痛い話

無事、抜歯が終わりました♪
１時間はかかると脅されていたけれど、３０分で終了。
出血も少なく、医師もほっとしたようす。

とにかく顎が疲れました。
ぐいぐい押さえられて、はずれんじゃないかっていう・・。（＾＾；
始める前、またレントゲンを見て鼻息も荒く
「うーーん、やるしかないですね！やりましょう！」と、
なんだか医者の方がイベント気分になってるんじゃ？っていう‥（苦笑）
根っこの長さは通常の1.5倍ほどで、ぐにゅっと曲がっていたわりには
素直に出てきてくれたらしく、
「いやー良かった。うーん大きいね。」と眺め入っている。

そういえば、身体から離れていったものって無意識に見つめてしまいませんか？
きれいに大きくはがれたカサブタとか、日焼けのあと剥けた皮膚とか、
なんか“うわーすごーい”って。
医者的には、戦いの戦利品のような感覚があるんでしょうな。おそらく。
おっ......　麻酔が切れてきたらしい。ちと痛み止めを飲もう。。。



さて、先週の段階で“覚悟しろ”と何度も言われていた私は、
世の中もっと痛い思いをしてる人がいるんだから、１時間くらい耐えてやるさ！
と気合いを入れていた。
それで、“もっと痛い話”を思い出していた。
一つは『エンドレスサマー2』というサーフムービーの中での話。
インドネシア（？）のどっかの習慣で、成人した男子は歯をやすりで削って
尖ったギザギザの形状にするのだそうだ。ぎええぇぇぇ----！！！
□□□□ ←こういう歯が、▽▽▽▽ ←こういう歯になる。ソウゾウスルダケデイタイ.....

「 それに比べたらマシさっ！！」

そしてもう一つは歯の話じゃないけど、東京バレエ団の斎藤友佳理さんの話。
膝の靭帯の怪我で再起不能とまで言われながら、復帰にて今もプリマとして踊る方ですが、
ステージのために、膝に埋め込まれてるボルトを摘出することになったとき、
早く治すためには“麻酔なしの手術”（！）しかない、ということになったそう。
ほんの数ミリだかのものを取り出すだけなので、１センチほど切るだけだと言われた
らしいんだけど、実はそれは嘘で、実際は直径１センチ長さ５センチもあるボルトを
麻酔なしで切開手術したんだって！！！　う---いだだだだだ.....（＠＠）
病院中に聞こえるんじゃないかっていうくらいの大絶叫したらしいです。
斎藤さんて、徹子の部屋に出たときなど、とても優しい囁くような話し方をしてらしたので、
そういう人が絶叫するっていうだけで、一体どれだけ痛いのかと‥‥。

「 それに比べたら親知らずなんて、まだマシさっ！！」

痛いのは生きてる証拠よ！（痛み止め飲んでおいて言うなって）
それにしても、なぜ麻酔をしない方が早く治るんでしょうか？？？（・＿・？
それがよくわからない。誰か解る方いませんか----！！

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3ヵ月遅れ（ーーメ

『たけしの誰でもピカソ』って番組がありますね。
宮城では約3ヵ月遅れなんですよ、放送が。
学校の長期休みのたびに、“アニメスペシャル”なる番組になってしまうから、
遅れていく一方（▼▼メ

で、今日こっちで放送になったのが
チェロの古川展生さんと、日舞の尾上青楓さんのコラボレーション。
無伴奏チェロ組曲で。創作日舞を舞う。
‥ん？どこかでこういう光景を見ましたねぇ。。。デジャブ
あぁ！昨日観たばっかりじゃありませんか！10年ほど前のビデオで、
『Struggle for Hope』-希望への苦闘-
ヨーヨー・マと坂東玉三郎のコラボレーションです。
これもバッハの無伴奏チェロ組曲で、その第５番と、
音に誘われて現れる精霊というコンセプト。
時間をかけて話し合い、イメージを出し合い、作り上げていく。
録画した当時も２、３回観たんですが、今観たらすごく解ってくるものがあった。

玉三郎さんの舞い姿はもう、人間を超えてますねぇ‥。
「動きに宇宙の必然を感じなければ、手ひとつ上げられない、足ひとつ前に出せない。
　衣装のひだやカツラの髪の動きまで、すべて踊りの一部」
という玉三郎さんは、ヨーヨー・マの傍らに袖を広げて立つだけで、彼を大きく包み込む、
音の精霊そのものなのでした。

・・・という世界には及ばないものの、古川さんと尾上さんの姿を観ても、
表現の手段は違っても根底にあい通じるものがあるんだろうなーと感じられた。
どうしてもテレビの企画では十分な時間が取れないという点もあり、
いかにも付け焼き刃だな、と感じることがないとはいえない。
でも、出てる方もそういうことは承知のうえでしょうし、それが入り口になればいいわけだ。

たまたま３ヵ月遅れのおかげで、チェロ＋日舞の入り口と進化形の両方に接することができて
おもしろかったかも。「（ーーメ」から→「（▼▼メ」から→「（＾＾゛」へ。

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