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20100901 大人の社会科見学 vol.9@JAXA筑波宇宙センター (その1)

2010-09-02 | 大人の社会科見学
2010/09/01に行った、
JAXA筑波宇宙センター見学が纏まりました。
写真が多いので、その1/その2の二つに分けてUPします。

正門から入り、見学受付のあるE-2棟前には、
H-Ⅱロケットが。

JAXAの前身、NASDAが開発した国産ロケットです。

この日は、15時開始の「きぼう運用管制室見学ツアー」を
申し込んでいたんですが、時間よりかなり早く着いたので、
ツアー開始までの間、E-4棟の展示館を見学です。
(展示館は、ツアーコースにも含まれますが、
展示物全ての解説があるわけではありません。)

展示館入口のスモークガラスの自動ドアを開けて
中に入ると、こんな感じ。

天井が黒くなっていますね。
この理由は、後段で。

特に見学コースがあるわけではありませんが、
何となく、展示物を左回りに見ていきます。

実験用中型放送衛星「ゆり」

日本の放送衛星第一号機。
太陽電池パネルは、畳んだ状態です。
この写真の上部に当たるところがアンテナで、
地球を向いていたはずです。

実験用中容量静止通信衛星「さくら」

これも、写真で上に見えるものがアンテナで、
地球を向いていました。
周囲に付いている黒いタイル状のものは太陽電池。

静止気象衛星「ひまわり」

この形の「ひまわり」は、懐かしいですね。
これも、ここまでの二つの人工衛星と同じく、
写真上が下(地球側)です。
いまの「ひまわり」は、GMSシリーズから替り、
航空管制機能も具備した
運輸多目的衛星MTSATシリーズになりました。
形が全然違います。

技術試験衛星Ⅶ型「きく7号」

この人工衛星は、
チェイサー衛星「ひこぼし」と
ターゲット衛星「おりひめ」に
分離する作りになっていて
自動ランデブー・ドッキング試験に
使用されました。
裏から見たほうが、判りやすいかな?

上側の小さい箱の部分が、ターゲット衛星「おりひめ」
下の大きい箱がチェイサー衛星「ひこぼし」です。
1998年7月7日(だから、おりひめ・ひこぼし)に、
世界初の無人ランデブ・ドッキングに成功しています。
この技術が、HTVにつながっています。

技術試験衛星Ⅰ型「きく」
こちらは、技術試験衛星「きく」シリーズの
1号機になります。

「きく7号」の傍らに置いてありました。

光衛星間通信実験衛星「きらり」

衛星間の通信をレーザー光線で行う実験を行った人工衛星。
レーザーだと、回線容量が多いのが良いそうです。

通信放送技術衛星「かけはし」

ここまでは、ほぼ実物大のモックアップでしたが、
これは、小さい模型です。

超高速インターネット衛星「きずな」

これも模型です。
45cm程度のアンテナで、下り最大155Mbps、
上り最大6Mbpsの通信が可能になり、
5mのアンテナを用いると、最大1.2Gbpsの
通信ができるそうです。
って言うか、この程度なら、今の日本であれば、
光回線で安定的に実現可能とも言います。

データ中継技術衛星「こだま」

目的としては、「だいち」や「きらり」、
そして、国際宇宙ステーション(ISS)の
「きぼう」日本実験棟の実験データ伝送・双方向通信、
また宇宙飛行士の活動のTV中継などに使う衛星で、
特に「きぼう」の場合、この「こだま」が無いと、
直接通信できるのは、10分/1日程度なのだそうです。

技術試験衛星Ⅷ型「きく8号」

太陽電池パネルを開くと、こんな感じです。

この衛星と携帯電話程度の通信機と直接通信する
と言うような技術開発がされたそうで、
これから打ち上げられる準天頂衛星「みちびき」に
繋がります。

温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」

宇宙から温室効果ガス観測を行うというのは、
凄いですね。

地球資源衛星1号「ふよう1号」

その後の「だいち」に繋がる人工衛星だったようです。
太陽電池パネルを開くとこうなります。


準天頂衛星初号機「みちびき」

“初号機”というのは、何か、アレですが。
2010/09/11打ち上げ予定です。

月周回衛星「かぐや」

ハイビジョンでの月の映像には、魅了されましたね。
最後は、月に衝突して、運用を終了しました。

以上、ここまでは、人工衛星。
国際宇宙ステーション(ISS)は、その2で。


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