晴れの日には見ないこと！

石井（元・柔道のあいつ）のことになんか触れませんよ。
ただほっとしてるだけですから。

そこからくっつけるわけじゃないですが、
この映画、石井隆監督の『死んでもいい』。
すごいです。

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なんかどんよりした気分で家から出たくない、
どうせなら徹底的に暗い気分に浸っていたい、
しかも明日も休み、みたいなときにお勧めします。
要はウィークデイには不向きってこと。
やる気をなくします（笑）。

全編に雨や川やシャワーが流れて水に彩られてて、かっこいいです。
ちあきなおみの歌う『黄昏のビギン』もじんわりきます。

ぜひ見てほしいのであんまり言いませんが、
室田日出男の妻に大竹しのぶで、その間男（あくまでも恋人じゃなく）に永瀬正敏。
永瀬の情熱に引きずられて、結局拒むことも積極的になることもできないでいる大竹しのぶの罪深さったら。
なぜか、くたびれはじめた室田日出男に一番感情移入してましたが。

１５年以上前の作品で、あたしは１０年くらい前に１回見たことがありました。
なので今回２回目。そしてたぶんこの先も何回か見たくなると思います。

この石井隆っていう監督はもともとエロ劇画家で、
ポルノ映画を撮ってる人です。
この作品もそうですが、出てくる女性は<名美>。
彼のファム・ファタルなんですね。

小ネタになりますが、英語の字幕付きで見てたら英題は『Original sin』でした。
原罪、ね。
さすが。素晴らしいタイトルです

　　　

　　寝る前なので、ちょっときれいなものをのっけます。
　　ミッドタウン、素敵だね。