意識は翔んで

2022-11-13 19:03:20 | 学習塾・勉強の仕方
朝から少しだるく、一日中ゴロゴロしたり本を読んだり、まるで半分病人のように過ごした日曜日でした。

ベッドに横になっていると、音と空気とで外の雨とか強い風とかがよく分かります。その状態で尚目をつぶっているといつの間にか京都の鴨川の畔にいたり、上高地の大正池の近くの樹林帯にいたりします。

旅に病んで 夢は枯野を駆けめぐる  

なんて、芭蕉の句が頭に浮かびました。

義経北行伝説

2022-11-13 10:49:32 | 学習塾・勉強の仕方
昨日は土曜日でしたが、定期テスト前ということもあり、夕方から小学5年生、中学1年生と3年生の授業がありました。

私(マスターK)と凛先生が対応しました。
1年生の歴史の授業では、生徒たちのこれについての興味が回を追うごとに増してきているのを実感しました。というのも、歴史の解説は、テストに何がどういうかたちで出題されるかを過去の例も参考に十分意識した上で如何に立体的重層的に進められるかにからの理解の仕方がかかっています。私は常にこれについての工夫を凝らしているという意識があり、多分に我田引水というか、自己満足の気持ちが自分の中に湧いてもいたのでしょう。反省反省。

授業時間には限りがありますので、あまり横道にそれたりは勿論しませんが、昨日の彼らは源義経が平泉で本当に果てたのかどうかが気になったらしく、その辺りを盛んに質問してきました。
私は時計を見て、残る時間と解説するページ数とから、いまここで数分解説に花を添えることも可能と判断して、日本人の判官贔屓の思想、徳川光圀による大日本史と、シーボルトの研究による義経北行伝説、更には高木彬光さんの説も引用して悲劇の名将義経の「あくまで」伝説を話して聞かせました。

説明の後、彼らの中で更にこれについての興味が湧いたと見え、その表情にはどこかしら上気したものまでうかがえました。

それはそれで喜ばしいことではありますが、でもテスト前なので、こればかりに時間を費やしてはいけないよ、と釘を刺すのも勿論忘れませんでしたが。