夕べの「肉」が残って、ちょっと胃もたれ気味。
やっぱり、いきなり多量に食べちゃだめね。
さて、最近入手した音源。
グリークの『ピアノ協奏曲イ短調』
なんたって、爽快で明解で透明感に溢れてる!
青と緑の北欧の自然がバーーっと広がってる感じ。
こんなポピュラーなのに、案外店に置いてある数が
少ないのよね。
なんでも、分りやすさゆえに軽視されがちで、
最近は演奏される機会もめっきり減っているんだとか。。。
イケマセン。
しかし、このごろの傾向として北欧系の音楽に注目が集まっているらしいので、
復権してくれることを望みます。
そうそう、ほぼ日で
『サンタの国、フィンランドから』という連載があるのですが、
私が抱く欧米人のイメージとはかなり違う、北欧の人々の様子がわかります。
仲良くなってみたいな...と思わせてくれる人々です。
で、写真奥の右側はグレン・グールドの『ゴルドベルグ変奏曲』
'55年アナログ盤の方です。
あまりにたくさん語られているピアニストであり、音源であると思われ、
何か言うという気が起こらないね。
グールドのは、他にモーツアルトピアノソナタ集を持ってますが、
両方とも聴いて湧いてくるのは“降りていく感じ”です。
どこに?というと‥言葉にしにくいものがあるなぁ。。
たぶん、自分の中の静かなところ。
もし、白神山地の十二湖に行ったことがあるなら、
あそこの‘青池’のほとりみたいな、
波ひとつたっていない湖に辿り着く感じです。
ラスト、奥の左側はウイーンフィル『チャイコフスキー交響曲第4、5、6番』
誰のにしようかとうろうろしてたら、ゲルギエフさんの眼に射抜かれまして。(笑)
「餅は餅屋」じゃないけれど、ロシアものはロシアの方に(大雑把なくくりですが)。
チャイコフスキーは、3大バレエのおかげで子供の時からとても親しみのある作曲家のひとり。
一音から引き出す表情が、素晴しく‘うっとり’なんです。
主旋律(っていうのかな?)はよく聴くと意外とシンプルだったりしますよねぇ。
『クルミ割り人形』第3幕のグラン・パ・ド・ドゥなんか、
最も流麗で盛り上がるメロディが、♪ド--シラソファミレド---♪ だもん。
エッそれだけ!?って思ったわ、わかったときは。
さて今週も、はや終わり。来週はもう3月です。
もしかすると、今年は波乗りできるのが個人的にかなり遅くなりそうなので、
さらに当分“文化的籠り生活”が続きそうです。。。
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