─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

『北斎展』

2005-11-30 23:45:00 | 音楽・映像・アート
『ワダエミの衣装世界展』のあと、
国立博物館での『北斎展』へ。

いやぁ~・・・混んでたぁ・・・・。
平日だから大丈夫かなと思ってたんですけど、
入館の前に30分並びましたよ。
「東京だから仕方ないか」 と諦める。
最終週だしね。



どんどん待ち時間が長くなって、
閉館時間を1時間延長するという事態。笑

中もすごいヒトでした。(××)
500点近い作品数。2Fフロア全てを使っての展示。
入場制限のため、中~後期を先に見てから初期を見た。
なにがなんだかわからなくなりそうだった。笑



しかしその多彩な作品には驚くばかり!!
富嶽三十六景はもちろんすばらしいけど、
武者絵や掛け軸、美人画や本の挿絵など、
テーマ選ばず、タッチも変幻自在。

“これしかない!”という見事な構図と筆跡が
下書きなしのフリーハンドだなんて…!
恐れ入りました。

そう。
何がすごいって、構図。
絵画だろうが写真だろうが、その作品を面白くする生命線は
何より構図だと思うのですよ。
そして観察眼の鋭さ。対象への興味・好奇心が尽きない人だったんでしょうね。
ありとあらゆる職業、ありとあらゆるポーズ、ありとあらゆる表情、
北斎が描かなかったものは無いんじゃないかしら?
かの有名な富士山の絵も、四季や時間の経過まで描こうとしたって言うし。




人波に揉まれ、ベビーカーにつまづき、
グッズ売り場でおばちゃんパワーと戦い、
出てきたときはぐったりでしたが、
戦い終えた爽快感というか。(笑)

そして待ち時間はもっと長くなっていたようでした。

このあと、久しぶりに友だちに会ってお茶した。
1年半ぶりです。
私の気ままスケジュールに合わせてくれて、
ありがとね、えみ。(^^゛

*



外苑銀杏並木その2

2005-11-30 21:58:34 | 旅記

仙台の銀杏は
色づきがとても悪かったので、
ここで堪能できて嬉しい♪



みんな ニコニコ顔。^^



わんこ、カメラ目線です。笑
ぽかぽか陽気で最高ですね~。



着てったコートがからし色で、
すっかり銀杏と同化してしまった私でした。



*



『ワダエミの衣装世界』展

2005-11-30 20:39:06 | 音楽・映像・アート
映画、 『HERO』『LOVERS』『夢』
舞台、 『コーカサスの白墨の輪』『浪人街』
オペラ、 『マクベス』
テレビ、 『八犬伝』(2006/1/2-3)
『清水寺・青龍会』

以上8つの衣装世界と映像コーナー。



ポスターにもなっている、『HERO』の
真っ赤な衣装は、その赤を出すために
200mもの絹をダメにしてしまったとか。

中国では水の質が違うため、
ミネラルウォーターをわざわざ運んで行って
染色に使ったんだそうです。
会場では扇風機で風を当ててなびかせていて、
映画の雰囲気を出してました。



とにかく、全て一つ一つが手作業だそうで、
染めも刺繍も素晴らしいです。
『浪人街』の衣装は触っても良いことになってて、
とりあえず全部ペタペタ触ってきました。笑

写真は図版からですが、
染めの上からさらに刺繍で光沢を出していて、
とても綺麗。




このストールの刺繍も全て、
細かなクロスステッチになってます。

15分ほどのインタビュー映像を見ましたが、
仕事の緻密さ、妥協の無さは凄い。
凛々しい女性でありました。

展示の仕方も良かったと思います。
『マクベス』のところは、舞台や映画の映像が
向かい側に流れて、立ち止まる人が多いので、
ちょっと見づらかったけどね。
『夢』の展示などは、マネキンの洋風の顔を隠すためもあるけど、
白い紙をうまく使って雛人形の雰囲気を出してましたし。
スタッフのコスチュームもかっこよかったです。

外苑前駅からスグ。
<ワダエミの衣装世界展>

*



中華街の真ん中で

2005-11-29 16:17:43 | 旅記
せっかくですからねぇ。
いちおう中華街の方へも歩いてみましたよ。
そこにもトリエンナーレの作品があるはずで。



にぎにぎしい表通りから異空間へ。



ここの端に一応作品があるのだけれど。
囲む四面がすべて裏側ってわけ。



でもなんだかほっとした。

あんまり地理がわからないのに
うろうろ歩いて、
あ、まずいなどっち行けば駅だろ? って
思ったけど、

風向きで 「あ。あっちが港だ」とわかった。
「波乗りしてて良かったね」と、
自分に言ってみた。笑


*



横浜トリエンナーレ続き

2005-11-29 15:04:35 | 奈良美智( YOSHITOMO NARA )
現代アートは、今この時代に生きてる
アーティストたちであるがゆえに、大勢居すぎて
とても把握しきれない。

だから、こういう場でもって
いろんな表現に出会えるのはとても興奮することだ。

あまり自己主張が強すぎて辟易するものもあるし、
意識的なメッセージ性が強すぎて鼻につくものもある。
でも、今古典と言われてる作品だってその当時は
“現代アート”だったわけだし、
今もてはやされてるものが、100年後どうなるかなんて、
誰にも解らない。
だから、自分の目で見て確かめてみるしかない。

自分から積極的に関わって見ようとする気持ちがなければ、
見えてこないものがたくさんあると思うのだ。



----

さて私が一番楽しみにしていたのは無論、
ナラミチこと、奈良美智さん。
中と外を繋ぎ合わせた造りで、
コンテナを用いていつものナラワールドを
展開してくれていました!

子供サイズの出入り口。
壁といい、天井といい、ハガキの大きさのイラストを
びっしりと貼りつけてある部屋。
同じモチーフが何枚もあって、時々ふざけてたり、
所々奈良さん以外の人が描いたイラストもあり。
外をぐるりと回る木でできたスペースは落書きでいっぱいで、
ぽこっと切り取られた窓に、港が絵のようにハマっている。

コンテナは、うっかりするとただのオブジェだと思われるらしく、
通り過ぎてしまう人も多かった。
しかし!そこに穴が開いているということは、
奈良さんの作品で穴や窓があるということは、
「覗け」ということなのだ!
覗き穴から覗くと、そこには夢見るワンコたちが住んでいた。
下の方にある穴を、しゃがんで覗くと、一段暗くなった縁の下にも
ワンコたちが夢見ていた。

おぉ~♪ と覗いているとようやく覗いてみる人の数も増える。笑
でも、そうやって覗いてる私らも、じつは覗かれていて(外側に檻の様な鉄柵がある)、
まるでマトリョーシカみたいなパラレルワールドになってることに気づくんだ。

他に私が好きだったのは、
屋代さんという方の、会場中に点在している覗きめがねみたいなやつ。
そこから見ると、無いはずのものが存在してるように見える。
見つけたらとりあえず覗いてみずにいられないのだ。笑
時空の穴のようなのがぽかっとできててちと不気味。(回転する人体を撮ったもの)

ブラジルのアーティストさんの、
カーペットを擦って出てくる毛を集めて動物の形にした作品も
ふわふわしててかわいかった。^^

ふつうにお店でもらう紙袋(マックやミスドとか)を木のカタチに切って、
それを袋の内部に立てた作品。
小さいけれど、上からのライトで袋の内側に木陰ができてきれいだった。
照屋勇賢さんという方の。

光るブランコもありました。
1人で乗ってみる勇気が無かったことが悔やまれます。

これだけいろんなテイストの作家が、
同じ空間に作品を着作っているので、ところどころに思わぬ効果が
発揮されることがあります。
たとえば、阪神大震災の復興跡地の写真が飾られてるスペースがあって、
そこは白い壁に囲まれた、閉ざされた空間なんだけども、
入口から入っていくと、白壁の上方に黄色い紙に書かれた
 “美術死!”
という文字が目に飛び込んできて、ぎくっとさせられる。
それは隣スペースの展示なんだけれど、そういうシンクロがとても面白い。

もしこれから見に行く人がいるならば、
ぜひアンテナをめいいっぱい張り巡らして、たくさんの発見をして欲しいです。
たぶん私が気づけなかったことの方がずっとずっと多いんだよね。
夜も遅くまでやってるし、時間帯を変えて見に行ったらまた面白いね。

ふぅ。
次回あるとしたら、・・・今度は何年後になるのかなぁ。

*



横浜トリエンナーレ

2005-11-29 15:00:15 | 旅記
いやいや、ようやく見ることができました。
渋谷から特急に乗って、元町・中華街まで。

駅がなんか近未来ちっく。




エスカレーターで振り向きざまに撮ったんで、
ビミョーにぶれております。

広々とした空間。
シェルターっぽいというか…。


とても良いお天気でした。
港だけに風も強うございましたが、
爽快な気分です。

横浜何年ぶりだろう?
1人で来行ったのは初めてです。



駅の中からずっと、ブルー&ホワイトが
誘導してくれます。
いよいよ見えてきましたね。

あの、奥まで続く紅白の三角旗のプロムナードは
歩いててとても素敵だった。
その横ではいつもどおりに作業をしている人々。
それすら、プロムナード側から見ると
アートの一部に見えるからフシギなもんです。



中はもちろん撮影禁止なので、
写真はここまでです。。。



*



明日から

2005-11-27 23:18:54 | 今日の1枚
前から言ってますが、<横浜トリエンナーレ>
行ってきます。

渋谷2泊。
都内で何を見ようか。
久しぶりに『ぴあ』なんぞを買ってみた。

ううぅ…、迂闊だった。
何を見ようかますます迷ってしまう。^△^;
東京都美術館は<プーシキン美術館展>、
国立博物館は<北斎展>、
・・・<スヌーピーライフデザイン展>?そんなのもあるの?
<ワダエミの衣装世界> あ、これ興味あり。
映画もいいな。 『乱歩地獄』


う---ん・・・ どうしよう・・・。

*



今日の空

2005-11-27 14:45:54 | 日記

ちょっと雲が多かったんだけど、

午後からだんだん晴れてきたね。


太陽高度も高いうちから、

彩雲が見られた。

この写真だとちょっと違うけど、

細く伸びた雲が虹色の龍みたいだったよ。



上空の激しい気流に、

千切られながら飛び散っていく。

「流れとともに行く」

オーラソーマでのテーマを、投影して見る。


*