─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

十和田奥入瀬芸術祭

2013-11-10 15:17:22 | 音楽・映像・アート

 十和田奥入瀬芸術祭に行ってきました。

   


  ★十和田奥入瀬芸術祭(宮永愛子、志村信裕) ⇒ http://ameblo.jp/a-pup-king/entry-11680218279.html
  ★十和田奥入瀬芸術祭(志賀理江子+コンタクトゴンゾ+梅田哲也) ⇒ http://ameblo.jp/a-pup-king/entry-11680464810.html
  ★十和田奥入瀬芸術祭(他いろいろ) ⇒ http://ameblo.jp/a-pup-king/entry-11680663317.html
  



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志賀理江子写真展 『螺旋海岸』

2012-11-18 20:20:31 | 音楽・映像・アート



志賀理江子さんの写真展、「螺旋海岸」を観た。

名取市の北釜地区に移住していて、津波被災に遭った写真家さんだ。
メディアテークの会場階に着いて最初に目に入る光景に少しギョッとした。

 …対角線  能舞台  箱庭療法の箱庭

 歩き回ることによって、同時に自分の深層内を巡っている。
 光沢のある面に自分が映り込む。

 知っている場所  かつてあった場所へのノスタルジー……

作り込まれた作品だけど、過去から現在の時間経過により、
津波被災を写してる。
精神的に不安なら最初は日中に観るほうが良いかも。
記録写真よりは、アート作品ではあるけども。

自分の足が向かう方向に敏感になってみる。
どちらに行きたいか、体に聴きながら歩くのがおもしろい。
…中心→手前の右→ランダム→右奥…最後に左奥 
一巡りしたのち、対になる作品が存在することに気づき、
それらを探してまたった。

どんな観方をするのかは人それぞれ。
少しでも深層心理学をかじったことがあれば、そういった観方をするのも
興味深いと思うし、私も多少そういう観方を自然にしていた。
”能舞台”が頭によぎったのは、そのせいだ。
といって、べつに私は眉間にシワ寄せてばかり観ていたのではなく、
知っている場所や、レクチャーを思い出させる作品を見つけて、
思わず微笑んだりしつつ見ていたのだ。

次は、夜に行こうと思う。
何度でも、行ってみようと思う。

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会 場 せんだいメディアテーク6F (2013年1月4日まで)
入場料 100円
詳細→  http://www.smt.jp/rasenkaigan/

隣国の若者たちが中東を1つにした/アラブ・エクスプレス展

2012-07-21 21:05:20 | 音楽・映像・アート

先週末、招待券を頂いたので森美術館で開催中の
「アラブ・エクスプレス展」を観に行った。
土地柄もあるのかもしれないけど、 
連日夜10時まで開いているなんて、最高だね♪
ゆったりと夜を楽しむ他の人々とともに、中東の現在へGO!



窓外の風景まで取り込まれた展示は見応えがある。
今回の展示では「黒い噴水」という作品の向こう側に夜の六本木が
広がっているのがなんとも…幾重にも解釈が広がっていった。
でも、それを抜きにして真っ白い壁の前で踊る黒い水の形の動き自体が
おもしろくて、無心になって時間が止まるような感覚を楽しんだし、
黒いので「墨」が連想されて、そのまま空中に書や水墨画を
描き出していく様を想像してワクワクしたりした。
床に飛び散った黒い飛沫は、そのまま切り取ればドローングとして
作品になりそうだなとも思った。
(黒い噴水の画像あり→ 森美術館公式ブログ

さて、ある映像作品を見ていたときだ。
目の端に、話し合いながら活発に行ったり来たりしている男子3人が見えた。
その作品は、「壁に磁石で張り付けられた中東の地図を
自由に移動させて新しい中東の地図を作って下さい」 というコンセプト。
中心にパレスチナが固定されてるほかは、私が見た時はどれがどの国か、
全然わからなくなっていた。
(中東の国々のカタチを把握してないという自分の無知の表れでもあるが)

その”新しい地図”を、彼らはせっせと”元の地図”に戻していたのだった。
キャプションとともに貼ってあった、現在の地図を見ながら。
そしてその後、別の展示室で彼らに遭遇したとき、彼らの言葉が韓国語だと知った。

ただそれだけのことだけども、イ・ブル展を思い出しながら見ていた私は、
なにか、アタマの中の別のところでパズルのピースがカチッ!と合ったような、
不思議な感覚が感じられた。
印象としては、彼らはただ無邪気にジグソーパズルを完成させようとするような、
単純な動機から、参加型の作品を和気藹々と楽しんでるように見えたのだけども。
結果として、おそらく私だけが鑑賞できたすごいパフォーマンスアートとなり、
最も印象に残る作品になったのだった。

  ”元”に戻ってしまった地図は、すぐに誰かが崩していくだろう。
  そしてまた、誰かが”元”に戻す。
  そこに理由があろうと無かろうと、ただ繰り返されるのだろう...

政治や思想、社会と強く結びつく作品群に対峙したら、考えずに見ることは難しいけれど、
そこをも含めて、やはりアートはドキドキして楽しい私をポジティブにしてくれるものだ。
この展覧会は、自発的に見に行くには少し動機が足りなかったのだけれども、
チケットを下さった森美術館さまに感謝です:)

アラブ・エクスプレス展は10月28日まで。
http://www.mori.art.museum/jp/index.html 

*
 


あさってのほうが いいに きまってる。

2012-03-31 12:45:11 | 音楽・映像・アート

先日、フェイスブックで建築家・竹山聖さんにリクエスト承認していただいた。

偶然ツイッター上で竹山さんの『快楽の建築術辞典(pdf)』という論文を知り、
「これが論文?」というユニークで優雅な文章で、テンション上がって感想を書いてたら見つかっちゃってw
たくさんはお話してないけども、竹山さんは私が素人であることなど関係なく、鋭くツッコミを入れてくださる^^;

「なぜ?」 「それほんと?」 「それ違うんだけど」。。

なので、直感的に反応したことには後から自分が一生懸命考えるハメになる(苦笑)
刺激的だけれど、緊張もするのである。

というわけで、リクエストを送るのも少々緊張していたのだけれど、
メッセージで思いがけず言葉感覚を褒めていただいてビックリ!!
& *・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜  な気持ちに♪
私は褒められて伸びる木登りする豚なので、イメージではスカイツリーの天辺まで登り詰めたw

ブログタイトルは、竹山さんからの返信文から。
「…投げたボールの10個中9個はあさっての方向に飛んで行っているのが実情です」とメッセージしたら、
けっこうけっこう、きのうよりおとといより,そしてもちろんあしたより、あさってのほうがいいにきまってる。」 
!!!!! ・ ・ ・ ・ ・ 参りました(笑

このところ自分の見方や解釈について、認めてもらえることが多くて感激しっぱなしです。
なかなか通じなかったり、エキセントリックだと思われる事が多いから、
メンドウになって本当に感じたことや考えたことを表明しないっていうことが多かったけど、
気にしないで”あさって”に向かって飛んでいっていいんだなとw、自信のようなものがついた。 
もちろん、相手がどういう人かは一応考えますけどね:D

株式会社設計組織アモルフ→ http://www.amorphe.jp/


(画像:HPより)