─光る波の間─

現在ほぼツイッターまとめ投稿。アート(名和晃平、奈良美智他)映画・音楽・食べ物(日々のご飯)・雑貨etc...

今日の音読

2010-04-03 22:45:38 | 今日の1枚



─ 自由な外出 ─

ぼくは軍帽を鳥かごに入れ
頭に小鳥をのせて兵営から外出した.

なんだ
もう敬礼はしないのか
司令官がたずねた.

うん
もう敬礼しないよ
小鳥が答えた.

ふむそうか
失敬 わしは敬礼するものとばかり思っていたものだから.

あやまることないよ だれしも間違いはあるものだもの
小鳥が言った。



ジャック・プレヴェール/『鳥へのあいさつ』(訳:高畑勲)より

*


今日の1枚

2010-02-24 22:45:43 | 今日の1枚


どうでもいいと思わなければ

何事も成就はしないものさという発言と

どうでもいいと思ったら

何事も成就しないという発言の

どちらに親しみを感ずる?


『詩めくり』より:谷川俊太郎/ちくま文庫





私はね、これはね、どっちかっていうと・・・


*


今日の音読

2007-12-02 13:39:12 | 今日の1枚

 「だれでも、青春の日、人生にはじめて
 まともにぶつかる瞬間がある。
 そのとき、ふと浮かびあがってくる
 異様な映像に戦慄する。
 それが自分自身の姿であることに驚くのだ。」


 「成功しないように成功しないように、
 問題をぶっつけて生きてきた。
 ぼくは絶対に成功しないことを目的にしている。
 それが逆に人に好かれることになれば、
 それはご勝手だ。」


 「人間はその数だけ、それぞれ、
 その姿のまま誇らしくなければならない。」



 『強く生きる言葉』(イーストプレス社)/岡本太郎

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今日の音読

2007-11-20 11:00:34 | 今日の1枚

 ─ まあ、考えてもみたまえ。

 よろこぶことも失望することもない。
 だれかをすきになることも、
 だれかをおこったりゆるしたりすることもない。
 ねむることも、寒さを感じることも、
 まちがいをおかすこともない。
 はらいたをおこすこともないし、
 それがなおることもない。
 誕生日のお祝いをすることもなければ、
 ビールをのみすぎて後悔することもないんだ、あいつらは。

 「やれやれ、なんておそろしいことだろう!」

 ・・・・・じぶんの家族とベランダとが、
 しきりになつかしく思われました。
 そうしてパパは、とつぜんにさとったのでした ─ 家にいても、
 ほんとうのパパがそうあるべきほどには、
 自分はじゅうぶん自由で冒険ずきでいられるのだ、と。

 
 『ムーミン谷の仲間たち』(講談社)/訳=山室静

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どこにいてもじぶんはじぶん。
じぶんをしばるのは、じぶんだけ。

でもそれに気づくにはやっぱり、
動いて経験をしてみることが
そのひとにとってのいちばんの先生。

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雨の休日

2007-10-27 14:42:42 | 今日の1枚
今日は休みです♪
珍しく土曜日の休みで、まあ特に予定もなく、
それでものんびり過ごそうと思っていたので、
雨降りでもいっこう気にせず楽しんでます。^^

冬支度。
ホットカーペットを引っ張り出して、
デスクを動かし下に敷きました。


座布団カバー、クッション、
シーツ、布団カバーをチェンジ。

ちょっと縫いもの、たっぷり紅茶、
いただきもののラスクやクッキーを
ぱりぽり食べてます。^^



雨で暗いおかげで、
昼間からキャンドルを楽しめます。
これから音楽やDVDを楽しもうかと♪

なんにしようかな~^v^










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季節

2007-10-21 11:59:04 | 今日の1枚
お日様の高さがこんなに変わっている。

昼間、家にいることが少なくなったので、

こういうことを急に発見したりして驚く。

空の色がとっても濃くて、

風が気持ちよくて、

1日1日、季節の移り変わりを大切に感じて

暮らしていきたいな… と、あらためて思う午後なのでした。

*



今日の音読

2007-07-13 23:34:58 | 今日の1枚

 私は私 このまんまなの

 ほら 見てのとおりよ

 笑いたければ 

 そうよ けらけら笑うわ

 私を愛する人を愛するの 私

 悪いのは私かしら

 愛する相手がそのつど

 同じじゃなくても.

 私は私 このまんまなの

 ほら 見てのとおりよ

 どうでもいいでしょ ほかのこと

 どうでもいいでしょ 私のこと





 私ね 好かれるたちなの

 変えようはないわ

 私のかかと とびきり高く

 腰はすらっと反っている

 私の乳房 とびきり固くて

 眼にはしっかり隈ができてる

 だからってどうなの

 それがあなたになんだっていうの

 私は私 このまんまなの

 私を好く人に好かれるわ


 それがあなたになんだっていうの

 私に起きたこと.

 そうよ 私だって誰かを愛したわ

 そうよ その人 私を愛してた

 愛し合う子どもが

 ただすなおに愛するように

 愛する 愛する...




 どうして聞くの そんなこと

 あなたに好かれるためにいるのよ 私.

 変えようはないわ



 『鳥への挨拶』(ぴあ)/ジャック・プレヴェール 訳=高畑勲

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今日の音読

2007-04-16 22:21:40 | 今日の1枚

 あなたと私、

 空にむかって行きましょう。

 あなたと私、

 銀河にそって歩みましょう。

 あなたと私、

 花の小道をたどりましょう。

 あなたと私、

 花を摘み摘み、進みましょう。



 『それでもあなたの道を行け』(めるくまーる社)/ウィントゥ族の歌


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人間の、遠い祖先たちはマンモスを追いかけ、
地球の方々へと散らばって行きました。
最初は純粋に食べ物のために。

しかしやがて彼ら(私たち)は乱獲を始めます。
だんだんと、ゲームになって行きました。
楽しみのために狩りをしました。
そして、マンモスを滅ぼしてしまいました。

かつて彼ら(私たち)は反省しました。
猛省しました。
そして、それがその後、先住民の思想などに
大きな影響を与えたのだそうです。

だけど、また私たちは忘れてしまいました。
先人の智慧を再び取り戻す。
今、そのぎりぎりの地点かもしれません。

*