この二週間、私自身三ツ境の教室以外の拠点で業務を経ての穴井教室行きが続いていますが、凛先生はじめ各講師たちの協力の下、授業の濃さは変わることなく行われています。
移動は主にクルマを使っていますが、たまに電車で三ツ境に向かうこともあります。
ここ何年も電車に乗ることが殆どなかったので、駅や車両内の様子全般がとても新鮮に感じます。
駅施設も昔と大きく変わりました。車両の形も途中駅への停まり方も変わりました。
その中で「変わらないな」と思うことの一つに、30代くらいと思しき女性の社内での化粧があります(笑)。
朝など、人目も憚らず顔中に何かを塗りたくっているその目つきには鬼気迫るものがあって、何やら激しく異常な空気がその近辺に充満しているのには笑えます。いや、呆れます。
中年の女性二人組は、時々ひそひそ声でもない通常のボリュームで彼女たちの住む世界の近隣の人間たちの噂話や悪口雑言に夢中になっていて、例えようもないさもしさを発散させています。
頭髪を綺麗に整えて、上品とまでは行かないまでもさっぱりとした色合いの綺麗な衣服をまとい、手に上等なビジネスカバンを下げた中年から初老の男性は、彼が所属する企業などの社会の質の高さを感じさせ、とてもエレガントです。
大阪に行って、京橋あたりで環状線に乗ると隣の車両まで聞こえろと言わんばかりの大声でしょうもない話に花を咲かせる人が少なくないですが、根岸線や相鉄線はそういうこともなく、ほとんどの乗客が静かに会話していて心地よい車内空間ををみんなで作っているようです。