オンナノイッショウ

読んだり書いたりお腹空かせたり酔っ払ったり観たり憧れたり、咥えたり交渉したり惚れこんだり憤ったり失笑したり。要は徒然。

っつーか、最後まで最悪。

2007-05-29 21:52:37 | 考えたこと
自殺したね、松岡農水相。
死にたい奴は勝手に死ね!的な思いもあるんだけど、
立場が立場で、おまけにモロモロほったらかしで、
よくそんな選択ができたもんだ。

6通も書いた遺書のうちには「内情は家内に聞いて。あとはよろしく」だって。
気の毒にね、奥さん。
死なれるだけでも大変なのに、わけのわかんない水やら献金やら、
ぜーんぶ追及されちゃうんだ。

そんなに死にたいなら、
せめて自分の澱を吐き出して辞職してからにすればいいのにさ。
『美しい国』の偉い人は自分のしたことや言わなきゃいけないことを投げ出して、
面倒になったからイチ抜けするんですって。恥ずかしい。

「死んだ人を悪く言うもんじゃない」とか言わないでね。
生きてる方が大変なんだよ。
死んじゃえば楽だよ、たまにそう思うもん。
たまった仕事とか、書きかけたまんまで投げ出してる小説とか、
たくさんあるあたしのだらしなさを、
残った誰かに哀悼されつつ処理してもらいたいもん。
謝んなきゃいけなかったり恨まれたりしてる人に、
まとめてお詫びしちゃえば済むならそうしたいなと思うもん。

これだけめちゃくちゃな殺人が横行してる世の中で、
「命を大事に」なーんてもう言えないね。
大人が自分の命すら大事にできないんだもんね。
情けないったらない。

ともあれ、坂井泉水さんには冥福をお祈りしております。


歌声響く、H嬢邸

2007-05-27 14:51:15 | 楽しかったこと
わが友、豪傑H嬢※のお仕事が一段落したので、
久しぶりにゆっくり会うことに。
 ※お酒と仕事とお得が大好き、でも実はフランス留学してたりもする、
  実はハイソなお宅のお嬢さん。

二人で会うときはあくまでも安く、いっぱい飲める居酒屋へ。
「いいねえ、企業努力が見えるよね」
などと言いつつ、タコチヂミ480円、茄子の一本漬け280円諸々をつまむ。
セコンドピアットだ、食後酒だなんて知ったことか!
てな勢いで結構有意義な話で盛り上がり、
やっぱりH嬢はいいなと再認識。
芋焼酎1本が空いてほろ酔い加減になり、さあそろそろ帰ろうかな、
と、最近ちょっと大人になりはじめたあたしがトイレから帰ったら、
新しいボトルを開けてるH嬢。
「・・・まだ飲むんですか?」
「うち来ればいいじゃん」
「・・・行く」
と、帰り道の危険を考えて頷いたら

普段遊びに行く時より若干早い時間だったおかげで、
H嬢が唯一恐れる相手、母堂マダムSも起きていらした。
すごいんだ、このお方。
H嬢はもちろん、H嬢パパも弁護士も銀行の偉いさんも、
なぜかみんな勢いにのまれて断り文句が言えない。
背はちっちゃいけど幅あり、声量あり。
金髪、真っ赤な爪、きんきらアクセサリー。
そのうち妖精かなんかに仕立てて書きたい(笑)感じ。

で、マダムSが口にしたこともないような安い芋焼酎を囲んで、
深夜の豪邸で大宴会が始まった。
普通にお話してるんだけど、なんだか叱られているような。。

「いいドレスあるから!あんた着なさい!」
(・・・どうしてか、いつも語尾に“!”が入っている気がする)
ドレスはきれいで、とっても嬉しい。。でも。
有無をいう余裕もなく、みんなの面前で着替えさせられる。
「あらあ、いいじゃない!とっても似合うわよー!」
そうして次々着せられる。

気分が乗ってきたらしいマダムSが、
やにわに立ち上がり、ぷりぷりの指でグランドピアノを弾きはじめた。
これがねー、素敵なの。
すばらしく声量のあるアルトでの『愛の讃歌』
じんわりきました。

こわいような楽しいような夜も更け、
いろんな意味で疲れたので(笑)ぐっすり寝かせてもらったよ。

やな事件も多くてたまにげっそりするけど、
歌とお酒があるとやっぱり生きてるのって楽しいなと思えたりする。
簡単だねえ

健康と美容について

2007-05-21 02:09:59 | Weblog
知ってますか?ファンケルの創業者。
すごく面白い人生を送ってきたおじいちゃん。
ナビゲーターの村上龍も言葉に詰まるくらい、波乱万丈なの。
70才でお肌つやつや、瞳きらきら。

明日(5/21)放送の『カンブリア宮殿』を観覧してきました。
詳しくは番組を見てください、とまあ一応宣伝。
ほんとに面白い人だよ

事前にアンケートに答えたんだけど、
困りました。
「サプレメントを飲んでいますか?」
・・・いいえ。
「美容と健康に関して気をつけていることは?」
・・・
・・・・
・・・・・ないな。全然。

なあんて書けないので、家族に聞いてみた。(←この時点でどこか変かもしれない)
「あたしが気をつけてることってあるの?」
「・・・ストレスを溜めないことよ、きっと」

そっか!それか!とひざを打ちましたが、そんなのでいいのか?
仕方なしにもっともらしく。
『特に気をつけていることはないのですが、
おいしいものを食べたりお酒を飲んだり、
音楽を聞いたりきれいなものを見たり、
ストレスを発散する方法をいろいろ持っています。
いやなことを翌日に持ち越さないでいるおかげで元気なのかもしれません』
長寿の秘訣みたいだ(笑)。
第一、ストレスなんか感じてるのかよ? っていう話もある。

もちろんそんな答えが採用されるはずもありませんでした。
だってさ、何もしなくても風邪はひかない胃もたれしない、なんだもん
健康自慢ってちょっと恥ずかしいね。

関係ありませんが、最近のBGMはUAの『うたううあ』。
童謡のカバーですが、
『おもちゃのチャチャチャ』が野坂昭如の作詞にびっくり。

いかがなものか。。。

2007-05-13 21:17:04 | 観たもの
初めて観ました、クドカンの舞台。
『ドブの輝き』、本多劇場、昨日の14時。
すごいねえ、人がいっぱいで。
階段にもずらり、補助のパイプ椅子にもずらり。

早速ですが、結論。
イマイチ、うーん、ニかサンか。

3本立てで舞台・短編映画・舞台。
最初のクドカン作・演出・出演の舞台は笑えはしたけど、
全編通して???でした。私の狭量のせいかしらん。
なあんて、ちょっとがっかりした土曜日。

とまあ、誰にだってハズレ作はあるってことだ。
次のお芝居は6月の阿佐スパ「少女とガソリン」
楽しみです

なんか最近お芝居・コンサート・お芝居で、
有閑マダムか?的生活が続いている。
チケット貧乏になりつつある、5月です
がんばって働かなくっちゃ

チャイコフスキーもかわいそうにねえ。

2007-05-06 22:31:13 | 観たもの
 終わっちゃったね、ゴールデンウィーク。
 お休みってあっという間に過ぎちゃうから悲しい。

   今年のメインは国際フォーラムの『ラ・フォル・ジュルネ』。
   4、5、6日と連続で、計5ステージ観ました。
   楽しかった~
   7つくらいのホールそれぞれにドストエフスキーとかガルシア・ロルカ(スペインの詩人ね♪)とか、
   文学者の名前がついていて、それもうれしい。

   

きのう5日は12時スタート、リムスキー・コルサコフの『シェヘラザード』。
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団で、1列目(!)でかぶりつきです。
うーん、チェロばっかり見える。。
でもステージは華やかだし大好きな曲だしで、大満足。
次は13時半、チャイコフスキーの『弦楽四重奏曲第1番ニ長調作品11』。
長く言うとそうだけど、要は『アンダンテ・カンタービレ』です。
普段なかなかやらないから、すごく楽しみでした。(でした。。)
ちっちゃい奥まったホールで自由席¥1,500のチケット。
会場にはへなちょこなパイプ椅子が4つ置かれていて、
若干わびしい雰囲気が漂う。

そこに楽器を持って現れたのが、
業者さんですか? と聞きたくなるような普通のスーツを着たおじさん2名
+半おじさん+ドレスの若い女の人。
まさか、この公務員みたいなおじさんたちがやるの? 
そんな馬鹿な。。。コンサートって、普通はタキシードだもんね。。。

悪い冗談みたいですが、そのおっさんたちがまんまとパイプ椅子に座り、
甘くせつない音色を奏でるのでした。
最初は苦笑してたけど、だんだん腹が立ってきた
なんだよそれ?! 失礼だろ!
初めてコンサートに来た子供とか、なかなか時間がないけど、
好きな曲だからってやっとのことで来た人たちもいるんじゃないの?
自分たちにはただの仕事なのかも知れないけど、
見てる方は最初で最後。ベストを尽くしてくれよ~。
コンサートって目でも楽しむものでしょうよ~。
五嶋龍みたいな若い男の子ならまだしも、ハゲと白髪のおっさんだよ(笑)?!
会社のサークル活動じゃないんだからさ~。

こんなんじゃ家でCD聞いてた方がマシ、
とばかり拍手もしないでぱっぱと席を立ちました。
かわいそうなのは相方で、ぷりぷりしてる私のおっさん呪詛のことばを
「うんうん、確かにそうだよね」と辛抱強く聞いてくれたのでした。
演奏も悪くなかったんだから、もうちょっと気を使ってください
一緒に出てた赤いドレスの女の人も気の毒に。

チャイコフスキーも墓場の影で泣いているだろうなあと、
早速家で聞きなおしております。

とまあ、ぷりぷりもしたけど楽しかったイベントでした。
来年もまた行きたいな こんなんじゃ懲りないよ。  

拍手!!

2007-05-01 22:55:32 | 観たもの
いやあ、面白かった。
例の「コンフィダント」

ゴッホ好きな私としては、見ないでいられるものかという感じ。
もちろんそれだけじゃない。
ストーリーもいいし、配役も素敵。
スマートなお芝居だなあと思いました。

かなり笑ったけど、
芸術学部卒としては結構身につまされるところもあり、
泣いちゃったりもした。
それにしても中井貴一の動きって、どうしてあんなに面白いんだろう(笑)。

総論。
すごいね、三谷幸喜。
才能って、れっきとしてあるんだなあと実感しちゃいました。
感嘆です。