─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

ケンチクの本 small images & S-meme#2

2011-11-20 12:27:48 | 

 新装開店ジュンク堂。
 あちこちに大小さまざまフェアや特集コーナーが設置されていた。 

 なんせ丸善合わせて駅前に4店舗である。品数だけは膨大になった。
 どうせならそのうち1ヶ所くらいに、松丸本舗仙台店を設ければよかったのにw

 専門書のコーナーは人気(ひとけ)が無く、それだけに、本たちが図書館のような佇まいを見せる。
 あまり訪れることのなかった建築のコーナーで、ふと目についた本。


 たぶん以前も手に取って見たことがあった。 
 その時はなんということもなく、本棚に戻してしまっていたけれど、
 「夢みたいにきれいだ」 と感じた。

 夢みたいにきれいなその本は、あいかわらず書いてある内容はわからない。
 2ページにわたって数式がギッシリ記されてあったり、でも、その手書きの数式にも、 
 どうやら私はナニカを感じ取ったらしくて(微笑
 

 そしてめでたくウチの本棚に並んだw

 同じ並びに、せんだいスクールオブデザインのパネルがあった。

 五十嵐太郎さんの著書が並んでいたのだけど、ポテっと1冊、

 「なんでここに謡(うたい)の本あるの?」と思って手に取ったらS-memeだった。


 無料なんだけど、冊数が少なくて基本的に欲しい人は切手を送付して送ってもらうシステム。

 2号はとっくに申し込みが締め切られていたし、今月頭のSSD開講式で配布するような話も

 聞いていたのだけど、見当たらなかったし、講演聞いて満足して、

 帰る頃にはすっかり忘れてたし(笑


 故にびっくりしたけど「ラッキー♪」これが噂に聞く超デザイン。ワクワク!


 なんと袋綴じ構造!  



 こういうの開け慣れてる健全な男子諸君と違って、切るのにドキドキしちゃったw
 右上の角だけカットされたデザイン。ハサミが入れやすい。




 入れ子のようになってて、切らずに読むもの、縦に切って出てくる記事、



 更に横に切って見れる被災カレンダーなど、ものすごくユニーク!! 


 テーマは「文化被災」。

 5月に来仙した東浩紀さんへのインタビューから始まる。

 瀬名秀明さんらと仙台メディアテークでイベントを開催した時にでしょうか。

 このイベントは友達と一緒に聴きに行った。


 正直言うと、瀬名さんや石垣さんらの発言と違い、どこかにズレを感じて、

 漠然と、「東京にいる人の感覚なんだなあ」なんて思っていたのだ。


 そのあたりについても話されているようなので、ゆっくり読みたいと思う。

 

*


『予定不調和』を読んだあと。2

2010-05-06 20:24:52 | 
そしてもう一つ引っかかったのは、「デザイナーベビー」の中の
“目の前にある命を救える可能性”という一文。

私が関わっている仕事のクライアントには意外と看護師が多く、
医師も訪れたことがあります。
コンサルテーションを行って多く出てくる問題は、「無力感・燃え尽き」
「医学的限界への苛立ち」など、目の前にいる人を“今”救えないこと、
救えない自分を責めていたりすること。

頭ではこれ以上どうしようもないと分っていても、感情は、医師であろうと誰であろうと、
よほど強靭でなければ割り切れないものではないでしょうか。
また、本人に自覚は無くても、意識のどこかにいびつに押し込められているかもしれません。
「解ってるんです、頭では。子供のころからなりたかった職業だし、
 嬉しいことも沢山あります。
 でも、奥底に積もっている虚しさがどうしても消えない。
 そうすると、この仕事をする資格が無いのではと思えてきたり…」
そういう思いに触れるとき、「医者なのに、ナースなのに、非科学的な方向に
行ってしまって!」とか、「そんな気持ちの人がそういう仕事をやっていていいのか」
という意見は、正直、だいぶ乱暴なものに思えるときがあるのです。

さて、科学、技術、芸術、哲学、信仰や、政治、経済など、人間の活動のあらゆる在り方と、
その関わる姿勢は、同じところを目指し同じところにいつか行きつく、
と私は信じています。
交わらない“部分”でなく、重なり合うその場所を、自分なりに見つめていきたいと思うから
<力>をつけないとな…と、そう考えているところです。

*

『予定不調和』/長神 風二 著
ディスカヴァー・トゥエンティワン社

『予定不調和』を読んだあと。

2010-05-06 20:24:08 | 
長神 風二さんの『予定不調和』。読み終わって少し時間が経ちました。
「なるほど。 ほー…、そういう技術ももうできているのか。うん、面白かった♪」で、
サラリと終わらせてもいいのですけど、今になっても何か、引っかかるものが残っていて、
チラチラと頭をかすめてゆくのです。

それは、直接本に書かれていることからは離れています。
どんな考えや感情が自分に湧き起こったかということを少し書きます。

去年だったか、ある方が話して下さった内容の中に、
「もう自動車も、“そこに行きたい”と思うだけで自動的に車が運転されて、
 目的地まで行くことが可能になりつつあるんだよ」
というのがありました。その時私は、
「手足を使う、体を動かすことが減っていってしまったら退化してしまいそうですね」
と返したのですが、相手の方は、
「余計なエネルギーを使わなくて済むようになるんだ。その分を自分にとって
有意義なことに回せるようになるんだから、とてもポジティブなことでしょう?」
と仰ったのです。そこはもちろん、そうですねと同意するのですが、ただ、
それには<個人の力>、自ら考えて<選択・決定する力>が本当に必要になる
ということだなと、強く感じたのです。

『予定不調和』全体から私が一番思ったのも、この<個人の力>を各個人がどれだけ
自覚して、獲得・発揮するかということ。
そうして初めて様々な科学技術が生きるのではないでしょうか。
そしてそれがゆえに、科学技術に関してはサイエンスコミュニケーターが、単に、
“専門家と一般社会の相互理解のための架け橋になる役”以上の、意味ある存在に
なっていけるのでは?と思いました。
(各サイエンスコミュニケーターさんがどう考えているかは分りませんが)

様々な角度からの情報を得て、自分はどうするかを選択する。
『予定不調和』を読んだだけで、知らなかった多くの科学技術や、
それらがどこまで進んでいるかなど色々知ることができて、もちろんワクワクしたけれど、
“一般人(私)、気を引き締めないと!”とも感じました。

そしてたぶん、研究の先端ではもうこの本に書かれていることよりずっとずっと、
進んでいっているのでしょう。
今、“事実”です“現実”ですと主張されていることも、変化の途中の出来事だということを
忘れることなく、自分が納得できる選択をしながら生きていければと思います。

そして・・・(→その2

ブックカフェ・BOOOK(東北大学工学部内)

2010-04-15 22:11:19 | 



ライプニッツさんによると、
「音楽とは、計算していることに気づかぬまま計算を楽しむ魂の快楽である」
そうなんですよ!
音楽と数字がとっても関係が深いというのは、漠然と「へぇ。そうなんだ。あ、そうかもね」
程度に思っていたんだけど(『陰陽師』にもそういえば数と音階と宇宙について
晴明が滔々と語るシーンが…)、今日BOOOKで買った本の中に音階と
直角三角形の関係が書かれていた!

子供向けの本なんですけどね。



『数学ワンダーランドへの1日冒険旅行』。
かの、秋山仁さんがマリジョー・ルイスさんという方と共同で書かれた本です。
高校はずっと数学赤点だった自分。
宇宙モノにしろ、生物モノにしろ、絶対出てきてしまう数字。サイエンス好きなのに!
数への苦手意識が薄れたらもっと楽しくなると思うんだ。だ・か・ら、
なんとかちょっとでも理解できたらなぁ~と、何度『よくわかる~』系本をめくってみたことか!

なのに、いつも書いてあることのほんのちょっっっぴりしか、理解できない。。。
もういっか。全体的な趣旨が解ればいっかと思いつつ、
しつこいぞー自分。。 諦めるもんかあぁ~~~!!

…で、この本はかなり楽しそう♪
先に書いた音楽と数学、ジェットコースターと数学、パチンコと数学etc.
小学生に戻った気持ちで読んでみよう!

ということで、BOOOKでした。


*


『科学と神秘のあいだ』

2010-04-07 22:48:46 | 

物理学者・菊池誠さんの『科学と神秘のあいだ』を読んでいることろ。
つぶやき投稿を見ると分るように、同じ弘前の出身。
(菊池さんは生まれたところは別らしいのだけれど)。
もちろん、菊池さんのほうがうんと先輩。

ま、そのことと本の内容はあまり関係ないw

とても面白く、ニヤニヤしながら読んでいるけど、
自分を振り返って「うっ」と思う箇所がたくさん出てくる。
分っていたけど、フタしてたことを目の前に出されることがたくさん。

 「・・・物語を科学で補強しようとしているのだよね。─(中略)─
  何かを証明した気になっているだけ。」

うぅ。。ごめんなさい!みたいな。
誰かに何かを伝えたいときに、「ほら、ね?科学的にも同じことなんだよ?」
みたいな気持ちで、言ってしまうことは正直、ある。
おまけにその根拠にしてるものが本当かどうかの検討もなしにね。
つまりは、「科学」に責任転嫁。すみませ~~ん!

私はカウンセリングやボディケアを学んで、今は一応「スピリチュアル」の分野に身を置いてる。
といっても、ほとんど店の雑務をサポートして人手が足りなければコンサルテーションも
やってますよくらいのものだけど。(やるときゃ誠実にやってますよ!)
でもそういうふうに、気持ち一歩引いた感じなんで、「スピリチュアル」の不味い点ていうのが
現場的によっく見える。
本当の「霊性」とは、かなりかけ離れている状態・人だらけ。

それについていちいち書かないけれども、う----ん・・・・
たぶん本来は「科学」であれ「スピリチュアル」であれ、人が幸せであるためにあって、
どんなに分野が違っても、その目的が一緒なら手を携えていけるものだと
私は思っているんだよね。
異なった働きをする細胞がネットワークを作って連携しているのが人間の体であるように、
信仰も、経済も、願わくは政治も。 …そうあって欲しい!

ちょっと飲みながら書いたんでまとまらないけども。
本を読んでる頭と別のところでぼんやりそう思いながら、さて、
続きを読みたいと思います。。。



*


50兆個

2010-03-24 21:33:59 | 

あと30ページほどで読み終わる『物質のすべては光』、
 「…毎秒約50兆個のニュートリノが人間一人の身体を通過している…」
という一文を読んだとき、私も部屋も世界もぜ~んぶ半透明になって、
粒子の波がざぁっと通り過ぎていくイメージが湧いた。

“ニュートリノから見たら、ここにはなんにもないってことか。私もいないってわけか”

と、まず思ったわけです。
こういうとき、「失望・空虚」を感じるか、それとも「希望・ワクワク」を感じるか。
私はもちろん、ワクワクだ♪
すごいよね~、50兆個。細胞の数が約60兆個だそうだから、毎秒全細胞の中を
素粒子が通り過ぎている。と。

でも、最終的にはたぶん私の体もこのイスもテーブルも同じ素粒子だというなら、
通り過ぎてるんじゃなくて、ただ同様にそこここに在るってだけじゃない?
うふふふ~、、 オモシロいなぁ。。 イメージ膨らんじゃう♪

この一文。これに出会っただけで、この本を読んだ意味があった。
ふう。次の本が控えているし、もうひと踏ん張りっと。

*


あんっ!ほがらかっ!

2010-03-04 20:45:57 | 

  

文庫化されてやっと買ったー。ほぼ日で連載されてたときも読んでいたけど、
本になってる部分は私が読んでいないところ。

連載のときも「オモシロ~♪」「スルドイ!」「キャハハハー」と
楽しく読ませていただいていた。
しかしまとめて読むとなんというか… 本当に彼ら(彼女ら?)を尊敬してしまう。
どう書いてもうまく書けないけれど、ぴったりくる言葉が見つからないのだけど。
「尊敬」なんて言ったら、ヘタしたらばかにしてるように聞こえはしまいか?
と、心配になるのだけれど・・・。

読んで爆笑したりニヤニヤしちゃったり、涙してしまったり。
何よりも、真剣に誠実にコミュニケーションの努力をしている態度やなんかは、
もう 「ごめんなさい」 と、「私ってば思いっきり怠けてました」 と、自分に誤りつつ、
「よぉーし!がんばる!」と勇気が湧いてくるのであります。

たぶんこの本は何度も読むと思う。
今のところ一番気に入ってるのは、カミングアウトしたあとでどうしても断れない
お見合いに行くことになったときのジョージさんのお母様の言葉。

 「ごめんなさいね、本当はしたくないんだろうけど。振り袖、着てくかい?」

お母様、素敵っ!!!

*

『新宿二丁目のほがらかな人々』(角川文庫)


本『物質のすべては光』

2010-01-20 22:12:08 | 



ノーベル物理学賞受賞者、フランク・ウィルチェックさんが書かれた本です。
昨年12月に発売されたばかり。
かなりくだけた調子で書かれてはいるものの、物理学には違いがないので、
流して読むとホントに全然頭に残らないのよ。苦笑
なので、ちょっとずつちょっとずつ読み進めているところ。

大雑把には分かっていることをきちんと知る。
オーラソーマでも、「私たちは光の粒でできているので全て同じものでできてるんです。
つまりそれがワンネスです」なんてことをしょっちゅう口にしているわけですが、
まさにそこんところを科学的に知るわけですな。
ま、こういう本が出るころには、最先端ではすでに古い概念になっているかもなのですが。

この本を買ったきっかけはほんとに偶然。
ある大型書店の中をふらふら歩いていたら、ぎゅいん!と体が勝手に右に向いたので、
そのまま流れに任せて本棚を中を進んだら出くわしたのだ。
その場でコソコソ筋肉反射テストをしたら“YES”になったんで買ってきた、と。

300ページ以上あるのでいつ読み終わるか、最後にたどり着いたころには
最初に書いてあったことなんか忘れてるんじゃないかと思うんですが、
エッセンスはたしかに残ると思うので頑張ります!笑

*


裏庭→チエちゃんと私

2010-01-04 22:47:35 | 


年末、『裏庭』を読んだ。

“タムリン”が、古い私の[白い穴]と[黒い穴]を思い出させ、そして、
「ああ、私はなんて正しく成長してきたんだろう、なんて、正しい道筋を進んできたんだろう」と、
実感して、自分の歩いてきた時間を誇らしくさえ思った。
さらに、解説が河合隼雄さんだったことに鼻の奥がツンとした。

この物語を、今、読んだことはステキなことだ。
我ながらベストなタイミングだった。
『アルケミスト』と似ているとも感じられたけれど、女性が書いたものと
男性が書いたものの違いがよく現れて(あえてこちらの字)いると思う。

年が明けて、『チエちゃんと私』を読み始めている。


実はこっちの本のほうが買ったのはずっと先だ。
読もう読もうと思いながら、なんとなく後回しになっていた。
始めの数ページを読んですぐに、「こりゃー‥この順番なわけだ(笑」と、
『裏庭』を先に読んでしまったことを納得したのだった。
そんなわけで、また続きを読もうと思う。

という感じで、
読み始めます。読んでる途中です。展開が楽しみです。
などと書いておいて読み終わったあとにあらためて感想を書いたためしはない。

*





化けました

2009-12-24 21:25:05 | 

イブですね♪皆様いかがお過ごしですか?

誕生日に何が欲しい?と聞かれて、
そうだな~・・ 靴かな。と答えてはや1ヶ月。

母親がくれたお祝い。
いや本当に靴が買いたいと思って、
あちこち見てまわってはいるんだけども、
どうにもピンと来るものがないまま。
今日こそは買おう! と、ショッピングモールに出かけた結果、
買ってきたのは本、本、本。。。



エヘ  化けちゃった♪

いやいや、靴も買いますよ。ちゃんと。
今日のところは見つけられなかったってことで、
ゆっくりバーゲンにでも、ね。

それにしても読んでない本が溜まるわ~~(^^;

*