
     いなかった市民たちが一票を投じ始めた》

   『●「普天間飛行場の辺野古移設問題」に非ず、
      息吐く様にウソをついてでもな「辺野古の新基地建設」問題
    《そのために、安倍政権が保守系首長たちに反対するように強く圧力
     かけて、県民投票そのものを阻止しようとしているのだ。これに対沖縄県は、
     投票に反対する自治体に成り代わって投票事務を行う方策
     探り始めている。さらに、「『辺野古』県民投票の会」の元山仁士郎さんら
     若者たちが、反対自治体の首長に対して県民投票実施のための申し入れを
     行うなどの動きを活発化させている》

 アノ無惨な光景…アベ様や最低の官房長官らが沖縄でやっていること、見るに堪えない。なんとしても《サディスティックな政治》(鈴木耕さん)に抗わなければ。「『辺野古』県民投票の会」代表の若者がハンガーストライキ…《沖縄で非暴力抵抗運動の歴史が若い世代に受け継がれている》。

 東京新聞のシリーズ記事の一つ、望月衣塑子記者の記事【<税を追う>辺野古土砂含有率を無断変更 防衛省、回答拒否続ける】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201901/CK2019011802000131.html)によると、《沖縄県名護市辺野古(へのこ)の米軍新基地建設で、防衛省が埋め立て用土砂の成分比率を県に無断で変更していた問題などを巡り、十六日に野党の国会議員らによる現地調査が行われた。防衛省沖縄防衛局は「当時の担当者に確認できておらず答えられない」と繰り返すのみ。現地では「赤土が使われていると疑念が広がる。県側は「埋め立てを強行し、基地の既成事実化を図るのは許せない」と反発を強めている。(望月衣塑子)》。
 辺野古破壊…どこまでもデタラメ。

 《『美しい国へ』…安倍首相率いる自公政権は、いまや美しい辺野古の海をぶち壊す…》(横田一さん)。《辺野古のかけがえのない自然の豊かさ》をぶち壊す、そのどの辺が〝美しい国〟なのか? 1日も早く、あの醜悪な光景・辺野古破壊を止めなければ…。

   『●《『美しい国へ』(文藝春秋)を出版した安倍首相率いる自公政権は、
                        いまや美しい辺野古の海をぶち壊す…》

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https://ryukyushimpo.jp/column/entry-862708.html

<金口木舌>ハンストと「普通の生活」
2019年1月18日 06:00
元山仁士郎 県民投票 金口木舌

 「どうすれば沖縄の人々が普通に生活できる社会にできるのか」。2016年6月、米軍属女性暴行殺人事件の遺棄現場で、当時シールズ琉球で活動していた元山仁士郎さんが語った。命を奪われた、ほぼ同世代の女性を思い、祭壇に手を合わせていた

▼元山さんは現在「『辺野古』県民投票の会」代表を務める。県民投票への不参加を表明した5市に投票事務実施を求め、15日からハンガーストライキに入っている

▼ハンストはマハトマ・ガンジーの断食に由来する非暴力抵抗運動だ。沖縄でも1960年代、教育公務員特例法など2法を阻止する運動で教師らがハンストを行った。沖縄県祖国復帰協議会も沖縄の無条件復帰を求め、沖縄や東京でハンストをした

▼近年は2013年にオスプレイ配備反対を訴えて市民がハンストに取り組んだほか、今年1月に市民団体が元山さん同様に県民投票の実施を求めて宜野湾市役所前で72時間のハンストをした

▼元山さんの行動は、沖縄で非暴力抵抗運動の歴史が若い世代に受け継がれていることを示す。同時に基地問題を巡る沖縄の状況が変わっていないことの表れでもある

▼ガンジーの命懸けの行動で、インドは英国から独立を勝ち取った。一方、沖縄で「普通に生活できる社会はいつ訪れるのか全県民に投票する権利を保障することが、その一歩になるのではないか。
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/book/245645

GRAPHIC
「辺野古 海と森がつなぐ命」中村卓哉
2019/01/18 06:00

 民意に反して普天間基地の移転を強引に進める政権は、ついに辺野古の埋め立て工事に着手し、青かった海は投入された土砂によって茶色く濁ってしまった

 本書は、基地問題で揺れる辺野古のかけがえのない自然の豊かさを伝える写真集。

 ニュースで目にする米軍のキャンプ・シュワブがある辺野古崎と対岸の安部崎に抱かれるように広がる大浦湾には、さまざまなサンゴが群生し、生き物たちの楽園となっている。この豊かな海をつくり出したのは、島の東海岸北部に残る地元の人たちの言葉で「ヤンバル(山原)」と呼ばれる広大な森だ。遠くこの森から川を通じて運ばれたプランクトンが、海の多様な生き物たちを育んできた。カメラはまず、大浦湾に注ぎ込む大浦川をその源流へと遡る。

 やんばるの森は、1億年前の恐竜時代から生息するシダの仲間ヒカゲヘゴで覆われている。みずみずしい葉を広げたその美しい立ち姿とは対照的に、ヒカゲヘゴの新芽は古生代から生き抜いてきた植物ならではのワイルドさを身にまとい個性的だ。

 人間がめったに踏み込むことがない手つかずの森は、南国らしいカラフルな色彩の昆虫や花々をはじめ、地表から川の中まで、ありとあらゆる命にあふれている。

 森の栄養分をたっぷりと含んだ川が海に注ぎ込む河口部には、広大なマングローブの林が広がる。

 マングローブは、大雨の時に山から海に流れ出ようとする赤土をせき止めたり、海からの潮風を弱めて山の木々が枯れないようにする役割を果たすとともに、多くの動物たちを守っている。

 マングローブの干潟から続く浅瀬の海でも独自の生態系が構築され、沖縄本島ではここ大浦湾にしか生息していないと思われるネオンテンジクダイや栄養豊富な砂地にしか生息できない羽ペンのような形状の不思議な生き物「ウミエラ」などが観察できる。

 特筆すべきは、やはり絶滅危惧種のジュゴンの存在だろう。写真には写っていないが、海の中の海藻の草原には、ジュゴンが確かにここにいることを証明するかのように食痕が残されている。

 浅瀬の海の先にはサンゴ礁が広がり、海の中は一段と透明度とその青さを増す。沖縄でもまれなテーブルサンゴの大群生や、海中に山脈のようにそびえる絶滅危惧種のアオサンゴの大群落、幻想的な風景をつくり出すハマサンゴ(表紙)など、さまざまな種類のサンゴが競演。辺野古には水深20メートルを超える場所にも無数のサンゴが群生しており、湾の全容は計り知れないという。

 テーブルサンゴは、満月の夜に同時に産卵する。バンドルと呼ばれる精子と卵子の入ったピンク色のカプセルが海中に一斉に放出された風景は、さながら宇宙空間の星のまたたきのようだ。

 サンゴ礁をすみかとする魚たちの美しい姿も一つ一つ丹念に紹介。

 基地問題や政治に関する記述はまったくないが、一枚一枚の写真が豊かな辺野古の自然のかけがえのなさを伝える。

 (クレヴィス 2315円+税)
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●沖縄破壊: 「生物多様性の生きた教科書」な「海」や「森」を殺す…「つくづく人間は愚か」(金平茂紀さん)

2017年08月22日 00時00分07秒 | Weblog

[※ 三上智恵監督『標的の島 風かたか』公式ページ(http://hyotekinoshima.com)より↑]



沖縄タイムスの金平茂紀さんのコラム【「驕れる人」久しからず 新基地 時空超えた想像力を【金平茂紀の新・ワジワジー通信(27)】】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/115905)。

 《そして忘れてはならないのは、沖縄県の声に対して聞く耳を持たない強圧的姿勢…ダブルスタンダード(二重基準)を多用する指導者は信用できない…ところがそんな当たり前のことが、自国民である沖縄に限っては通じないのだ。ダブルスタンダード、問題ない。批判はあたらない適切な処置が講ぜられているものと考えております》。

   『●「環境権」を「お試し壊憲」に悪用しつつ、一方で、
        畏敬の念も無く、何の躊躇もなく「海を殺す」人達の愚

 何の躊躇も無く「海」や「森」を殺す人々の大愚。《自然の宝庫》《生物多様性の生きた教科書》な沖縄の「海」や「森」を殺す…《つくづく人間は愚か》(金平茂紀さん)というか、つくづく「本土」のニッポン人は愚か。《彼らの一人一人は、目の前に広がる美しい海が埋め立てられることを本当に望んでいるのか》!?

 レイバーネットの記事【●木下昌明の映画の部屋/ここに日本の〈いま〉がある!~レイバー映画祭2017】(http://www.labornetjp.org/news/2017/0719eiga)によると、《最近のドキュメンタリー映画では、三上智恵監督『標的の島~風(かじ)かたか』がベストワンである。これを観ると、沖縄や宮古島石垣島いま何が起きているか――時代の移り変わりの早さに驚かされる。三上は『標的の村』(2013年)、『戦場(いくさば)ぬ止(とうどう)み』(15年)で米軍基地の拡充に反対する住民とその暮らしに焦点を当ててきた。今度は宮古、石垣などの先島諸島に自衛隊を配備しミサイル基地を設けようとしている動きを追った。日本も「平和」から「戦争」へと向かうのか。圧巻は、本土から高江に1000人の機動隊が押しかけ、抵抗する人々を排除するシーン。それは黒澤明監督の『七人の侍』の野武士の襲来を彷彿(ほうふつ)させる。リーダーの山城博治はさながら〝百姓″たちを率いる侍大将で、そこで非暴力に徹した彼の人となりも浮かび上がってくる》。

   『●『DAYS JAPAN』(2015,APR,Vol.12,No.04)の
                         最新号についてのつぶやき
   『●中学生を「青田買い」する自衛隊: 
     「体験入隊や防衛・防災講話」という「総合的な学習の時間」も
   『●自衛隊配備で「住民分断」: 
     「自衛隊の配備計画…いずれの島でも人々は分断されている」
    「東京新聞の半田滋さんによるコラム【【私説・論説室から】
     島を分断する自衛隊配備】…。《「賛成派が新たな職を得て
     優遇される一方、反対した人は干され、島を出ている」という。
     …自衛隊の配備計画は与那国に続き、奄美大島、宮古島、
     石垣島でも急速に進む。いずれの島でも人々は分断されている》」

   『●「しかし、沖縄にはいまだ“戦後”は 
     一度たりとも訪れていない」…安倍昭恵氏には理解できたのだろうか?
   『●現在進行形の「身代わり」: 「反省と不戦の誓いを…
             沖縄を二度と、身代わりにしてはならない」
   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
                …米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その1)
    《しかし、三上監督は最新作『標的の島 風かたか』で、さらに切迫した
     問題を沖縄から日本全国へ提起する。それは現在、安倍政権が
     進めている石垣島、宮古島、奄美大島、与那国島への
     大規模な自衛隊とミサイル基地の配備についてだ。政府は南西諸島の
     防衛強化を謳うが、その実態はアメリカが中国の軍事的脅威に
     対抗すべく打ち出した「統合エアシーバトル構想」にある》

   『●「防波堤」としての全ての「日本全土がアメリカの「風かたか」」
                …米中の「新たな戦争の「防波堤」に」(その2)
   『●米中戦争の「防波堤」: 与那国駐屯地による「活性化」? 
                         「島民との融和」か分断か?

   『●島袋文子さん「基地を置くから戦争が起こる。
      戦争をしたいなら、血の泥水を飲んでからにしてほしい」


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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/115905

「驕れる人」久しからず 新基地 時空超えた想像力を
金平茂紀の新・ワジワジー通信(27)】
2017年7月20日 18:30 金平茂紀 辺野古新基地 辺野古埋め立て
金平茂紀


金平茂紀 (かねひら しげのり)
TBS報道記者、キャスター、ディレクター
1953年北海道生まれ。TBS報道記者、キャスター、ディレクター。2004年ボーン・上田記念国際記者賞受賞。著書に「ホワイトハウスから徒歩5分」ほか。


 驕(おご)れる人も久しからず。「平家物語」冒頭の文章に含まれるこのセンテンスの重みを僕らは今思い知らされている。「安倍一強」などと中世の貴族のごとく栄華を極めたかのように語られてきた政権のありように、国民は今醒(さ)めた視線を送り始めている森友学園問題加計学園問題「共謀罪」法の強引な可決成立のさせ方、政権内での身内・お友だちに対する度を越した庇(かば)いよう、そして忘れてはならないのは、沖縄県の声に対して聞く耳を持たない強圧的姿勢、それらに向けられた国民の視線である。驕れる人も久しからず。

     (名護市辺野古の新基地建設が進む大浦湾内の
      海中の様子(牧志治さん撮影)=2017年7月)

 この「平家物語」に材をとって、平清盛の四男・知盛を主人公に描いた木下順二の戯曲に『子午線の祀り』がある。壮大な歴史叙事詩との確固とした評価を勝ちえた名作だ。つい最近、この戯曲の野村萬斎による新演出ステージをみる機会を得た。実にすばらしい舞台だった。クライマックスは平家が滅亡に至った壇ノ浦海戦だ。当初は劣勢だった源氏軍が、子午線を月が通過したことによる潮力の強力な変化で潮流が逆向きに変わったことから一気に攻勢にたち、ついには平家軍に打ち勝つという筋立てだ。グレゴリオ暦1185年5月2日の出来事とされている。

 平家側にいた当時8歳の安徳天皇は海に身を投じ死に至る。天皇家の正統性を証明する「三種の神器」とともに平家側の高位の者たちは次々に海に身を投げた。つまり集団入水自殺を遂げたのである。海上で展開された人間同士による戦争でも、月の軌道上の移動による潮流の変化という自然の摂理の前には人間など全くあらがうことができない。今から800年以上前にあったとされる海の上での人間の悲劇の根源にある冷徹な事実である。

 ダブルスタンダード(二重基準)を多用する指導者は信用できない。信頼されない。尊敬されない。驕れる人も久しからず。自国民に対しては「美しい日本の自然環境を守りましょう」と説きながら、他国民に対してなら「自然環境を壊すことも仕方がないだろう」と言えば、その指導者は人間としても失格だ。ところがそんな当たり前のことが、自国民である沖縄に限っては通じないのだ。ダブルスタンダード、問題ない。批判はあたらない適切な処置が講ぜられているものと考えております。いけない、官房長官話法がうつったか。

 北部沖縄の大浦湾海域は豊かな自然に恵まれ、とりわけサンゴの群生地もあって、生物多様性の生きた教科書と言われている。海と近接して生態系で深くつながっている「やんばるの森」は環境省が国立公園に指定している自然の宝庫だ。そんな場所に軍事基地やヘリパッドをつくろうという発想自体がまず正気の沙汰ではないのだ。

 ごく普通のアメリカ人100人を大浦湾に招いて、彼ら彼女らに海の美しさを見せたらいいああ、何て美しい海なんだこんな豊かで美しい海をもつあなたたちがうらやましいと言うだろう。キャンプ・シュワブの兵士やその家族だってそのことを本能的にわかっているから、これまでも大浦湾で潜水や水泳を堂々とやっていたそこを埋め立てて巨大なあなたたちアメリカ軍のための新基地をつくるというのだ。おかしいと思うでしょ? 北谷海岸に溢(あふ)れているアメリカ人ダイバーたちに聞いてみてもいい。大浦湾を埋め立てるなんて本当は馬鹿(ばか)げていると思うでしょう? 彼らは軽くウインクするだろう(イエス)。

 6月に僕は、大浦湾の通称チリビシという場所で潜ってみて群生するアオサンゴをみた。かなり大きなアオサンゴが垂直方向に成長していた。大浦湾にはアオサンゴやハマサンゴ、ミドリイシ、ユビエダハマサンゴなど多様なサンゴが生きている。直径5メートルくらいのハマサンゴは500年から1千年生きているそうだ。ミドリイシでさえ2メートルまでなるのには20年近くの歳月がかかると言われている。

 今月13日に、地元ダイバーたちが大浦湾に潜って、キャンプ・シュワブ内の「K9」護岸工事地点先端からわずか30メートルほどの海中にコブハマサンゴが生息していて、周囲をサカナたちが泳ぐ姿を確認したという。その護岸からは今も次々に砕石が海中に投入されている

 沖縄防衛局海上保安庁沖縄県警および本土派遣の警察官、砕石をピストン輸送する建設業者は、彼らから見れば「全員一心一丸となって」、逆から見れば「まるで、ぐるになって基地建設工事を推進している。今現在も彼らは時々刻々作業にまい進している。彼らの一人一人は、目の前に広がる美しい海が埋め立てられることを本当に望んでいるのか

 滅私は僕ら日本人の得意技だ反対派の人々が体を張って工事を止めようとしている。抗議船や手こぎのカヌーで海に繰り出す。圧倒的な物理的な力で排除される。美しい海の上を毎日のように防衛局や海保の警備艇が航行する。防衛局に借り上げられた漁船が海上をたゆたっている。それで決して少なくない日銭が銀行口座に振り込まれる。

 僕はその海上の実景をみながらもう一つの光景を幻視していた。平家が滅亡した壇ノ浦の海戦の頃からすでにこの大浦湾で生きていたサンゴを、800年以上の時を経て、今僕ら人間はそれを殺そうとしている。その「驕れる人たち」は、海を殺すばかりかその海で代々生活を営んできた漁業者たちから漁を奪おうとしている運用年数40年、耐用年数200年という設計仕様で巨大な軍事基地を、海を埋め立ててつくろうとしている

 できてしまえばもっと長く使われるかもしれない。嘉手納基地普天間基地もできてからもう70年以上がたっている。アオサンゴは100年単位で生きている。驕れる平家の時代から生きているのもいる。つくづく人間は愚かだと思う。それでいいはずはない。

(テレビ報道記者・キャスター)=随時掲載
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●「最低裁」のコールが聞こえる…沖縄負担軽減担当相らの「辺野古が唯一の解決策」をオウム返しでしょう…

2016年09月18日 00時00分41秒 | Weblog


東京新聞の記事【辺野古新基地 沖縄県敗訴 福岡高裁支部判決 知事の対応「違法」】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016091702000137.html)。
琉球新報の社説【<社説>辺野古訴訟県敗訴 地方分権に逆行 知事は阻止策を尽くせ】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-358566.html)。
沖縄タイムスの与那原良彦氏によるコラム【[大弦小弦]人は怒りが強ければ強いほど…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62529)。

 《福岡高裁那覇支部は十六日、知事の対応を「違法」と判断し、国側全面勝訴の判決を言い渡した。多見谷寿郎裁判長は「普天間の危険を除去するには辺野古以外ない」と指摘。判決後、知事は上告する方針を表明》。
 《辺野古新基地に反対する県民世論を踏みにじり、新基地建設で損なわれる県益を守る地方自治の知事権限を否定する判決であり、承服できない。…環境保全策を軽視県益より国益優先
 《▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコールがわき起こった最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう沖縄の訴えに真摯(しんし)に向き合うべきだ》。

   『●県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という 
      異様な辺野古破壊訴訟…そもそも「違法」を口にする資格は?
   『●辺野古・高江破壊に協力せぬならば「カネ」は渡さぬ! 
            「沖縄負担軽減担当相」らによるあざとい「ムチ」
   『●沖縄差別、その究極の姿:「報道の自由」「知る権利」の
           破壊に立ち向かわない「本土」マスコミの差別意識
   『●高江破壊の「異様…全国を見渡しても、 
      いったい沖縄以外のどこにこのような光景があるのか」?
   『●金平茂紀さん、「No Justice No Peace. 
       (正義のないところに平和は来ない)…高江には、ない」
   『●安田浩一さん「沖縄の新聞は本当に『偏向』」? 
       …沖縄への「思い込みによる差別で、それを許す日本社会」
   『●「国民の信頼を傷付け」ているのは?…
      「米軍基地という面倒な施設は沖縄に…。そして日本本土は…」
   『●「理」も「正義」も無し…「自衛」のためどころか
       高江「破壊」のために自衛隊機が工事用重機を輸送

 やはりヒラメ裁判長によるヤラセ裁判、デキレースでした。異常、異様です。予想通りとはいえ、司法までもが沖縄イジメに加担する惨状。司法までが、「辺野古が唯一の解決策」と云う始末。
 最「高」裁でも望みは薄い。いまから、「最低裁」のコールが聞こえる…。「本土」マスコミも頼りにならず、アベ様や「沖縄負担軽減担当相最低の官房長官らの云う「辺野古が唯一の解決策」を「最低裁」もオウム返しでしょう、きっと…。

 沖縄タイムスの記事【<辺野古訴訟>名護市長、宜野湾市長はどう見る? 判決反応まとめ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62575)によると、《稲嶺進名護市長は…「民主主義、地方自治のあり方が問われる裁判だが、いずれも(県の)言い分が届かなかった。とても中立とは言えない」と指摘。辺野古移設が基地負担軽減になるとの判決に「古い普天間飛行場の代わりに最新式の基地を造るこれが負担軽減につながるとは、ほとんどの県民が思っていない」とし「県が最高裁に上告するなら、私も含め県民が支援する」と述べた》…そうです。
 また、沖縄タイムスの社説【社説[辺野古訴訟 県敗訴]異常な恫喝と決めつけ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62528)では、《県は敗れた。県側の主張はことごとく否定された。まるで国側の主張をそっくりそのまま引き写し、県に突きつけたかのような判決だ》。
 東京新聞の記事【辺野古移設、沖縄県が敗訴 翁長知事の対応「違法」】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2016091601001476.html)にも、《双方は確定判決に従うことを確認》…って、酷いよね…。
 ヒラメ裁判長によるデキレース、しかも、《野球の審判がいきなり相手チームに入るような》異様な裁判…「異様な辺野古破壊訴訟沖縄県の敗訴を前提にするアベ様や裁判長という異常さ。どうも、よりによってなタイミングで福岡高裁那覇支部に就任してきた多見谷寿郎裁判長は、アベ様らを見上げてばかりいる「ヒラメ裁判官」ではないか?、という疑いがささやかれています。しかも、この辺野古破壊訴訟の国側代理人の定塚誠氏も《裁判長の身内》だそうです。「ヒラメ裁判官」の可能性のある裁判官の下、国側に《裁判長の身内がいるのだ。公平性はかなり疑わしい》訳です。《野球の審判がいきなり相手チームに入るようなもの》」。あまりに予想通り。


 目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/沖縄人よ、新基地建設阻止のため行動で意思を示そう!】(http://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/5640908e3aaff82032d839ce73d0a719)には、《翁長知事の埋め立て承認取り消しを違法とした裁判結果は、国の主張を全面的に認める最悪のものだった。元より予想されたことであり、国は今後、辺野古でも高江でもかさにかかって工事を進めてくるだろう。それに対し、沖縄人一人ひとりが自ら行動で意思を示さなければ、工事を止められるはずがない》。
 琉球新報の記事【高江、180人座り込む 北部ヘリパッド建設 資材搬入なし】(http://ryukyushimpo.jp/news/entry-358924.html)では、《沖縄平和運動センター山城博治議長は「昨日(辺野古の)あんな判決が出てみんな悔しいと涙を流した。県民の気概を見せるときじゃないか」とあいさつした》。
 沖縄タイムスの記事【<辺野古違法確認訴訟>沖縄県と国はどう動く 今後の展開は?】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62545)によると、《仮に判決が確定しても、県はさまざまな知事権限を行使して工事を阻止する構え。辺野古への新基地建設は進まない可能性がある。…複数ある知事権限を行使して新基地建設を止める構えだ》…。「「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー(沖縄人を見くびってはいけない)」」!
 判決について《環境保全策を軽視》、《県益より国益優先》の二つの問題点が指摘されています。「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」し、高江の破壊を止めてほしい

   『●菅義偉官房長官は辺野古破壊の「工事を
      再開させていただく」と表明: 「時間稼ぎ…あまりにも不誠実」

   『●辺野古破壊や高江『標的の村』などなど・・・・・・
      「本土の人間が「沖縄だからいいや」と差別している」

   『●沖縄差別は続く: 黙殺により、「『日本を取り戻す』の
           中に沖縄は入っていない」ことをアベ様が表明
   『●辺野古破壊を行政不服審査で強行する暴挙: 
       「沖縄防衛局は…「私人」を強調するための偽装工作」
   『●稲嶺進名護市長「やり方が普通じゃない。
      地方分権の無視だ。法治国家としてやることか」
   『●「今の日本は法治国家ではなく、解釈も放置するし、
       憲法も放置するし、民意も放置する“放置”国家です」
   『●「うちなーんちゅ、うしぇーてー、ないびらんどー
                (沖縄人を見くびってはいけない)」
   『●王様による「人治主義国家」を沖縄辺野古から覆す:
       「あらゆる手法を用いて辺野古に新基地は造らせない」

   『●本体工事=辺野古沖の埋め立て工事は
      「翁長知事があらゆる知事権限を駆使すれば絶対できない」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201609/CK2016091702000137.html

辺野古新基地 沖縄県敗訴 福岡高裁支部判決 知事の対応「違法」
2016年9月17日 朝刊

     (米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古沿岸部=6月)

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古(へのこ)移設に伴う新基地建設を巡り、翁長雄志(おながたけし)知事が埋め立て承認の取り消し撤回に応じないのは違法だと国が訴えた訴訟で、福岡高裁那覇支部は十六日、知事の対応を「違法」と判断し、国側全面勝訴の判決を言い渡した。多見谷寿郎(たみやとしろう)裁判長は「普天間の危険を除去するには辺野古以外ない」と指摘。判決後、知事は上告する方針を表明した。

 一九九六年の返還合意から二十年がたつ普天間問題で初の司法判断となり、今後の議論に影響するのは必至。翁長知事は記者会見で「県民の気持ちを踏みにじる、あまりにも偏った判断だ。失望している」と述べた。菅義偉官房長官は「国の主張が認められたことを歓迎したい」とした。

 訴訟は、早ければ年度内にも言い渡される最高裁判決で決着する見通し。双方は確定判決に従うことを確認しているが、知事は徹底抗戦を続ける構えで、別の対抗策の検討を始めた。

 判決は、翁長知事の取り消し処分の前提になる仲井真弘多(なかいまひろかず)前知事の埋め立て承認に違法性があるかを審理対象とした。

 埋め立ての必要性について「普天間飛行場の危険は深刻な状況で、閉鎖して改善するしかない」と言及し、駐留する米海兵隊の運用面や世界情勢から「県外移転はできない」とする国の判断は尊重すべきだとした。辺野古移設によって「全体としては沖縄の負担が軽減されるとも述べた。

 さらに埋め立て承認時の環境保全の審査も十分とし「前知事の承認に裁量権の逸脱はなく、取り消した翁長知事の処分は違法だ」と結論付けた。

 翁長知事が国の是正指示に従わなかったことについても違法とした。

 国は三月、翁長知事に処分を撤回するよう是正指示をしたが、知事が従わなかったため七月に提訴。地方自治法の規定で迅速な審理が求められており、一審は高裁が担った。
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http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-358566.html

<社説>辺野古訴訟県敗訴 地方分権に逆行 知事は阻止策を尽くせ
2016年9月17日 06:01

 前知事の名護市辺野古海域の埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事の処分を違法とする判決が、福岡高裁那覇支部(多見谷寿郎裁判長)で下された。辺野古新基地に反対する県民世論を踏みにじり、新基地建設で損なわれる県益を守る地方自治の知事権限を否定する判決であり、承服できない。

 米軍普天間飛行場の辺野古移設を巡る初の司法判断である。しかし国の主張をそのままなぞったような内容で、三権分立の原則を逸脱した判決と言わざるを得ない。翁長知事は上告審での反論とともに、知事権限を駆使して新基地建設への反対を貫いてもらいたい


環境保全策を軽視

 判決には大きな疑問点が二つある。まず公有水面埋め立ての環境保全措置を極めて緩やかに判断している点だ。

 判決は「現在の環境技術水準に照らし不合理な点があるか」という観点で、「審査基準に適合するとした前知事の判断に不合理はない」と軽々しく片づけている

 果たしてそうだろうか。専門家は公有水面埋立法について「環境保全が十分配慮されない事業には免許を与えてはならない」と指摘している。埋め立てを承認した前知事ですら、環境影響評価書について県内部の検討を踏まえ、「生活環境、自然環境の保全は不可能と明言していた。

 大量の土砂投入は海域の自然を決定的に破壊する。保全不能な保全策は、保全の名に値しない

 辺野古周辺海域はジュゴンやアオサンゴなど絶滅が危惧される多様な生物種が生息する。県の環境保全指針で「自然環境の厳正なる保護を図る区域」に指定され、世界自然遺産に値する海域として国際自然保護連合(IUCN)が、日本政府に対し4度にわたり環境保全を勧告している。

 判決は公有水面埋立法の理念に反し、海域の保全を求める国際世論にも背を向けるものと断じざるを得ない。

 判決はまた、「普天間飛行場の被害をなくすには同飛行場を閉鎖する必要がある」、だが「海兵隊を海外に移転することは困難とする国の判断を尊重する必要がある」「県内ほかの移転先が見当たらない以上、本件新施設を建設するしかない」という論法で辺野古新基地建設を合理的とする判断を示した。

 普天間飛行場の移設先を「沖縄の地理的優位性」を根拠に「辺野古が唯一とする国の主張通りの判断であり、米国、米軍関係者の中にも「地理的優位性」を否定する見解があるとする翁長知事の主張は一顧だにされなかった


県益より国益優先

 判決は国の主張をほぼ全面的に採用する内容だ。裁判で翁長知事は辺野古新基地により「将来にわたって米軍基地が固定化される」と指摘した。その上で「県知事としての公益性判断を尊重してほしい」と訴えたが、判決は県民の公益性よりも辺野古新基地建設による国益を優先する判断に偏った

 「国と地方の関係は対等」と位置付けた1999年の地方自治法改正の流れにも逆行する判決と言わざるを得ない。

 上告審での訴訟継続とともに、翁長知事にはなお、「埋め立て承認撤回」や「埋め立て工事の変更申請の判断」「岩礁破砕許可の更新判断などの法的権限が留保されている

 IUCNの環境保全の勧告、米退役軍人が年次総会で辺野古新基地建設の中止を求める決議を行うなど、支援は海外にも広がっている。さらに国際世論を喚起することも今後の重要な方策だろう。

 翁長知事は今回の違法確認訴訟の陳述で「辺野古の問題は沖縄県だけでなく地方自治の根幹民主主義の根幹にかかわる問題全てが国の意思で決まるようになれば地方自治は死に、日本の未来に禍根を残す」と訴えていた。

 上告審の最高裁が県益を代表する知事の主張に正当な判断を下すか、司法の責任が問われる
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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62529

[大弦小弦]人は怒りが強ければ強いほど…
2016年9月17日 07:00 与那原良彦

 人は怒りが強ければ強いほど、表情を変えない時がある。名護市辺野古の新基地建設を巡る「辺野古違法確認訴訟」の高裁判決で県が敗訴した16日、翁長雄志知事は激しい感情を押し殺したまま会見した

▼翁長知事は用意されたコメントを読み上げる前、「大変あぜんとしている」と切り出し、「あぜん」という言葉を繰り返した。想定を超えた国の主張通りの判決内容への衝撃と怒りの強さをにじませた

▼高裁判決は新基地が建設できなければ、普天間飛行場は固定化されると述べ、「辺野古が唯一」とする国の主張を全面的に受け入れている。「法の番人という役割を果たさない高裁を、政府の追認機関と批判するのも当然だ

沖縄の苦難の歴史にも背を向けた。翁長知事は裁判で、銃剣とブルドーザーで強制的につくられた基地と過重な負担を訴えた。その訴えは無視され、一蹴された。明確な根拠も示さないままに、沖縄の軍事的な地理的優位性を認めた

▼20年前の代理署名訴訟の最高裁判決の法廷で県側敗訴を言い渡したとき、傍聴席からは最低裁のコールがわき起こった最高裁は再び同じ罵声を浴びることないよう沖縄の訴えに真摯(しんし)に向き合うべきだ

▼翁長知事は新基地建設を阻止する姿勢は変わらない。翁長知事は会見の最後に語った。「長い長い闘いになる」。(与那原良彦)
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