最近、フランスからの申し出で、世界遺産の候補にもなった、
上野の国立西洋美術館で開催されている『
ムンク展』に行ってきました。
実はこの展覧会は、今日から。展覧会の初日に行くのは初めて。
展覧会は、火曜から(美術館は月曜休館が多い)と言うのが多いですが、
土曜が初日と言うのは、結構珍しいかもしれませんね。
この土日月の3連休を狙ったのではないかと思います。
昼過ぎに行ったので、混んでるかなぁと思ったのですが、
それなりに客はいたものの、大丈夫でした。
さて、ムンクと言えば、この『叫び』な訳ですが、

今回これの展示はありません。
『叫び』が展示されていたら、激混みでしょうね。
代わりにと言っては何ですが、『叫び』と同じように、
人間が内面に抱える不安を描いた、その名も『不安』がありました。

『不安』は、『叫び』と同じフィヨルドでの場面を描いているそうです。
ムンクは、このフィヨルドに関しては、もう一作『絶望』と言う作品も描いています。
ムンクと言えば、こんな感じの不思議な絵が多いんですが、
それは彼が、「愛」「死」「不安」と言った、人間の内面を
主題としたものが多いかららしいです。
それに、彼は暗い絵ばかり描いているわけでも無く、
『浜辺の出会い』といわれる、明るい絵?も描いています。
この他にも、オスロ市庁舎やオスロ大学講堂、
フレイア・チョコレート工場など公的建築物に壁画を残したりしており、
これらの習作なども展示されています。
習作が展示されると言うのも、中々凄いですね。
近代美術は、抽象的なものが多くて全然理解できないのが多いですが、
ムンクは、時代的には現代絵画なのかもしれませんが、
その割にはそれほど抽象的ではなく、
私のレベルでも理解できてよかったです(苦笑)
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展覧会名 | ムンク展
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/munch/ |
会期 | 2007年10月6日(土)~2008年1月6日(日) |
会場 | 国立西洋美術館 |
観覧料(当日) | 一般1400円、大学生1000円、高校生800円、中学生以下無料 |
開館時間 | 午前9時30分~午後5時30分、毎週金曜は午後8時(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜休館(ただし、10/8、12/24は開館、10/9(火)、12/25(火)は休館)
年末年始[12/28(金)~1/1(火)] |
問い合わせ | ハローダイヤル 03-5777-8600
国立西洋美術館ホームページ http://www.nmwa.go.jp/ |
主催 | 東京新聞、国立西洋美術館 |
後援 | 文化庁、ノルウェー大使館 |
協賛 | 日本写真印刷、EPSON |
協力 | スカンジナビア航空、JR東日本、西洋美術振興財団 |