幻想を排除すること

2010-01-23 09:20:45 | 日記
最近はあまりなくなりましたが、年々か前までは、入会説明の席で「塾に入れば大丈夫ですよね。きっと点数も成績もあがりますよね」などと、一方的な期待と決め付けの言葉を口にされる保護者の方がおられました。

そこで簡単に「お任せ下さい。点数も成績も上げて見せます」とでも言えば良いのでしょうが(正直な話、そう言ったこともごく稀にありましたが)、今ではそういうことは決して言いません。

むしろ、「塾に入っただけでは成績は上がりませんよ。そんなに簡単な話ではありません。塾は手品のようにちょちょちょこっと何かをやってインスタントに成績を上げるような、そんな場所ではありません」と言うことにしています。

これは、初めに誤った考えとそれに基づく空想を保護者の方に抱かないで頂くことが大切だと考えるからです。

例えば、何もかも塾に丸投げで、圧倒的に多くの時間を過ごす塾外での時間の管理、その過ごし方などの殆ど総てい手を付けず、それで成績を上げて見せろ的なご要望であれば、もうその段階でそれは無理ですとはっきりお伝えすることが互いの為になります。

成績を上げることで志望校に合格する道をしっかりと歩んで頂くこと。これがACSの方針ですが、この過程には塾とご家庭、それに勿論生徒本人の共同作業が伴うことが大前提であって、そのどれが欠けても、なかなか上手くは行かないものです。

その辺りをしっかりとお話し、ご納得頂いてから始めることが肝要だと思います。



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