Cool Japan Academy&ACE KIDS ACADEMY

主として、学習塾「岡村ゼミナール㈱」・日本語教師養成講座「CJA」に関することについて、気ままに書いています。

学校での成績と実社会での活躍度が必ずしも比例しないのは何故か?

2018年10月14日 | お知らせ
世間にはいろんな生き方があり、好きなテーマに絞って勉強・研究し続けることにも
大きな意義・価値があります。

《参考資料》

「残酷すぎる成功法則」エリック・バーカー著【飛鳥新書】

★22~24ページからの抜粋

ボストン・カレッジの研究者であるカレン・アーノルドは、1980年代~1990年代にイリノイ州の高校を首席で卒業した81人のその後を継続調査した。(中略)

その90%が専門的なキャリアを積み、40%が弁護士・医師・エンジニアなど社会的評価の高い専門職についた。彼らは堅実で信頼され、社会への順応性も高く、多くの者が総じて恵まれた暮らしをしていた。

しかし、彼らの中に、世界を変革したり、動かしたり、あるいは、世界中の人々に感銘を与えるまでになる者が何人いただろうか? 答えはゼロのようだ。 アーノルドの見解は次の通り。

「首席たちの多くは、仕事で順調に業績を重ねるが、彼らの圧倒的多数は、それぞれの職能分野を第一線で率いる方ではない。」「優等生たちは、先見の明をもってシステムを変革するというより、むしろシステム内に収まるタイプだ。」

上記の81人が、たまたま第一線に立たなかったというわけではない。調査によれば、学校で優秀な成績を収める資質そのものが、一般社会でホームランヒッターになる資質と相反するものだという。

では、高校でのナンバーワンが、滅多に実社会でのナンバーワンにならないのはなぜか?

理由は二つある。

第❶に、学校とは、言われたことをきちんとする能力に報いる場所だからだ。学力と知的能力の相関関係は必ずしも高くはない。学校での成績は、むしろ、自己規律、真面目さ、従順さを示すのに最適な指標である。

アーノルドは、インタビューで、「学校は、基本的に規則に従い、システムに順応していこうとする者に報奨を与える」と語った。

81人の首席たちの中には、「良い成績を取るには、深く理解することより教師が求める答えを出すことの方が大事だ」と言う者もいた。(中略)

第❷の理由は、すべての科目で良い点を取るゼネラリストに報いる学校のカリキュラムにある。

学生の個々の情熱や特殊な分野での専門的知識はあまり評価しない。

ところが、実社会では、その逆だ。高校で首席を務めた被験者たちについて、アーノルドはこう語る。

「彼らは、仕事でも私生活でも万事そつなくこなすが、一つの領域に全身全霊で打ち込むほうではないので、特定分野で抜きんでることは難しい。」

どんなに数学が好きでも、優等生になりたければ、歴史でもA評価を取るために数学の勉強を切り上げなければならない。

専門知識を磨くには、残念な仕組みだ。だが一たび社会に出れば、多くの場合、特定分野でのスキルが高く評価され、他の分野での能力はあまり問われない。

皮肉なことに、アーノルドは、純粋に学ぶことが好きな学生は、学校では苦労するという事実を見出したのだ。

情熱を注ぎたい対象があり、その分野に精通することに関心がある彼らにとって、学校というシステムは息が詰まる。

★私は、上記の調査結果を全面的に支持します。

なぜなら、私自身も大学に入学してから、自由に読みたい図書を選び、それらだけを日々夢中になって読みふける生活を送れることに、非常な喜びを抱き、一日12時間以上も読書や勉強に明け暮れた4年間を過ごした事を、懐かしく思い出します。

大学院に入学してからも、日々図書館に籠りっきりで、丸で「蓑虫」のような生活を過ごしたことに、今でもとても満足しています。

平成30年10月14日 日曜日
岡村ゼミナール&CJA日本語学校:岡村寛三郎
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人生最高の晴れ舞台・大学進学で「大逆転劇」を!

2018年10月14日 | お知らせ
人生最高の晴れ舞台・大学進学で「大逆転劇」を!

❶文科省の学習指導要領には、中学3年間で習う英単語数は、1,200語程度と書かれていますよ。
がんばってくださいね。

❷他方、高校では、5,000語とか、6,000語くらいじゃないですかね。
但し、難関校をいれると、10,000語程度まで行くんじゃないですか?!

★中学と高校時代のそれぞれで学習する英単語については、上記の様に語数の点で際立って大きな開きがありますが、記憶しにくい抽象的な意味の単語が増えるだけではなく、各単語の意味や使用法も非常に複雑化して、高校時代における英語学習の難易度は、中学時代に比べて一挙に10倍以上に跳ね上がるでしょう。

★英語1科目の、更にその単語の分野を取り上げるだけでも、上記の様に飛躍的に難易度が挙がりますから、数学や化学・物理・生物などの理科系科目は言うに及ばず、国語や世界史・日本史などの文系科目にしても、質量ともに、正に想像を超える高い難易度に跳ね上がります。

★ここにおいて、中学時代の学習法や学習時間などでは、到底及びもつかない難易度で大学入試の関門が待ち構えています。

⇒ その高校3年間での過ごし方こそが、人生設計で最も大事な最終学歴を決定する大学・大学院進学への成否に直結します。

 高校進学といった途中経過の出来事に過ぎない小さな成果に誇りを感じたり、満足して、その後の高校時代を油断して過ごせば、いわゆる人生の、あるいは学歴づくりの過酷なレースにおいて、中学時代に於いて自分より下位の成績者として見くびっていた友人・知人たちによる「大逆転劇」を許し、以降の人生劇場に於いて極めて苦しい立場に追い込まれることになる可能性が高くなります。

★そこで、高校時代こそが、人生設計での「最大の難所・峠」と思い、中学生時代の何倍もの、何十倍もの強い決断とエネルギーで全力疾走してください。

 そして、中学時代の一時的な成績上位や優越感に浸って油断している友人・知人に対して、「人生最高舞台の【大学進学】」で大逆転劇を果たしましょう!

                       平成30年10月14日 日曜日
                       岡村ゼミナール・営業本部長:岡村寛三郎
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岡村ゼミナールの本年の成長率は、4%!

2018年10月14日 | お知らせ
岡村ゼミナールの本年の成長率は、4%!

皆様のご健勝と清栄をお慶び致します。

ところで、10月12日に開催された岡村ゼミナールの統一集会で行われた発表によれば、生徒数は、対前年比において約4%の成長率を達成しています。

そのうちで、とりわけ際立つのは、早期知能開発:ACE Kids Academy(珠算・習字・英会話・ロボット科学教育講座)部門の25%もの成長ぶりです。

もう一つは、中学3年生の高校部への引上げ・継続率が、他の学習塾の場合とは大きく異なり、約40%もの高率になっている点が際立っています。

このように中学3年生の高校部への継続率がなぜそんなに高いのかといえば、次のような理由によります。

即ち、生徒たちにも保護者の方々にも、進学や就職などに関する人生設計の内では、中間的な成果でしかない高校進学ではなく、就職やその後の人生において最も影響力の強い「各個人の最終学歴としての大学・大学院への進学」こそが最も重要であり、そこに向けての高校時代での頑張りこそが最も重要だということを、しっかりとご理解いただき、かつそういう方向で努力していただくように、折に触れて説明し、案内させていただいていますので、そのことへの皆様のご了解が次第に浸透しつつある結果ではないかと推測されます。

ちなみに、全国的な厳しい少子化現象のため、全国の学習塾は、一般的にはなかなか生徒数を維持できない、苦しい状況だとのお話を聞くことも多いのですが、お陰様で、当塾では、上記の様な大学進学に向けての高校生時代での学習重視姿勢や季節ごとの巧みな生徒募集作戦が功を奏して、順調な推移になっています。

今後とも宜しくお願いします。

平成30年10月14日 日曜日
岡村ゼミナール・営業本部長:岡村寛三郎











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